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013:刀京。其の6(第2章終了)

『刀京』の生活はすでに半分を終えた翌週の初日、リアルでは1時間程度の時間が過ぎ、ゲームではその168倍速なのだからかなりの高速だ。

 エキストラクエストも中頃に入り、小さなクエストも片付け、装備も充実するも、☆×3以上の装備は、装備者限界の制約のために装備できない、正確には装備しても意味がないだから、どうしようもない範囲ではある。

 午前中は『星空の記録』の私有地にある5階建てのビルで、商売を行い、こちらは好評だ。PVPでの試合が丁度広告ともなり、新しい顧客も増え始め、『星空の記録』のセットシリーズの第1弾であった廉価版は、復活への要望が強く、パンツスーツのシリーズの為になんにでも使えるので、やはり男性とも女性からも人気が高い。

 身内ともいえるような『南十字星』『生産者の心得』も近くに店を開いており、お互いの商売で共にアイテムの規格を合わせるなど歩調を合わせることも多い。

 全体を見れば生産系のプレイヤーは少なく、生産と戦闘を両立するプレイヤーも少ない方だ。主流派たる戦闘系オンリーは多い。

 ゲームの中だけは、と言う意見があり、女性が多い『星空の記録』『南十字星』の女性プレイヤー向けに、色々と服を作ろうという事になり、午後の時間を空けて服を作る。

『星空の記録』の男性プレイヤーのユウヤと、男性従者のフォルゼン、『南十字星』の男性プレイヤーのバッシュ、男性従者のアロマ、男性従者のクーの5名には力仕事に専念して貰い。

『星空の記録』の現在女性アバターのレド、サブリーダーの女性プレイヤーのウルカ、前衛アタッカー&料理人のヒリュウ、前衛アタッカー&従者たちの世話担当のアリサ、格闘と銃器大好きな女性プレイヤーのツグミの5名。

『南十字星』のリーダーの女性プレイヤーのリード、鍛冶師&商人の女性プレイヤーのチャイムの二人、この7名の衣類を作る。

 基本的なデザインの、インナーのブラウス、アウターのジャケット、細く見せる為のコルセット、10代の基本的なミニスカート、及びパンツ、ガーターベルトやタイツにハイソックスなどを揃えた、為の女子高イメージの服装モデル1.

 和風に走った服装モデル其の2/1は、背中の空いた胴着、背中・脇腹の空いた胴着、背中・脇腹・下腹の空いた胴着、カットショルダーの胴着、ベルト、ミニスカート、スパッツ、ソックスなど。

 和風に走った服装モデル其の2/2は、カットショルダーの胴着、スリッドの深く入った袴、スリッドの入っていない袴、現代風のミニスカート風の袴、現代風のハーフパンツ風の袴、及びソックス類。

 中世的な服装に走った服装モデル其の3は、ブラウス、ミニスカート、レザーアーマー、ブレストアーマー、スカートアーマー、羽根つきヘルム、ガンレッド、グリーブ。

 踊り子風に走った服装モデル其の4は、ベリーダンス風のベール、トップス、ブラ、ベルト、スカート、パンツ、シフォンベール、ヒップスカーフ等。

 女性アバターのレドは苦笑しながら着せ替え人形化、186cmと90以上のバスト、60台のウェスト、90台のピップの為に、これは着飾れば楽しそうという、この意見の為に色々と着せ替えられ、結果としては和風に走った服装モデルの2/1,2/2の二つが作られた。

 160cmのウルカは和風以外は気ないと駄々をこねて暴れ、結果的に和風の服装になった。

 アリサは長身の為に踊り子風、ヒリュウは身長が低いために中世風、ツグミは制服風となる。

 そんな着せ替え人形タイムを過ごし、今度は従者の四名が犠牲となり、ティアは制服モデルなど多様なモデルの服装が作られ、『南十字星』のエルフのリード、ドワーフのチャイム、エルフのディードリット、ニクシーのホタテ、ドリアードのホウヅキの5名も着せ替え人形化してしまった。

 白狼のユキカゼ、朱雀のピーは安全圏だった。

 続いて男性陣。

 基本的にスーツ姿、執事服、エビ服、着物、神主服、男子校イメージの制服、ホスト風、中世風、中華風、西部劇風、海賊風etc、etc。

 そんな8日目を過ごした。

 翌日9日目。

 朝方のトレーニング、朝日の昇る前の午前5時から、午前8時までの3時間みっちりのトレーニングを過ごし、レドは相変わらずのパンツスーツ姿、ティアは和風服装モデルのミニスカ巫女服、ピローテスはパンツスーツ姿のいつもより少し疲れ感は否めない。

 ウルカは忍者服、ユウヤはパンツスーツ姿、ツグミは女子制服モデル。

 ヒリュウは女子制服モデル、セリルは踊り子風服装、アイリスも同じく踊り子風服装。

 アリサは巫女服スリッドタイプの服装、フォルストは踊り子風服装、フォルゼンはパンツスーツ姿という統一感は全くない服装だ。


「お母さんは結局その恰好?」

「好きなんだ」

「あの狩衣を着込んだ服装は?」

「暑い」


 白い狩衣、黒いタートルネックのニット、黒いミニスカ、黒いタイツ、黒いロングブーツの組み合わせの服装だ。

 髪の白髪に近い銀髪に、バランスの良い褐色、ダークエルフらしいスタイル、尖った長い耳など、割と良い要素が多かったために好評だった服装だ。

 リアルでは男性のレドにとってみればミニスカなどはハードル云々以前の問題だ。

 ノリが悪くはないレドだが、このミニスカだけは苦手だ。


「あれは非常に似合っていたぞ」

「暑い、それにミニスカは辛い」

「何時か着てね」

「二度と御免だ」

「似合っていたのに」


 女仲間達からの熱心な勧めもあったのだが、レドからすればあんなものは切れんと駄々を捏ねたくなるような物だ。


「似合っていたのに」


 珍しくティアが拗ねたような顔で話す。

 150cm程度の身長のティアがこんな風にするのは非常に珍しい。

 レドは溜息を吐いて仕方なくリクエストにこたえる。

 娘には弱いのがレドの性質だと誰もが理解した。


「とても似合っているぞマスター」

「似合っているよお母さん」

「わん」

「偶にしか着ないぞ。洗うのも面倒だしな」

「それは任せて」

「とはいってもアリサに押し付ける訳にも行くまい、自分のことぐらいは自分でしたいことだしな。ゆっくりと衣類なんかは洗わないと、丁度夏も本番だしな」


 食事も済み、食器を洗いながら、装備品などを調べつつ、耐久度やなんやら、それにレドが制作した花蜜ポーション漬けドライフルーツのジャム入りハーブティーを全員で飲む。

 ほのかに花の香りがするので好評なアイテムだ。

 やや匂いの強かった前回より改良されたタイプの奴でもある。

 男性プレイヤーのユウヤでも、マシになったとも思えるような匂いだ。

 下手な香水より香水らしい物の為に、売り物にすべきか悩まされたが、性能を格段に落とした品質☆×1の物を、薬品タイプの物はレドの薬品ショップに、飲み物タイプの物はヒリュウの所に置くこととなった。

