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間違え召喚?転生?猫になったのでまったりするにゃ  作者: まめ大福


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プロローグ

【プロローグ】

 ここはある有名な事で知られる伊勢神宮、私(猫西陸斗)は毎年この近隣に住んでいる為、この神宮に報告をする為に参拝をしに来ました。

 そして、参拝を済まして参道を戻っていると宇治橋の袂に一匹の白猫を見つけ、可愛さの余りに見続けていましたが、数分後には木の生い茂った中に消えて行ってしまいました。猫好きの私としては眼福で参拝をしに来たかいがありました。

鳥居を過ぎて神宮に礼儀をしておかげ横丁でいつもの食べ歩きをして帰宅しようと向かった先に、先程の白猫が道路を渡ろうとしていた所に車が来た。引かれそうになった所を無意識に飛び出して猫を助けていた。しかし、私は猫の代わりに車に引かれ、その場にうずくまっていた。そこに大学生グループが私を助けようと周りに駆け寄って来た時に、突然 地面に魔法陣が現れたと思った途端に眩しく光って私と大学生グループが光と共に消えてしまった。


ここはどこだ?辺りを見渡すと大学生グループ以外に何人もの人がいる。殆どの人が黒っぽいローブを纏っている。一人だけ白いドレスを着た綺麗な人が中央に立っていた。私は大学生グループを下から見上げる様に見ていたら、大学生グループの一人が私を抱きかかえてくれた。


少し遡るが、光りに包まれた時にある何も無い白い空間にテーブルと椅子があった。そこには、日本の巫女さんと見慣れない綺麗な女性が立ってこちらを見ていた。巫女さんは「私は貴方が居た世界の神、天照です。」もう一人の女性は「貴方を迎える世界の創造伸、クレシオンです。」私が戸惑っていると、

天照「貴方は生前、私の分身である猫を救って頂きました。とても、感謝しています。そのせいでこの様な事になってしまい申し訳ありません。」

私「ああ、あの時の綺麗な白猫ですか。」

天照「そうです。その時の猫です。」

私「そんな事、気にしないで下さい。衝動的に動いてしまったので…」

クレシオン「貴方が私の世界の異世界人召喚に巻き込まれたので、一時的にこちらに来て頂きました。それに、貴方がもう既に死亡していた為に召喚されたと同時に亡くなってしまう為に天照様と相談し、天照大神の分身であった白猫と同じ様な身体を用意し、そちらの身体で異世界召喚する様に致しました。」

もしかして、私は猫になってしまったんですか。それでこの下から見上げながらの会話になったんですね。と言いながら、自分の手を見たら可愛い肉球があって、「あああ、本当に猫になったんですね。」と納得していた。

天照「最後になりましたが、私から加護を授けさせて下さい。この加護で複数のスキルが付くと思いますが、有効に楽しく過ごされます様に願っています。」

クレシオン「私からはこの今から行く世界で困らない為のスキルとこの世界中の神からの加護を授けさせて下さい。私が授ける加護ですが、貴方自身があった事のある神のスキルの一部が貴方に付与されると覚えて於いて下さいね。それと、貴方自身が欲しいスキルがあればそれも付与させて頂くのでご希望はありますか。」

私「そうですね。それでは錬金術ってスキルをお願いします。」

クレシオン「錬金術ですね。分かりました。それでは、もう時間になったので、貴方様は何事にも自由なのでこの世界を楽しんで下さいね。」


またもや光に包まれた。

大学生グループの姉御肌の女子が「引かれた人がいない。」と周りを見渡す。

オタク女子が「猫がいるよ。」と言って捕まえて抱きかかえた。

抱えられた時に「にゃにゃー」オール鑑定 そしたら、中央にいる綺麗な女性の胸元に板みたいなものが現れた。これがステータス画面かにゃ?

名前 リリアーナ・エクラリュール

職業 エクラリュール国 第一王女

レベル Ⅰ

HP 15

MP 5

スキル 威圧

パッシブスキル 無し

加護 無し

備考 ドS 鬼畜と表示されている。

何て最悪な女性なんだ。その横にいる黒ローブを纏っている人は

名前 クロリ

職業 魔導士

レベル 40

HP 25

MP 100

スキル 火魔法 4、風魔法 3

パッシブスキル 無し

加護 無し

備考 魔法オタクと表示されている。

この世界にもオタクってあるんだ。

大学生グループのオタク女子はというと

名前 杉崎萌花

職業 聖女(召喚された者)

レベル 1

HP 30

MP 250

スキル 回復魔法 5、蘇生魔法 4、解呪魔法 4、光魔法 5

パッシブスキル 自動翻訳 5、HP・MP自動回復 1、無詠唱

加護 無し

備考 BL好き、可愛い物には眼が無い。猫好き 60

可愛いけどBLが好きなんだ。

姉御肌の女子というと

名前 輝島ヒカリ

職業 魔導師(召喚された者)

