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第三層 熊討伐

 あの戦い以降、戦力を集めた、蛇団の死霊の数も250を超え、兎団の数も1500以上にはなった

 あと、キングスネークのキングもいるし、キラーラビットのラビもいる

 こいつらの名前を決めたのはルルだ、正直安直すぎだと思った

 でも、ルルが決めた名前は全部可愛く聞こえてくる

 俺らは、ホワイトベアを討伐する

 いよいよだ、ホワイトベア討伐作戦を実行する


「ルル準備は、いいか?」

「うんバッチリだよ」

「じゃあ行くぞ」

「おー」


 俺らは、ホワイトベアが棲んでいる第85層に向かう

 道中では、透明狼(インビシブルウルフ)幽霊猿(ゴーストモンキー)などと遭遇した

 キングの〈赤外線察知〉(レッド・サーチ)によって見えない敵も見ることができるようになった

 ついでに死霊として〈魂抽出〉(ネクロマンス)しとくか

 透明狼(インビシブルウルフ)の死霊たちを狼団(ろうだん)とし、幽霊猿(ゴーストモンキー)の死霊たちを猿団(えんだん)とした

 こいつらには、親分がいないらしく結構あっさり勝てた

 そして、ホワイトベアがいる第85層についたときにはレベルは740になっていた。

 

「今日は、ここで野宿にするか」

「そうだね、んぁー歩き疲れたぁー、カナデぇ癒やしてぇー、ぎゅーしてー」

「はいはい」


 ルルを抱きしめる

 これは、僕だけの特権で、誰にも譲れない

 いよいよ明日だ、あいつに殺されそうになってから、はや1年が経とうとしている

 俺ももうLv.1じゃない今はLV.740の死霊魔術師(ネクロマンサー)

 あの時みたいに、ただ逃げてやられる雑魚ではない

 絶対に倒してやるそして従わせてやる


「ルル、いよいよ明日だ俺らが、今までやってきたことを全部あいつにぶつけるんだ」

「うん、カナデを傷物にした仕返しと故郷の家族とか友達とかの敵討ち、絶対に成功させてやる!」

「その調子だ、だけど今日はしっかりと休んで明日に備えるぞ」

「はーい」


 その後、俺らはいつものように抱きしめ合い一緒に寝た

 目が覚めると、横では俺に抱きつきながらすやすやと眠っている

 いつもなら起こさずルルの寝顔を堪能するのだが、今日はホワイトベアを討伐する日そんな悠長にはいられない


「ルル起きろ」

「んん?もう起きないといけないの?」

「ああ今日、あいつを倒す気を引き締めろ」

「わかった」


 身支度をし、装備を整える

 一年間の分すべてぶつける

 俺らは、ホワイトベアの棲み処に向かう

 小一時間ほど歩いただろうか、ひらけた場所にやって来る

 数十メートル先には大きな熊のような魔物がうじゃうじゃいる

 ホワイトベアだ

 全身に悪寒が走り、足が震え、歯がカチカチとなる

 怖いいざホワイトベアを目の前にすると、あの日のトラウマが蘇る

 自分が動けずにいるとルルは、手を握ってくる

 

「カナデ怖いのは分かるけど今のカナデは昔とは違う、自身を持って」

「ああ、そうだな」


 俺は、蛇団、兎団、狼団、猿団を召喚する

 前衛には、近接戦が得意でパワーがある猿団その後ろにアサシンの立ち回りをしてもらう狼団

 後衛には、スキル〈蛇睨み〉(スネークアイ)やブレス攻撃でサポートができるの蛇団と俺、ルルで構成する。兎団は、狼団がやられたときの代役として使う

 ホワイトベアには、毒が効かない〈鑑定眼〉で見たからわかるだからこそ蛇団は後方支援に回ってもらう

 相手の数はざっと50頭だ、勝てるか?勝てるそのために一年頑張ってきた

 作戦通りに動く

 まず猿団をぶつける


「いけ、猿団」


 しかし、いくらパワーのある猿団でもホワイトベアにはパワー負けする

 だから猿団には、一時的なホワイトベアの拘束を任せる俺も〈死者の捕縛〉(アーク・ハンド)で抑えて蛇団もスキル〈蛇睨み〉(スネークアイ)を発動させる。そこに狼団と蛇団のキング、ルルが攻撃を仕掛ける

 ホワイトベアは、動けないまま一方的に攻撃を受け残り20頭まで減らすことができる

 勝てるこのままいけば勝てる

 そんな期待も一瞬のうちに崩れる

 群れのボスが来たのだ

 赤色の瞳孔で体毛は白と黒のジグザグ柄でホワイトベアの2倍以上の大きさがある

 俺はこいつらに勝てるのか?

