ケツのキノコ ①
狂人の遊び
「キノコじゃんけん!! じゃんけん、ポン!!」
突如として始まった謎の遊び。
山へキノコ狩りへ行った際、沢山のキノコが採れた。持ち帰り夕飯にキノコ鍋をして酒を楽しんでいた勇者一行。
ここまでは良かった……。
ここからが最悪だった。
食べられるキノコと食べられないキノコを選別し、大量に余った食べられないキノコ。酒の進んだ魔法使いがとんでもない事を言い出した。
「勇者のケツにキノコ全部入れて、ロシアンキノコしようぜ〜!!」
ノリが完全に大学生のソレである。
「いえーーーい!!やろうぜ〜!!」
何故か乗り気な勇者。 何故だ……。
もちろん、即死級のキノコは入れてない。万が一何かあっても僧侶が居る。問題は無い。無言で勇者のケツにキノコを入れる戦士。こいつも相当酔っている。
「それじゃあ いくぞ!!」
気合の入る勇者。ケツの中はキノコでいっぱいだ!
「キノコじゃんけん!! じゃんけん、ポン!!」
「キャー!負けちゃった〜!!」
顔を覆う僧侶。酒に酔うと積極的である。
「えいっ!」
僧侶の冷たい手が勇者のケツに突き刺さる。
「うっ!冷たい!!」
ケツの中がひんやりする勇者。傍から見れば可愛い女の子が野郎のケツに手を入れているプレイにしか見えない……。
僧侶はキノコを1つ掴み、手を引き抜く。その手には黄色と黒のまだら模様のキノコが握られていた。そのままの勢いで僧侶がキノコを1口齧る。
……
………僧侶のカラダがポカポカ温まってきた。
「熱いわ……」
僧侶が服を脱ぎだした!!
「おおっ!」
露骨に喜ぶ勇者。無表情で鼻血を出す戦士。彼らはこの瞬間、居るのか分からないキノコ神に感謝した。
「さあ!次行くわよ!!」
魔法使いの気合が入る。
「キノコじゃんけん!! じゃんけん、ポン!!」
「やったー!負けた負けた〜!!」
負けたのに嬉しそうな魔法使い。すぐさま勇者のケツに手を入れた。
「これにしよう!」
魔法使いが手にしたのは水色とオレンジの水玉模様キノコ。自然界では考えられない色。明らかに何かありそうだ。
モグモグ……
一気に頬張る魔法使い。怖い者知らずである。
「うっ!!」
表情が一変する魔法使い。
「おっ」
「………」
妙な期待をする勇者と戦士。股間のエクスカリバーは既にカチンコチンコである!!
「う゛う゛!」
口を両手で塞ぐ魔法使い。勇者のケツに顔を埋めると、胃の中の物を一気にケツの中へと吐き出した!!
「オロオロオロロロ……」
音的に相当戻していると思われる……。勇者のケツの中は魔法使いの戻した酒とキノコ鍋でいっぱいだ!!
「きゃははは〜〜」
それを見て爆笑する僧侶。ある意味酔っていて良かったかも。
「あーあーあー、しょうがねぇな〜」
吐き終わった魔法使いに水を差し出す勇者。ケツの中にゲロを吐かれて平気な君は、まさに勇者だ! 戦士は無表情でその光景を見ていた。
「はは、ごめんねぇ〜」
魔法使いが水を飲む。
「よし!じゃあ次いってみよー!」
魔法使いが続行を宣言した。
「よっしゃーーー!!」
拳を掲げる勇者。だから何故そんなにやる気なのだろう……。
(あの状態で手を入れるでござるか!!??)
1人冷静になる戦士であった……。
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