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Re:スクールライフゲーム  作者: Re:スクールライフゲーム
1/1

希望

どうもツナ缶です。

いや~「学校ごと異世界に飛ばされたそうです」がまだ人気出てないのに新作だいちゃいましたw

今回の話は、人生リセット物語!

誰しも一度は人生やり直したいとは思ったことはありませんか?

そんな人の人の気持ちを踏まえて書いた作品です!

どうかご覧あれ!

「君はこのままでいいのかい?」


突如自分に声をかけるのは羽根の生えた幼い少年、いわゆる天使に類似する者だ。


「そんな君はここにいつまでいるつもりなの?」


「それは君が決断するまでさ。君が死ぬまで僕はいつでも待つよ。」


幼い少年は自分の問いかけに無邪気な笑顔で答える。

その少年の笑顔に少し罪悪感を感じながら、決断をしようとするが中々決めれるもんじゃないし、あまりにも非現実的すぎる。


「あのさ、君は僕にどんな決断を迫ったんだっけ?」


非現実的な決断がいまだに自分の頭に入らず、内容を確認する。これで何回目だったか。


「君が理解するまで何回でもいうよ。それは過去をやり直すか、ずっとこのままでいるのかだよ」


少年はまた無邪気な笑顔で問いに答える。ここ最近何回も同じ質問をするが、少年は嫌な顔せずに毎回答えてくれる。心なしか少年はその質問を毎日待ち望んでるかのようにも見える。

事の発展は一か月前、自殺に失敗し、家に帰った時に始まった。




「おかえりなさい!」


「!?」


自殺の失敗で精神的な疲れを募らせやっとの思いで帰ってきたと思ったら、家の中には知らない少年がいた。

その少年は、大好きなお父さんの帰りを待っていた我が子のような笑顔で出迎えてくれた。


「き……きみは?」


「そんなのどうでもいいよ!早く靴脱いで上がって!」


ここは自分の家なのだが、少年は自分の家のようにもてなす。


「いま、お茶入れるね。待っててね」


なんだこれは、何が起こっているんだ。自分には息子はいないそれ以前に結婚していない。

だが、今の自分にはその疑問と恐怖心はすぐに吹っ切れた。

自分は自殺は失敗したものの人生を捨てた身、またいつか自殺行為をし人生に終止符を打つのがオチだ。

だからもう自分の人生を好きにしようが関係ない、この家も見知らぬ少年の居所にしても構わない。


「君の事は問わない、しばらくここに居ればいい。この家は用済みだからな」


そう言い残し、もう一度自殺しに家を出るため扉に向かう。


「自殺しに行っても無駄だよ。しようとしてもまた失敗しちゃうよ」


急にかけられた少年の声音は、少年らしさを感じさせない大人らしい凛とした声音だった。

だが驚いたのは声音ではなく、少年が発した内容だ。


「なぜ、俺が自殺しようとわかる?」


「先ほどの自殺未遂を見たから。ちなみに自殺未遂に仕立て上げたのは僕なんだ」


「……!」


思い返せば、自分はとある10回だけのマンションから飛び降り自殺を図ったのだが、そこに警察の人に見つかってしまい自殺を断念したのだ。

しかしあのマンションには人通りも少なく、警察が見回りに来るようなところではない。

さらには深夜に図った自殺で視界もよくないところで見つかり、警察官もなんで見えたのか分からなかったそうだ。

だがこんな少年に何ができるというのかと疑いの目をかけていると少年は疑問を感じ取り口を開いた。


「君を止めることができたのは僕が天使だからだよ」


何を言い出すかと思ったら、子供の妄言を聞かされ今までの話がハッタリだと確信し家を出ようとする。


「ちょっと、待ってくれよ!確かに信じろと言っても無理があるけど、人生を捨てた身なら僕の今から話す内容を聞いてくれ、君の人生を好きにしていいんだろ?」


「なっ……、お前心でも読んだのか?」


「天使だからね」


自分の心を読まれ天使だという信憑性も上がるのだが、腕も組みながらどや顔をし「ドヤドヤ」と言ってるところがただの子供らしさを感じさせ、信憑性がまた薄れていく。


「で、内容ってなんだ?」


「いきなり本題に切り替えていいのかい?お茶を飲んで君の心を落ち着かせてからにしようとしたんだけど、君がそう望むのであれば本題に入ろうか。まぁ、単刀直入でいうと」


少年は深呼吸をし、自分の精神を統一させる。

そんなにすごい内容なのか、ちなみに自分の中では死ぬ内容がいいと思っている。

精神統一が終わったのか少年は目をまっすぐ自分の方へ向け、口を開いた。


「過去に戻りたくないかい?」


「…………はい?」


少年は、奇想天外な発言をし第一回目の無邪気な笑顔を向けた。

皆さん「Re:スクールライフゲーム」どうでしたか?

書くことないので余談なんですけど、話に出てきた少年は男の娘にして

イラストレーターさんに形にしてもらいたいです。

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