第五話 ネスティスさんとの決闘 前編
ストックの関係で投稿が遅れてしまいました。
諸事情により投稿が遅れます
常時翻訳からのメッセージ...翻訳魔法ってそんな機能があったのか。そういえばまだこの魔法自体を翻訳してなかったな。今度してみよう。
神々の系譜によってステータス上昇+100万、種族も神人に変わってる。そもそも神人ってなに?
翻訳:神人
神の神気をまとったヒューマン
神々に認められるとなることができる
神人の他に神獣、神霊、神木(世界樹)などがある
―――あぁもう人間じゃないことは確かか、いや人ってついてるからまだ一応人間だよね⁇
「...い...おい蓮治しっかりしろ‼」
「...ッ⁉」
知らない天井だ。そして僕はなぜかベットの上にいる。
ここはどこだろう、さっきまでギルドの受付にいたはずなんだけど。
「やっと目が覚めたか。」
ガゼフさんだ。というか、なんかみんな僕を見る目がさっきと違うような気がする。ああそうか、ランクがSSSだったことか。そりゃ魔王を超える化け物が目の前にいるんだから仕方ないか。
僕が今後のことを考えて落ち込んでいるとき話しかけてきたのはあの人だった。
「なあ蓮治、体のほうは大丈夫か?大丈夫だったらさっそく勝負しようか。アタシ今のあんたとすごく戦ってみたい‼」
「はい?」
そうだった、僕はネスティスさんと勝負をするためにこの街に来たんだったすっかり忘れてた。
体のほうは大丈夫というより前より力があふれてくる感覚がある、ネスティスさんは「早く戦いたい!」とウキウキしてるから戦うとしますか。
「体のほうは大丈夫なので闘技場のほうに行きましょう。」
「ほほう、SSSランクと対魔王パーティー大罪司教の魔剣姫の決闘か。これは見ものだな。他の冒険者に広めようか......」
「ガゼフさんボソボソ言ってますけど全部聞こえてますよ...」
「まあいいじゃねえか、それより闘技場のほうへ案内してやるからついてこい。それとリンこの街にいる冒険者たちに伝えろ、面白いものが見れるから闘技場に来いってな!」
受付の猫耳お姉さんリンさんっていうのか、いやそれよりもなんか面倒なことになってきそうだ。
「ほら着いたぜ、ここが闘技場だ。」
うん闘技場に着いたはいいけど...なんでこんなに観客がいるの‼これ一応真剣勝負だよね?イメージしてたのと違うよ。
ガゼフさんはガッハガッハって笑ってるし、観客のほうは僕とネスティスさんのどっちが勝つか賭け始めてるし。
客席
「おいあれが今日決闘を開いた奴等か?」
「あ、あの方は憤怒の魔剣姫ネスティス様じゃないですか?」
「おいおいそんなすごい人と闘う奴なんて一体どこのバカ野郎だ?まさかあのガキじゃねえよな?」
「いやあのガキであってるぜ。噂によれば今日登録したばっかだとよ。」
「あいつ死んだな。」
「ああ間違いなく死んだな。」
イヤーそれにしてもネスティスさんは凄い有名人なんだ。なんか死んだ死ぬとか聞こえるけど無視しておこう。
闘技場の影
「おい、あいつがお前の言っていたSSSランクの冒険者か?どう見てもただの少年にしか見えんが。」
「はい。私が操っていた冒険者があの少年のギルドカードを盗み見ていまして、カードの裏側にはSSSの文字がはっきりと書かれていました。」
「ふむそうか。それでは事態はますますまずくなるばかりだな。しかし、あの少年がSSSランクとはにわかに信じがたい。この決闘を見てから少年の実力を考えるとしよう。だがもしSSSランクの実力ならどうにかしてこちら側につかせなければ。」
「―ッ⁉」
誰かにすごく見られている気がする。観客がたくさんいるからというのもあるけど他の人都は確かに違う視線。なんだか面倒ごとに巻き込まれていそうだな。
それよりも今はネスティスさんとの決闘が優先だ。
ネスティスさんのほうを見たらフィールドに入るところだった。僕はネスティスさんに遅れる形で入る。
僕もネスティスさんも準備は万端だ。
「蓮治様ー‼頑張ってください‼」
声のするほうに顔を向けると客席でネイスが応援してくれている。これは負けるわけにはいけないな。
なんやかんや思っているとアナウンスが響いた
「それでは試合開始の前にルールのご説明をいたします。
1.勝敗は再起不能並みのダメージを受けた際行われるフィールド強制退場
またはどちらかの降参によって決まります
