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039:学府 其の7

 コーンス母星の屋上を転々とひたすら害獣駆除、くたくたになる頃に帰還した。

 村の規模の建物内部、転送されたところで、帰還するかどうかをレドが聞く。

 全員で話し合う時間を考えるも、折角の異星の冒険なので続行を委員長のアプリが決断した。

 余程の事がない限り自由意思を尊重する性格の戦闘艦なので、強制は好まないので、そこは誰も不安には思わない、むしろクラス合宿のような物だ。

 前衛は自主練、中衛も訓練、後衛も訓練だ。

 特にコンサート担当の4名は訓練、魔法使いはサクヤより指導を受ける。

 残りは前衛はレドが担当し一人ずつ指導した。

 召喚士のリード、忍者のウルカ、獣使いのバッシュは色々な物を置いて戦闘艦より習う。

 夕飯、施設の屋上での食事。

 姉妹と食事するレド。


「ひとまず異星はどうだ」

「・・・言葉に困る」

「・・・うん」

「地球は遅れている」

「ふっ」

「だよ」

「・・・酷い」


 よく分からないがそれぞれに変化は有ったらしい、まずまずの収穫だ。

 他の所にも行き、一人一人と話、時には助言し、時には宇宙の話をする。

 こまめに行うこの戦闘艦の人型キー、委員長のアプリでもわかるのは、どうやらこの戦闘艦を使ったとある事、組などに分かれたが、これらを乗せての訓練を企画していたらしい。

 何せ本体の戦闘艦からすれば乗員程度は負担ではない、惑星サイズの巨大な戦闘艦だ。

 性能の方もサクヤ曰く知る限りの最高峰。

 惑星誕生より、生きる竜の中の龍が言うのだから、間違いない。


 そんな戦闘艦の人型キーは、何故か地球での性能が低いのは謎だ。

 これを聞く者もいたが上手くはぐらかされた。


 夕飯の後の風呂、性別に別れるが困るのがレド、男性陣からも困り、女性陣からも困り、仕方なしにサクヤが判断し、男性側に押し付けられたが、ティアが猛反発し、長女が説き伏せてなんとか収まる。

 しかし男性からすれば、いきなり女性型にならないかとても不安だ。

 女性アバターを知るアシル、バッシュは非常に困る。

 何せ身長さえ除けばピローテス並みのスタイルと美人さんだ。色々と困る。

 レド一家の動物たちは男性側へ、押し付けられた訳ではなく、動物たちが進んでいったからだ。獣使いのバッシュは喜んで世話した。

 しかし男性型のレドには、地球人にはつく筈のものがない。


「何故ない」

「知らなかったか?俺は試作品でね」


 こんな宇宙規模の迷惑の、この試作品を作る、そんな狂人達とは話したくないのが、男性側の共通の意見だ。


「量産型とは違って子供が作れなのさ」


 人型キーの表情は特に変わらないが、地球人の男性達でもわかる様な、あまり良い内容の話題ではなかったようだ。

 それを察したらしい人型キー、特に言わずに洗い始める。

 人型キーのレドの隣、このアシルは人には人の事情がある事を知った。

 異星人と付き合う難しさもあるが、少なくても地球人に比べればとても興味があるのは隠せないのだ。恐らく相手にとってみても同じなのだと思いたい。


「レド、俺の昔話を聞いてくれ」

「別にいいが」

「普通だった、極々普通、何をしても真ん中、何をしても変わらない、何が有っても変わらないものだった、そんな時にゲームに出会い、何かが変われば、そう思いここにいる、本当に色々と有ったし、有り過ぎた、プレイヤーになった時に全てから捨てられた、だが俺は今がいい、昔よりも今がいい、よく理解の及ばない事は確かに多い、少しずつ理解していければ幸いだ」

「好い顔にったなアシル、その心を大切にしろよ」

「ああ」

「昔な、日本人だった、もう祖国はないがな」

「そっか、それで」

「ああ。長かったな」


 分からない事は多い、分かる事より遥かに多い、それでも今を生きる事をアシルは選んだ。もう昔の事ばかりを考えるのをやろようと思う。そう決めた。


「おじちゃん」


 子狐に金糸騎に近付く、レドが静止する前に変化を使い人型に変化し、フォックスの少女となるが、足に合った水たまりを滑って転ぶ、頭を打って失神した。

 時が止まるという言葉がぴったり。

 反応できる者は皆無で有り、事情を知らない者は理解が追い付かず見ていた。


「相変らず、これだから目が離せない」

「説明しろ騎士」

「あー。ひとまず後でな」


 レドが立ち上がって金糸騎を連れ出した。

 四人はひとまず体を洗った。


 脱衣所で金糸騎を介抱し、薬を掛けてから待つ。

 動物たち、ユキカゼ、ルリ、ドレも体を洗ってから出る。

 レドが乾かしてから服を着込む、伸びている金糸騎は一向に起きず、仕方なしに医務室に連れて行く。

 医療用カプセルに入れての治療を行い、気が付いて金糸騎を抱き起し、服を着せてから休ませる。金糸騎の事もあり、女性型に変更してから近くで看病していた。


 そこにフォックスの少女の外見をしたサクヤが来る、医務室のドアを叩き。


「相変らずそそっかしい子じゃな」

「ああ好い子なのだが」

「主の弟子1号じゃしの」

「本当に良い子なんだ」

「知っておる」

「そうか」

「動物たちが心配しておったわ」

「検査の結果から言えば特に異常はない」

「そのようじゃな」


 心のある戦艦の人型キーのレド、長い時を旅したサクヤからしても随分と風変わりな戦艦だ。なぜこのような物を作ったのかは誰にもわからないが、意外と本人も知らないのかもしれないと思った。