 ジャムの方は従業員に試してもらう予定だ。


 店のビルに移り、レドが召喚した上位妖精のピュシー、上位地母神のリャナの二人もいつも通り店の手伝いを行う。

 特殊NPCのティア、テイム従者のピローテス、テイム従者のユキカゼも同じように手伝う。

 従業員たちも朝方の清掃を終えてから集まり、レドが渡したジャムを試してもらい感想を聞くと非常に好評だった。

 入って来たお客さんはこの匂いに驚き、香水のコーナーの紹介を頼むことになる。

 これが口コミで広がり、飲むと香水のような香りとして人気を持つことになる。

 染料や塗料も相変わらずよく売れ、ポーション類の販売成績はやはり高く、生産者のルールブックに記載されたような開始行為は禁止の為に、大量に購入できない事を考えれば、毎日小口の買取りを行うしかない。

 お金の方はたまる一方も思えるが、素材の方の買取も行い、この素材を身内用に使う場合と、欲しがる他の生産者に転売する場合と、欲しがるNPCに提供する場合など、結構な金額と量が行き来し、儲かってはいるが、そこまで儲かるというほどのレベルではない。

 生産者の保護を謳う【C】も、基本的に生産者を優先するも、商品が売れなければ意味はない為に、消費者向けにも値段設定などをも調整したりもする。

 そんな【C】の創設者たちである『生産者の心得』の三名も、現在は【C】の事には口を挟まず、別の行動をとるのが常になりつつあるが、忙しい所への手伝いなども担当し、特に現在の露天商たちが集まる一角は忙しい人々が多く、特に朝方はトラブル三昧と言った所だ。

 そんな9日目の午前中が終わり、冒険者たちがダンジョンなどで狩る中、生産者たちは明日の仕事の為に、店を閉め始める。

 レド達『星空の記録』はエキストラクエストを進める前に、明日の商売のために生産も行わねばならず、一言で言うのなら生産・戦闘の両立は難しい課題でもあった。

 生産スキルはないモノの、各層の手伝いをする二人にも、しっかりと要望は集まっており、従業員たちへの制服、軽い薬品、各種非殺傷兵器等に自衛用の物も用意する。

 そんな慌ただしい9日目が終わった翌日の10日目。

 男女とも制服モデルをイメージに作られた制服、革製の靴、帽子、軽い薬品、各種非殺傷兵器、これらの扱い方の講習など、接客以外にも覚えることは多い。

 そんな11日目が近づいた夜。

 GMの一人から連絡が入る。


 GM=ロフ

 PC=レド

 ロフ:

「こんにちはレドさん。GMのロフです」

 レド:

「GMですか、レドですよろしく。それでご用件は」

 ロフ:

「はい。前回のPVPの優勝賞品のお届けに来ました」

 レド:

「やっとかぁ。やっとか」

 ロフ:

「ええ。やっとのことです。時間はかかりましたが試作品の一つ送ります」

 レド:

「どのような試作品でしょうか」

 ロフ:

「現在の完成品は時間の関係で完成しておりませんが、半日の12時間程度の充電で、12時間ほど変身できるレドさん専用特製アイテムです」

 レド:

「まずは12時間か、寝ている時間も有るしまあ大丈夫か」

 ロフ:

「ええ。まずはお試しください」

 レド:

「はい。まずは試してみます。お手数をおかけしました」

 ロフ:

「では」

 レド:

「ありがとうございました」


 送られてきたアバター変更アイテムは、ピアスだった。

 耳に取り付けてから変身してみる。

『充填完了まであと11時間59分』

 当然の様に充電がいる。

 あと少しの辛抱だと言えた。


 生産を行いつつ、戦闘も行うともなると大変で、時間がない為にどうしようもない。

 そんな日々を過ごしていた。


 先行マップ『刀京』、168倍された目13日。

 あと2日という事になってやっと暇が出来る。

 エキストラクエストを進めるべきか悩むが、今日は久し振りの戦闘を行うために裏ショップ『スクラップ』に行く。


「久し振りだなレド、星空の記録」

「ちと店が忙しくてな。今日という今日は暴れるぜ」

「そいつは結構だ。ほれ例の捕虜より相手方の本拠地が判明した」

「ほう、それはまた、ラストバトルだね」

「市役所の地下だ」

「やれやれ、面倒な。いつも通り暴れるので良いのか」

「ああ。破壊尽くしてくれ」

「了解だ」

「後なのだが、小型化機甲兵もある」

「それはきついな」

「家は冒険者用の為に揃えていないが、興味があるのならいやあると判断し、こちらにデータの書類がある」


 渡された書類を一読し、レドがほくそ笑む。


「余裕過ぎる、これ位の性能なら簡単に攻略できそうだ」

「剛毅な物だぜ。最後の戦いになる恐れもある。装備は整えていけ」


 PC使い用の従者用ストック拡張USB04,05、従者用スキル拡張USB01,02,03,04,05、基礎力拡張USB01、交渉力+USB01、マイスキル拡張USB01,02,03,04,05を購入した。

 ▽装備変更

 PC使い:召喚従者+2、テイム従者+2

 従者スキル枠+5

 従者基礎ステータス+1

 交渉が可能になりました。

 PC使いのスキル枠+5

 ▽


「PC使いの方はこれ位か、指輪使いの方は」

「取り揃えているぜ。近接型、潜入型、強襲型、狙撃型どれもLvⅡ間での物だ」


 ▽装備変更

 PC指輪使い:

 ウルカ→潜入型02、近接型02。ユウヤ→近接型02。ツグミ→強襲型02、狙撃型02。レド→4種類全て02。アリサ→近接型02、ヒリュウ→近接型02。

 ▽


「ボス、ドグがあれを完成させたの事です」

「間に合ったか、今すぐに用意しろ」


 ボスの護衛の壁のような男、名前の方はタノモという男だ。

 現れた一人の女性、年齢の方は30代前半、赤毛の巻き毛のぼさぼさ頭、スタイルは良い方だが、分厚いメガネがなんとも辛い。


「はい。皆さんの協力で研究も進み、このような物が可能となりました」


 レンズ型ウェアラブルPC、リング型入力端末、


 新型PC:サモナー型、テイマー型、戦技召喚型、武具召喚型、スペル型、幻神型。


 従者用新型PC:戦技召喚型、武具召喚型、スペル型。


 新型指輪:忍者型(近接型+潜入型)、突撃型(近接型+強襲型)、上級射手型(強襲型+狙撃型)、暗殺者型(潜入型+狙撃型)、破壊工作型(潜入型+強襲型)。


 備考:レンズ+リング型の場合は指輪との併用が可能。


「あんた天才だな。素晴らしい物を作る」

「いえいえ、データを集めたり色々とそちらがやってくれたおかげ様ですたい」

「早速買わせてもらうぜ」

「待って機能のコンバートをしないと。直ぐに済むから」


 PC使いの面々よりメガネ型ウェアラブルPC、ブレスレット型入力端末を借り受け、これをレンズ型に移す、その間に必要な分の購入手続きを終え、全員の装備が新しくなってから、従者用の指輪はないらしい、というより作れるのだが時間の関係で間に合わなかった。また代わりと言っては何であるがスペル型は間に合った。

