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(^ω^)【ようです】のようです

【転校初日に担任の先生が懲戒免職された話】(^ω^)のようです

作者: 日曜日夕
掲載日:2020/04/21


 それは、日本の何処かにある平凡な高校で起きた話。



 始業のチャイムと共に教室に入ってきた先生が、開口一番こう言った。



  ('A`)「えー。突然だが、この学校に転校生が来ることになった」



(^ω^)「マジで?急展開すぎるだろエロ漫画の導入かよ」



  ('A`)「残念だが男だ」



(^ω^)「はいここ。ブラウザバックポイント」



  ('A`)「バッカお前、上級者は『それは』で戻ってるよ」



  ('A`)「ってことで、おーい。転校生くん、入ってきてくれぇ」



 教室の引き戸が勢いよく開かれ、学ランを来た男子生徒が入ってきた。



(・∀・)「こんちゃーす」



  ('A`)「今日から一緒に学ぶことになる日野俊基くんだ」



(^ω^)「すっげぇ!藤原北家真夏流日野家従四位下・右中弁と同姓同名じゃん!」



  ('A`)「誰だよ」



(^ω^)「ねぇ転校生くんはどこから来たん?」



(・∀・)「択捉島」



(^ω^)「すっげぇ!帰国子女じゃん!!」



  ('A`)「物議を醸す発言はやめろ」



(・∀・)「先生。僕はどの席に着けばいいですか?」



  ('A`)「ああ、じゃあコイツの隣の席が空いてるし、そこで」



(^ω^)←コイツ



(・∀・)「分かりました。でも、漫画とかでよくありますけど、都合よく席なんて空いてるもんですね」



(^ω^)「先月の席替えで俺の隣に決まった女子が不登校になってさ」



(・∀・)「悲しき過去……」



(^ω^)「まぁ、でも家庭の事情とかあるしな!日野くん、よろしく!一緒にテッペン狙おうぜ!」



(・∀・)「何の?」



(^ω^)「そりゃあ日野っつったら倒幕でしょ」



(・∀・)「だから誰だよ、日野俊基」



  ('A`)「倒幕ってテッペン倒しちゃってるじゃん」



(^ω^)「日本の夜明けズラ!」



(・∀・)「先生、席変えて下さい」



  ('A`)「……3分12秒09。ふむ、やはり歴代最高記録だな」



(・∀・)「ん?何を計ってるんですか?」



(^ω^)「俺の隣に座って何分耐えられるかだよ」



  ('A`)「前情報が無いから、やはり君は結構耐えられたな。すごいぞ」



(^ω^)「やったな。褒めて遣わす」



(・∀・)「え?何この特殊ないじめ」



  ('A`)「いじめではない。コイツは少しウザいだけで悪意・敵意は無い」



(^ω^)「我が白無垢の心を見よ!」



(・∀・)「少しじゃないだろ。一日コイツと居たらノイローゼになるわ」



  ('A`)「つっても、席替えした所で、コイツの隣になった生徒が犠牲になるだけだしなぁ……」



(・∀・)「あ、だから他の生徒押し黙ってるわけか。自分が標的にならないように」



(^ω^)「うん。前の女子も俺の隣が決まった瞬間に気絶してたし」



(・∀・)「覇王色の覇気かな?」



  ('A`)「まぁ、アイツの事だ。そのうちひょっこり現れるさ」



(^ω^)「ギャグ漫画の最終回みたいな表現だな」



(・∀・)「絶望的にセンスのない例えだな」



(^ω^)「お前自分にセンスあると思ってんのか」



  ('A`)「まぁ、そんな事はどうでもいい。授業はじめるぞー」



(・∀・)「不登校の教え子の事どうでもいいとかいう教師、初めてみた」



  ('A`)「他に居ねぇからな。はい、じゃあ教科書の94ページを開いてー」



(・∀・)「先生。僕、転入したばかりで教科書まだないです」



  ('A`)「隣の奴に見せてもらえ」



(・∀・)「お前マジか。コイツに話し通じる訳……」



(^ω^)「5000円で良いよ」



(・∀・)「良い訳ねぇだろカス」



(^ω^)「分かった!3000!3000円な!」



(・∀・)「何を分かったんだよ。」



  ('A`)「おい。教室で金銭の授受は止めろ」



(・∀・)「先生!もっと言ってやってくださいよ!」



  ('A`)「俺の責任問題になるだろ」



(・∀・)「教育委員会に言うぞ」



 その時、教室の引き戸が勢いよく開かれ、セーラーの女子生徒が入ってきた。



(*゜ー゜)「そうです!先生!アナタは教師にふさわしくない!」



  ('A`)「お、お前は不登校の!」



(^ω^)「生きていたのか!」



(・∀・)「お前ら不登校を何だと思っているんだ」



(*゜ー゜)「アナタの悪事の証拠はアガっています!」



(*゜ー゜)「サボり、遅刻、交通費過大報告、旅行会社との癒着……懲戒免職は免れないでしょうね」



(・∀・)「こっすいなぁ、罪」



(*゜ー゜)「既に教育委員会と裁判所には話をつけてあります。一緒に来てもらいますよ」



  ('A`)「や、止めろ!今再就職厳しいんだぞ!せめて来年まで待ってくれ!」



(*゜ー゜)「来年だともう卒業してるじゃないですか」



(^ω^)「そうか……このクラスの皆と一緒に過ごせるのも後少しか」



(・∀・)「何イイ話風にしようとしてんだ」



(・∀・)「つーか、元凶はコイツなんじゃないの?」



(^ω^)←コイツ



(・∀・)「コイツを退学にすれば良くない?」



  ('A`)「そ、そうだぁ!そうだぞぉ!良いこと言った!良いこと言ったよ君!」



  ('A`)「俺は、俺は何も悪くない!悪いのはコイツただ一人だ!」



(・∀・)「お前はもう最低だな」



(*゜ー゜)「いや、あの……もうあんま関わりたくないんで」



(^ω^)「ねぇ。一番ひどい扱い受けてるの実は俺なんじゃね?」



(・∀・)「そうだけど?……え?今気づいたの?」



(*゜ー゜)「とりあえず、先生はこっち来て下さい」



  ('A`)「止めろぉ!嫌だぁ!生活レベルを落としたくないぃッ!!」



 こうして、先生は女子生徒と共にクラスを後にした。



(^ω^)「先生と女生徒が授業中にって、つまりアレかな。オラ、ワクワクすっぞ!」



(・∀・)「頭ん中に猿飼ってんのか?」



(^ω^)「でも急展開すぎただろエロ漫画のオチかよ」



(・∀・)「言うほどオチてるか?」



(^ω^)「教師が無職に"落ちぶれた"……ということで」



(・∀・)「オチた所で微妙なんですがそれは」


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