 弟子1号の金糸騎を本当に育てる気が分かる、精神的な負担のはずの女性型になってでも看病しようとするのがその表れだ。

 そこに姉妹と動物たちが来る、護衛には男子4名、主に暴徒となる3名ほどの不安要因の警戒の為だ。何かと暴走しやすい3名なので要注意である。


(手間暇の掛かる仲間じゃな)


 サクヤも久しぶりに笑う、何かと問題のある奴ではあるが、本気で人に害そうとは考えない事はわかる、そう言う事は出来ないサクヤには感じられた。


「静かにしておれよ」

「うん」

「うん」

「ピローテス頼むぞえ」

「ああ」


 サクヤが入れ替わる様に部屋から出る、暴走娘3名も、さすがに今回はとは思うが、常識が通じ難い3名の為に困った仲間なのだ。


「ひとまずは召喚じゃ、回復系を頼むぞ」


【召喚:タイプ従者召喚:ウィンデーネ】

 召喚された事により、説明された二体は苦笑していた。

 仲間に遠慮とかそう言う常識がない奴らなのだと。


「夢も希望もありゃしない」


 アシルが愚痴る。

 バッシュの方はもう言わない、何せ学府でも屈指の戦闘能力を持つ3名だ。

 特にウルカは一度キレると戦闘能力が飛躍的に上がる厄介な奴だ。

 そんな問題児の3名と、レドはよく組めると素直に感心する。

 そこに音が消える。


「来たぞ。トラップの一つにかかった」

「ウルカの苦手な縄の方な」

「彼奴らは直ぐに頭に血が上る奴らだ。迎え撃つ必要はない、罠にかかって暴れているだろうよ」

「ふう助かった」

「体力だけはある警戒は続けよう」


 男子4名とサクヤは警戒していた。

 医務室では金糸騎がなかなか起きない、時々母親の名前と涙を流していた。

 レドが手を顔において涙をふく。

 金糸騎の目が覚める。


「いきなり起きないようにゆっくりでいい」

「うん!」


 元気よく返事をする、レドの薬を飲ませ、金糸騎からすればジュースのような薬だと不思議に思う。


「おじちゃん?お姉ちゃん?」

「戻った方が良いか」

「ううん」

「分かった」


 本当に愛しそうに頭を撫でる、金糸騎も懐いているので嬉しそうにしていた。

 姉妹の方は反対側に座っていた。

 姉妹からすれば年の離れた妹のような者だ。大切にしようと決めていた事の一つ。


「さっ起きてみようゆっくりと」

「うん!」


 話を聞いていなかったのか元気より飛び起きる。

 子狐の方は既に忘れていたように動き回る。


「父さん皆の方へ。金糸騎は私達が面倒を見ておく」

「ああ」


 □


 女子の方は、女性型に変更していたレドに興味津々、色々と質問したそうだ。だがレドは黙殺した。

 訓練を開始しするか、勉強するかの選択肢で勉強になった。

 宇宙の事をレドが教えた。

 寝る時は自室よりキャンプの様に寝る。


 翌朝。

 テントの中で起きた一家、捕獲されて反省していたのか3名も居た。

 男性型に戻り、料理スキルのをある者は調理だ。

 そんな朝食を終え。


「よし害獣駆除を行うぞ」

「臨時ではなく固定PT状態が良い」

「そうだな」


 転送されてからの固定PT狩り。

 前回通りの屋上の一つ。

 星空の面々。

 暴走娘3名はとても不満そうだ。


「さっ狩るぞ。ウルカ、アリサ、ヒリュウは前衛な」

「了解した」

「分かったわ」

「了解~」

「のこりは後衛と言うより後衛しかいない」


 養女姉妹の3名、動物達の4匹、ジョーカー、アケチコンビの二人は後衛だ。


「サクヤと俺は中衛にしておこう」

「了解じゃ」


 適当に狩り帰還した。


 □教室


 戻ってきた教室、時間は1秒も経たない。

 全員が余程楽しかったらしく良い顔だ。

 錬金術師学科の授業を受け、剣術部に出る。

 部活が終わってからの自警団訓練、その後のWHO惑星での冒険に出る。


『星空の記録がログインしました』


 ▽

 ・レド

 役職:- 学科:錬金術師 人種:WHO 性別:男性型

 [装備]

 自警細剣+1 投擲用薬品瓶 錬金術師の制服 ゼロ組バッジ 携帯調合セット

 グロック型ハンドガン 通常弾 徹甲弾 爆裂弾

 ダネル型グレネードランチャー 閃光弾 催涙弾 榴弾 薬品用弾 魔法弾

 [スキル]

 剣Lv1 銃Lv1 投擲Lv1 錬金Lv1 調合ⅢLv1 染料Lv1 園芸Lv1 工作Lv1 味わいⅡLv1 香りⅡLv1 着心地Lv1 染色Lv1 塗料Lv1


 ・サクヤ

 役職:- 学科:戦士 人種:竜 性別:女性

 [装備]

 魔法槍+1 戦士の制服 ゼロ組バッジ

 [スキル]

 槍Lv20 魔法剣Lv1 鍛冶Lv10 木工Lv10


 ・ウルカ

 役職:- 学科:忍者 人種:地球人 性別:女性

 [装備]

 自警忍者刀+1 大型手裏剣 忍者の制服 ゼロ組バッジ

 単体 火遁の忍法具 雷遁の忍法具 氷遁の忍法具

 範囲 木遁の忍法具 水鏡の忍法具

 [スキル]

 忍者刀Lv10 手裏剣Lv10 忍法Lv1 裁縫Lv14


 ・アリサ

 役職:- 学科:獣使い(クラスはドルイド)人種:地球人 性別:女性

 [装備]

 風の大鎌+1 獣使いの制服 ゼロ組バッジ

 [スキル]

 大鎌Lv20 テイムLv1 獣化Lv1 装飾製作Lv1

 アーツ:


