おうちデートらしいですよ
ブクマとかしてくれてもいいんですよ?(圧)
初日は始業式とHR等を流して終了。ちなみに校長の話は「本校が皆様の学びをサポートできる云々…」
うん、どこも一緒だな。
で、どうやら家が同じ方向らしいので一緒に帰ろうということになった。学校を出るときに食らった嫉妬の視線
が気持ちいぜ…ウソです、めちゃくちゃ怖いですはい。そりゃまあ、どっからどう見ても隠側の僕と、(一癖あ
るが)美少女な桜井。嫉妬の刃の飛翔不可避だろう。
「ねえ、せっかくだし家行っていい?」
「ちょっと待って、妹に聞いてみるから」
「…妹さんいるんだ」
流石に無許可で女の子を連れ込むのは色んな意味で危ないだろう。
「あ、紫音ちょっといいか?」
『はい、なんですか?』
「今日、友人を家に呼んでもいいかな?」
『…』
「おい、どうし…」
『兄さんに、友人⁉︎』
「おい」
おい、いくらなんでもその反応はないだろう。
『いいですよ、昼ごはんはどうしますか?用意できますけど…」
「桜井、どうする?」
「うーん、ご馳走になろうかな」
ということで、美少女in自宅。開幕です。
**********
「兄さん、お帰りな…」
「ん?どうし…」
「兄さん!友人って女の子ですか⁉︎」
「わぁお、思考と言動が完全一致」
そうなのか、意外と便利だなその能力。
「あれ、もしかして超能力持ちですか?」
「うん、私と話すと思考が筒抜けになるから気をつけて」
「分かりました」
お、意外とすんなり納得してくれたな。まあ僕が能力持ちというのもあるとは思うが。
「上がってください」
「うん…」
**********
「お、美味しい!…」
「ありがとうございます」
「ねえ、これ作り方教えてくれない?」
「兄さんに食べさせるんですか?」
「…君とまともに会話できる理由を考えてみたけど、思ったことしか言ってないからなのか」
「なので、大好きというのも本当ですよ?兄さん」
「えっ⁉︎ブラコン…」
コラコラ、美少女がそーゆーことを言うんじゃありません。
「ちょ、そう言うことを思うのやめて…恥ずかしいから」
「あ、ごめん…」
「むぅ、思考でイチャイチャしおって…」
しおってって。最近の女の子はわからんな。
「それで?あなたは兄さんとどのような関係性なんですか?」
「九条くん、この子から殺気を感じる…」
「えっと、友人かな?」
「友人…」
なんだ?もしかして嫌だったか?「アンタなんて友人以下よ!」みたいな。
「あ、違うの。なんていうか、友人って響きが嬉しくて」
「…保護欲を掻き立てられますね」
「だろ?」
「かといって、兄さんを渡すわけにはいきませんが!」
この子は何を言っているんだろうか?
「九条くん、鈍感…」
理不尽じゃああるまいか?
お疲れ様です。
是非、是非!ブクマと評価よろしくお願いします‼︎
