町へ 33
「へぇ、もぅファイターは辞めたのか。」
「いんや、実は失踪しちまってさ…、
それが因縁の相手の試合前だったから
人によっては親父を悪く言う奴もいるんだ。」
勝利はすくっと立ち上がった。
「俺は、
いつか親父を越えるようなファイターになって、
親父が生きてたら勝負したいんだ!」
「あとさっき言ってた
アングラカードって何だ?」
勝利はソファに座った。
「一種のゲームだよ。
実在した人物から伝説上の人物や架空の人物まで
いろんな人が出てるゲームさ。」
と言って勝利は控え室にあったカバンを取り、
中から何かを出した。
「これがよ、アングラカードだ。」
束ねたカードの中から
一枚のカードを取り出した。
「これが、俺の親父だ。
ヤコブって言うんだ。
この星が強さの証なんだ。」
カードには7つの星が書かれていた。
「もっと強い奴は
星がどんどん多くなるんだ。ほら!」
と言ってノビルに別のカードを渡した。
星は22個も書かれている。
マーティと言う人物だ。
「そいつが親父の因縁の相手だ。
本当は親父の方が強ぇのに。」
「こいつは生きてるのか?」
「いや、死んだらしい。」
この後も2人はアングラカードの話で盛り上がり
2回戦の時間になった。




