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200vs2 21
次の日、ヤイバ、次郎、花、トム、ボーンの5人は
習得所へ向かった。
ヤイバは昨日の刀を腰に下げたまま出掛けた。
一方、次郎は遅い時間帯に到着したため、
同じ時間帯で来た人はあまりいなかった。
次郎は組へ向かう廊下を走った。
すると、前に昨日の4人組のような
黒いスーツの男が数名立っていた。
次郎は立ち止まった。
「ジェームス・Pの人間か?」
「如何にも。だが安心しろ。
昨日とは別の要件だ。」
「別の要件?」
黒スーツの男は特殊な地図を出した。
「ボスがお呼びだ。昼休憩の時、ここに来い。」
黒いスーツの男は
次郎が向かう逆方向へと歩いていった。
地図にはあのノビルとヤイバが迷った森が
記されていた。
昼休憩の時刻、
ヤイバは今日の自分の選択した講義は終わったため
夕方まで森でトレーニングをしようと思っていた。
ヤイバは森へ向かった。
ヤイバは広めのスペースを探しに
森へ入っていった。
しばらく歩くと人がいる気配がした。
その方向を見ると次郎と数人の男がいた。
昨日見たトラヤヌスやピウスもいる。