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意識・職業習得所 2
次の日、五人はボーンと共に意識・職業習得所に向かった。
そこはものすごい広かった。
「おい!何じゃこりゃ~!」
「広すぎるわ」
「まぁ、1学年約5万人がいるからな、ざっと50万人かな」
「ご…ごじゅ…」
「では部を決めに行くとしましょうか。」
六人は受付へ行った。
「ようこそ。こちらのパンフレットをどうぞ。」
と言い受付の女性はパンフレットを渡した。
「おい…これ…」
「文字が…」
何とパンフレットの文字は動いていた。
「静かに!現代人でないことがバレるだろ!…ありがとうございました。」
と言って受付を去って六人はベンチに腰かけた。
「おい、ボーン。これどうやって使うんだ?」
トムが尋ねた。
「これはこうやってパンフレットを振って使うんだ。知りたいことをパンフレットに集中させると、情報が得られるぞ。」
五人はそれぞれパンフレットを振った。
すると、皆浮き出た内容は違うが、それぞれの知りたいことが載っていた。