レベル 1

HP 35

MP 370

スキル 火魔法 5、水魔法 5、風魔法 5、土魔法 5

パッシブスキル 自動翻訳 5、無詠唱

加護 無し

備考 猫好き 70、イケメン好き

なるほどね。

リーダー格の男子というと

氏名 東城陽向

職業 勇者(召喚された者)

レベル 1

HP280

MP 100

スキル 剣術 5、回復魔法 2、雷魔法 4、火魔法 3

パッシブスキル 自動翻訳 5、身体強化 2、限界突破、無詠唱

加護 無し

備考 輝島ヒカリが好き。青春ですなぁ。

オタク男子というと

氏名 朝比奈伊織

職業 賢者(召喚された者)

レベル 1

スキル 補助魔法 5、支援魔法 5、闇魔法 4

パッシブスキル 自動翻訳 5、無詠唱

加護 無し

備考 漫画好き。

なるほどね。


朝比奈伊織「ここは何処?外にいたのに何で建物の中にいるんだ。もしかすると、これはいつも漫画や小説で読んでる異世界召喚ってヤツなのか。」

東城陽向「異世界召喚って何だ?」

朝比奈伊織「今、漫画やアニメで流行ってるヤツだよ。」

東城陽向「ここはその異世界ってヤツなのか。」

大学生グループが混乱している最中、リリアーナ第一王女が「王が逢いたいと申しているのでついて来て下さい。」と部屋から出て、スタスタと後ろも振り返らないで先を歩いて行く。その間に、自分のステータスを確認するにゃ「にゃ」ステータス画面を見ると

名前 ??

職業 猫(亜神)

レベル 1

HP 500

MP 15,000

スキル 猫魔法? 10、鑑定 10、錬金術 10、念話 10、スキル作成付与 10、偽装・隠密・危険察知 10、無限収納 10

パッシブスキル 無詠唱、自動翻訳 10、HP・MP自動回復 10、異常・呪術・魔法耐性 10

加護 天照大神の加護、神々の加護、備考 神(不老不死)に近い者

私のステータスって何これっ超ヤバい猫じゃないですか。これは偽装で隠蔽しないとダメなヤツじゃないですかにゃ。


これより、謁見の間なので、失礼の無い様に扉を開けて部屋に入ると王座に王と妃が座っている。その横、1段下に王子2名、王女1名が座っている。その王女の横に前を歩いていた第一王女が座位していた。大学生グループは王座の下の所まで進み一礼をした。

第一王女が「この度、召喚された勇者御一行の4名です。」と王に報告をした。

王は「突然の召喚でビックリしたと思うが、我がヒューマンの国を脅威な魔族から救ってほしい。」と上から目線で言い放った。マルクス国王が「私達を元の世界に戻してほしい。」と訴えるも、王は「今の段階では、其方達を戻す手段は無い。」と言い放った。東城陽向が「今の段階で無理という事は戻る方法があるんですね。」と尋ねると、王は「魔王かまたは聖域で戻る方法があるらしい。」と推測で話された。

マルクス王が「其方達のステータスを見せてほしい。ステータスオープンと唱えるのだと…

朝比奈伊織が「ステータスオープン」と唱えたら、目の前に板状の物が表示された。内容は氏名、職業、レベル、スキル、パッシブスキル、加護が描かれた物が目の前に板の様な物で表示されていた。魔導士が「賢者様で素晴らしいスキルです。レベルをあげてスキルを覚えればすぐに実践出来ます。他の3名のステータスを見せて下さい。」と…

他の3人も「ステータスオープン」魔導士が「勇者様、聖女様、魔導師様と揃われています。賢者様と同じくレベルあげとスキルを覚えれば、魔王も討ち果てる事でしょう。」と称賛された。

輝島ヒカリがステータス画面を見ながら、私を抱き抱えてる手が震えていた。いろんな事がいっぺんに起きて事態を収拾出来れて無いんだろうにゃ。私が「にゃ」と鳴いて緊張がほぐれたらいいにゃ。王を含め王の間に居た者の興奮が覚める前に解散となった。各自、貴賓室へと通されたが、すぐに東城陽向の部屋に私を含めたみんなが集まった。


みんな好きな場所に座ったら朝比奈伊織「これから僕達はどうなるんだろう。」杉崎萌花「家に帰りたいよ。」その一言でみんながうなずいた。輝島ヒカリ「この猫ちゃん、この子も異世界に来ちゃったのかなぁ。」震えた手で私を抱きしめ続けていた。東城陽向「そういえば、引かれたあの人はどうなったんだろう。もしかして、助からなかったのかな。」ものの1時間も経たないうちにこれだけの事が起こったのだから、気持ちの整理も出来てないだろうにゃ。やっと、私を解放してくれて、睡魔が来たので、ベッドの上でスヤスヤと眠りについた。寝てる私を輝島ヒカリが抱きあげて部屋に戻って行った。


