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わなびーの無脳

作者: 一匹の罠蜂

 むしゃくしゃしてかいた。

 なかみはかんがえてなかった。

 いまもむのうしている。


 別に登録してれば書かなきゃならない訳じゃない。

 実際、最初に手を出した理由は、ブックマーク機能を使いたかったからだし。

 かと言って、考えた事が無い訳じゃない。小説家になってみたいというのも憧れとして考えた事くらいはある。と言うか、今でも考えない訳じゃない。生業として文筆家になるというのを。


 問題はだ。じゃぁ、何をしているかと言う事だ。憧れに向かって何かをしているのか。


 いろいろとやった事はあるさ。

 小説らしき物だって書いた事はある。掌編くらいなら書いた事はあるさ。インターネットがここまで広まるより遥か前だけど。

 長編だってやってみた事はある。途中で挫折したさ。

 文章の書き方とか、プロットの組み方とか、キャラクターの立て方とか、いろいろと勉強した事だってあるさ。


 じゃぁ、それで今、何をやっているのか。

 何にも出来ていない。それが現実だ。


 小説家になろうは小説投稿サイトだ。一応、エンタテインメント系の投稿場所を無料で提供してくれている場所だ。

 ブックマークの為であろうと、自分も提供側に回ろうと思えば、回る事に問題は無い場所だ。

 後必要なのは、書く事だけだ。


 書く事だけなんだ。書けばいいんだ。なりたいなら書いてしまえばいい。書いて公開してしまえばいい。


 ここまで御膳立てされていて。

 だけど書きはしない。


 何故、書かない。何故、公開しない。何を怖がっている。


 そう、怖いんだ。

 何が怖いって、終われそうに無い事が。話の終わりが見えない事が。思いつけていない事が。間違いなくエタる事が。

 自分にとって面白そうに思える設定とかはいろいろと考えてはいる。それで物語を書いてみたいとも思っている。

 けどそれはせいぜいが話のどこかの一部分であって、プロットにさえ出来ていない。ストーリーなんて形も見えていない。

 始まりから終わりまでが全く見えていない。

 だから手を出す事が出来ない。


 それは言い訳でしかない。否、言い訳にすらなっていない。

 本気でやろうとするなら、その見えている一部分だけでも書くべきだ。

 最初から大長編を破綻なくやろうとか風呂敷を広げるのが間違っている。そういうのは小さな物から少しずつ練習して、やがて出来るようになる技術だろう。

 そうして小さな物を書いて、公開を繰り返して、そうやって修練を行うべきではないのか。

 掌編でも短編でもいい。どこかから三題を持って来てもいい。表現する側に手を出さなきゃ何も変わらないだろう。


 ああ、その通りだ。

 練習としても何かを創作するべきだし、し続けるべきだろう。

 公開して批評してもらわなければ、どこまで通じるかもわからない。

 だけど、いくつか問題があるんだよ。

 掌編とか短編みたいに、小さくぎゅっとまとめて書くのって、他者に見てもらえる程の物ですら書けないんだよね。説明の為に延々と記述を連ねてしまう物で……


 それならなおさら修練を重ねるしかないのでは?


 もう一つ、致命的と言える問題があるんだ。

 文体がエンタテインメント方向に全く向いてないんだよ。

 自分で読んでも面白くないんだから、エタり前提でも公開してもいいやと思える代物にすらならない。

 そうやって取り合えずで書いてみても納得も出来ず、結局書かなくなってるんだ。


 それでも、だとしても、書いて公開しなきゃ、アマチュアの小説家にすら、手が届かないよ。


 だからワナビーに甘んじて、読み専で時々エンターテインメント系ではない物書いて、うだうだ言ってるだけで終わってるのさ。

 創作ってとっても力がいるからね。何も考えずに誰かの作品を読んで楽しませてもらう事で満足してるのさ。これってとっても楽だからね。


 いや、実際、小説として公開してる人はすごいと思います。例えその後エタったとしても、公開も出来ない自分なんかより遥かに先を進んでる。羨ましいと思う事さえ、おこがましい行為にしかならない。

 それが無謀とか蛮勇とか呼べるような物であったとしても、うだうだ理由をつけてやらない自分よりも、遥かに立派な行動ですよね。

 どのような結果であれ、自分も出来る事に挑戦した他者は、挑戦から逃げてる自分よりも凄い。


 実際、手を出してはみているんですけどね……

 手元で書いてみて、読み直して、無駄に説明が長くて、自分ですら面白くも無く、エタってるようじゃねぇ orz

 文章のリズムを上手く取れない、勢いもない、ネタも弱い、etc ……


 お化けの理由のネタとしては公開後の感想ってのもあったんですけどね。

 正しく「作品を批評」が出来る人って、ほっっっっっっっっとんど見た事が無い物で。作品批評じゃなくて作者誹謗になったり、作品無視で俺様設定を語ってたり、テンプレ要素で上げ足取ってたり。

 正しく批評であれば駄目出しの方が欲しいとは思うのですが……娯楽文は他人から批評をもらう以前の状態だとなぁ……

 ま、こちらは書かなかったネタなので、余談程度で止めときます。


 あ、忘れてた。後書きにも追加。

 一応ですが、無能が正しいのはわかった上での、タイトルの誤字ですので。

 苦悩とは絶対に呼べない。挑戦から逃げて創作と言う意味では考えない事に逃げてるから、無脳だよなと。

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― 新着の感想 ―
[一言] うん、底辺なのか中堅なのか良く分からない作家だけど頑張ってみる。
[一言] 初めまして。 通りすがりの者が不躾かもしれませんが 頑張って下さい。 気持ちは前を向いているのですから 後、一歩踏み出して下さい。 貴方様の作品の公開をお待ちしております。
感想一覧
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