 ・ヒリュウ

 役職:- 学科:召喚士 人種:地球人 性別:女性

 [装備]

 大地の斧槍+1 召喚士の制服 ゼロ組バッジ

 [スキル]

 斧槍Lv20 召喚Lv2 融合Lv1 料理Lv25


 ・ジョーカー

 役職:- 学科:妖盗 人種:地球人 性別:男性

 [装備]

 森の都の指揮棒+1 妖盗の制服 ゼロ組バッジ 携帯工作セット

 [スキル]

 指揮棒Lv1 指揮Lv1 召喚Lv4 盗みLv2→Lv3 工作Lv1 騎乗Lv1


 ・アケチ

 役職:- 学科:魔偵 人種:地球人 性別:男性

 [装備]

 森の都のギター+1 魔偵の制服 ゼロ組バッジ 携帯工作セット

 [スキル]

 楽器Lv1 演奏Lv1 召喚Lv4 鑑定Lv1 工作Lv1 騎乗Lv1

 ▽

『星空』邸。

「レド、少し話したいの」


 アリサが控えめに言う、他の者も離れ、一つの部屋に入る。


「・・子供は作れないって本当」


 アリサの表情を見ればわかるとても重要な事らしい。

 レドは迷ったが頷いた。そうするとアリサはショックだったらしく泣き崩れてしまった。

 アリサの近くに腰掛けて、抱き寄せる。


「どうして?」

「俺は試作品だからその機能がないんだ」

「そう。これから」

「兄曰く難しいそうだ」

「・・・そう、いつかは出来るの」

「分からんな」

「話してくれてありがとうもういいわ」

「ちょっと休もう」

「出来ないのよね?」

「俺にはそんな機能はないからな」

「安全設計し過ぎよ」


 少し休み、アリサなりに考えているらしかった。

 休んでから出る。

 女仲間は解っているらしく何も言わずに居た、男の仲間の方は肩をすくめていた。


「ほんじゃ今日は何処に行くかねェ」

「ひとまずは計画を立てましょう」

「そうするか」


 PT作戦室に来る。

 テーブルがあり『イーニャ』と周辺が記載される。

 冒険者の町『イーニャ』、南に広がる『イーニャ草原』、この中にある『イズミ』『イクツキ』『朱雀キャンプ』と『朱雀ダンジョン』。

 東に広がる『イーニャ海』この中にある『ハワイ』『キャサリン』に、海の都こと『シーキャッスルタウン』。

 西に広がる『大森林』この中にある『鈴々』『美鈴』に、『森の都』、この北にある『白虎の真のダンジョン』。


「北は嫌よ。あそこは硬いもの」

「陸が好いな~」

「海も悪くはない」

「そうね。ひとまずは草原での従者確保ね。ジンと朱雀がいるわ」

「ジン?」

「風の上位の精霊よ。良い奴なのだけどなんて言うか自由過ぎて」

「森の方は」

「ドリアードとエントがいるわ、いつも日向ぼっこね」

「協力が得れれば助かる」

「白虎も良い子よ。ちょっとあれだけど。北の玄武は性格が悪いのよ酷いわあれは」

「そうか」

「西の海はあたしたちには無理なのよ。相性が悪いタイプね。青龍はレドの友人って奴だからその性格もあれなのよ」

「気が合いそうだ」

「西の海にはクラーケンがいるわ。水の上位の精霊よ。北には玄武の他にベヒーモスがいるわ。土の上位の精霊ね」

「全て欲しいな」

「ひとまずはこの従者集めね。三人にとってみれば嬉しいものでしょ」


 アリサの言葉に、ヒリュウ、ジョーカー、アケチは頷いた。


「草原には簡単な植物も多いわ。だから料理素材や調合素材も多いわ。裁縫の為の綿花も結構あるわね。工作用の物はないわよ。人型エネミーも居ないから特に盗む物もないわ。装飾用の素材も少ないけど、何かと便利な場所ね。朱雀ダンジョンには採掘ポイントもあるからサクヤには嬉しいものよね。木工用を考えるのなら断然森。こんな感じよ」


