魔女と戦士 ①
村の宿屋にて1泊することになった勇者一行。
イビキMAXで大爆睡する勇者。静かに寝息を立てる僧侶。
寝相が悪くベッドから落ちている魔法使い。
戦士は一人眠れぬ夜を過ごしていた。
「もし、またお会いしたくなりましたら、この羽をお使い下さいませ」
戦士は魔女の事が気になって仕方なかったのだ。
こっそりと勇者の寝る部屋に忍びこむ戦士。寝る前に勇者には酒を飲んでいた。朝までぐっすりだろう。
「勇者殿、失礼いたす」
そう言うと勇者のケツの中を弄り始めた。はたから見れば、かなりの失礼だろう……。
メダル、ブーメラン、銅像、ばっちいおふだ、、、勇者のケツは様々な物で溢れていた。
「んっ……あっ…」
時々声は出すものの、一向に起きる気配の無い勇者。お目当ての物が見つからず焦る戦士。
戦士の手の動きが止まり、すーっと手を引き抜くと、人差し指と中指の間に魔女からもらった羽が挟まっていた。
羽を引き抜くと、何故か黒いパンティーも一緒に出てきた。
「こ、これは!!」
焦る戦士。誰のかはさて置いて、とりあえず懐に羽とパンティーをしまい部屋を後にした。
1人宿屋を抜けだし、外で羽を振る戦士。すると、一陣の風が戦士の身体を運び、山の合間にある小さな小屋へと降り立った。
「ここはいったい…」
月だけが照らす中、静かに小屋の扉を開ける戦士。
小屋の中は真っ暗で開いた窓から覗く月明かりだけが、やさしくベッドを照らしていた。
「勇者くん、随分と早い再開ね」
妙に艶のある声が戦士の身体を包み込む。
ベッドから起きるシルエットは月明かりに照らされ、女性特有の美しいフォルムと艶かしさで、戦士の心を虜にするのであった。
「あたしも会いたかった…わ…」
戦士の記憶にある魔女と雰囲気が明らかに違うが、戦士にはどうでも良かった。今の戦士はエロ一色に染まっているのだ。小さい頃に道端で見つけたエッチな本を隠れて読む時以来の緊張と興奮と背徳感で、戦士の頭は今にもどうにかなりそうだった!!
窓辺の魔女は、片足を椅子に乗せ、こちらを誘惑するかの様な手つきを見せる。戦士の股間のグラディウスは今にも硬度10を超えそうだ。
「はぁ…! はぁ…!」
戦士の理性が限界を超えそうな その時、夜風でカーテンが大きく揺れ、戦士のすね毛ボーボーな脚が露わになった…。
「!! 誰だい!!!!」
突如大声を上げ、指先から火の玉を飛ばす魔女。
「え?何ごとでござる!?」
間一髪で避ける戦士だが、自慢の鼻ヒゲが少し焦げた…。炎の灯りでお互いの顔をはっきり見た戦士と魔女。
「騙したな!!」
魔女の手のひらからとてつもない突風が吹き荒れ、戦士は小屋の外へ吹き飛ばされてしまった!!
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