意識・職業習得所 28
「まず二人組を作れ。」
と言って、実践をスタートした。
ノビルは辺りを見渡した。
やはり、カナダのグループは二人組をすぐに作った。
いや、よく見ると、
あの小柄な少年だけ取り残されている。
「おぃ、お前独りか?」
「あ…はぃ…、仲間外れにされてしまって…」
「じゃあ俺と組もうぜ。俺はノビルだ!」
「はい、分かりました。僕はランドです。」
こうしている内に一通りペアが出来た。
すると、またスラングが話し出した。
「では、この組で1年間、実践を行う。
では、この本を配る。
これも、1年使うから無くさないように。」
スラングは参考書らしき、本を全員に配った。
「その本は自分の意識と連動してみられる。
全員本に念を送れ。」
ノビルは念を送る。
すると、どうだろう。
本の表紙には大きく“変"の一文字が書かれている。
本をめくると意識の内容について書かれている。
「こりゃ…すげぇ…
へぇ~、こんなことも出来るのか…」
ノビルは完全に入り込んでしまった。
「おぃ、見てみろ、ランド!」
ノビルがはしゃいでいたが、
ランドはあまり乗り気ではなさそうだ。
「どうした?ランド?」
「あっ、いぇ…実はあんまり…」
「何だよ!お前も希望したんだろ!」
「い…いや…僕は違います!」
ランドは大声を上げた。




