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モンスターとのそうぐうチュートリアル


よっしゃ、じゃあまず資源を片っ端から集めるか。


「ちょい待ち! この辺をまっさら更地にする気でいる? 遮蔽物が何にもないとモンスターに見つかりやすいから注意してね。」


おおう。そうなのか。そういやモンスターが居る世界とか言ってたな。ちょっと怖い。


「どんなモンスターが居るんだ?」

「おっ、良い質問だねー。じゃあモンスターとのそうぐうチュートリアル始めるかい!?」


また別のチュートリアルだ。


「お願いします。」


「オッケー。

  ①武器防具を装備!

  ②物理で殴れ!


   以上だ!」


チュートリアルでも何でもないような短い二言が返ってきた。


「だってあなた、魔法も(スキル)もスペシャル(スキル)なにも使えないじゃん。そりゃ端折られるよ。ほらほら、チュートリアルらしくスライムが現れたぞ! 早く早く! 武器と防具!」

「おわわ。」


プニプニした丸い物体が茂みから現れた。

俺は慌てて木の剣と木の盾を作った。

簡素な作りの剣と盾だ。


目の前のスライムはプルプルと振動している。

と、ビュン! っと俺に向かって体当たりしてきた。


「うわっ!」

びっくりして飛んできたスライムに剣をぶつけた。

スライムは飛ばされて木にぶつかった。


「びっくりした〜。」


と、

(スライムが仲間になりたそうにこちらを見ている! 仲間にしますか? Y/N?)


おお、選択肢が現れた。スライムを仲間に?


「おお、流石チュートリアル。いきなり力の差を見せつけて仲間にできるなんてね。仲間にしとき。働き手としても使えるから。」


ほうほう。働き手か。

「YESだ。仲間にしよう。」


(プニーを仲間にした!) チャリン。


スライムのプニーを仲間にした。

しかも経験値が入ったっぽい。


「ニューニュー♪」


プニーは自分の体の一部をニョキッと伸ばして俺に手を振ってくれた。ちょっと可愛い。



「以上でモンスターのチュートリアルは終わりよ。何か質問は?」

「さっき魔法とか技とか言ってたけど俺にも使えるのか? レベルが上がると使えるようになったり?」


だがサリュから返ってきた答えは無情だった。

「うーん、おそらく無理。」

「え?」

「おそらくだけど無理。」


むう。そうか。無理なら仕方がない。


「じゃ、最初の質問。ここにはどんなモンスターがいるんだ?」


「んー。そうね。ここの地名は「あんこくの森」よ。さっきはスライムっていうチュートリアルモンスターが出たけど普段はもっと強い邪悪な存在がいる場所らしいわ。しっかり拠点を作らないと……死ぬよ?」


マジか。

なんかはっきりした答えをもらってないけどサリュにもわからない事なのかな。じゃあ、もうちっと拠点をしっかり作るか。


木のフェンスが作れるからそれで囲ったりか?



などと考えているとサリュから要望があった。


「あっ、そうだ。私をバイクの所に連れて行って。……サドルじゃない。ハンドルの所。……そう、そこに置いて。」


サリュに言われるがままスマホをバイクに近づけると……、


「合体!」


ピカッと光ったかと思うとバイクのハンドル部分にスマホがめり込んで融合? したような形になった。


ドルン、ドルン、ドルン、


バイクのエンジンが勝手にかかる。

「よっしゃ、自分の体をゲットだぜ!」

サリュはそう叫んでバイクを自在に操っている。

なんだなんだ。サリュにバイクを乗っ取られた? 


「おいおい、なんだそりゃ。……そうだ。バイクには燃料があるんだ。こんな世界でガソリンを調達出来るかわかんねえから無駄使いはやめてくれ。」


しかしサリュから返ってきた答えは無情だった。


「問題なし」

「は?」


「問題ないわ。このバイクのエネルギー源は∞よ。私もそうだけどこの世界に来たことで「変換」されてるのよ。」


「は? 変換って?」


「私の入ったスマホもこの通り喋るし機械と融合して操作できてるし、このバイクの動力源も超小型魔核融合炉に変わってるの。理解できてる!」


「なんとなく。」

急に難しい話をされた。この世界ってやっぱり「別世界」か。しかもそれで変換? 俺のバイクに超小型魔核融合炉? もう色々とよくわかんねえ。こういうのはサリュの言う通り感じるしか無いのか。



「うーん。やっぱり操縦手(マニピュレーター)が無いとつまんないわね。……鉄! 鉄を所望します! 良い? 鉄を20個集めてきて! そうしたら「変形」できるから!」


バイクをぶいぶい言わしているサリュからさらに要望があった。変形?とかはよく分からんけど必要みたいだから集めるか。


「わかった。余裕ができたらな。」


「頼むわね。じゃ、プニー! 乗って!」

「ニュー!」


サリュはプニーをバイクのサドルに乗せた。

「ほらほら、飛ばすわよ! プニー、しっかり捕まってなさい!」

「ニュ〜♪」


2人は戯れ始めた。なんだか楽しそうだがまあいいや。


俺は俺ですることがある。


今は森にほったて小屋が1つ建っている状況だ。


こんな拠点で大丈夫か? 


いや、大丈夫なわけがない。


ちょっとしっかり丈夫な拠点にしなければ。




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