 怒涛のような話したアリサ、殆どの者が面食らう様な丁寧な纏め方でもある。

 頭に血が上り易いが、決してバカではない事を参謀コンビは評価を上げた。


「じゃあ草原だな。ジンの奴、何をしているのやら」

「好きな料理でも作ってから置けば食べるんじゃない」

「獣じゃないのよ?」

「頭の方は哀しいからね」

「自由な奴なのよね。頭がね」

「俺達には相性が良いからな草原は、朱雀の事なら彼奴らにでも」

「ダメよ。金糸騎の護衛が有るわ。あの子はそそっかしいから」

「では草原だな向かうぞ」


 □『イーニャ』→『イーニャ草原』


 草原に来た。ヒリュウの従者に対するセンサーが感知するために歩く。

 前衛の先頭はヒリュウ、近くにはウルカ、その後ろにアリサとサクヤ、後衛の3名は歩きながら色々と採取、動物は狩らずに、足止め野郎の植物、このユニークと遭遇した。


 一言で言うのなら変、何せサボテンのような外見に、頭には花、手足は無く、葉っぱの代わりにトゲが大量に有る。


「変なサボテン。どうするレド」

「うーん。なにこれ誰か知らないか」


 誰もが首を振る、レドもこの変な植物に、仕方なしに対巨大用の銃、ダネルMGL―140片手用のミニアームスコーを構えた。


「まて」


 ジョーカーが止める。


「攻撃はするな。ひとまずは調べよう、アケチ」

「ああ。しかし妙な生き物だぜ」


 二人が調べ出し、残る5名は適当に暇潰し。

 アリサは従者のピリューと遊び、ウルカは寝転び、ヒリュウの方は適当な菓子を食べ、サクヤの方は欠伸をしながら休み、レドの方は採取した薬草や小石を調べる。

 調べ終えた二人が説明した。


「植物ではあるが、エネミーでもある、知り合いからも情報を集めたが、さすがに植物の専門家はいないので困る、ローグ系にも植物の知識は必要と分かった事は喜ばしいが」

「まあ細かい針にはやはり毒があった、何系かはわからないが、レド」


 アケチより渡された毒物をレドが調べる、レドとしても苦笑し、説明した。


「酷いなこれは、石化系だ。当たれば仲良く石化、まあ治療薬もないから一生そのままだ」


 全員が固まる、調べていた二人は特に硬直していた。


「まあ治療薬は今作ろう」

「ふ、触れても大丈夫か」

「いや時間がかかるらしい」

「速く作れ!」


 レドが薬品を作り、アケチに掛ける、石化し掛けた本人はホッと一息。


「採取はしておこう、石化系の治療薬は貴重だし高く売れる」

「石化するのではないのか」

「耐性薬品を作れば効かないからな」


 薬品づくりの専門家は余裕で話、調合した薬品を飲み、嬉しそうに採取していた。

 PTのポーション、戦闘・生産系に属する錬金術師の通称のだ。


「よしいいぞ。これで弾薬費用は稼いだ」

「でかしたポーション」


 PTの財務担当のウルカが喜ぶ、何せ金銭的な事の全てを任される、当然の様にそんな物を考えない奴らなので並ならぬ苦労だ。


「あっ風が変わった」


 ヒリュウがのんびりと言う、召喚士の為に単に自然の風という意味ではない。


「近くにいるね。今日は良い幸運の日だね~」


 召喚士のヒリュウの言葉に、召喚スキルを持つ二人も風を感じる。


「よし~行くよ~」


 召喚士が先頭になり歩きだした。

 歩くと、ヒリュウが立ち止まり料理を置いた。

 そこに風が強く生まれ、一人の男が現れ、この料理を食べ始める。

『ジンがヒリュウと従者契約を望んでいます』

「YES」

『ジンが従者となりました』

 ▽

 ・ヒリュウ

 役職:- 学科:召喚士 人種:地球人 性別:女性

 [装備]

 大地の斧槍+1 召喚士の制服 ゼロ組バッジ

 [スキル]

 斧槍Lv20 召喚Lv5→Lv6 融合Lv1 料理Lv25

 ▽

「さっ今度は二人のジンの確保だ。歩くよ~」


 145cmの身長の召喚士はのんびりと歩きだし、コンビも後をつく、よく暴走するがそれぞれが才能を持ち、これをPTに出し合って協力するものと理解した。

 歩くと今日二度目の変な生き物とエンカウントした。

 見た目は熊だ、足は二本、腕も二本、背中には甲羅、肩からは妙な突起がある、顔は熊だ。

 遭遇した一行は沈黙していた。熊の方も沈黙していた。


「変」


 先頭のヒリュウがボソッと呟く、熊の方に変化はないかに思えたが、立ち上がり腕の手より爪を伸ばした。どうもヘイトを稼いでしまったらしい。

 仕方なしにウルカが手裏剣を投擲し、レドの薬品が付いているのだから麻痺した。


「ヘイトを稼ぐな」

「熊鍋にしよう」

「嫌よ!こんなものは食べたくないわ!」

「私も断固嫌だ」

「俺も嫌だな」

「うむ。妾も嫌じゃ不味そうじゃぞ」

「そうか?割と良い」

「反対!断固反対よ!」

「じゃスルー」


 再び歩き出すが、ウルカが忍者刀を抜き、地面を突き刺した。

 地面から三度目の変な生き物が現れる、モグラの様であるが、何故かヘルメットにツルハシを持ち、理解不可能な生き物だ。


「今日は当たりの日だね~」


 低身長のヒリュウがのんびりと言うが、斧槍を振るって叩き潰し、ワンキルだったために特に変わらずに歩き出した。

 問題も多い奴らではあるが、別にバカではないし、才能がない訳ではない事をコンビはメモした。

 先頭のヒリュウが止まり、料理をジョーカーに渡し、ジョーカーも理解してから置く。

 風が現れ、一人のジンが料理を食べる、ジョーカーが気になるらしく食べながらちらちらとみていた。


『ジンがジョーカーとの従者契約を望んでいます』

「YES」

『ジンが従者となりました』

「なるほどねえジョーカーは風との相性が良いのか、これは収穫だ」


 そう言ってヒリュウが歩き出した。

 三体目のジンとは遭遇し、アケチが出すも、何故か食べない、続いての二品目を出すと悩んでから食べた。三品目、四品目と出してから従者となる。


「風と相性が悪いのか~これも収穫だ~朱雀に会いに行くよ~」


 アケチは納得がいかなかった、とても納得がいかない、しかし我慢した。

『イクツキ』から『イズミ』に来てから、『朱雀ダンジョン』に入る。

 召喚士のクラス代表のヒリュウより教わる二人、面倒見のよい性格のヒリュウと分かる。

 採掘ポイントに来るとサクヤがツルハシを振るって採掘し、鉱石などはアケチが調べてから手にし、欠片などはレドが手にしてから調べてから手に入れる。


 ダンジョンに入ると蛇と蝙蝠が襲ってくるが、サクヤの魔法剣の掛かる槍で貫かれてワンキルされていた。


 朱雀の門の前に来る。

 ヒリュウが二人に説明した。


「怖れてはダメ、歓迎の気持ちのみだよ、じゃないと失敗するから、僕も経験があるからね」

「分かった」

「難しいな」

「召喚は難しい分類なんだよ。相性と試練の連続なんだよ。君達なら大丈夫」


 内部に入る、現れた一体の巨大な朱い鳥、ヒリュウが挨拶し、この鳥が召喚スキルを持つ三名を見てから頷く、これで従者となる。


「よしお家に帰るよ~」

「そうしよう」


 ▽

 ・ヒリュウ

 役職:- 学科:召喚士 人種:地球人 性別:女性

 [装備]