 ▽装備変更

 レンズ型+リング型PC:

 サモナー型→ヒリュウ。

 テイマー型→レド、アリサ。

 戦技型→ピローテス、フォルゼン、アイリス。

 スペル型→ティア、フォルスト、セリル、リャナ、ピュシー

 新型指輪

 忍者型:ウルカ

 突撃型:ユウヤ、アリサ、ヒリュウ

 上級射手型:ツグミ、ティア。

 暗殺者型:レド

 破壊工作型:ウルカ、レド

 ▽オプション

 従者ストック拡張USB01~05。

 従者スキル拡張USB01~05。

 基礎力拡張USB01。

 交渉力+USB01。

 マイスキル拡張USB01~05

 ▽

「3日も徹夜したから寝るとですたい」


 とドグは言ってそのまま寝て着いた。

 ダノモが襟をつかみ運ぶ。


「素晴らしい物を作る」

「だが気をつけろよ。数の比率が違う」

「ああ。今回はリャナもピュシーにも参加してもらうさ。よいかウルカ、アリサ、ヒリュウ」

「構わん」

「あたしも構わないわ」

「僕は賛成、いつもお裾分けを貰っているしね」

「よし、叩き潰すぞ。ボスあれはあるか」

「ああ。あるが、よくまあこんなまずい物が飲めるな」

「ボスだって毎度の様に飲むじゃないか」

「俺は良いのさ」

「くたばらないうちに帰ってきてから貰うぜ」

「そう簡単に死にやしねえよ。最近はタバコもやめたしな」

「好い心掛けだぜ」


 □『刀京』市役所地下『白夜』


 指輪使いの特徴である薄い金属製のボディスーツの様なスーツに身に纏う6名のPCと、7名+1匹の従者、特殊NPCのティアの15名が地下鉄の駅から乗り入れる。

 レドはボディラインがくっきりと浮かぶメタリックなボディースーツの破壊工作型の特殊展開装甲を身に纏い、片手用の暗黒騎士剣〝暗黒剣士ダークネス・フェンサー〟と、片手用の小盾〝雷神之小盾トールバックラー〟と、グロッグ18Cの二挺を確認した。


 同じ様な武装のピローテスも確認し、片手用の暗黒曲刀〝暗黒牙ダークネス・ファング〟と、片手用の小盾の〝竜騎士小盾ドラゴンナイト・バックラーカスタム02〟とグロッグ18Cの二挺を確認した。


 ティアは攻撃用の武装はなく、回復効果を高める片手用の杖〝幻想月ファンタジックムーン〟を持つ。近くにはユキカゼがティアのナイトの様に鎮座し、小さな白狼は整髪を受けサッパリとしていた。


 リャナはナイトドレス、使用する攻撃魔法の効果を高める片手用の杖〝姫将軍プリンセス・ジェネラル〟を握る。


 ピュシーは回復用の効果を高め、支援効果も高める片手用の杖の〝最後ラスト千年ミレニアム〟を握る。


 サモナーメインの突撃型の特殊展開装甲を身に纏い、ヒリュウは愛用のハルバードの〝巨人強襲ギガント・レイド〟と、使用する予定の銃火器の〝グロッグ18C〟と、〝ベネリM3〟の銃火器を確認していた。


 従者のセリル、種族はエントの女性であり、戦技召喚士アーツ・サモナーの回復・支援・防御等の魔法を担当するタイプの、所謂の所のヒーラーで、使用する愛用の杖の〝一角獣ユニコーン祝福ブレス〟と、使用する銃火器の〝グロッグ18C〟のサブアームズのハンドガンと、中距離専用の〝P90〟のサブマシンガンを使う。


 ヒリュウの従者のアイリス、こちらはテイムエネミーであり、種族は水中戦を得意とするエルダーニクシーの女性だ。戦士職ジョブの槍使い(クラス)であり、重火器を好むタイプの女性で愛用の槍〝三又槍トライデントスカイ〟と、使用する〝MGL-140〟を使用する。


 テイマーメインのアリサは突撃型の特殊展開装甲を身に纏い、愛用の大鎌の〝リトルネイル〟と云う可愛らしい名前とは全く違った禍々しい大鎌を持ち、愛用するのはハンドガンの〝グロッグ18C〟と、ショットガンの〝ベネリM3〟という、ヒリュウとはよく似た構成であり、使用する近接武器も似通る事から相性は抜群でもある。


 従者の種族エントのフォルスト、戦技召喚士アーツ・サモナーの回復・支援・防御などの魔法も担当する。所謂の所のヒーラーの様な後衛で、使用するのは愛用の杖の〝太陽サンシャイン幸運ラック〟と、〝グロッグ18C〟〝P90〟という。


 同じ従者のフォルゼン、種族はエントナイト、性別は男性という従者の中では数少ない男性だ。愛用するシールド・ガンレッドの格闘・防御用兵器の〝グランド・クロス〟に、対装甲用の為の使い捨て弾薬の〝RPG・カスタム〟は、極めて強力な塗料が使われているために一撃必殺の使い捨てだ。この為にサブアームズとしては強力無比な〝ラインメタルMG3〟も装備してある。


 忍者型の特殊展開装甲を身に纏うウルカは、愛用の忍者刀の〝忍丸・壱式〟〝グロッグ18C〟を確認していた。

 突撃型を使用するユウヤは、愛用する十文字槍の〝十字星〟愛用する双刀〝虎徹・双刀式〟を確認してた。

 上級射手型の特殊展開装甲を身に纏うツグミは、使用する予定の〝ダネルNTW-20カスタム〟の二挺と、背負う巨大な給弾装置のバックパックの装弾を確認していた。


「なんか皆生き生きとしているねユキカゼ」

「わん!」

「うーん。ティアはよくわかんない」

「わふ?」

「戦って言われてもティアは回復担当だし、後ろで回復するのがお仕事」

「わん!わん!」

「ありがとうユキカゼ。ティアも頑張る」

「わん」


 何やら通じるらしく一人と一匹は会話していた。

 市役所の地下の駅に降りる。

 武装した一団の一般市民は近寄らない。

 地下に降りる為の非常階段の前に来る。


「購入しておいて正解だったな」


 爆薬を張り付けて、一歩下がる。

 スイッチで爆破し、武器などを握って扉をけ破る。

 内部においては、すでに一団の事から機甲兵が現れる。


「RPG!」


 フォルゼンが構えたRPGが、特殊弾薬に分類される使い捨てのロケットを放ち、機甲兵を一撃で大破された。


「行くぞ!」


 突撃する一団に、迎撃のために銃器を持った警備兵が現れるも、魔法攻撃に分類される元素魔法のスペル、暗黒魔法のスペル、神聖魔法のスペル、忍法により撃破された。

 機甲兵にはRPGで対応し、拠点などにはダネルで対応、攻撃魔法の射程外の集団に対してはMGL―140で対応し、他の集団に対しては銃器などで対応、これを撃破していく。

 中央を目指す進軍する一行ではあるが、既にティアという存在が全てを物語る様に、機甲兵と妖の融合を考えた計画はもう一つの別の顔、即ちパイロットそのものへの妖との融合は完成しつつあった。

