プロローグ Lv15
ひとまず思い付いた設定で物語を
少しずつ更新しようかな。と
とりあえず、プロローグを載せます。
週一、2000文字くらいで更新できればと思ってます。
別の小説に、数ヶ月間くらいかけて、何か
書きたいなと思ってるので、その間の
繋ぎ的なものです。
後ろから、一斉射撃が迫り来る。
俺は、それに対して、ただ全力で走り抜け、
地面を蹴った。
いつまでも、俺の全速力に追いつかない弾丸は
地面へと落ち、そして執拗に俺を
追いかけていたミサイルは、
俺の跳躍力について来る事は、ついぞなく、
虚しく、空を舞った。
多数の人間、その両手には自動小銃が
握られている。
遠方からは、先程から、背中をスナイパーで
狙われる感覚が鳴り止まない。
銃火器、通常では、生身では
対抗しうることのない、人の叡智。
それに対し俺はただ、重そうな鉄の鎧と、
大剣を、背負うだけだけで、
意図も容易く応戦出来ていた。
Lv15。異世界で上げたレベル。
その効果が、現れていた。
しかし、このまま、レベルを
無造作に上げて、偽りの平和を、
異世界の犠牲の上に成り立たせて、
良いのだろうか……
2週間後に迫った、異世界訓練。
その行為に、疑問を持ちながら、
今はただ、背中に背負った剣を、
振りかざし、その一閃で敵を瞬殺した。
銃火器の所持を本格的に禁止された我が国、
しかし、そんな戦力を全く持たないにも
関わらず、どこの国にも戦争を
仕掛けられず、戦争行為の一切を行わない。
その仕組みは、
秘密自衛組織で行われる、
「異世界訓練」
ただ、それゆえに成り立っていた。