(鑑定眼を使う)

 『Lv.2500』と表示される

 高すぎだろ


「なぁルルあいつのレベル2500もあるんだけど」

「うん、あの見た目ここのフロアボスのマーダークリズリーだよどうするのカナデ」


 フロアボスか、逃げるか?でも、あいつの方が走るのは速い逃げても追いつかれてしまう

 戦うしかないのか俺のレベルはホワイトベアを30頭程度倒したことによって1280まで上がっている

 それでも、レベルはほぼ2倍差だ

 どう戦うか相手は、まだホワイトベアが20頭程度にマーダークリズリー1頭

 それに対して、俺らは蛇団約250兎団約1500狼団約100に猿団約100

 死霊たちは俺の魔力がある限りいくらでも再召喚できる

 まず、兎団は雑魚狩りでしか使えない強敵の前では、ゴミ同然

 残りの奴らで戦わないといけない

 でも、あのマーダークリズリーを取り巻くホワイトベアを抑えとくのに精一杯

 どう倒すか、ルルの魔術は射程外、当たったとしてもやはり致命傷には至らない

 蛇団の〈蛇睨み〉(スネークアイ)も自分の方が対象の魔物よりレベルが高くないと使えない

 どうする俺どうやって勝つ、せめてあの取り巻きのホワイトベアさえなんとかすれば、キングの〈毒牙〉(ポイズン・タガー)が効く

 ふと、頭に1つのスキルがよぎる


「これなら勝てる」

「どうやって?相手はマーダークリズリーよ、それに取り巻きのホワイトベアで手一杯じゃん」

「そのホワイトベアの倒し方がわかったんだよ」

「どうやって倒すの?毒だって効かないし、パワーでも負けてるのに」

「今の俺のレベルは1280ホワイトベアより高い」

「特攻する気?いくらレベルが200ほど高くても数で圧倒されるわよ、私カナデがいなくなったらどうすればいいのよぉ」

「そんな馬鹿な真似しねぇよスキルを使うんだ〈強者の威厳〉(サタン)っていうスキルを」

「どんなスキルなの?それ」


 ルルに詳細を話す

 ルルも魔族だこのスキルの対象外かどうか確認してからじゃないと使うことはできないうっかりルルも魔族だ巻き込んで死霊にしちゃいましたとかそんなことにはしたくない

 結果、ルルは俺よりレベルが高かったLv.1510らしい一緒に大量の魔物を狩ってるし俺がルルを超えることはないだろう

 しかし〈強者の威厳〉(サタン)は自分と魂を奪い取る相手とのレベル差が小さいほど消費魔力が莫大だ   

 ホワイトベアを倒しすぐに〈魂抽出〉(ネクロマンス)し、一気に畳み掛ける再召喚する魔力は残らないと思う

 

「いくぞ、ルル」

「頑張ってカナデ、私なにもできないけど応援くらいなら頑張れるから倒れたら私が支えてあげる」

「ありがとうな、スキル〈強者の威厳〉(サタン)


 スキルを唱えると一瞬にしてホワイトベアは倒れ死霊となる

 成功したな、次に死霊たちにマーダークリズリーに畳み掛けるように命令する

 死霊たちは一斉にマーダークリズリーに襲いかかる

 蛇団は噛みつき〈毒牙〉(ポイズン・タガー)で毒状態にさせる。

 あとは時間稼ぎだ、狼団と猿団は透明化や幽霊化しマーダークリズリーの死角から攻撃するがしばらくするとマーダークリズリーに全滅させられてしまう

 ああ、あと少しだったっていうのに狼団や猿団を再召喚する魔力はもう残っていない

 くそっあと少しだったのにマーダークリズリーがこっちに向かって走ってくる

 やっぱこいつに負けるのか


「諦めちゃだめでしょカナデ」


 声をかけたのは、ルルだった

 もし俺が諦めればルルまで死んでしまう

 それだけは嫌だ

 残りの魔力で、できる事を考える

 狼団や猿団、蛇団のような死霊団は再召喚できない、ならばこの手しかない

 思いついた瞬間直ぐに行動に移す


「兎団召喚」


 流石に1500匹も召喚はできない召喚できたのは1000匹程度この500匹の差がどう出るのかわからない

 そう考えてると、だんだん意識が薄れていく

 ああ魔力切れだろう

 俺はその場に倒れ伏す


  ________


 

 しばらくして目を覚ます

 目の前ではルルが倒れている


「ルル!!!」


 ルルの肩を揺さぶる


「ルル死んじゃやだよ!まだ結婚もしてないし子供だって、、、」

「ふーん私と結婚して子供作りたいんだぁ」


 そこにはニヤニヤしているルルがいる

 寝てただけだろうか俺と同じく魔力切れで倒れたのだろうか

 ルルが生きてるということはそういうことだろう


「なんだよぉ寝てただけかよ脅かすなよルル、それよりマーダークリズリーは?」

「あそこ」


 ルルが指を指した先には、マーダークリズリーの死体があった

 俺が魔力切れで気絶したあとにどうにか持ちこたえてマーダークリズリーの全身に毒が回り死んだのだろう

 俺は、マーダークリズリーの死体に近づきスキル〈魂抽出〉(ネクロマンス)を使用する

 熊の死霊の色は黄色か今までの奴らは青色だったのに何が違うんだろうか


「ねぇカナデ、また私がこの子に名前つけてあげてもいい?」

「ああ、いいよちゃんとよく考えるんだぞ」

「うん!じゃあリズ!クリズリーから二文字取ってリズ」


 こいつよく考えるってことを知っているのだろうか、不安になってくる

 まぁいいかこいつもリズって名前気に入ってそうだし


「わかったこれからお前はリズだ」

「黄色ってのも可愛いよねぇ」

「そうだな」


 ところでだが今ステータスはどうなってるんだろう?」

 『Lv.2186 体力200 筋力100 防御120 魔力2000 魔法防御300 素早さ100』

 Lv.2186かぁ相当上がったなそれよりこっちのステータスいつ見てもポ◯モンみたいだな俺の合計種族値2820か、最強じゃねえかよ

 それは置いといてホワイトベアとリズは熊団(ゆうだん)にすることにした

 数は、およそ100頭


 そして俺らは、最下層を目指しまた歩き始める

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