 大地の斧槍+1 召喚士の制服 ゼロ組バッジ

 [スキル]

 斧槍Lv20 召喚Lv6→Lv7 融合Lv1 料理Lv25


 ・ジョーカー

 役職:- 学科:妖盗 人種:地球人 性別:男性

 [装備]

 森の都の指揮棒+1 妖盗の制服 ゼロ組バッジ 携帯工作セット

 [スキル]

 指揮棒Lv1 指揮Lv1 召喚Lv4→Lv6 盗みLv3 工作Lv1 騎乗Lv1


 ・アケチ

 役職:- 学科:魔偵 人種:地球人 性別:男性

 [装備]

 森の都のギター+1 魔偵の制服 ゼロ組バッジ 携帯工作セット

 [スキル]

 楽器Lv1 演奏Lv1 召喚Lv4→Lv6 鑑定Lv1 工作Lv1 騎乗Lv1

 ▽

 帰宅し、それぞれの自室で休み、昼食はヒリュウが作って全員で食べ、レドの調合した調味料をたっぷりとかけて食べる、特にサクヤは大量にかける。


「午後はお待ちかねの森だね~」

「森は好い、凄く好い」


 錬金術師のレドにとってみれば宝の宝庫だ。それが分かる全員の為に森には好んで行くことになる、また召喚スキルを持つ3名も、新しい従者の二体には胸が躍る。

 学科は獣使いだが、クラスはドルイドのアリサは家族=従者に世話し、愛情を注ぐ為に森の事もあってこの鳥の家族でも探そうかと考えていた。


「言うのもなんだが、金になる様なものを」


 財務担当としては金が気になるらしい、これにレドが話す。


「適当にどうにかするさ。まずはそうだな貴重な石化系の薬品でも売ろう。森の都に行けば高く売れるしな」

「うむ。実に素晴らしい」


 食べてから一休みし森に行く。

『大森林』を歩く、草原と同じように歩き、後衛3名は採取した物を調べていた。

 一般エネミーは、前衛の3名が直ぐに狩り、中衛のウルカも時には立ち止まり、周辺への警戒を行う、ウルカの価値観でいえば、高価な忍法具は高い為に中々使えない。

 他の忍者達も、忍法具の価格の高さには舌打ちする者が多い。

 先頭のヒリュウが一本の木の前につく、挨拶し、料理を出した。


『ドリアードがヒリュウに従者契約を望んでいます』

「YES」

『ドリアードは従者になりました』

「よし二人の番だよ~」


 二人も従者契約を結ぶ、その後にエントとも契約し、森の都に来る。

 星空の記録の面々は兵士に挨拶され、レドが貴重な薬品を伝えると、兵士は困ってた。

 薬学の知識のある年かさの兵士が理解し、直ぐに上司の騎士に伝え、この騎士が適切な場所に案内してくれた、薬品の方は提供し、貴重な薬品の半分は売却してウルカに渡した。

 錬金術師や、薬師に、調香師の学術協会にも足を運び、今までの知識を適当に提供し、代わりに知識を貰い、レドの薬品を研究する研究者などからも質問を受け付けてから回答し、ダンジョンに向かう。

 広場などは前衛があっさりと狩り、亀などの巨大生物は中衛と後衛で狩る。

『白虎の真のダンジョン』に入る。

 特に従者などは呼ばないヒリュウは鼻歌をしながらコボルトを駆逐し、かつてのボスと相対した。


「懐かしい、久しぶりにだねエンペラー、昔の恨みを晴らしに来たよ」


 斧槍を握るヒリュウが駆け出し、コボルトエンペラーは双剣で小さな召喚士を迎え撃つ。

 召喚されたコボルトナイトやソルジャーなどの従者達。


「ふむ」


【忍法具:タイプ忍法:木遁の術】

 現れた蔓が絡みつき、従者達を固定した。


「どうする盗むか?」

「魅力がないが、金にはなりそうだし、多少の足しにはなるかもしれない」

「そうだぜ。偶には借りを返すのもよい」

「近付くと暴れるので、麻痺の薬で止めよう」


 そう言って三名が接近し、レドが麻痺の薬を投擲してから動きを止め、ジョーカーが盗み、アケチが受け取ってから鑑定し、盗みのクールタイムが終わってから繰り返していた。

 終わった後は従者達を前衛が狩る。


 次々と現れても、木遁の術で固定され、レドの薬品で麻痺し、ジョーカーによって装備を盗まれ、鑑定が終わってから前衛に狩られる。


 皇帝と戦う召喚士、かつての能力ではないヒリュウの為に、笑う様な弱い相手でもあるが、直ぐには倒さずに装備を破壊し、後にボールのような吹き飛ばしていた。


「弱かった、もういいよお家に帰りな」


 コボルトエンペラーは逃走した。


「よし白虎~」


 現れた白虎、召喚スキルを持つ者を順に見てから頷き、吼える。

 ▽

 ・ヒリュウ

 役職:- 学科:召喚士 人種:地球人 性別:女性

 [装備]

 大地の斧槍+1 召喚士の制服 ゼロ組バッジ

 [スキル]

 斧槍Lv20 召喚Lv7→Lv8 融合Lv1 料理Lv25


 ・ジョーカー

 役職:- 学科:妖盗 人種:地球人 性別:男性

 [装備]

 森の都の指揮棒+1 妖盗の制服 ゼロ組バッジ 携帯工作セット

 [スキル]

 指揮棒Lv1 指揮Lv1 召喚Lv6→Lv7 盗みLv3 工作Lv1 騎乗Lv1


 ・アケチ

 役職:- 学科:魔偵 人種:地球人 性別:男性

 [装備]