 完成しつつあったという物のこの戦闘能力はそれ程高くはない、妖の中でもそれ程脅威とは言えない様なレベルのモブと、所謂の所の犯罪を犯した人々が雇われる形で融合した特殊展開装甲(妖との融合体)を着込む形で行われるので、驚異的と言えるほどではない。

 ただ武装を自由に選択できるという点に置いては確かに厄介なレベルで有り、本来従者契約などによってつくられるはずの知性(AI化)等も、得られているような節もある。

 高い武装能力を有する特殊な指輪使い達というべき存在だ。

 妖が銃器を使う事は絶対にないのだが、内部に入っているのは人(NPC)の為に、敵対NPCという存在だ。

 設定はどうあれ、数の豊富な武装と、弾薬を使う事で驚異的な戦闘能力を有するではある者の、PCプレイヤーの様な冒険者並みの能力とは言えない、また召喚従者達のような強力な魔法スキルを有する者も少ない、テイム従者の様な進化してきた存在ではない為に脅威というレベルのスキルはない。

 ただ武装という物が、ある意味下手なスキルを超えるほどの、厄介なことも一つの一面手もある。


 □


 開けた空間に出る。

 先頭はヒュムの忍者少女のウルカ、続いてウェアウルフの侍のユウヤ、三番目にフェルパーのガンナーのツグミ、四番目にダークエルフの女性アバターのレド、五番目にダークナイトエルフのピローテス、六番目に特殊NPCのティア、七番目にリトルフェンリルのユキカゼ、八番目に上位妖精のピュシー、9番目に上位地母神のリャナ、10番目にハーフエルフのアリサ、11番目にエントのフォルスト、12番目にエントナイトのフォルゼン、13番目にエルフのヒリュウ、14番目にエントのセリル、15番目にエルダーニクシーのアイリスと続く。

