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最弱魔法で最凶に  作者: 渡 蒼穹
最凶なるものこの地に降りる
3/13

第二話 赤色の笑顔

投稿が一週間も遅れてしまいました

 蓮治は村に行くためにネイスに案内してもらっていた。

 ちなみに今進んでいる道は昨日通った道だ。


「ねえネイスさん、僕昨日この道を通ってここまで来たけど村なんてなかったよ?」

「目に見えていないだけで初めから村はありますよ?村がモンスターや盗賊に襲われないように結界が張られているのです。」


 やっぱり異世界は凄かった。だって結界だよ?小説とかに出てくるあれだよ?と、一人でブツブツいっていると急にネイスが立ち止まり何かを呟いた。すると、今までなかったはずの村が目の前にあった。


「蓮治さんここが私の住む村、〖()()()()〗です‼」


 村を目指してどれだけの時間が過ぎただろう。僕はやっと目的地に着いた!




                ★




 僕は今ネイスという少女の家にいた。

 なぜかって?説明すると長くなるからやめておくよ。


「ネイスのけがの手当てをしてくれて本当にありがとう。」


 僕の目の前に座りお礼を言っているこの女性はネスティス・ガーディンという方でネイスさんの母親だ。

 よく見るとネイスさんと同じように角があえているがネスティスさんのほうが太く水晶のように透けていて、肩のあたりから手の甲まできれいな赤色の鱗があった。

 間違いない小説なんかで出てくる竜人だ。


「困っている人がいたら助けるのが当然です、あまり気にしないでください。」

「いや、何かお礼をしないとあたしの気が済まない。ネイスから聞いたけど、今迷子で行く当てがないんだって?よかったら当分の間家にいな。空いてる部屋もあるしネイスのためにもなるからね。」

「本当ですか⁉ではお言葉に甘えさせていただきます。ところでネイスさんのためとはどういうことでしょう?」

「あの子は極度の人見知りでね、知らない人がいると逃げ出しちゃうんだよ。しかも最近夫が逝っちゃってネイスの人見知りは増すばかりで今じゃ友達一人もいない状況なんだよ。でもあの子なぜかあんたにはすごく懐いてるから、少しの間面倒を見てやってほしいのよ。」


 ネイスが僕に懐いているというのはいったん置いといて、お父さんが亡くなって友達もいないじゃ楽しいことなんてい。

 蓮治はふと義姉妹のことを思い出した。

 義妹もネイスみたいに人見知りで友達がいなかった。もうあんな顔をしている人を僕は見たくない。


「分かりました、ネイスさんの人見知りが少しでも軽くなるよう努力していきます。」

「うん、それじゃあネイスを頼むよ。」

「というわけでネイスさん、あなたのこれからの人生を明るく笑顔の絶えないものにしていくために僕は頑張ります。少しの間ですがよろしくお願いします。」


 ネイスさんの顔は赤色に染まっていた。

 そして僕の目をじっと見つめて


「ネイスさんではなく、ネイスと呼んでください......蓮治様。」


 ネイスさんはさらに顔を赤くした。そしてなぜか僕の名前の最後に様がつけられていた。

 これは、何かやらかしてしまったのだろうか。

 とりあえず黙っているままだと失礼なので何か言っておこう。


「分かった。ネイス、これからよろしく。」

「はい蓮治様。不束者ですが何卒よろしくお願いいたします。」


 あれあれあれ?なんかネイスの顔がさらに顔が赤くなってる。ついには手で隠してそっぽを向いてしまった。やっぱり何か間違えたのかな。ネイスさん怒ってないといいんだけど。

 色々心配しているとネイスさんはこちらに顔を向けてきた。何かまずいことをしてしまったんじゃないかと謝ろうとしたがそれは必要なかった。

 赤みが引いたネイスのきれいな顔はとても嬉しそうにわらっていたのだ。




                ★




 しばらくネスティスさんとネイスの家に泊めてもらうことになった僕は空き部屋に案内されていた。


「ここがあんたの部屋だよ。当分ここに居ることになるんだから好きに使っていいよ。」

「ベットがあるだけ十分うれしいです。お気遣いありがとうございます。」

「そんなにかしこまらないでいいよ。あ、あんたもう何か食べてきたの?」

「昨日の夜にチヂという実を食べただけで、今朝から何も口にしていません。」

「それじゃあアタシは下で昼食を作ってるから何か聞きたいことがあったらネイスに聞きな。」


 彼女はそう言い残して下へ降りて行った。

 しばらくするとトントントン、と何かを切る音が聞こえ始めた。

 蓮治はどんな料理が出てくるのだろうと楽しみにしながら、村に来る途中に思いついたことを実験してみることにした。


「〖()()()()()()()()()〗‼」


 ......


「あれ?おっかしいなー小説なんかだとこんな感じで出てたんだけど。じゃあ、〖()()〗‼」

 

 ......


「えっ?これも違うのか。どうやったら...あっ、()()()()を使って自分を翻訳してみるか。」


 蓮治は集中して体の芯を覗くようなイメージをした。すると目の前にステータスらしき光るボードが現れた。

 

     咲間 蓮治

   Level:1 (Level上限∞)

   性別 :男

   年齢 :17

   種族 :異世界のハイヒューマン

   属性 :火 水 風 土 光 闇

   職業 :オールマイト

   固有(ユニーク)魔法 :翻訳魔法 (Level 85)

          Level 10:獣語翻訳 解放済み

          Level 20:精霊語翻訳 解放済み

          Level 30:呪文翻訳 解放済み

          Level 40:古代語翻訳 解放済み

          Level 50:残留意思翻訳 解放済み

          Level 60:遠距離翻訳 解放済み

          Level 70:翻訳付与 解放済み

          Level 80:意思翻訳 解放済み

   スキル

   言語理解:人、亜人の言葉を理解し話すことができる

   身体強化:身体能力を全面的に底上げする

   ※デバブによるステータスダウンの影響を受けない

   専用武器(オリジナルウェポン)作成:武器となるものをイメージすると作成することができる

   ※作り出した武器は自分かパーティーメンバーしか扱うことができない

   全知全能:この世のあらゆる情報を記憶の中から引き出せる

   光の加護:ステータス上昇,状態異常無効化,あらゆる聖なるものに愛される

   闇の加護:ステータス上昇,即死攻撃無効化,魔力切れ無効化

   命の扉 :?????????????

   滅びの呟き:?????????????


   腕力:2000(+0)

   防御力:1000(+0)

   魔力:2000(+0)

   精神力:1000(+0)


「やった、成功した。」


 

 

 

お読みいただきありがとうございます

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