 森の都のギター+1 魔偵の制服 ゼロ組バッジ 携帯工作セット

 [スキル]

 楽器Lv1 演奏Lv1 召喚Lv6→Lv7 鑑定Lv1 工作Lv1 騎乗Lv1

 ▽


「森の都のお家に帰るよ」


 □


 森の都の共同住宅、冒険での疲れを癒し、収穫物を選別し、大半を売却し、全員で山分けし、ジョーカーもアケチも協力する気になったらしい。


「偽に行くよ~」

「別名偽ダンジョン、正式名称は白虎ダンジョン、門番にはゴーレム、現れるエネミーは大抵がゴーレム系、動物も居なかいから好きじゃないのよ。ボスの方も腹の立つゴーレムだし、出来たら行きたくないわ」

「ダメダメ、ゴーレムは必要なのだ~」

「前衛か」

「そいつは欲しいな」

「あんなのが良いの?」

「前衛が欲しい」

「是非欲しい」

「召喚士は変わっているわね」


 アリサが呆れているが、召喚士たちからすれば獣使いの方が余程変わっている。

 傍から見れば似た様なものなので、ウルカもサクヤも何も言わないが、レドは薬草の事もあり、よい採取が可能な所も多い。


『白虎ダンジョン』に来る、門番のゴーレムが現れた。

 巨大なゴーレムの4mもの巨人、2mもない一行からすれば十分巨人だ。


「ふっ単なる的だ」


【忍法具:タイプ忍法:木遁の術】

 これにより作られた蔓が絡むも、あっさりと引き千切り、ウルカが珍しく悲痛な声を出した。


「おーし。召喚士行くぞ」

「白虎召喚開始するよ~」


【召喚:タイプ従者召喚:白虎】

 現れた三体の白虎。


「雷撃GO~」


 ヒリュウの呼び出した白虎が吼え、天空より巨大な落雷が落ちる。他の二人も同じ様に行うが、相性からかそれ程の大きくはない。

 絶え間ない落雷を受けるゴーレム、MPが尽きた白虎達が消える。

 耐え抜いたゴーレム。


「しぶといな、じゃ朱雀行くよ~」


【召喚:タイプ従者召喚:朱雀】

 現れた三体の朱雀。


「火炎GO~」


 爆炎により焼かれるゴーレム、これらの絶え間ない攻撃を受けても中々倒れなかった。

 MPの尽きた朱雀たちが消える。


「頑丈だね。じゃジン行くよ~」


【召喚:タイプ従者召喚:ジン】

 現れた三体のジン。


「やっちゃえ~」


 暴風が吹きあられる、ゴーレムのダメージを受けるも耐えていた。

 兎に角に頑丈なゴーレムも白虎、朱雀、ジンの攻撃を受け、ついにイエローゾーンに入る。


「三体で半分か、なるほどねえ続いてはエント行くよ~」


【召喚:タイプ従者召喚:エント】

 現れた三体のエントにより周囲が緑化し、味方に対しての支援を開始する。


「じゃ狩るよ~」


 前衛の三名が駆け出し、忍者のウルカも手裏剣での攻撃に移り、レドは対巨大用の兵器を使い、ひたすら榴弾を撃ち込む。

 指揮棒を握るジョーカーの指揮により展開されたバフ、アケチのギターによる味方へのバフがかかる。


【指揮:タイプ支援:オーバーバフ】

 これによりアケチへのバフがかかる。

【楽器:タイプ支援:硬さへの渇望】

 これにより味方へのDEF+が持続的に行われる。


「切り札でも使うか」


 対巨大用兵器のダネルMGL―140片手用モデル、ミニアームスコーの排莢を行い、薬品用の弾薬を装填し、ゴーレムに撃ち込む。


【アーツ:タイプ銃:ダブルタップ】

 一発撃たれるも、二発分の効果になり、デバフ効果を生むDEF-が二回与えた。

 排莢を行い、さらに次の弾薬を装填した。

 デバブ効果を生む弾薬によりATKが著しく低下した。

 こうなると前衛にとってみれば狩り易い相手と化し、適当な連携で狩る。


 門番のゴーレムが狩られた。

 エント達は帰還し、支援中の二人も停止、前衛達は喜び、武器を持ち替えたレドは後で必要経費を申請するときの言い訳を考えていた。

 バフ効果の物は容易く作れ素材も豊富でその分安い、デバブ効果はその真逆だ。


(適当にするしかないな)


 音楽担当の二人も値段を知っているのでレドの肩を叩く。


「経費落ちると好いな」

「彼奴も偶には考えると思う」

「ちょっと高かったかな」

「失神する方に賭ける」

「伝説級でもいいぜ」


 喜んでいる4名に、言い辛くなったレド、後にこっそりと伝えるとその場で失神してしまった。薬を掛けてから起こすと思いっきり殴られた。

 弾薬の中でも最も高い弾薬に、更に高価な薬品を使えば当然に怒るというものだ。

 楽には勝てたが、経費も巨額だ。


『白虎ダンジョン』に入り、エンカウントしたゴーレムを前衛が狩り、HPへのダメージは、レドの安い回復ポーションで癒した。

 経費を申請すると、渋い顔で許可した。


 ゴーレムと遭遇し、木製のゴーレム、岩のゴーレムではなく、金属製のゴーレムだ。


「はろはろ~ちわっす」


 ヒリュウの挨拶から入る交渉、金属製のゴーレムはヒリュウを見る、レドが迅速にオイルを製造しヒリュウに渡し、ヒリュウが見せ、ゴーレムは興味があるらしく見る。

 更にオイルを作ったレドが渡し、ヒリュウが近づいて見せる、金属製のゴーレムは迷ってはいるが、三個目に陥落した。


『ゴーレム従者になりました』

「相変らずゴーレム系は難しいよ」

「見事な手並みだったぞヒリュウ」

「やはりオイル系だね。よし」

「油を見たという情報があったからな」


 二人の会話にコンビも納得し、このPTは悪くない。

 次に遭遇した似た様なゴーレムに、ジョーカーが挨拶し、直ぐにオイルを出したが見向きもされなかった、ジョーカーはショックで落ち込む、アケチが試すとちらりと見る、色々と試し、何とか契約した。