 奥の扉から一機の機甲兵が現れる。

 とっさに「RPG」と叫ばずにはいられなかったが、既に品薄気味のRPGの為にぐっと我慢した。


「レドさん、ここは私が倒します」

「すまんな」

「いえ。では」

「付き合うツグミ」

「ユウヤ」

「ツグミ、ユウヤの二人の任せる。死ぬなよ」


 二人を置いて近くの階段を駆け上る。

 双子が残る中、奥へと進む12名+1匹。

 突撃型を身に着けたユウヤ、上位射手型を身に着けたツグミ、二人の身に着けるものの違いは、重装甲なユウヤの突撃型に対し、ツグミの上位射手型はやや薄目の装甲だ。


「行くよユウヤ!」

「行くぜツグミ!」


 〝ダネルNTW-20カスタム〟の二挺を使い、有りっ丈の機関砲弾を撃ち込む為に、銃アーツを使う。

 《ブリットカーニバル》(銃Ⅰアーツ・全弾射撃)での有りっ丈の砲弾を撃ち込む。

 1m79・5cmの長大な対物狙撃銃より放たれた、一つのバックパック当たりの給弾限界を撃ち込み、二挺で20発の機関砲弾を撃ち込み終えた。

 攻撃を受けた機甲兵は、激しくノックバックし、あちらこちらの装甲が弾け飛ぶ。

 ユウヤが追撃の様に、1m80cmの十文字槍〝十字星〟での戦技アーツを使う。

 《フェイタル・ストライク》(槍Ⅰアーツ・1HIT)の突撃技の1HIT。

 《リヴァーフェニックス》(槍Ⅱアーツ・1HIT)の重い一撃の1HIT。

 《ヘルカルアーツ》(槍Ⅲアーツ・1HIT)範囲系に属する槍の振り回しの1HIT。

 更にユウヤは槍を手放し双刀〝虎徹・双刀式〟を抜き、戦技アーツを使う。

 《燕返し》(刀Ⅰアーツ・2HIT、双刀の場合は4HIT)刀アーツ、双刀でも使用可能。斜め切りと同じ軌道の斜め切り上げの2連撃、双刀の場合は4連撃を食らわせ、

 《鬼龍剣《(刀Ⅱアーツ・8HIT、双刀の場合は16HI)を刀では8連撃も、双刀では16連撃になり、連撃を食らわせた。

 《青龍剣》(刀Ⅲアーツ・1HIT、双刀の場合は2HIT)の大ダメージの連撃を食らわせる。

 《ダブル&ツインスラッシュ》(双刀Ⅰアーツ・4HIT)双刀での4連撃を食らわせ。

 《ソード・ファイナルスラッシュ》(双刀Ⅱアーツ・8HIT)双刀での8連撃を食らわせ。

 《インパクトツインスラッシュ》(双刀Ⅲアーツ・16HIT)双刀での16連撃を食らわせる。

 その間に戦技アーツ硬直時間ディレイ冷却期間クールタイムを終えたツグミが給弾限界までの戦技アーツを使う。

 《ブリットカーニバル》を再び使い20発を食らわせた。


「やったか」

「終わった」


 装甲が弾け飛んだ機甲兵はまだ動いた

 二人の戦いは続く


 □


 双子を残しての一行は奥へと進み、再び広場に出る。

 通路から出てきた四脚型の機甲兵に、ヒリュウ、セリル、アイリスが前に出る。


「僕らに任せて、だから行って」

「ここは私たちが請け負います」

「行け」


 三人の声に、残った9名+1匹は頷いて別ルートから奥へと走る。


「セリル、アイリス、僕のわがままで御免」

「何を言われますマスター」

「水臭いという奴だぞマスター」

「そう言ってくれると嬉しいよ。だからこそ僕も全力で戦おう」


【従者召喚:クラーケン】【従者召喚:ジン】【従者召喚:朱雀】

 三体を召喚した。サモナーであるヒリュウの真骨頂だ。


「やれ」

「ヌォォォォ」

「グォォォォ」

「キェェェェ」


 津波、嵐、爆炎の三重奏が機甲兵を襲う。


「やれ」


 また三体が吼えで攻撃する。

 津波、嵐、爆炎の三重奏が再び襲い、機甲兵は壊れかける。


「やれ」


 三度目の攻撃で機甲兵が破壊されるも、装甲が弾け飛中から人型の機甲兵が現れる。


「やれ」


 四度目の攻撃、機甲兵はこれに耐える。


「三体ともありがとう。もういいよ」

「ヌオ」

「グエ」

「キュ」


 三体が消える。


「さあ始めようか」


 3名の戦いが始まる


 □


 再び広場、ウルカが前に進み、アリサも前に進み出る、フォルゼン、フォルストも同じように進み出た。


「私達がここは預かろう」

「安心して、あたしも戦うわ」

「俺も戦う」

「俺も残るぜ」


 四人がそれぞれ同じことを言う。

 レド、ピローテス、ティア、ユキカゼ、リャナ、ピュシーが頷き、上階に上がる為の階段を駆け上る。

 現れた二体の鳥足型の機甲兵。


「固有スキル!」

「世界樹の守護者」

「世界樹の森」


 世界樹の守護者の力で現れたエントナイト、世界樹の森で現れた世界中の数本。


「固有スキル」


 アリサのハーフエルフとしての力を開放した。

 風の加護、AGI上昇、飛び道具に対抗する力。


「固有スキル開放」


 ウルカの固有スキルを開放し、鬼という固有スキルにより個人戦能力が激的に上昇した。


「消えてもらおう」

「異議なし♪」

「・・・(こくり)」

「是非もなしだぜ」


 機甲兵の持つ銃火器より放たれた銃弾が、風の守護により反れた。


「RPG」

「残り1つ」

「いっけえ!」


 フォルゼンがRPGカスタムを構えて一機に向けて撃ち、一機が爆散する。

 RPGカスタムを捨てて、〝ラインメタルMG3〟を構える。


「残り一機♪」


 歌うように死神の大鎌を振るうアリサ。


「くるぞ!」


 ウルカの怒声が室内に響きわたった。


 □


 一機と戦う双子が、死闘を演じ、素手に弾薬はそこを突き、二人でスイッチを行いつつ攻撃し、玉ねぎの皮むきの用に装甲を破壊し終えた。

 ユウヤの槍アーツ、ツグミの格闘アーツが炸裂し、すでに直立二脚型の機甲兵はボロボロだ。


「固有スキル!」


 ウェアウルフの固有スキルを開放した魔獣化、ツグミも固有スキルを開放した息吹。

 戦闘能力を増した二人が、それぞれのリミテッドアーツを使う。


「【エレメント・ダブルブレード】」


 一時的に元素の力を使い双刀に元素の力を宿らせ、この力を開放した。

 虹色の一閃、機甲兵の片側がぶっ飛ぶ。


「【気功雷招】」


 氣功と元素の力を混ぜた雷撃を放ち、残った機甲兵を吹き飛ばした。


「やっと終わったぜ」

「疲れたねユウヤ」

「ああ。ツグミもよく頑張った」

「レドさんの真似?」

「そんな所だ。どうする?」

「うん。追おう」

「そうじゃなくて、今後の事だ」

「今まで通りじゃダメなの?」

「なんか甘えているようで駄目な気がする」

「分かるな。分かった。レドさん達に話してみよう」

「おう」


 双子の戦いが別の意味で始まる。


 □


 ヒリュウ達の戦いも中頃を迎えた。

 ヒリュウの愛用するハルバード〝巨人強襲ギガント・レイド〟、アイリスの愛用する〝三叉槍空トライデント・スカイ〟の攻撃で小型化された機甲兵はボコボコになる。


「はいは~い。固有スキル開放行くよ~」

「青竜召喚」


 アイリスのエルダーニクシーとしての固有スキルを開放した。

 蒼い水晶を身に纏う龍が現れる。

 室内の限界まである巨大な水晶の竜が喉を膨らませブレスを吐く。

 強烈な一撃を食らった小型化された機甲兵はたまらず吹き飛ばされる。


「世界樹の森」


 創り出された世界樹の森が全体にヒールの上位の回復魔法をかけまくる。


「ほんじゃ。僕も」


 ヒリュウのエルフとしての固有スキルを開放した。

 世界樹の木を使い、他の固有スキルよりやや物足りない。


「再び」


 三体の召喚を行い、再度の攻撃を命じた。


「ヌォォォォ」

「グェェェェ」

「キェェェェ」


 三体の方向と共にぶつけられた力により、小型化された機甲兵はボロボロになり崩れ落ちる。


「ダメだよう。これ位で壊れちゃあ」

「マスター」

「だね」


 アイリスとヒリュウが突撃し、全アーツを叩き込む。

 こうしてヒリュウ達の戦いの一つの形が終わる


 □


 ウルカ、アリサ達も戦闘を行い、激しく四脚型の機甲兵を叩く。

 手裏剣のアーツ、忍者刀のアーツ、大鎌のアーツ、銃器のアーツが繰り出される。

 装甲が弾け飛び、ボロボロになった相手に、更にウルカの忍法が放たれて灼く。

 セリルの戦技召喚により、追い詰められた機甲兵は逃げ出すように後方に飛ぼうとする。


「逃がさない♪」


 〝ベネリM3〟での妨害を行い、動きが止まった相手に向け、〝ラインメタルMG3〟が追撃の様な射撃を食らわせた。

 《天地開闢》(手裏剣Ⅰアーツ・1HIT)追撃のように放たれたアーツが特大ダメージを与え、《永劫真理》(手裏剣Ⅱアーツ・2HIT)さらに追撃の2発が食い込み特大ダメージを与え、《森羅万象》(手裏剣Ⅲアーツ・3HIT)最後の締めを飾るアーツにより巨大化した手裏剣が突き刺さり、幾つもの小さな手裏剣になって再び突き刺さる。


