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パートナー ~竜使いと竜殺し~  作者: MK
第二章 悪食蜘蛛
66/112

ここまでの設定&キャラ解説


 幼竜殺し、悪食蜘蛛までの設定およびキャラ解説です。





設定



 パートナー


 人が生まれたときから持っている卵から孵化する異形の生物でA~Eまでランク分けされる。

竜、悪魔、天使、機械、精霊、狼、巨人、鷲など、なんでもあり。

 卵の持ち主と命が繋がっており、片方が死ねばもう片方も死ぬ。パートナーの呼称はこれが一番の要因。

 命以外に能力もリンクしている。

パートナーが巨人なら力が強かったり、犬なら嗅覚に長けていたり、逆に猫がパートナーだと猫舌になったり、鳥だと骨が弱くなったりして、同じ人間でもパートナーによって大きく能力が異なる。そのためその人の人生はパートナーによって左右される。

 特に竜の力は飛びぬけており、竜をパートナーにしたもの、竜使いは全く別のカーストに位置している。




 世界観


 一般の人の暮らしは、携帯とパソコンのない現代位。街並みは高層ビルが都市の中でも限られた一部にしか無い位で、同等。らしい下町も残っている。庶民に普及している科学技術も同レベルか若干下位。(機械型パートナーとか異次元の科学技術レベルもあるが)

 車もあるが、それよりパートナーを活かした馬車や牛車が一般的。基本的にエコ。


 魔物


 パートナーではないが、同じく異形の生物。

 人との繋がり以外はパートナーとほぼ同じで、分類のされ方も同じ。

 基本的に人とは相いれず、頻繁に争いが起きているため、軍や民間ギルドなどに大きな予算と人材が割り当てられているだけでなく、高校では模擬戦と呼ばれる実戦授業が組み込まれている。

 人間の生活の役に立つ素材となるものもある。


 蛍光兎 毛が電灯のフィラメントに使われる。毛を抜けばそのまま使え、長持ちして便利。

 黒蛇 頑丈な皮を持ち、戦闘の際の服などに使われる。




 聖竜会

 この世界で最も強力な生物である竜をパートナーにもつ人達の集団。ここに所属している人間が貴族であり、様々な特権を得る。全ての竜使いが貴族になれるわけではない。中はかなり政治が渦巻く世界。子どものころから家柄や権力争いに晒される。




 外地


人間が暮らす領域外のこと。強力な魔物や竜と同種の龍が存在し、人の存在を拒む。

時折外地からの魔物が人間の領域に入ってくることがあり、その度に大きな被害を出している。





主要人物紹介





 水城歩

 主人公。パートナーは竜のアーサー。自己評価が低く、自暴自棄なところがあるが、人間としては最高レベルの身体能力を持っている。聖竜会には今のところ関係なし。


 と思われていたが、実は聖竜会会長の孫。知っているのは極一部のみ。


 悪食蜘蛛の一件では、副会長による隠れた標的になっていたが、現在は会長によって抑え込まれている。


 現在水分高等学校ギルド部所属の三年。



 アーサー

 もう一人の主人公。インテリジェンスドラゴンと呼ばれる、人語をしゃべる竜。

中身は意味もなく傲岸不遜でうざい。各種能力に優れる竜なのだが、生まれたときから成長しておらず、歩の肩に止まれる位の大きさで止まってしまっている。身体能力も相応。頭が回るため、実戦では指示役に回っている。竜ではあるが、竜を苦手としている。


 実は竜相手にのみ本領を発揮する竜殺しの竜。竜を前にしたとき、身体が巨大化、最高クラスの力を持った竜となる。他の竜が苦手な理由は、竜への殺意を抑えきれない自分を直視しなければならないから。





 能美みゆき

 主人公の友人兼妹兼姉兼クラスメイト。パートナーは精霊型のイレイネ。中学に入ったときに歩の母親に引き取られ、三年間歩と一緒に生活していたが、高校入学を機に独立。すらりとした体型と身のこなし、優秀な頭脳と身体能力、社交性の高さなどから、人気がある。

 実は両親が聖竜会に所属する貴族。通常、竜使いからは竜使いしか生まれないのだが、彼女は例外。実家の権力争いの激化と、竜使いなどではないことから、歩の家に引き取られた。


 歩と同じくギルド部部員で三年。


 イレイネ。

 みゆきのパートナー。見た目はみゆきをゲル状にしたもの。身体を自在に変形させることができ、応用力に長ける。単純な力はそれほどでもないが、竜使いを除いてではあるが、学年トップの成績を残している。






 平唯

 もう一人の竜使い。パートナーは竜のキヨモリ。本人は小柄な可愛らしい外見。特別扱いを受けているのもあり、学校で孤立していたが、歩と模擬戦で戦った のを期に、歩、みゆきと交流を深め始める。子どもっぽいところがあるが、貴族として暮らしてきた経験から、大人な考え方も身についている。竜がパートナー であるため、本人も相当な戦闘力があるのだが、キヨモリの圧倒的な膂力に任せ、自身は最低限の自衛しかしない横綱相撲的戦闘法なども、貴族故のもの。

 聖竜会に所属する貴族だが、いわゆる愛人の子。そこに本家の継承権も重なり、複雑な環境に身をおいている。貴族の通う学校ではなく、一般学校にいるのもそれが理由。


幼竜殺し、悪食蜘蛛と狙われ、一時歩達の前から姿を消そうとしたが、説得されて現在も水分高校ギルド部所属。こちらも三年。


 キヨモリ

 竜らしい竜だが基本的にのんきで子どもっぽい。歩達との模擬戦の際、初めて痛みらしい痛みを覚え暴走するなど、そういう意味でも子ども。ただし本人には 悪気がない。能力はまともにやれば、学校でも相手になるものがいない。幼竜殺しに襲われ、翼を失ってしまったが、それでものんき。




