雪華
人生
空腹感
友に出す手紙
もうひとりの俺が
独りよがり
元気でやってるよ
と
書くのは書いたが
実際は
そうでもなくて
777
華
どしゃぶりのなかの人生
貴女と好い酒を
シャワーの雰囲気
勘違いを勘違い
街
麻痺
一時五十分
の俺
君に出会い
闇を知り
光を知り
きれいな顔
華
広島行きの新幹線に希望を感じ
焦らず
街には
好意と悪意が入り乱れては
爪を研ぐ
好敵手
暑い日
電車に乗って
あの街まで
風に吹かれて
無用なものなどない
全てに意味
友よ
元気かでいるか
タトエもうひとりの俺が死んでも
土砂降りの雨の中
俺は鏡を睨みつけて