「ふん」


 更に忍法を使い、連続した忍法のスペルにより焼き尽くした。


「中々強かった」

「程々にね」


 ウルカが決めポーズの忍者刀の一閃の後に腰の方に納める、アリサが大鎌を一閃し両肩に掛ける。


「彼奴らを追うぞ」

「YEeeS」


 □


 奥へと進むレド達。

 最奥らしい場所に来る。

 管制室らしい場所は、各所のモニターが並ぶ。

 ここにいた者達は全て退避していたらしく、飲み物などが温かかった。

 レドが操作し、調べてから最奥のフロアへと向かう。


 銃を構えた警備兵が現れるも、レドの二挺拳銃によりあえなく武具を破壊されて倒れる。

 耐久度を直接壊すレドの拳銃によって、殆どの武具にとってみればどんな防御力も意味をなさない。

 物理耐性があってもこれを貫通する効果もある為に、どうしようもない拳銃でもある。

 広い場所に出る。

 警備兵が数十名、機甲兵が数機ある。


「リャナ即死魔法」

「承りました」


 暗黒魔法即死系統のスペルを使う。

 範囲系に属するスペルが、黒い刃を放ち半数近い者を即死させた。


「ユキカゼはティアのガード、ティアは回復魔法、ピュシー、リャナは魔法火力支援」

「「了解!わん!」」

「マスターお供します」

「ああ。行くぞ」


 二挺拳銃を仕舞い、腰から暗黒騎士剣を抜いて、小盾を取る。

 暗黒魔法剣スペルを使い、範囲系に属するスペルは、黒い波動となり敵を打ち砕き、続くようにピローテスの同じ暗黒魔法剣により更に出血を強いる。

 暗黒魔法剣Ⅰ範囲系スペル『ダークネス・ファング』

 暗黒魔法剣Ⅱ範囲系スペル『ダークネス・ブレス』により放たれた黒い霧。

 暗黒魔法剣Ⅲ範囲系スペル『ダークネス・レイ』により放たれた黒い拡散レーザー。

 これらを使い、敵を一掃する。


「行くぞ」


 さらに奥へと進む。

 一体の機甲兵が立ち尽くしていた。


「いかにもって奴だな。ええおい」


 レドが苦笑気味に言う。

 いかにもボス然とした機甲兵だ。


「出し惜しみ話だ。固有スキルGO」


 リャナの固有スキル【豊饒の大地】、ピュシーの固有スキル【妖精の舞】の二つにより、広々とした広場は、緑豊かな場所となり、5名と1匹は、鱗粉を受けて浮かぶ。

 ダークナイトエルフの固有スキル【闇木香Ⅱ】を使い、MP/TPの自然回復速度を急上昇させた。

 ユキカゼの固有スキル【氷海の氷獄】により室内が冷気に閉ざされる。

 ティアの固有スキルは【幻神剣】、幾つもの不可視の剣が浮かぶ。


「ばっちりだ」


 動き出した機甲兵が、【豊饒の大地】【氷海の氷獄】の二つの持続型ダメージが入り動きが鈍る。


「ピローテス行くぞ!」

「了解だマスター」


 駆け出した二人が、剣アーツ、片手剣アーツをそれぞれ使い、ダメージを与える。

 レドの暗黒騎士剣アーツ、ピローテスの暗黒曲刀アーツを使い、更にダメージを与えた。

 この間に支援魔法によって後衛が強化され、魔法合スキル専門のリャナの手腕は高い。

 ピュシーも元素魔法により何度も攻撃を当てた。

 不可視な剣の【幻神剣】により、二人の前衛に対する反撃は弾かれ、しかも別の剣で突き刺す事でダメージを与える。

 一通り攻撃を終えると前衛の二人は飛び退いて後衛の所まで下がる。

 ボスはあちらこちらに火花が立ち、どうも調子は良くない様子だ。

 眼力アーツを使う

 □□□□□□□□□□

【ガーディアン】

 種類 ボス

 種族 妖機兵

 Lv ???

 HP 5.700/10.000

 MP 999/999

 TP 1000/1000

 STR 49

 INT ――

 MND ――

 VIT 50

 DEX 74

 AGI 41

 LIK ――

 CHR ――

 耐性 即死系、状態変化系、バトステ系

 弱点 ――

 スキル 格闘系

 □□□□□□□□□□


「遠隔操作タイプか、まあいい」


 攻撃が中断されるも、持続ダメージは受けており、次第に動きが鈍る。


「ピローテス単体系だ」

「了解」


 暗黒魔法剣Ⅰスペル『ダーク・アタック』(単体系攻撃スペル)を放ち、黒い闇が影より現れて突き刺すの1HIT。

 暗黒魔法剣Ⅱスペル『ダーク・ウェーブ』(単体系攻撃スペル)により放たれて黒い波紋が覆うの1HIT。

 暗黒魔法剣Ⅲスペル『ダーク・クラッシュ』(単体系攻撃スペル)最後のスペルが放たれ、影より突き出る槍の塊が連続しての攻撃が6HIT。

 これを二人で行うので二倍だ。


「神聖系も行くぞ」

「了解」


 神聖魔法剣Ⅰスペル『ホーリー・アタック』(単体系攻撃スペル)を放ち、光り輝く光の弾が何発も当たる、7HIT。

 神聖魔法剣Ⅱスペル『ホーリー・ウェーブ』(単体系攻撃スペル)を放ち、光り輝く白い波紋がボスに収束する。1HIT。

 神聖魔法剣Ⅲスペル『ホーリー・クラッシュ』(単体系攻撃スペル)を放ち、光り輝く剣が幾つも現れて突き刺す。12HIT。

 56HIT。5600位のダメージだ。

 ティアの固有スキル【幻神剣】が最後の攻撃を行い、攻撃を受けたボスは淡く輝き消える。


「各員、攻撃止め。クールタイムを終わらせるぞ」


 攻撃が終わる。

 奥へと進むと連続したボス戦に備えたが、居たのは両手を上げたNPC達だ。


「OK攻撃はしない、責任者は?」


 誰もが首を振る。


「まさか逃げたのか?」


 NPC達が首を縦に振る。

 レドは茫然とした顔で、呆れ果てて何も言えないようだ。


「敵対しなけば攻撃はしない、怪我を負った者には治療を施す」


 NPC達の間が割れ、真ん中には負傷した警備兵達が居た。

 ティア、リャナ、ピュシーが治療し、レドも幾つかの薬を渡し飲ませてから話を聞いた。

 どうも敵方のボスたちは、勝てないと見るや直ぐに逃げ出したらしい。

 戦った兵士達を見捨てるやり方はレドは心底嫌いだが、ラストバトルと思ったのに大きな空振りには頭が痛い。


 仲間達になんといえばよいか悩むが、素直に打ち明けた。


 □


 裏ショップ『スクラップ』での報告やらなんやら、ボスは気難しげに笑うが、まずまずの成功ではあるし、見つかった数々の汚職や、証拠の麻薬などもあり、何とかなるかもしれないとこぼし、レドに報酬と、記念品の炭酸の抜けたビールを渡した。

 そんな13日目を過ごした。翌日。

 14日目。

 なんだかんだ言っての2週間が過ぎようとしていた。

 午前中はいつも通り店を開け、真昼には店を閉め、持っていけないアイテムなどは従業員に配った。

 従業員たちも礼を述べて最後の清掃を行い、アルバイトを終えた。


『先行テストマップ刀京を終えます』

『成績は後日伝えます。成績に依っての褒章もあります』

『2時間お疲れ様でした』


 こうやって冒険者たちは元の始まりの町の『イーニャ』へと帰還した。


「全員居るか?」


 誰も欠けてはいない、危惧されたティアもいた。


「さてと、ひとまず店に行くぞ」


『クック』に入る。

 ティアからすればこのようなファンタジーな場所は初めてなので、きょろきょろとしながら進む。ユキカゼとピローテスは全く気にしない様子で進み。


 馴染みの店員が二階と案内した。


「じゃあ刀京編お疲れ」


 □


 久し振りの『イーニャ』、双子はそれぞれに別れを告げて『星空の記録』から離れた。

 引き留めることはなかったが、プレイヤー達はなんとも寂しそうな顔で別れを告げた。

 出来るなら残って欲しいと言わなかったが、そんな思いはひしひしと伝わる。

 だがこのままでは甘えてしまうので双子は分かれ道を選んだ。


 □


『星空の記録』のリーダーのレド、レドの従者のピローテス、ユキカゼ、特殊NPCのティア、サブリーダーのウルカ、アリサと従者のフォルスト、フォゼン、ヒリュウと従者のセリル、アイリスという女性がが殆どになってしまう。

 12時間のチャージを終えたレドの持つ専用アイテムにより、久しぶりに男性アバターに戻る。

 身長は186cmのままだが、スタイルも男性基準になり、従者の中では黒一点になったフォルゼンは喜んだし、ピローテスも感動して涙ぐむ。

 しかしティアは拗ねてしまい、ちゃんと説明し、半日のみと約束して男性アバターになる。


「さてどうしたものか」

「お母さん、どこに泊まるの?」

「それもそうか」


 まずは泊まるべき場所が必要だ。


「はいは~いどっかの家を買おうに1票」

「賛成♪」

「悪くない、第3の家だ。第1の家はリアルだな」


 と決まり、この店の主の紹介で自宅を持つ。

 南側に位置する平凡な家が多い一角、そこに空き地を買い取り、四人のプレイヤーが資金を出し合い、相応な家を持つ。店も必要なので四種類の店も私有地に立てられる予定だ。

 騎獣の為に厩舎も立てる予定で、騎獣達も喜ぶ。

 レドの騎獣の陸鳥・ビーア、竜騎・ドラゴ。

 ピローテスの騎獣の陸鳥・二号、竜騎・三号。

 ティアの騎獣はなし。

 ウルカの騎獣の陸鳥・疾風。

 アリサの騎獣の陸鳥・ティーア。

 フォルストの騎獣の陸鳥・フォーゲル。

 フォルゼンの騎獣の陸鳥・カメーリエ。

 ヒリュウの騎獣はなし。

 セリルの騎獣はなし。

 アイリスの騎獣はなし。


 ▽

 ▽


 PTの私有地に作られる予定の建物の交渉などを終え、従者たちの事はピローテスに任せ、ティアが拗ねそうだが、ログアウトした。


 二時間みっちりの事だったので体が重くはないが、腹が空いた。

 ヒリュウが作った焼き鳥の味を思い出しながら、手っ取り早いお好み焼きを作って食べ、その後にトレーニングなどをこなし、4月より始まる学校の事もあり、色々とすべきことは多い。