 岡田慎一。

 歩の男友達で、クラスメイト。社交性が高く、クラスのにぎわし役。

 ギルド岡田屋の一人息子で、将来の社長。昔からギルドで働いており、ギルド関係の知識、経験ともに豊富。学生ギルドを提案した。


 所属学年ともに以下同文。



 マオ

 慎一のパートナーで狼型だが、歩になついている。その様は完全に犬。慎一に対しては忠犬ハチ公。







 中村藤花。

 歩達の学校の担任を務める女教師。パートナーは狼型のユウ。かわいらしい外見だが、教師としての能力は折り紙つき。話のわかる教師として生徒の人気も高く、その有能さから学校側の評価も高い。模擬戦授業でも一番上のクラスを担当している。

 教師としての生活の裏で、幼竜殺しとして多数の竜を殺してきている。パートナーも実はキメラ型で、他の生物、特にパートナーを好んで食べる習性がある。 食べた相手の能力を得ることができる。幼竜を殺すのは、味覚に合うから。幼竜殺し事件後、軍部に捕まり、なんらかの処罰を受けていると推測される。


 ユウ

 中村藤花のパートナー。普段は狼型に擬態しているが、実際はキメラで、どんな姿にもなれる。人と一心同体のパートナーが多いが、その中でも人との結びつきが特に強い。







 長田雨竜。

 副担任の男性教諭。パートナーは不明。三十前にしてちらほら白髪が見えるが、それ以外は体格のいい青年と壮年の境目。目線が生徒に近いため、人気もある。

 実際は軍人。唯の護衛役として学校にもぐりこんだが、途中から幼竜殺しの拿捕に任務が変更された。しかし聖竜会での権力争いのため、唯を見殺しにしろと いう計画を納得できず、キヨモリの翼がもがれたのを期に反抗。計画を崩壊させてしまった。幼竜殺しを捕まえることはできたが、命令違反の咎を受け、厳しい 戦場へ投入されることが決定している。


 サコン。

 雨竜のパートナーで機械型。見た目は機械の竜。レーダーや粒子砲など、逸した技術レベルで構成されている。戦闘能力も非常に高い。

 欠点は燃費の悪さと構造のもろさ。その影響を受けた雨竜が、藤花の蹴りを受けただけで戦闘不能になったほど。超攻撃特化で、本来ならレーダーおよび超科学のギミックでの、不可避の一撃必殺で運用される。




 綾辻明乃

 悪食蜘蛛で赴任してきた教師。幼竜殺しで止めた中村藤花の後を引き継いで、歩達の担任となった。物分かりがよく、歩達がいきなり作った学生ギルドの担当を快く引き受けてくれた他、実際の狩りでも現場に来てくれた。


 実際は唯を殺すべく聖竜会副会長に送り込まれた工作員。崩壊寸前の母親との暮らしの維持を餌に参加したのだが、自分の都合でもって子どもを殺す自責に何度も苦しむが、悪食蜘蛛と平唯を接触させるという任務を最後までやり遂げた。

 しかし予想に反して歩達が悪食蜘蛛を撃退した揚句、命を救われてしまう。

 半ば放心状態の中、行方をくらませた。


 ツクヨミ。

 蛇型のパートナー。熱感知を持つ。戦闘は一度も行わなかった。






 水城類。

 歩の母親。パートナーは猫型のミル。ざっくばらんながら、いい親をしている。見た目が若く、歩の同級生からナンパされたことも。


実は聖竜会会長の息子の妻。正確に言えば故人のため元妻だが、会長とは連絡を取り合える状況にある。


 ミル。

 品のいい猫型。念力持ち。





 岡田一、岡田二。

 慎一の両親にして、ギルド岡田屋の両輪。息子の学生ギルドに協力したり、大人の立ち回りを見せる。岡田屋のギルドは竜使いがいないギルドの内では、かなり上層。




 ゼッセル・コントラスト

 聖竜会会長。鷹揚な性格の主で、基本的に放任主義。英雄と呼ばれている。

 基本的には聖竜会内部の政治は副会長任せで、全体の取りまとめ役の象徴となっていたが、歩関連のみ自分で処置を行っている。




 ミカエル・N・ユーリエフ

 聖竜会副会長。陰謀に陰謀を重ね、唯と歩を狙い続けた。幼竜殺しと悪食蜘蛛、双方の指揮者。

 しかしどちらも失敗に終わった挙句、会長から禁止令を受ける。

 一方で会長との信頼は変わらず、咎めを受けることなく進行。


 私情からではなく、聖竜会や人間社会全体を見て行動しているが、やり方はえげつない。







 その他モブ。


 ハンス・バーレ

 馬鹿系竜使い。幼竜殺しにて死亡。


 大楽昭。

 馬鹿系巨人使い。歩につっかかり、ぼこってきたが、現在多方面からぼこられ中。


 上橋業平。

 ギルドをまとめるギルド連合の水分支部支店長。


山田直

岡田屋メンバーその1


元ヤン

 あだ名でしか出てない岡田屋メンバーその2


 女

 名前もあだ名もない、石油関連の仕事をしていた女性。唯達を悪食蜘蛛に誘い込む副会長の仕込みに使われた。


 瀬崎

 悪食蜘蛛関連で救援を送ろうとした岡田屋を制止した聖竜会のメンバー。




後アーサーを煽った無邪気に容赦のない子どもとかいた気もしますが、割愛で。


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