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俺の彼女がグレた。「だから、俺はお前の彼女でも女でもねぇから!」  作者: ステルススター
第二章 恋のライバル
28/59

-part27-謝罪

 色々あって、晴人が男性達を倒した。

 どうやって倒したかと言うと。


回想

 

 「一人で何が出来る?一斉にやるぞ」

 

 「よくも、俺の愛しの人を傷つけたな。くらえ」


 「うぁぁ。やられたぁー」


回想終了


 なんというか。あっけなく終わった。

 まるで、日曜日の戦隊ショーを見ているかの様な感じに、バッタバッタと、男性達を晴人は倒したのだ。


 「祐翔。大丈夫だったか?」


 晴人が駆け寄ってきた。


 「どこか怪我はしてないか?」


 「大丈夫。・・・助けてくれてありがとう」


 晴人へお礼を言っている間、少し離れた場所で芽里さんは女子達から謝罪を受け取っていた。

 受け取ったというのは許すという事だ。今回は未遂で終わったが、普通に考えれば許し難い事をされかけた。それなのに芽里さんは許すと。なんて心が広いだろう。


帰り道。

 男性達は晴人が警察署に連れて行くという事で、途中まで帰宅の道が同じの芽里さんと二人きりになった。


 「ごめんなさい。分かってるかもしれないけど、私は晴人様から引き離す為に祐翔さんと付き合っていた。親に言いつけてもいいし、体で詫びろって言うなら、それでもいい」


 いつもの丁寧な口調ではなく、かなり砕けた口調だった。

 これが芽里さんの素なんだろう。

 

 「別にいいよ。俺も知っている上でデートとかに行ったんだ」


 「・・・なんで、知っている上で私と付き合ってたんですか?」


 疑問を浮かべる芽里さん。

 

 「それは・・・」

 

 芽里さんが俺を利用しようとしている中、俺も芽里さんを利用しようと考えていたのだ。

 結果は失敗だったが、彼女が出来たら、晴人が俺から離れていくと思った。だから、付き合った。

 ただ、それだけ。その事を芽里さんに伝えた。

 

 「そうなんだ」

 

 どこか残念そうな顔をする芽里さん。


 「・・・もし、さ。罪悪感が消えないなら、一つ約束して欲しい。その約束で俺を騙そうとしていた件は全部許す」


 「何を約束したらいいの?」

 

 「次に告白をする時は、本当に好きになった相手にする事」


 「分かった。約束する」


 芽里さんと約束をした。

 そして、俺の家と芽里さんの家へ帰る分かれ道に差し掛かった。

 伝えたいことは伝え、もう思い残すこともなかったので、そのまま別れ道で別れて、家へと帰った。

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