 そんな3月25日を過ごした翌日。

 朝方の5時に起床し、ストレッチなどをこなしたのちにトレーニングを終えてから、ログインした。

 宿屋の自室に現れたレド。

 午前9時のログインなので、[ワンオフ・フリーライフ・オンライン]の世界では午後0時だ。通常タイムの4倍速の為の結果だが、娘のティアはご機嫌斜め。

 雪のような肌の黒髪のおかっぱヘアーのティア、褐色の肌に白髪の様な銀髪ストレートのピローテス、全長50cmほどの白狼のユキカゼが待っていた。


「わん」

「おっ。待っていたか、ピローテスも変わりなさそうだな」

「ああ。ただまあなんというべきか」

「お母さん遅刻」

「割と急いだぞ?」

「遅刻」

「すまんな。さてと今日の所は」

「お母さんのまま」

「いや、12時間も有るし、今日の所は男性という事で」

「ダメ」


 娘のリクエストもあり、放置すると拗ねてしまうので仕方なく女性アバターのままにした。

 パンツスーツ姿、狩衣・ミニスカの二つの衣装があるがまたまたのリクエストで狩衣・ミニスカだ。

 ▽装備変更[女性アバター時・衣装]

【装備】

 近接武器 :暗黒騎士剣〝暗黒剣士ダークネス・フェンサー

 遠距離武器:グロッグ18C

 予備武器 :暗黒騎士槍 HK416K

 盾 :〝雷神之小盾トール・バックラー

 楽器:アコースティックギター

 頭 :

 顔 :ウェアラブルPC(レンズ型)

 首 :ウルカのマフラー

 胴 :タートルネックのニット

 肩 :

 腕 :

 手 :

 指 :アリサのリング、ウェアラブルPC(リング型入力端末)、装甲型指輪

 腰 :ウルカ&アリサのベルト+ミニスカート

 脚 :タイツ

 足 :ロングブーツ

 外着:狩衣

 内着:ブラウス

 下着:スポーツタイプ

 ▽


「じゃあ。買い物にでも行くか」

「うん」

「わん」

「ああ」


 宿屋の自室から出る。従者たちも泊まっているこの宿屋『金色の猪亭』、北欧神話に出る様なフレイアの愛獣の猪、ヒルディスヴィンのような名前だ。

 他の仲間の従者たちと挨拶し、近くの店に入る。


「さて、騎獣は購入せずに、ピローテスのお下がりを」

「お母さんのがいいけど、お姉ちゃんのでもいい」

「じゃあピローテスの陸鳥を渡し、装備の購入だな。まずはピローテスの要望はあるか?」

「私の物は既にあるしな。暗黒曲刀、竜騎士小盾もあるし、出来る事なら銃器の方も補充しておきたいが、ここには弾薬を扱う店も銃器を扱う店もないしな」

「戦力ダウンか、まあ致し方ないか、なら弓だな」

「ああ。何かとお世話になるな弓には、まあ私も弓の方が得意だし。暗黒騎乗弓でも使う」

「分かった。銃器の補充が出来ない以上、銃は全て預けて軽くなろう」

「ああ」

「槍の方はどうする」

「槍はそれほど必要はいと考えるが」

「合戦の様になれば必要だぞ?」

「何かと物入りだな。分かった槍も揃えよう」

「ではユキカゼの方は必要ないし、ティアの方は大変だなこれは」

「そうだな。何せスキル枠が余りまくっている上に、ジョブもクラスも自由選択肢の中だし、スキルの方も結局取っているのは杖、服、アクセサリー、回復魔法のこの4つのスキルのみだ」

「ティアの要望としては何かあるか?ジョブとか、クラスとか、スキルとか、装備とか」

「剣、盾、槍、弓、騎乗、革製、金属製、調合、錬金、分解、園芸、農業、計量、調理の全部欲しい」

「ふむ。魔法スキルや?」

「今はいい」

「そうか。ならジョブは錬金術師、クラスは調合士の方が良いか、それともジョブは戦士系、騎士系、侍系、忍者系、武道家系なんかもあるぞ?」

「私としては生産をメインにとってもらいたいな。従者の生産が苦手だ。ティアには生産を取って、マスターを支えてほしい」

「うん。お姉ちゃんの言う通り、ジョブはお母さんのおすすめの錬金術師、クラスは調合士」

「じゃあ」


 ジョブ変更チケットで錬金術師となり、クラス変更チケットで調合士となる。

 固有スキル取得チケットでⅠランクのスキルを取る。

 ▽変更及び取得

 特殊NPCネーム:ティア

 種族:???

 ジョブ:一般→錬金術師

 クラス:一般→調合士

 スキル構成

 武器スキル:杖

 防具スキル:布製

 装飾スキル:アクセサリー 錬金具

 魔法スキル:回復魔法 武具召喚

 補助スキル:武具召喚才能

 生活スキル:採取 伐採 釣り

 生産スキル:調合 錬金 計量 栽培 

 ▽


「自由選択枠が消えた」

「別にいいさ。じゃあ他のチケットも使うぞ」


 全スキルLv+3チケットを使う。

 杖→杖Ⅱ

 布製→布製Ⅱ

 アクセサリー→アクセサリーⅡ

 錬金具→錬金具Ⅱ

 回復魔法→回復魔法Ⅱ

 武具召喚→武器召喚

 武具召喚才能→武具召喚才能Ⅱ

 採取→採取Ⅱ

 伐採→伐採Ⅱ

 釣り→釣りⅡ

 調合→調合Ⅱ

 錬金→錬金Ⅱ

 計量→計量Ⅱ

 栽培→栽培Ⅱ


「武器召喚を選んだなら」


 更に1次派生チケットを使い

 武具召喚→防具召喚

 武器召喚→武器召喚Ⅱ


「防具ねえ」


 武具召喚→武具効果召喚

 防具召喚→防具召喚Ⅱ


「武器効果か」


 武具召喚→武具召喚Ⅱ

 武具効果召喚→武具効果召喚Ⅱ


「スキルポイントが貯まったろ?」

「うん」

「剣、槍、弓、盾、革製、金属製、騎乗、園芸、農業、調理を取れるぞ」

「うん!」

「後これな」


 スキル枠+1チケットを渡す。


 ▽スキル取得

 武器スキル:剣 槍 弓

 防具スキル:革製 金属製

 生活スキル:騎乗

 生産スキル:園芸、農業、調理

 ▽

 特殊NPCネーム:ティア

 種族:???

