祖母と神
「う、うん。お母さーん!」
可愛い孫娘が向こうに走ってゆく。元気ないい子だ。私と同じ力を持っているが…彼女は自身の知能でそれを成し遂げている。ものすごい思考能力だ。
「君なりに道を示したようだね」
ジダレか。ってなんで?まさか封印が解けたのか。ジダレとは神とも、邪神とも言われる存在だ。その力なら数十年規模で脱出できると言うことか。
「ジダレ、まさかあんたがこっちの世界に来れるほど力を回復できていたとは、驚きだねぇ。」
「君がいなくなってから何百年経ったと思っている?」
は?何百年?予想はしていたがまさか…時間の流れが違ったのか。そりゃ納得。え、つまりもしかして…
「で、なんの悪巧みでここにきたんだい?いっちょ、もう一回やりあうかい?」
「いやいやいや、全盛期の君に圧倒されたけど今の方が君の力、僕が授けたのになぜか僕が無効化できなくなっちゃった力、未来予知の効力が上がってるじゃないか。ちなみに僕の意思でここにきたんじゃないってことは忘れないでくれ。ここに神様に今から挨拶回りさ。ちょっとの間ここに置かせてくれって。」
「ある程度の予想はあったんだけどねぇ。あんたがきたせいで確信に変わっちゃったじゃねぇの、どうしてくれるんだい?」
「試練を授けよう」
「ほぅ。それは瑞香だけじゃないよねぇ?」
「チッ、腹黒いバァさんだ」
試練とは神々から下される
「誰がバァさんだい?まだこんなにピンピンしとるわ」
はぁ、ジダレはいつになっても変わらないな。
「まぁどちらにしろあんたの孫の友達も試練に巻き込む予定だったんだからいいんだが」
「ほぅ?」
「これ以上は言えない。今回は協力することは約束するが、こちらの世界に来させられた時に呪印を何者かに付けられた」
こいつがそんなのにかかるとは思えないんだけど。




