表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/9

夜半の談話スペース。

仄暗い廊下へ、いざ!

うーー。暗いです。怖いです~。

一度、扉を閉め、深呼吸をする。

僕は、探偵助手です!暗い廊下がなんだ!!

よし!と、気合いを入れて、廊下に飛び出して階下を目指す。

悪い事をしている訳でも、ましてや不法侵入してる訳ではない。

が、なぜか抜き足差し足、こっそりと。

だって、おおおお化けさんに気が付かれたら、大変じゃないですか!用心してるんです!!

カタリッ・・・。

ひぃいいいいいい。

小さく響いた物音に吃驚して、階段の途中で頭を抱えて蹲る。

神様!仏様!!キイチさまーーー。助けてくださいーー。

心の中で、必死に唱えていると、聞き覚えのある声に耳が反応した。

あ、あれ?サブオーナーさん?

「・・・本当に・・・ですよね?」

ボソリと内緒話でもしているように、小声で話している。

僕は、勇気を持って、階下、談話スペースを覗き見た。

そこには、サブオーナーともう一人の人物がいて、頭を付き合わせるように話をしている。

あれは・・。オーナーじゃないし。誰だろう?

でも、なんか親密そうだなぁ。

「大丈夫だ。約束・・・・。」

声をかけるにしても、そんな雰囲気じゃないし・・。

と、迷っているうちに二人は、スタッフルームへと消えた。

なんだ、スタッフだったんですね。

二人の消えたドアを見ながら、なんとなく安堵の息をつく。

それから、身を翻すと飲み物を買うのも忘れて、部屋へと戻ったのだった。


チュンチュン。チュンチュン。

雀たちが朝の挨拶を交わしながら、日当たりのよいお気に入りの場所へと集まる。

その声に起こされて、寝ぼけ眼を擦りながら欠伸をひとつ。

「ふあぁぁぁあ。」

キイチさんを起こそうと、自分のベッドから起き出して隣のベッドへ近づく。

すぅぅぅぅぅ。深く息を吸い込んで・・・。

せーの。

キイチさんメガケて、思い切りダーーーイブ!!

「ぐえ。」

潰れたカエルのような呻き声を上げたのは、キイチさん。

「か・・カナメ。」

腹を押さえて、拳を握る。

ごちん。

い・・痛いです。キイチさん。

「ドアホ!!ふつーに起こせっての。」

だって、ふつーじゃ、起きないじゃないですか!!

ぷーと膨れながら、殴られた頭をさする。

「もう、毎回起こすの大変なんですぅ。文句言うなら、ちゃんと起きてくださいよ。」

ぶーぶー言いながら、朝風呂を楽しもうとタオルを掴み、ドアノブを回す。

「・・・・オイ!中野!!」

ドアを開けると、そんな声が階下から聞こえて来た。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