 ジョブ:一般→錬金術師

 クラス:一般→調合士

 スキル構成

 スキル枠+33

 武器スキル:杖Ⅰ.Ⅱ 剣Ⅰ 槍Ⅰ 弓Ⅰ

 防具スキル:布製Ⅰ.Ⅱ 革製Ⅰ 金属製Ⅰ

 装飾スキル:アクセサリーⅠ.Ⅱ 錬金具Ⅰ.Ⅱ

 魔法スキル:回復魔法Ⅰ.Ⅱ 武具召喚Ⅰ.Ⅱ 武器召喚Ⅰ.Ⅱ 防具召喚Ⅰ.Ⅱ 

 武具効果召喚Ⅰ.Ⅱ

 補助スキル:武具召喚才能Ⅰ.Ⅱ

 生活スキル:採取Ⅰ.Ⅱ 伐採Ⅰ.Ⅱ 釣りⅠ.Ⅱ 騎乗Ⅰ

 生産スキル:調合Ⅰ.Ⅱ 錬金Ⅰ.Ⅱ 計量Ⅰ.Ⅱ 栽培Ⅰ.Ⅱ 園芸Ⅰ 農業Ⅰ 調理Ⅰ 

 固有スキル:

 種族:【幻神剣】:不可視の剣を召喚し、使役する。

 ジョブ:【錬金】:錬金スキル無しでも錬金可能。

 クラス:【調合】:調合スキル無しでも調合可能。

 スキルポイント:17→9=8ポイント

 ▽


「こんな物か」

「じゃどこで買い揃えるかまずはティアの装備は」

「カデンツァだな。ピローテスの暗黒騎乗槍を考えればナイト・ナイト。手っ取り早いピローテスから済ませて、その後にじっくりとティアの装備を考えよう」

「賛成だ」

「おーけー」

「わふ」


 騎士職の装備専門店の『ナイト・ナイト』に行く。

 店の槍コーナー、騎乗用の槍の中から暗黒騎乗槍を取り、これを購入した。

 ティアの装備を整える為の戦士職武装専門店の『カデンツァ』に入り、ティアの装備を整える。

 ステータス等に隠された熟練度マスタリー等も考慮し、購入可能であり装備可能なものを、積載量の半分ぐらいの重さで考えた。

 ▽装備変更

【装備】

 近接武器 :ショートソード

 遠距離武器:ショートボウ

 予備武器 :ショートスピア

 盾 :バックラー

 楽器:

 頭 :

 顔 :

 首 :ウルカのマフラー

 胴 :ジャケット

 肩 :クロスショルダーアーマー

 腕 :クロスガンレッド

 手 :

 指 :アリサの指輪

 腰 :コルセット ミニスカート ウルカ&アリサのベルト

 脚 :タイツ

 足 :レザーブーツ

 外着:

 内着:ブラウス

 下着:スポーツタイプ

 ▽


「全然弱い装備しか装備できない」


 ティアのイメージとは全く違った様子だ。


「初期としてはそこそこ強いさ」

「ああ。これからの訓練次第だな」


 騎士系の二人にとってみれば懐かしい装備品ばかりなので、感慨深げに眺めた。


「わふ」

「ユキカゼ。装備が弱い」

「わん!」

「ありがとうユキカゼ」


 ユキカゼの言葉を理解しているらしいティア、レドからすればテイマーの素質、もしくはサモナーの素質もあるかもしれないが、知識等の詰込み型は良くない物だ。


「おし。買い物も済ませたし、騎獣に乗って出かけるぞ」

「了解」

「はい」

「わふぅ?」

「ユキカゼはティアと一緒」

「わん!」


 宿屋『金色の猪亭』の近くに留めてある騎獣に乗り込む。

 竜騎の方のドラゴ、陸鳥の方はビーアの二頭いるが、今回は陸鳥の方に乗り込む。

 ドラゴは暇らしく、固定の為に綱を外すとついて来る。

 騎獣の騎乗スキルなどが低いティアは四苦八苦して乗り込む。


「頼むぞ二号」

「くぇ」

「にごう?」

「ビーア二号だ。こちらの竜騎が三号」

「びーあにごう」

「くぇ」


 ▽名称変更

 ビーア二号→びーあにごう

 ▽


「適当に練習をするぞ。南門にGO」


 それぞれが返答し、適当な速度で走る。

 町中の為にそれほどの速度は出さず、小走り程度の速度で駆ける。

プレイヤーネーム:レド

種族:ダークエルフ

性別:男

ジョブ:上位錬金術師 将軍 音楽家

クラス:上位調合士 総指揮騎士 聖騎士 弦楽器演奏家

身長:186㎝

瞳色:黒

髪色:白髪に近い銀髪

肌色:褐色の肌


従者ネーム:ピローテス

種族:ダークナイトエルフ

性別:女

ジョブ:騎士 ダンスマスター

クラス:暗黒騎士 聖騎士 剣舞踏士

身長:168㎝

瞳色:黒

髪色:白髪に近い銀髪

肌色:褐色の肌


従者ネーム:ユキカゼ

種族:リトルフェンリル

性別:女

ジョブ:従者

クラス:幼獣

身長:50cm

瞳色:紅玉

髪色:純白

肌色:雪色


特殊NPCネーム:ティア

種族:???

性別:女

ジョブ:一般

クラス:一般

身長:150cm

瞳色:黒

髪色:黒

肌色:雪色


プレイヤーネーム:ウルカ

種族:ハイヒュム

性別:女

ジョブ:鬼武者 上忍 巫女

クラス:鬼剣士 戦上忍 戦巫女

身長:160㎝

瞳色:黒

髪色:黒

肌色:乳白色


プレイヤーネーム:アリサ

種族:ハーフエルフ

性別:女

ジョブ:森獣使い

クラス:同時獣使い

身長:165㎝

瞳色:銀色

髪色:白髪に近い銀髪

肌色:乳白色


従者ネーム:フォルスト

種族:エント

性別:女

ジョブ:召喚士

クラス:戦技召喚士

身長:165cm

瞳色:緑色

髪色:新緑色

肌色:乳白色


従者ネーム:フォルゼン

種族:エントナイト

性別:男

ジョブ:武道家

クラス:格闘士

身長:190cm

瞳色:緑色

髪色:金色

肌色:白色


ヒリュウ:

種族:エルフ

性別:女

ジョブ:召喚獣士

クラス:従者士

身長:157㎝

瞳色:碧眼

髪色:淡い桃色

肌色:乳白色


従者ネーム:セリル

種族:エント

性別:女

ジョブ:召喚士

クラス:戦技召喚士

身長:165cm

瞳色:緑瞳

髪色:栗毛

肌色:白


アイリス

種族:エルダーニクシー

性別:女

ジョブ:戦士

クラス:槍使い

身長:150㎝

瞳色:碧眼

髪色:真っ赤な赤毛

肌色:陶磁器の肌



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