『花皇国の悲劇』 終幕 『死灰世界と地を這う太陽』
『ギギッギーギギー』
突如、『皇宮』の石畳に現れた『モノ』は、生理的不快感を感じさせる金切り声を上げていた。
銀白色の体には、黄色い斑点が毒々しく付いており、
ピクリとも動かない、金属製らしき顔は、人間の苦悶の表情が凝縮され、金属として固まったような、悍ましさと悪意を感じさせるモノだった。
『花皇帝』は、自分の『皇宮』への侵入者に眉を顰めた。
『皇宮護衛隊隊兵』たちは、殺意を込めて、槍と盾を構えた。
『皇宮護衛隊隊長』となっていた黒龍は、、、
、、、目の前の怪物には、1000回戦おうと勝ち目が無いと悟り、『花皇帝』と部下達に、逃げるように伝えようとしていた。
『花皇国の首都 花都』では、スピーカーから『花皇帝』の声とは明らかに異なる、いや、人の出せる声とは全く異質な、不気味な声と、突如止まった『花皇帝』の演説を訝しんでいた。
苦悶の表情を浮かべた、『人型のナニカ』は、突然、
不規則な、、、不気味な、、、無機質な、、、音を出した。
『-・- ・・ ・-・・ ・-・・ -・-- --- ・・-』
そして、ーーー
『ギーーーギーーギーギギッギギギギギギ』
徐々に金切り声の感覚が短くなっていき、
『Gyaaaーーー!!!!!!!!!』
『数万人の悲鳴を束ねた様な、声を発し、』
0.001秒後、怪物の表面温度が、数十万℃に上がり、世界を滅ぼす光が煌めく。
0.01秒後、『花皇帝』、『皇宮護衛隊隊兵』325名、『皇宮護衛隊隊長』黒龍、及び文官1204名、武官1584名、及びそれらの家族が、熱線により蒸発。
0.1秒後、怪物の周りの空気が、高温により、体積膨張し、突風、否、『爆風』が広がる。
1秒後、数万℃にまで加熱された『大熱波』が同心円上に広がる。
2秒後、怪物を中心とした半径1キロメートルの球内の気温が『4,000℃』まで上がる。
5秒後、
半径5キロメートル 生存者 0名
半径5〜10キロメートル 生存者 13名(代表の90%以上を火傷した為、数分後全員死亡)
半径10〜15キロメートル 生存者 3629名
(内、火傷等による負傷者2534名)
半径15キロメートル円外 死者 15名
(爆風による家の倒壊、鼓膜の破裂等による)
6秒後、新たな『怪物』が『森林世界』北部の都市『山関門城』に出現。
7秒後、『怪物』が金切り声を発し始める。
12秒後、『怪物』が『最期の悲鳴』を発する。
12.001秒後、 怪物の表面温度が、数十万℃に上がり、世界を滅ぼす光が煌めく。
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10,862秒後
『『幻想世界』ー『森林世界』間ゲート』の消失と、その周辺の地域の異常な気温上昇を確認した者が、パラドクス=コスモスへ伝達。
10,862.5秒後
伝達を耳にした、パラドクス=コスモスが、『森林世界』の『門番』の自宅へ移動開始。
10,8672秒後
パラドクス=コスモスが、『森林世界』の『門番』の自宅へ到着。
10,8675秒後
寝起きの『門番』が文句を言いながら、『森林世界へのゲート』を開門。
10,8675.001秒後
ゲートより、『4221℃の風』が『幻想世界』へ流入。
10,8675.002秒後
パラドクス=コスモスの能力により、大気の温度が4221℃から、25℃へ低下。
10,8675.003秒後
空気の急激な温度減少に伴う、体積減少により、突風が発生。
10,8675.004秒後
突風によりゲートに引き摺り込まれかけた『門番』をパラドクス=コスモスが能力によって、留めさせる。
10,8675.005秒後
ゲートが圧力差に耐えかねて、崩壊、閉門。
10,8676秒後
ゲートの、『位置エネルギーが一致する地点に、優先的にゲートが開く』性質を利用しようと、パラドクス=コスモスが翼を展開し、能力で、『門番』の周りの気圧を1気圧に保ちつつ、上空5000メートル向かってへ飛翔。
10,8776秒後
空中に固定されたゲートより、パラドクス=コスモスと『門番』が『森林世界』へ突入。
10,8777秒後
パラドクス=コスモスが『森林世界』と『花皇国』の融解と、『怪物』(以後、『太陽の尖兵』と呼ぶ。)を確認。
10,8778秒後
パラドクス=コスモスが能力により、『太陽の尖兵』を捕獲。
10,8790秒後
『太陽の尖兵』が『最期の悲鳴』を発する。
10,8790.0001秒後
パラドクス=コスモスの能力により、爆発及び熱線、光線を『無効化』。
10,8800秒後
『太陽の尖兵』が灰となって崩れ去る。
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最終的な生存者 『幻想世界』に逃げ込む事に成功した、15名のみ。
