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80000000000  作者: VB:Done
第5章 裏社会
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裏社会 17

「畜生。全く当たらねぇ…」


「当たり前だね~。

僕の姿を歪めてるんだから。」



次郎はもう一度蹴りを入れた。


しかし、ボンヌに当たったと思ったら、

いつも足は空を切っている。



「僕に当てるつもりあるの?」



ボンヌは少し距離をとった。



「スライム。」



次郎はボンヌが離れた所で

パンチをした様に見えた。


しかし、腕はぐにゃりぐにゃりと

蛇行するかのように曲がり、

次郎の腹を直撃した。



次郎は膝を付いた。



「ふふふ。僕の独り試合になってるよ?

つまんないな~。」



ボンヌは次郎の側まで歩み寄った。


そして、次郎の手を踏みつけた。



「ぐあぁ!」



次郎は鈍い声を出した。



しかし、反対の手でボンヌの足を掴んだ。



「なに?」


「さっきからよくも俺を虚仮にしてくれたな。」



次郎はぐっと足を引っ張り、

踏まれた手を救いだした。


そして、胸ぐらを掴み、立ち上がった。



「マラカナン!」



次郎はボンヌの腰に渾身の蹴りを入れた。



ボンヌは体を曲げながら

3メートルほど吹き飛んだ。



「なにを…」



ボンヌは腰を押さえながら立ち上がった。



「だが、貴様はミスを犯したね~。

俺との距離が広がったよ。

もう僕の歪の意識を使い放題だ!

かかって来なさい!」



ボンヌは次郎を指で挑発した。


次郎はボンヌ目掛け走る。



「ジョルトブロー!」



次郎はボンヌの顔を殴ろうとした。


ボンヌは意識を使おうとした。




そして、ボンヌの顔面に

痛烈なストレートパンチがヒットした。

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