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80000000000  作者: VB:Done
第2章 意識・職業習得所
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意識・職業習得所 29

ランドの顔は真っ赤になった。


幸いにも、周りはがやがやして、皆気づいていない。


ノビルが真剣な眼差しで見つめる。



「ぼ…僕は…本当は…

Z部なんか…来たく無かったんです!」


小さくランドは言った。


ノビルは口を開いた。



「へ~。じゃあ何でここにいるんだ?」


「僕は…不手際でここにいるんです。でも…」


ランドは黙り込んだ。



「でも、どうした?」


「僕は…カナダさんのグループに目を付けられて、武器係として働かされてるんです…。」


「ふ~ん。だから、やめられないってわけか。」


「まぁ…そうですね…。でも…僕は…」



と、ランドはまた黙った



「何だ?パートナーなんだから何でも話せよ!」


ランドはノビルを見上げた。


その眼差しには、

どこか希望を見るような目付きが見えた。



「僕は…いつか…ポリスになりたいんです!」


「ポリス?」


「はい。

ポリスはこの地球の治安維持を任されているんです!

彼らはとても優しく、強く、昔からの僕の憧れなんです。

このZ部にいれば、ポリスになれるかもしれないんです!」



ランドの視線は熱くなりノビルを見つめる。


すると、ノビルは突然笑い出した。



「ハッハッハ、そうか、

お前はポリスに成りたいんだな。ハッハッハ。」



笑い終わるとノビルはランドの肩を掴み言った。


「なら、尚更ここに残れ!

カナダになんか従うな。奴を倒してみろ。」



カナダの名が出ると

ランドは怖じ気付いたように目線をそらした。


「でも…そんな力は…」


「だったら、意識を磨けばいいだろ。

さぁ、練習だ!」


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