死者 2,372,463
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(注)
以上の記録における正確な数字は、『神』によるものであり、『人々』はここまで正確な値を把握してはいない。
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パラドクスは幻想世界へ帰還し、『門番』を彼の家に置いて、一時的に平原に聳える城へと戻る。
ここは、後に『コスモス』の設立される場所となる平原であり、当時は天使たちの住処としての城があった。
パラドクスは他の4人の天使を召集し、5人、いや、『5羽』の天使は丸いテーブルを囲んで座る。
丸いテーブルの上に紅茶の入ったポットと、カップとソーサーを並べ、『お茶会』が始まる。
「では、皆さんが集まりましたので、『森林世界』の顛末について話させていただきます。
・・・・まず、結果だけを話すと、『手遅れ』でした。
地表は殆ど煮え滾る溶岩となっていました。
アレでは生存者は見込めないでしょう。」
するとグレーのスーツを着た少年が訂正する。
「いえ、パラドクス先輩。
厳密には、遠方の異変に気付いて万が一の場合に備えて避難していた15名が、生き残っています。」
白いドレスを着た少女が驚いたように言う。
「随分と行動的な方々もいらっしゃったのね。運が良かったというべきかしら、それとも悪かったと言うべきかしら。」
赤いローブを纏った少年が言う。
「生き残ったってこたぁ、運が良かったって事だろ?運が悪かっただなんて、死んだ奴が聞いたら発狂するぞ?」
緑のワンピースを着た少女が答える。
「ん、死んだ人、発狂、できない。」
黒いコート、白いドレス、赤いローブ、グレーのスーツを着た天使たちが、口を揃えて言う。
「「「「いや、アダマシィア、、、そういうことじゃない」」」ですよ」
アダマシィアは、何を考えているのかわからないぼんやりとした顔のまま、首を傾げる。
「・・・これは、天然って言うべきなのかしら?パラドクスお義兄さま?」
「ええ、多分そうでしょう。・・・さて、話が逸れましたね。
主な原因だと思われる、『怪物』が居たので、捕獲を試みました。
私の能力で、無力化したところ、『勝てない』と察したのか、灰となって崩れ去ってしまいました。」
赤いローブの少年が、呆れたように言う。
「お前の好奇心には、つくづく驚かせられるよ、、、全く、天性の学者だな、お前は。
普通、世界を滅ぼしたとされる『怪物』を捕獲しようとする奴は居ねぇよ。」
黒いコートを着た男は、少しムッとしたような表情で反論する。
「とはいえ、今後の為に解析、研究をしようと言うのは、何もおかしいことでは無いと思いますが。」
「そりゃそうだな。で、見た感じどんなだったよ?」
「全身は金属でできているような銀白色で、毒々しい黄色の斑点が所々にありました。
顔は、人間の苦悶の表情を銅像として固めた様なもので、表情の変化は見られませんでした。」
「ん、敵の、能力は?」
「そう急かさないで下さい、アダマシィア。
『怪物』、、、これからは、『太陽の尖兵』とでも呼びましょうか。
『太陽の尖兵』は
①叫び声の間隔が短くなる
②次に何らかの意味を持っているかの様な奇妙な音の羅列を放つ。
③最後に閃光と熱と爆風を放つ
これを繰り返していた様です。
残念ながら、私の確認出来る範囲にて、『融けていない土地』は見受けられませんでした。
後で、絵を描いて配りますので、
『次回は視界に入り次第、排除して下さい。』 」
男は、世界を一つ滅した化け物の排除を、ゴキブリの駆除を依頼するかの様に、傲慢に言い放った。
それを聞いて、4羽の天使は、各々少し考えてから、口を揃えて、、、
「「「「生け捕りじゃなくて良いの?」」」」
彼らは、パラドクスの性格をよく理解していた。
「出来るのでしたら、お願いします。」
男は好奇心に忠実だった。
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広大な平原に聳え立つ天使の城。
その最上階のテラスに『降り立ち』、翼を霧散させ、緑のワンピースを着た少女は、先程自分が練習がてら、飛んでいた方向を向き、テラスの柵に両手を付く。
「はぁ。」
太陽が沈み行くのを眺めながら、アダマシィアはため息をつく。
かつて自分の暮らしていた世界が、融けきってしまっただなんて、頭では理解しながらも、やはり信じられなかった。
涙は出なかった。悲しくなかったわけでは無い。しかし、既に『幻想世界』で他の天使達と家族の様な、、、『砂漠世界』時代の物とは大きく違って、暖かく、心地の良い『家族』の様に過ごしていたアダマシィアにとって、
かつて自分を殺そうとした『花皇帝』や『砂漠世界の住民達』には、殆ど愛着など残っていなかった。
