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80000000000  作者: VB:Done
第3章 町へ
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町へ 19

江口は逃げていった2人を追おうともせず、

また何処かに姿を消そうとした。


だが、ヤイバは江口を呼び止めた。



「おぃ…ばぁさん!」



江口はヤイバに曲がった背を向けたまま

立ち止まった。



「何じゃい?」


「あんた…一体何者なんだ…」



江口はヤイバに首を向けた。


シワの寄った顔でニヤリと笑って言った。



「はは~ぁん。

お主、ボーンと関わりがありそうじゃな。」


「まぁ、世話になってるが…

どうして分かったんだ?」


「意識じゃ…と言いたいとこじゃが、勘だよ。」



と言うと何故か寂しそうな表情をした。



「むかしが懐かしいの~。

解散以来忘れる約束じゃったが…」



ヤイバはさらに尋ねた。



「ばぁさんはボーンと

どんな繋がりがあったんだ?」



江口の顔にはシワが寄った。



「はっはっは、

ボーンと一緒に居ればいずれ分かるじゃろう…

ワシらももうそろそろじゃろう…」



すると、江口はふいっと向きを変え歩き始めた。


そして、藪の前にまで歩き、ヤイバに言った。



「ワシらは精鋭百隊。覚えておきな。」



と言って藪をぴょんと飛び越え何処かへ消えた。

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