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西方と東方

 江南のドルメンとインドネシアのドルメンに接点が出来たと私は思っている。論理の飛躍だろう。ああまあ論理としては苦しい。ほとんど妄想の世界になる。だがこれをハプロで繋ぐ。膠着語とアルタイとシュメール。これは苦しいと思うが一応Jで繋いだハプロの話しはした。実は、インドの鉄ベトナムに伝わっている。


 ベトナムの鉄生産は中国より早い。海を使ったルートはステップロードを通った伝播よりはやい。以前話したオーストロネシア航海民と繋がってくる。ハプロがGと変わってしまったと見ている。そもそもこの集団母系集団であるので、父系がG2Aの母系と混血して血族関係になった場合、G2Aとは全く関係ない母系集団が出来上がる。


 または謎の航海集団(出発時は黒人だったと思うが、その後は多分フェニキア人のように混血して中東系になってる)からアジアの航海集団が関わった可能性がある。ベトナムとインドネシア、O1B2が僅かに出た地域じゃないか?となる。東南アジア根菜農業の担い手で、時代は滅茶苦茶古くなる。


 だが民族の移動と交易は別。こういった優れた民族移動の技術が、後に交易の元になったんじゃないか?そしておそらくmtDNA、B集団に絡んだO1B2が主に北方方面の担当になっていたんじゃないか?って見ている。江南とインドネシアがG2AとO1B2でドルメンを通じて繋がった。


 私も基本的にはアジアでドルメンは独自に発展したものだと思ってる。遼河文明の古い文化と繋がってるのも書いた。だが何故NとO1B2の混血と同時に増えたのか?それまでの積石墓とは系統がやはり違うと思う。インドネシアやベトナムのルートとドルメンは偶然だろうか?ベトナムじゃドルメンは出てないが、江南の南部まで広がっているのは確か。


 インド洋はニコバルアマンダンじゃなくて、モーリシャスなどの西側について、宝貝の採取で有名な所。ここじゃないって話しになる。だからベトナムまでが範囲になる。インドネシアは何故行くのか?になる。この辺りは分からない。O1B稲作集団として向かったのが常識的な説だから。ただ少数出る。ベトナムとインドネシア、正直何か特別な理由があるんじゃないか?と見ている。


 遼寧省に以前Gが出るのを書いたと思う。河南省にも出るが、ここは人種の坩堝的な歴史が残ってて、あやしいけどそういうものかって所がある。GはRに対して少数ついていくるケースが多い。だがここRよりGの方が多いぐらい。Jと中東系としてきたのか?と言うとそれも違う。回族関係も考えにくい。後はトルコ系。正直ここトルコ系は多い。


 遼の支配時代にトルコ系がわんさか入ってる。Rはそっちの系統だと思う。後はCになる。トルキスタンの支配範囲には思い切りGの出る地域が入る。後は多種多様の遊牧国家の流れですぐ下のここは多くなる。そもそも元々はここ遊牧民の支配地域の延長の部分がある。それでも可能性としてはやはり考えてしまう。


 ドルメンのGきてるよってなってしまう。南方から船で来たとなると転々と残るドルメンの謎が解ける。それにO1B2が関わっていたかもしれない可能性。


 さてO1B2以外の重要な海洋ハプロO1Aにも触れておかないといけない。日本の集団が根菜農業集団なら無視して良いと書いたけど、稲作ならややこしい。根本的に文化が違うからだ。稲作農業と根菜農業では全く文化が違う。時代背景も違う。同じO1Aなのに中国のO1Aと南方アジアのO1Aでは全く扱いが違う。


 中国のO1Aの場合、中国と日本を繋ぐルートにO1B2が必要が無くなる。その問題が岡山にある。陸稲水稲ともにここ稲作が早くから行われていた地域で有名。津島遺跡と言って、陸稲はこの前の時代になる。プラントオパール盛りすぎじゃないか?と言われてるのは、ここ水田でも有名なので弥生時代の熱帯ジャポニカの混入の問題が指摘されてるからになる。


 それが違っていても、炭素年代と土の層で大体決めてるけど、この土の層上と混入して無いか?って批判がある。炭素年代だけだとよくずれるので、ダブルでチェックしてる。どちらにしろ、早い時期から稲作があったとして有名な所。ここ周辺では飛び切り早い。これについて多分船による移動だろうといわれていて、内陸の移動じゃなくて、大陸から直接瀬戸内海まで行った話しがされてる。


 弥生時代ならまだ良いが、この陸稲の運んだ民族はなんだ?でハプロがO1Aの可能性が出てしまう。中国地方だけO1Aしっかり出るし、岡山もきちんと出てる。根菜農業なら問題が無い。どのみち縄文前かあある、さといもどこから来たんだよ?って問題があってO1Aがその候補として最重要ハプロだから。


 稲作関係だった場合、じゃO1B2いらなくない?って話になる。まさにおっかむの剃刀。何かしらの大陸と日本を繋ぐ遠洋航海術に長けた集団の可能性。これは事実に近い。じゃないと火の無いところに煙がって話しになる。問題はそれ誰なの?O1Aが多い江南ではあまり宝貝重要視されてなかった。研究でもあったが、あれは黄河流域のローカルブームだったのが大きい。


 山東省と関係の深いO1B2の方がこれはふさわしい。だがそれだけじゃ弱い。O1Aが稲を船で日本へ運んだとなるとかなり困る。私の中ではO1B2の一部は海路の別ルートをとった説が破綻する。


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