キャラおよび世界観です
『幼竜殺し』までの設定およびキャラです。
改稿に時間を費やしてしまい、長らくお待たせ? してすみませんでした。
DDSは読んだけど忘れてしまった方や、ちょっと目についたけど一章全部を読む気になれない、という方、全貌がよくわからなかったという方用に作りました。
よかったらどうぞ。
設定解説
パートナー
人が生まれたときから持っている卵から孵化する異形の生物でA~Eまでランク分けされる。
竜、悪魔、天使、機械、精霊、狼、巨人、鷲など、なんでもあり。
人とリンクしており、パートナーの特性は人にも受け継がれる。たとえばパートナーが巨人であれば力が強くなり、犬であれば嗅覚が上がる。長所だけでなく短所も影響を受ける。猫がパートナーだと味覚の内、甘さを感じにくくなるなど、些細なことから。
命もリンクしており、片方が死ねばもう片方も死ぬ。パートナーの呼称はこれが一番の要因。
世界観
一般の人の暮らしは、携帯とパソコンのない現代位。街並みは高層ビルが都市の中でも限られた一部にしか無い位で、同等。らしい下町も残っている。庶民に普及している科学技術も同レベルか若干下位。(機械型パートナーとか異次元の科学技術レベルもあるが)
車もあるが、それよりパートナーを活かした馬車や牛車が一般的。基本的にエコ。
魔物
パートナーではないが、同じく異形の生物。
パートナーと同じ区分がされており、人と密接していること以外はパートナーとほぼ同じ。
基本的に人とは相いれず、そのためこの世界の学校では、模擬戦と呼ばれる授業が組み込まれている。軍や民間会社による、討伐も多い。
人間の生活の役に立つ素材となるものがある。
例
蛍光兎 毛が電灯のフィラメントに使われる。毛を抜けばそのまま使え、長持ちして便利。
黒蛇 頑丈な皮を持ち、戦闘の際の服などに使われる。
聖竜会
この世界で最も強力な生物である竜をパートナーにもつ人達の集団。ここに所属している人間が貴族であり、様々な特権を得る。全ての竜使いが貴族になれるわけではない。中はかなりどろどろ。
主要人物紹介
水城歩
主人公。パートナーは竜のアーサー。ほんの少し世捨て人のようなところがあるが、基本は真面目なツッコミ役。自己評価が低く、自暴自棄なところがある。実際は、人間としては最高レベルの身体能力を持っている。聖竜会には今のところ関係なし。
アーサー
もう一人の主人公。意味もなく傲岸不遜でうざい。竜だが、生まれたときから成長しておらず、歩の肩に止まれる位の大きさしかもっていない。身体能力も大きさ相応。頭が回るため、実戦では指示役に回っている。竜ではあるが、竜を苦手としている。
実は強力な力を持っているのだが、竜相手にしか力を発揮できない竜殺しの竜。竜を前にしたとき、身体が巨大化、最高クラスの力を持った竜となる。他の竜が苦手な理由は、竜を前にしたときの自分が怖いから。
能美みゆき
主人公の友人兼妹兼姉兼クラスメイト。パートナーは精霊型のイレイネ。中学に入ったときに歩の母親に引き取られ、三年間歩と一緒に生活していたが、高校入学を機に独立。すらりとした体型と身のこなし、優秀な頭脳と身体能力、社交性の高さなどから、人気がある。
実は両親が聖竜会に所属する貴族。通常、竜使いからは竜使いしか生まれないのだが、彼女は例外。実家の権力争いの激化と、竜使いなどではないことから、歩の家に引き取られた。
イレイネ。
みゆきのパートナー。見た目はみゆきをゲル状にしたもの。身体を自在に変形させることができ、応用力に長ける。単純な力はそれほどでもないが、竜使いを除いてではあるが、学年トップの成績を残している。
平唯
もう一人の竜使い。パートナーは竜のキヨモリ。本人は小柄な可愛らしい外見。特別扱いを受けているのもあり、学校で孤立していたが、歩と模擬戦で戦ったのを期に、歩、みゆきと交流を深め始める。子どもっぽいところがあるが、貴族として暮らしてきた経験から、大人な考え方も身についている。竜がパートナーであるため、本人も相当な戦闘力があるのだが、キヨモリの圧倒的な膂力に任せ、自身は最低限の自衛しかしない横綱相撲的戦闘法なども、貴族故のもの。
聖竜会に所属する貴族だが、いわゆる愛人の子。そこに本家の継承権も重なり、複雑な環境に身をおいている。貴族の通う学校ではなく、一般学校にいるのもそれが理由。
キヨモリ
竜らしい竜だが基本的にのんきで子どもっぽい。歩達との模擬戦の際、初めて痛みらしい痛みを覚え暴走するなど、そういう意味でも子ども。ただし本人には悪気がない。能力はまともにやれば、学校でも相手になるものがいない。幼竜殺しに襲われ、翼を失ってしまったが、それでものんき。
中村藤花。
歩達の学校の担任を務める女教師。パートナーは狼型のユウ。かわいらしい外見だが、教師としての能力は折り紙つき。話のわかる教師として生徒の人気も高く、その有能さから学校側の評価も高い。模擬戦授業でも一番上のクラスを担当している。
教師としての生活の裏で、幼竜殺しとして多数の竜を殺してきている。パートナーも実はキメラ型で、他の生物、特にパートナーを好んで食べる習性がある。食べた相手の能力を得ることができる。幼竜を殺すのは、味覚に合うから。幼竜殺し事件後、軍部に捕まり、なんらかの処罰を受けていると推測される。
ユウ
中村藤花のパートナー。普段は狼型に擬態しているが、実際はキメラで、どんな姿にもなれる。人と一心同体のパートナーが多いが、その中でも人との結びつきが特に強い。
長田雨竜。
副担任の男性教諭。パートナーは不明。三十前にしてちらほら白髪が見えるが、それ以外は体格のいい青年と壮年の境目。目線が生徒に近いため、人気もある。
実際は軍人。唯の護衛役として学校にもぐりこんだが、途中から幼竜殺しの拿捕に任務が変更された。しかし聖竜会での権力争いのため、唯を見殺しにしろという計画を納得できず、キヨモリの翼がもがれたのを期に反抗。計画を崩壊させてしまった。幼竜殺しを捕まえることはできたが、命令違反の咎を受け、厳しい戦場へ投入されることが決定している。
サコン。
雨竜のパートナーで機械型。見た目は機械の竜。レーダーや粒子砲など、逸した技術レベルで構成されている。戦闘能力も非常に高い。
欠点は燃費の悪さと構造のもろさ。その影響を受けた雨竜が、藤花の蹴りを受けただけで戦闘不能になったほど。超攻撃特化で、本来ならレーダーおよび超科学のギミックでの、不可避の一撃必殺で運用される。
水城類。
歩の母親。パートナーは猫型のミル。ざっくばらんながら、いい親をしている。見た目が若く、歩の同級生からナンパされたことも。
ミル。
品のいい猫型。念力持ち。
岡田慎一。
歩の男友達で、クラスメイト。社交性が高く、クラスのにぎわし役。悪食蜘蛛から話に入ってくる。
マオ
慎一のパートナーで狼型だが、歩になついている。その様は完全に犬。慎一に対しては忠犬ハチ公。
他にも気になった設定などがあれば、気軽に質問ねがいます。