 ▽

 ・ヒリュウ

 役職:- 学科:召喚士 人種:地球人 性別:女性

 [装備]

 大地の斧槍+1 召喚士の制服 ゼロ組バッジ

 [スキル]

 斧槍Lv20 召喚Lv8→Lv9 融合Lv1 料理Lv25


 ・アケチ

 役職:- 学科:魔偵 人種:地球人 性別:男性

 [装備]

 森の都のギター+1 魔偵の制服 ゼロ組バッジ 携帯工作セット

 [スキル]

 楽器Lv1 演奏Lv1 召喚Lv7→Lv8 鑑定Lv1 工作Lv1 騎乗Lv1

 ▽


 □『白虎ダンジョン』→『イーニャ』


 PT共同住宅『星空』邸、この作戦室。

 ヒリュウの集めた二人の従者傾向。

 ・ジョーカー

 風、女性型、後衛型

 ・アケチ

 土、男性型、前衛型、獣型

 そんなヒリュウの場合は苦手な物がないのではわかっていない。


「・・・前衛は」

「頑張れば何とか」

「さまぁ」

「交代しろ!」

「難しい専門用語は理解が」


 余程にジョーカーは前衛が欲しかったらしい、アケチと口論していた。

 獣使いのアリサからは理解できない感性なので、暇そうにしていた。


「まあ前衛ね。レド何かない」

「スケルトンとか」

「断る」

「ふむ。なら妖かもな」

「・・どういう種類だ」

「所謂の妖怪だ。魔法等に強い適性を持つだけではなく、戦闘能力が高い、極めて高い能力があるだけではなく、様々な特殊能力も多い」

「どうせ後衛の女だけだろ」


 茶かすアケチにジョーカーが睨む。


「他にも神族系かも知れん」

「リャナか」

「ああ向かってみるか」

「ああ。前衛が欲しい、絶対に欲しい」


 余程欲しい事が分かる、そこで前衛に該当する妖、神族を調べ、対応する交渉用具も調べる。

 ちなみに南のリードは前衛型の男性に強い適性を持つので、今度は後衛が欲しいと言って愚痴るような女子だ。

 二人が交換できたら喜んでしていた事は間違いない。


 □『イーニャ』→『刀京』


 転送して現れた7名、PT私有地の借家に現れ、セーブしてからかつての従業員たちを集め、久しぶりにビルでの営業を再開した。

 そこに『スクラップ』のボスより連絡が入り、レドが暇な二人をれて向かう。

 昔ながらのバー、挨拶したレドに、ボスは苦笑してから依頼の話をする。


「聞かないのか」

「聞いてどうする?」

「ボスは変わっているな」

「よく言われるよ。ウェアラブルPCの方はどうする?」

「そうだな。スキルポイントブックはあるか」

「なるほど確かにスキルがなればどうしようもない、しかしあれは貴重品だし何処でも欲しがるから無理だ」

「盗めるエネミーは」

「どちらかがそう言うスキルがある訳か、さすがに情報にはないな」

「落とす方でもいい」

「さすがにないな、もしあったら依頼して狩らせている」

「そう・・か」

「かつて助けた神族の3名が探していたぞ」

「・・・」

「多くを言わん」

「分かった」


 生産用経験値を使い上げてから取得した。

 ▽

 ・レド

 役職:- 学科:錬金術師 人種:WHO 性別:男性型

 [装備]

 自警細剣+1 投擲用薬品瓶 錬金術師の制服 ゼロ組バッジ 携帯調合セット

 グロック型ハンドガン 通常弾 徹甲弾 爆裂弾

 ダネル型グレネードランチャー 閃光弾 催涙弾 榴弾 薬品用弾 魔法弾

 [スキル]

 剣Lv1 銃Lv1 投擲Lv1 取得=召喚Lv1 錬金Lv1→ランクアップ 調合ⅢLv1 染料Lv1 園芸Lv1 工作Lv1 味わいⅡLv1 香りⅡLv1 着心地Lv1 染色Lv1 塗料Lv1

 ▽

 ボスに紹介された三名が滞在するホテルに行き、面会した。

 キクリヒメ、クシナダヒメ、スカディの三名だ。

 出会ってから挨拶し、今までの事を互いに話、三名が従者になる事を望み契約した。

 ▽

 ・レド

 役職:- 学科:錬金術師 人種:WHO 性別:男性型

 [装備]

 自警細剣+1 投擲用薬品瓶 錬金術師の制服 ゼロ組バッジ 携帯調合セット

 グロック型ハンドガン 通常弾 徹甲弾 爆裂弾

 ダネル型グレネードランチャー 閃光弾 催涙弾 榴弾 薬品用弾 魔法弾

 [スキル]

 剣Lv1 銃Lv1 投擲Lv1 召喚Lv1→Lv4 錬金ⅡLv1 調合ⅢLv1 染料Lv1 園芸Lv1 工作Lv1 味わいⅡLv1 香りⅡLv1 着心地Lv1 染色Lv1 塗料Lv1