2.武器,魔法の使用は自由です
3.第三者の介入は即刻失格とみなします
以上を守り結果に悔いが無いよう自分の力を精一杯出し切ってください。それでは両者とも準備はよろしいでしょうか?」
僕とネスティスさんはOKの合図を出す。
「両者ともにOKの合図を確認しました。それではレディーファイト‼」
試合開始のゴングが鳴り僕とネスティスさんの決闘がついに始まった。
そういえばまだネスティスさんのステータス知らないな少し拝見させてもらおう。
ネスティス
Level:500(Level上限600)
性別 :女
年齢 :32歳
種族 :竜人
属性 :火
職業 :魔剣姫
スキル
炎盛装:炎をバトルドレスのようにまとい魔法に耐性をつけ
物理攻撃の際はカウンターを食らわせる
※魔力消費無し
炎剣:剣に炎魔法を付与し無詠唱魔力消費なしで魔法を発動する
※使用時間15分/一回の使用につき30分のクールダウンが発生
怪力:スキル使用時自分の攻撃力を50%上昇させる
縮地:半径10m以内を一瞬で移動する
※一回の使用につき2分間のクールダウンが発生
称号【憤怒】【英雄】【剣舞使い】
腕力:135000
防御力:40000
魔力:160000
精神力:30000
装備 聖剣・妲己
赤炎のバトルドレス
赤炎のマント
赤炎のグローブ
赤炎のブーツ
SSランクだけあってステータスの数値がバカ高い。
僕が高すぎるから何とも思わないけどこの世界の平均を考えたらLevelもそのほかのステータスも尋常じゃない。さすが対魔王パーティーに入ってるだけはある。
ところで称号には説明がないのかな。
お、意識を称号に集中させたら翻訳できた。
【憤怒】
対魔王パーティー大罪司教の一員の七つの証の一つ
効果:ステータス上昇 攻撃力+100000 魔力+100000 スキルのクールダウン無効
【英雄】
SSランクのクエストを一人で100回解決した証
効果:パーティーメンバーの全ステータス上昇+10000
名声アップ 宿代無料 王宮出入り自由
【剣舞使い】
剣術を達人の域を超えた者に授けられる証
効果:動体視力上昇 剣術魔法同時発動可
憤怒の効果がすごいな、10万アップってかなりでかいよ。
「って、おっと。」
ものすごい速さでネスティスさんは距離を詰めて切りかかってきた。
ものすごく早く移動したのはわかるけど切りかかってくる動作がすごく遅く見える。
「これが縮地か。」
「なッ⁉カワサレタ!チッ」
「あれ?いない。」
「ハー‼」
「後ろか!」
ネスティスさんは目の前から消えていつの間にか後ろに回っていた。
しかし、僕は難なく攻撃を跳ね返すことができた。
「おかしい。縮地はぎりぎりでしか反応できないのに、攻撃を仕掛ける瞬間スローモーションのように見えるぞ。」
「クソ、なんであたしの攻撃が届かないんだ?蓮治はアタシの攻撃を跳ね返してるだけなのに一撃一撃が重すぎる。」
ネスティスさんはどんどんスピードを上げてきた。
縮地と剣術が相まって一般人にはとらえることのできない速さになっていた。
目にも止まらない剣術を目の前に観客席は大盛り上がりだ。
「いいぞー‼ネスティスー‼そのまま押しつぶせ‼」
「キャーネスティスさまの剣舞素敵!」
「やっぱランクSSは格が違うな。それにしてもあの人の剣舞を受け切れているあのガキも大したもんだぞ。」
「あーお姉ちゃーん、リエー、あれ蓮治君じゃない―?」
「あ、ホントだ!蓮治君だ!」
「あら?今だれかと戦闘中のようですよ。」
「どうせ何もすることはないし―蓮治君の戦い見て待ってようよー。」
「そうですねじゃあ李桜さん、どこか空いてる席に...」
「ガ・ン・バ・レ‼レ・ン・ジくーん‼」
「あー今話し聞こえないと思うよー。」
「セイッ!ヤッ!ハーハー...クソ...こうなったら魔法を使うしかないな」
「どうぞネスティスさん本気を出してくださいそしたら僕も本気で行きます。」
つい煽ってしまったが、これはネスティスさんに本気を出してもらうためだ。
魔法剣士なのに今まで一回も魔法を打ってきていないからまだ本気じゃないと思っていたけどそのようだった。
「じゃあ遠慮なく使わせてもらうぞ。炎盛装‼」
ブックマーク、評価をしていただければ私の指が元気になりそうです。
お読みいただきありがとうございます。