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たたかい、とらとうま

なぜオークの群れなのに魔物と表現したりオークだったりするのか……

ええ、最初にすべてをオークで書いててオークの群れ、オーク、オーク、オーク

自分で書いてていらっとした

 ノカコド村の入り口へとたどり着いた私が見たものは、魔物に襲われる村人たちだった。

 妙齢の女性へと襲い掛かろうとしているオークが私の目に飛び込んでくる。

 私は、駆け出し村の中へと進み、襲い掛かろうとしているオークに向けて渾身の力を込めた蹴りを叩き込み、吹き飛ばした。

「一体どうした!? なぜ村が襲われている!!」

 私の怒声を聞き、妙齢の女性は震えながらも答えてくれた。

「と……突然、村の外から魔物たちが攻めてきたの」

「緊急時に避難する場所は決まっていないのか?」

 妙齢の女性は少し考えたあと、答えてくる。

「えぇ、村の中心に広場があるわ。その奥にある村長の家が避難場所よ」

「分かった。私がそこまで連れて行く、ついて来い!!」

 私は答えも聞かずに歩き出し、道中の村人を助けながら広場へと駆け出していった。


 広場へとたどり着くと、そこでは村の男たちが女子供を守りながら魔物の群れと交戦中だった。

 私は、魔物の群れへと駆け出し、群れの中心目掛けて跳んだ。

 自由落下しながら、聖剣を構え着地と同時に数体のオークを巻き込みながら地面へと叩きつける。地響きが起き、地面が叩き割れる。

 中心にいる私へと、魔物たちも村人も注目した。

「ここは私に任せろ!! 男たちは下がって守りを固めてくれ!!」

 交戦中だった村の男たちへと向けて言い、聖剣を横薙ぎに振り回し周囲の魔物をまとめて吹き飛ばす。

 そこから先は、普段抑えている力を存分に発揮した……




 広場に群がっていた魔物が少数になってくると不利を悟ったのか撤退していく。

 追いかけ殲滅することもできるが……まぁいいだろう。

 一息つき、手助けをしてくれた男へと感謝を伝えようとする。

 どこか見覚えのある黒髪の少年だな。

 そう考えていると、少年は疲れきった様なフラフラとした足取りで村人たちへと近づき、怪我の治療を開始した。

 自分も疲れているはずなのに村人を助けようと魔法をかけていくその姿に眩しさを感じる。

 そう言えば戦闘中に、少し体が楽になったな。あの少年が魔法をかけてくれていたのか。私も少年に感謝を伝え村人の救助の手助けをしたいが……止めておこう。戦闘で昂ぶっている今の私では、逆に村人を怪我させてしまうかもしれない。

 少年に話しかけるのを止め、近くにいた村人に尋ねる。

「城下町の方角からこの村へと商人の馬車が来なかったか? 私はそれを追ってきたのだが……」

 私の声を聞き、村の男は疲れきった顔をしながらも答えてくれる。

「あぁ、姉ちゃん。助けてくれてありがとうな。魔物に襲撃されたのに被害が少ないのは姉ちゃんたちのおかげだ。それで馬車だったな? この村に宿は一ヶ所しかないから商人がいるとしたらそこだろうな」

 村人に宿の場所を聞き、礼を言い宿へと向かう。



 宿に着き、馬車がないか探す。

 周辺を見渡すと、宿と併設している馬小屋からやや離れたところにある壊れた馬車と檻を発見する。

 馬車の近くに立ちすくむ商人らしき男がおり、その男の周囲を護衛するように数人の冒険者が傷つきながらも武器を抜き、辺りを警戒している。

私が商人らしき男へと近づいていくと、男は冒険者たちへと怒鳴り散らし情報を教えてくれる。

「魔物の襲撃だと……あの青い鳥は物好きの貴族たちが集まるオークションに出品予定だった金のなる木だ!! せっかく祭りの混乱に紛れて盗み出したのに、魔物に連れ去られただと……何が異形のオークだ!! 高い金を払ってお前たちを雇ったのに鳥一匹守ることも出来ないのか!! さっさと命がけで取り戻してこい!!」

 それを聞いて私は冒険者たちを殴り飛ばし、商人へと近づき話しかける。

「説明してくれてありがとう。青い鳥は、その異形のオークとやらに連れ去られたのだな。襲撃と何か関係があるのか?」

 男は突然の出来事に混乱した様子を見せながらも私に怒声をあげてくる。

「なっ、なんだ貴様は!! 襲撃との関係? 関係ある訳なかろう、私はこの村に着たばかりだ!! そ、そうだお前が連れ戻してこい、護衛たちを一掃するほど強いのだ、魔物から私の鳥を取り戻してくるなど簡単だろう!!」

「おまえの鳥じゃないだろう……この手の輩は見ているだけで不快だな」

 混乱して理屈の通らないことを言ってくる男を見て、私は小さく呟く。

 そして男の懐へと踏み込み、上空へ飛ばすように男の腹を殴りつける。

 落ちてきた男の顔を殴り、また上空へと飛ばす。

 私のところへ落ちてくる度に殴り、上へと飛ばし続ける。

 殴る。殴る。殴る。殴る……

 すでに意識を失っている男を私は殴り続けた。




 青い鳥を盗んだ男を制裁した私はこれからのことを考える。

 少女の青い鳥は、異形のオークに連れ去られたと言っていたな。そう言えば撤退していった魔物は同じ方向へと向かって逃げていったな。そこに青い鳥もいるのだろうか?

 今は怪我の手当てをしているが、建物などにも被害は出ているのだ。ある程度落ち着けば復旧作業を開始するだろう。力仕事なら私でも手伝える。

 その時に魔物の襲撃について情報を集めれば、連れ去られた青い鳥の場所も分かるかもしれない。

 そう考えている間にいつの間にか、意識が残っていた護衛に担がれ、青い鳥を盗んだ男はどこかに運ばれていった。


犯人は女戦士

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