強いて言うならば、
「ん、黒龍、楽に、あの世に、行けたかな」
少女は眠たげな表情でぼんやりと呟く。
「心配するところ、そこか!?」
後ろからグレーのスーツに身を包んだ、神経質そうな眼鏡男が話しかけてきた。
男は、少女の隣に立ち、共に夕陽を見ながら、
「普通は、亡くなった人を悲しむんじゃ無いかい?」
「ん、ヘキサ、やっぱり、価値観、違うね。
『砂漠世界』じゃ、人が、死ぬの、日常茶飯事。悲しんでたら、キリが、無い。」
少女は、少し悲しそうに言う。
「価値観が違うと言うことは、悪いことじゃ無い。気に止む必要はないだろう。」
「ん、そう、言って、くれると、嬉しい。」
少女は微笑みながら、男を見上げて、言う。
「・・・ところで、ヘキサ、、、」
少女は、いつになく真剣そうな顔で尋ねる。
男は、少々ドギマギしながら、それを隠すために眼鏡をクイッ、と上げて顔を隠し、
「なんだ?アダマシィア。」
「天使に、なって、からでも、身長って、伸びる?」
「・・・」
男は、つい数秒前まで、亡くなった幼馴染の事を考えていた少女を見て、
「・・・・・・・・やっぱり、価値観が違うな。」
やれやれ、と溜息をついて、その後笑いながら言った。
「恐らく伸びない。諦めたまえ。」
天使の城に乾いたビンタの音が響き渡った。
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「ひゅまない、『神の復活』、なほしてもらへるか?」
(すまない、『神の復活』、治して貰えるか?)
『第4位』天使ヘキサ=ラウスは、壊れた眼鏡をかけながら、右頬が腫れ上がっている状態で、毅然と言い放つ。
白いドレスを着た少女は、ニヤニヤしながら、
「ごめんあそばせ?
何とおっしゃったのかわからないわ?
もう一度言ってくださるかしら?」
と、からかった。
ヘキサがジト目で少女を見つめ続けて10秒ほどが経ち、
「つまらないわね。まぁいいですわ。直してさしあげますわ!。」
少女は右手を男に向け、
「 『神の復活』 」
とポツリと呟く。
少女の周りに白い光の粒の群れが現れ、それぞれの光の粒が、直線の軌跡を描き、少年に当たり、時間が巻き戻るかの様に、傷が治り、眼鏡が直る。
「せっかくのイケメンが台無しですものね!。」
少女はクスクスと笑い、尚も男をからかう。
ヘキサは直った眼鏡をクイッ、と上げ、不貞腐れた様な顔で、
「『なお』してくれて、どうもありがとう。出来ればもう少し早く治して貰いたかったが、、、まぁいいだろう。
それと、、、お世辞は不要だ。」
すると少女はフィッ、とそっぽを向いて、
「あら?そうかしら?
なら次回からはお世辞は言わないことにしようかしら?」
「そういう時はお世辞でも『お世辞じゃない』というのがマナーなんじゃないか?」
「言葉遊びって難しいわ。」
「・・・とにかく、治療、感謝する。」
「どういたしまして。」
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それから数ヶ月後、冷え固まった『森林世界』に、単独で踏み入った『門番』が謎の体調不良により、死亡。
パラドクス達による『森林世界』への侵入禁止令が発令されたが、『森林世界』の地下資源を求めて不法侵入を繰り返す『門番』と商人は絶えなかった。
中でも、融け切った世界の地表に生成されたガラス質の岩の中には、妖艶な蛍光色を放ち、輝く鉱石があり、
『始めの世界』にもとより国家を形成していた人々の中の『貴族』、『王族』と呼ばれる者たちが、こぞって収集しようとした。
この鉱石はガラスの様に加工可能であり、この鉱石を融かして作られたグラスでワインを飲むと、病にかかりにくくなるという迷信が広まった。
他にも、土壌を10数メートルほど掘り下げると、赤土で出来た地層があり、それらは豊富な鉄分を含んでいたため、鉄材の材料として、採集された。
しかし徐々に異変が起こり始める。
まず、『奇妙な植物が生え出した』
それ等は、毒々しい極彩色の幹と枝と葉を持ち、数年の間に『森林世界』を覆った。
『幻想世界』や『始めの世界』由来の種なのか、それとも地中に埋まっていた種が発芽したのかは不明だが、これらの木々から作られる木材はかなり丈夫で、材木として重宝された。
次に、パラドクスが危惧した通り、『正体不明の体調不良で死ぬ者が突如として現れ出した。』
死体解剖後の血液検査の結果、血中に異常な速度で分裂する『白血球』が多数含まれている事がわかった。
そして、科学者達は、この原因を突き止めようと試みた。
まず最初に疑われたのは、目に見えない『細菌』と呼ばれる生物。
これはアダマシィアの能力によって発見され、数多くの疾病の元凶である事が判明したばかりだった。