 ▽

 ボスの所に戻る。

 生産用経験値を使い、着心地をランクアップさせての、ウェアラブルPCを取得した。


「どれにする」

「バランス型も出たのか」

「色々とな」

「ウェアラブルPCの事を説明しよう」


 ウェアラブルPC、主に従者への支援用の装備アイテム、ストック拡張の他に多様な機能がある、従者を連れる様な者にとってみれば欠かせない装備アイテム。

 ウェアラブルPC傾向

 ・テイム型:テイムに強い傾向を与える

 ・サモン型:サモンに強い傾向を与える

 ・バランス型:テイム、サモンに傾向を与える。

「バランス型にしておこう、俺好みだ」

「ああ。外見は」

「コンタクトとメガネの二つ」

「入力の方は」

「ブレスレットとリングの二つ」

「分かったタイプは」

「サモナータイプの方を、幻神型は」

「今は名前が変わっての守護型だ」

「そうか。コンタクトのバランス型、メガネの守護型で頼む」


 ボスが頷き、コンタクトのバランス型、入力の方はリング、メガネの守護型、入力はブレスレッドだ。

 対応するUSBの方の開発はまだらしい。

 ▽

 ・レド

 役職:- 学科:錬金術師 人種:WHO 性別:男性型

 [装備]

 自警細剣+1 投擲用薬品瓶 錬金術師の制服 ゼロ組バッジ 携帯調合セット ウェアラブルPC(コンタクトモデル、メガネモデル)

 グロック型ハンドガン 通常弾 徹甲弾 爆裂弾

 ダネル型グレネードランチャー 閃光弾 催涙弾 榴弾 薬品用弾 魔法弾

 [スキル]

 剣Lv1 銃Lv1 投擲Lv1 ウェアラブルPCLv1 召喚Lv4 錬金ⅡLv1 調合ⅢLv1 染料Lv1 園芸Lv1 工作Lv1 味わいⅡLv1 香りⅡLv1 着心地ⅡLv1 染色Lv1 塗料Lv1

 ▽

「まずは依頼の方だな。一応ここに来た理由も聞こう」

「くせ毛の方がジョーカーと言うが、従者が欲しい、サモン型だ」

「なるほど、従者か、妖の方か」

「運が良ければ神族の方にも適性があるかもしれないと思っている」

「・・・そうか、悪くはないが急ぐこともない、軽い依頼からだな」

「了解した」


 依頼を受けてから私有地に戻り、仲間に説明した。

 召喚とウェアラブルPCを取った事を伝えると、アリサとヒリュウが喜んでいた。

 裏ショップの『スクラップ』に行って、アリサはテイム型のコンタクト、ヒリュウはサモン型のコンタクトを購入し、ジョーカーもアケチも同じ様にサモン型のコンタクトを購入にした。

 今までの経験値を使い四人が好みのスキルをランクアップさせた。

 ▽

 ・アリサ

 役職:- 学科:獣使い(クラスはドルイド)人種:地球人 性別:女性

 [装備]

 風の大鎌+1 獣使いの制服 ゼロ組バッジ ウェアラブルPCコンタクトモデル

 [スキル]

 大鎌Lv20→ランクアップ テイムLv1 獣化Lv1 装飾製作Lv1

 スキル取得:ウェアラブルPC


 ・ヒリュウ

 役職:- 学科:召喚士 人種:地球人 性別:女性

 [装備]

 大地の斧槍+1 召喚士の制服 ゼロ組バッジ ウェアラブルPCコンタクトモデル

 [スキル]

 斧槍Lv20 召喚Lv9 融合Lv1 料理Lv25→ランクアップ

 スキル取得:ウェアラブルPC


 ・ジョーカー

 役職:- 学科:妖盗 人種:地球人 性別:男性

 [装備]

 森の都の指揮棒+1 妖盗の制服 ゼロ組バッジ 携帯工作セット ウェアラブルPCコンタクトモデル

 [スキル]

 指揮棒Lv1 指揮Lv1→ランクアップ 召喚Lv7 盗みLv3 工作Lv1 騎乗Lv1

 スキル取得:ウェアラブルPC


 ・アケチ

 役職:- 学科:魔偵 人種:地球人 性別:男性

 [装備]

 森の都のギター+1 魔偵の制服 ゼロ組バッジ 携帯工作セット ウェアラブルPCコンタクトモデル

 [スキル]

 楽器Lv1 演奏Lv1→ランクアップ 召喚Lv8 鑑定Lv1 工作Lv1 騎乗Lv1

 スキル取得:ウェアラブルPC

 ▽

 ウルカは面白くなかった。

 リーダーのレドも召喚を取り、アリサはテイム、ヒリュウは召喚、新入り二人も召喚、残るはサクヤただ一人となった。

 忍者は孤独なものだとつくづくと思う。

 ついでに言うのなら、サクヤには朱雀のドレが従者にいる。

 唯一のぽっちとなってしまう。


(レドを殴ろう)


 短絡的に思って殴ろうと接近すると察知されて軽くステップされた。


「裏切り者!」

「なんで取らない」

「うるさい!」

「あー指輪派だったな」

「そうだ!」


 購入した指輪、正式名称は特殊展開装甲、所謂の変身ライダーの強化服のような物で、女性には使うるの困る様なボディスーツのような物だ。

 これを下着の上に使うことで、忍者は高い能力を発揮できる。

 むしろこの指輪の方が人気は高く、ウェアラブルPCの方が人気は低いが、このPTでは明らかに少数派だ。

 裏切り者のレドを睨む。

 ▽

 ・ウルカ

 役職:- 学科:忍者 人種:地球人 性別:女性

 [装備]

 自警忍者刀+1 大型手裏剣 忍者の制服 ゼロ組バッジ 変身リング(忍者型)

 単体 火遁の忍法具 雷遁の忍法具 氷遁の忍法具

 範囲 木遁の忍法具 水鏡の忍法具

 [スキル]

 忍者刀Lv10→ランクアップ 手裏剣Lv10 忍法Lv1 裁縫Lv14

 スキル取得:リング

 ▽

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