200vs2 25
6人は平然とした顔でいる。
幹部の中には
トラヤヌスもピウスもネルワもいる。
「誰から行く?」
「俺からでいいか?」
ネルワだ。
「いいぞ。」
ネルワが立ち上がった。
ヤイバはネルワを見上げた。
ネルワは巨人が使うような斧を持った。
「ドオウリ゛ャァァ!」
ネルワはヤイバに斧を振りかざした。
ギイ゛゛ィン。
物凄い音がした。
ヤイバは両手を使って何とか斬撃に耐えた。
すると、
ヤイバの足が地面に釘を打つかのように入った。
「う…動けねぇ…」
「はっは、俺は“沈"の意識を持ってんだ。
お前の体をどんどん沈めてやる!」
ネルワがまた斧を振りかざした。
ヤイバはまた刀で防いだが、さらに体は沈んだ。
膝まで地面の下に隠れた。
その後もネルワは
ヤイバをどんどん地面に沈めていった。
そして、ヤイバは肩から上と
両手が少し出るくらいになった。
「お前、孔球って知ってるか?」
ネルワは斧を肩に下げ、ヤイバの左手を踏んだ。
手はズブズブと沈む。
「別名、ゴルフ。それでよ頼みがあるんだが…」
反対に回り同じように右手を踏んだ。
右手は刀と共に沈んだ。
「今度ボスとゴルフに行くんだ。
だから練習したくてよぉ~。
特にショットとかをよ…」
ネルワはヤイバの頭をトントンと踏み、
首だけにした。
「だから良いよな?」
ネルワは斧をゴルフパットのように構えた。
「練習しても…」
ネルワは素振りをした後、
ヤイバを打つ位置に立った。