藤の花
掲載日:2026/04/14
『万葉集』は、7世紀後半〜8世紀後半(奈良時代)に編集された、約4,500首以上を収録する日本最古の現存する歌集です。天皇・貴族から防人や庶民まで、幅広い階層の人々が詠んだ、素朴で力強い感情や風景が収められています。
全20巻、約4,500首以上の和歌(短歌、長歌、旋頭歌など)を収録にはこんな歌が書かれています。
「藤波の 花は盛りに 成りにけり 平城の都を 思ほすや君」という、藤の歌が詠まれています。
これは、大伴四綱が、防人の管理のために赴任した九州・大宰府で詠んだ歌です。
咲き誇る藤の花の波を見ながら、遥か奈良の都を懐かしむ情緒的な歌で、藤原氏が全盛を誇る都への思いや、大伴氏の衰退への複雑な心情も込められています。
『万葉集』は歴史と文化 そして物語の国宝なのです。