しかし、遺体に含まれる細菌達は、特に以上に増えていたりも、減っていたりもしていなかった。
故に元凶は、細菌では無かった。
次に疑われたのは現代では『ウイルス』と呼ばれるもの。
これ等は厳密には生物では無いが、当時は、咳や飛沫から、病が広がり、1地域が丸ごと感染する、といった事例がいくつもあった為、存在自体は予測されていたが、実際に観察することができる様になったのは、これから100年ほど後のことであった。
この予想が正しければ、死者とそれと関わっていた人物を隔離すれば良いことになり、徹底した隔離を行なったが、隔離施設内であっても、いつまでも死なない者や、隔離施設外でも、家族の中で1人だけ死ぬ、といった例が数千件上がり、この説も棄却された。
その後、死者に『成人男性』と、『貧困層の子供達』が多い事に目をつけたパラドクスが、彼等の共通点を探してみると、驚くことに、その殆どが、『法を破って『森林世界』に侵入していた』ことを突き止める。
パラドクスは、『自分の能力により、無意識のうちに無効化された『何らかの悪影響』により、彼等が死に至っている』事を予想。
パラドクス本人では、研究をすることができないため、『既に死ぬ事が決まっているであろう、不法侵入者達』に指示を出し、研究を進めた結果、
『特定の金属板をも透過する光』が存在する事を、『光波』に特化した『黄色系』能力者が『自己領域』にて、感知した。
この光は、眼球では直接捉える事ができず、『自己領域』内で『探知』することによってのみ、捉える事ができた。
パラドクスは、この光を『放射線』と命名した。
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のちに、『森林世界』内で、より悪影響の大きい『α線』、及び『β線』が発見され、(といってもこれ等は厳密には波では無いが、)この時点の『放射線』は『γ線』と呼ばれる様になるが、それはまた別の話である。
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こうして、『森林世界』の危険性は世界中に広まった。
『危険な世界の希少な物品』に目がない、悪徳貴族が、貧困層の孤児らを『使い捨て』て、採集を試みる例と、
好奇心に突き動かされる『科学者』達がサンプルを採集しに行く例を除いては、
誰も『森林世界』へ行かなくなった。
現在、『森林世界』は、その極彩色の木々にあやかって、
『極彩色の森林世界』と呼ばれる様になった。
現在、『極彩色の森林世界』を含めた、多数の『危険世界』への『門番』は、国々と、それをまとめる『聖神教会』の管理下に置かれている為、犠牲者は年々減少傾向にあるが、現在でも正式な手続き無しに侵入を試みる者が後を絶たない。
『戸籍のない子供達』のうち、『極彩色の森林世界』の『門番』としての能力を開花させた者が、法に背いて貴族達に『ゲート』を斡旋している様で、
こういった『門番』達は、『裏口門番』という隠語で呼ばれる。
『第9位』天使主導の元、孤児達が暮らせる『孤児院』は世界中に広まっているが、中々この問題を解決するのは難しいだろう。
子を捨てる親からしてみれば、
『子供をどうせ棄てるなら、
孤児院ですくすく育つよりも、
『極彩色の森林世界』で死ぬまで働いて、金を生み出してくれた方が、
よっぽど『お得』なのだろう。』
(人間の悪意って怖いね。)
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かくして、1人の少女の追放からはじまった、『花皇国の悲劇』は、
『少なく見積もっても』『過去最多の4000000人の犠牲者』を出した『悲劇』として、語り継がれている。
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『花皇国の悲劇』から、2000年と少しが経ち、
人の居なくなった世界で、一羽の蝶が花から飛び立つのと、
『人間達にとっての死の風』が世界を駆け巡るのと、
『そこに住まう生物達にとっての生命の息吹』が世界を駆け巡るのは、
同時だった。
この世界の人々の構成を言うと、
①パラドクス達と同じ世界出身の人々
②『砂漠世界』出身で、『花皇国の悲劇』時点で『幻想世界』へ移住していた人々
③『始まりの世界』に元から住んでいた人々(この時点で複数の国家が存在)
の3種類の人々の子孫が生きています。
時系列としては、パラドクス達が『幻想世界』に移住してから暫くして、『砂漠世界』出身の人々の中から、『幻想世界』へのゲートを開ける『門番』が生まれて、パラドクス達が『始まりの世界』へ向かうと、既に人々が国家を形成していた、って感じですね。
では、今回はこんなところで。
読んでいただきありがとうございました。
引き続き、お楽しみに。
 




