表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

改憲を議論する場合に必要なもの

日本にとって憲法は元から空気

ヤフーブログに投稿した話をこちらにも投下してみる

ヤフーの11日の記事に、日本初のジェット機、「橘花」の記事があるのだが、そのコメント欄には「GHQによる航空機製造禁止が無ければ!」といったお話が散見される。


 しかし、GHQは何も航空機産業を狙い撃ちしたのではなく、日本を農業と軽工業の国へと回帰させたかったことは、財閥解体と共に産業解体を行い、重工業をことごとく禁止や制限しているのを見ればわかる。

 

 そして何より、誤憲派が聖典と崇め奉る憲法九条には「その他の戦力」なる語があることを見れば明白ではないか。



 誤憲に限らず、「その他の戦力」をまるっとスルーした意見が大半だが、広辞苑によると軍事転用可能な産業や施設は広範に「その他の戦力」足りえることになる。


 YS11を開発当時のアカ新聞などが次世代の爆撃機などと批判したそうだが、まさにそうではないか、日本の航空産業はYS11程度しか民間機を造り得ていない。PS-1/US-1、C-1、T-1、T-2/F-1、F-2、P-1、C-2。たかが1,2種の民間機を造る間にいくつの軍用機を開発しているんだ?



 そう考えると、航空産業は憲法違反の「その他の戦力」という事が明白ではないか。



 確かに世界に飛躍した自動車や電子産業だが、それを転用して世界第一級の戦車やらミサイルを製造している訳だが、なぜ、産業界が「その他の戦力」違反とならないのか?



 誤憲派に限らず、実は、誰も憲法などまともに読もうともしていなければ、守ろうという気が無いからではないのだろうか。



 本来、GHQが重工業、製造業の解禁を認めた時点で、憲法九条にある「その他の戦力」を問題にすべきではなかったか。

 警察予備隊など軽微な問題だった。ゼロ戦や大和を作った日本の製造業が、なぜ、その後に新たな兵器を絶対作らないなどと言えるんだい?


 現実には戦闘機も作り、軍艦も作り、戦車もミサイルも作っている。


 交戦権だけが問題ではない、憲法問題という時に意図的に外される「その他の戦力」こそが一番の問題ではなかろうか。



 こうしてみると、日本人というのは全く憲法九条など読んでもいなければ理解する気もなく、守る気すらないことがよく分かる。


 自分勝手な解釈で身勝手な事を振りかざす人々が、自分の利益になる様に利用しているに過ぎない。



 

 改憲反対?護憲?



 そんな嘘を言う前に、ちゃんと憲法九条を読み直し、問い直してみてはどうだろうか。あなたの生活自体が違憲状態にあることに気づきはしないだろうか。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] またすいません。 [一言] これは、 一度、ミリオタの人に聞いてみたかったのですけど、 一歩間違ったら、 本当に武力衝突は起きるのですか? どのぐらいの規模で? 予算はどのぐらいで? …
[良い点] 前回の感想の返信で、 貴方の誠実な人柄が伝わって来た ので、 また質問させていただきます。 何故、 護憲派の人達に 理想像を求めるのか? お願いします。 [気になる点] またすいません…
[一言] 改憲をする首相が戦後レジームの脱却というのは、まずいなあとは思いますね。 戦後レジーム2.0の構築。 侵略の防止を軸とした国際社会との協力強化に結び付く憲法改正ならば、まだ、支持層が多い気…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