その1時間後に晩餐会の準備が出来たのでメイドが4人に声を掛けに来て晩餐会会場に行く為に部屋を出た。その少し時間が過ぎた時、私は寝ぼけていたけど危険察知で目が覚めてベッドの下に隠れた。第一王女付のメイドらしい人が部屋に入って来て何かを探している。もしかして、私を探しているのかにゃ?これは見つからない様に隠れないとダメな案件でしょにゃ。すぐさま、ベッド下に隠れた。メイドは探して見つからないので他の部屋を探しに行ったみたいにゃ。私の危険察知が進化して、私を害する者が分かる様になった。流石は危険察知 10ですにゃ。

晩餐会が終わり輝島ヒカリが部屋に戻って来た。晩餐会で聞いた事を私に聞かせてくれた。その中で、レベルは最高で50まで、魔法等のスキルは最高5までらしい。加護持ちは殆ど居ないらしく、パッシブスキルは異世界召喚された者にのみあるスキルだそうだ。それを聞いて、私のステータスって知られたらヤバいレベルって事ですにゃ。隠蔽しとかないとダメにゃ。それに異世界召喚は前回に1度しているらしくて、その時はハズレスキルだったみたいで、町に追放されたみたいにゃ。それを聞いて最悪な王だなと思ったにゃ。私もこの後、ここを出て平和に暮らしていきたいにゃ。そう言えば、晩餐会の途中でいきなり私に名前がついてたにゃ「ブロン(仮)」っていうにゃ。何で(仮)が付いてんだろにゃ?そういえば、第一王女に私の名前を聞かれてブロンって答えたって言ってたにゃ。


明日から、4人は訓練があるそうだ。私は部屋で隠れて寝てようと思ったが、第一王女から、その訓練場に私も一緒に連れて来てほしい。とお願いをされて断る理由もないので承知したそうだ。何か嫌な予感しかしないが断れないだろうから仕方なく参加するにゃ。


早朝 早くに目が覚めたので今日の訓練場に行くの不安しかないので猫魔法を試してみるにゃ。コピーキャットって念じて唱えたらコピーキャット 10ってスキルを獲得したにゃ?何で獲得したのかにゃ?よく分からない事だらけですにゃ。あっ、もしかして猫魔法って一緒に唱えないと発動しないのかにゃ。もう1度挑戦にゃ。猫魔法コピーキャット。私と同じ猫が目の前に現れたにゃ。成功したみたいにゃ。動きは若干悪いけど大丈夫そうですにゃ。訓練場にはこの猫に行ってもらおうにゃ。そうしているうちに輝島ヒカリが目を覚ました。私は慌てて身を隠した。


メイドが食事の用意が出来たので迎いに来た。ブロンも一緒に行って朝ご飯を食べよう。って言って私を抱きかかえた。4人で食事に向かった。ブロン(仮)用にミルクが用意されていて、温めでちょうどいい塩梅でペロペロと美味しく頂きましたにゃ。朝食後、早速 訓練場に向かい、到着したら各自の担当の騎士長が4人の前に来てこれから始める訓練内容の説明をして訓練を始めた。私は近くにある椅子に座りその様子を見ていたら、第一王女と第二王女とメイド2人の計4人が訓練場に来て、2人の王女が私の両サイドに座り訓練の様子を見始めました。でも、王女2人が見ている先が変わっていて2人が見ているのは私でした。2人の熱視線でブロン(仮)はキョロキョロと訓練を見ないで2人を見てしまったにゃ。そうしたら、第一王女が頭を第二王女が体をなでなでし始めてとても嬉しそうにしていました。とりあえず私は第一王女の手をペロペロ舐めたら、突然体に異変が起こり苦しくなって慌ててそこから離れる様に逃げた。その行動を見ていた

第二王女とメイド2人が慌てて私を探し始めた。そんな異変を輝島ヒカリが見て、慌ててブロン(仮)が座っていた椅子の所に来て第一王女に「ブロンがいないけど何処に行ったんですか。」と問い合わせた所、第一王女は「いきなり逃げてしまった。」と答えた。そこに、第二王女とメイド2人が動かなくなっているブロン(仮)を連れて来た。第二王女が「そこの木の陰でもう亡くなっていた。」と輝島ヒカリに伝えた。輝島ヒカリが大きな声で泣き崩れた。それを見た3人も集まって来た。泣いてる輝島ヒカリを囲むように慰めている。動かなくなったブロンを抱きかかえ、訓練場を後にして部屋に戻って来た。


部屋には大学生グループ以外に第一王女と第二王女がいた。輝島ヒカリはベッドにブロンを寝かせ覆いかぶさるように泣き始めた。「私が訓練場に連れて行かなければ死ななかったのに………」それを聞いた王女2人は部屋を出て行った。その時にブロン(仮)は輝島ヒカリに対して念話スキル作成付与って唱えて、輝島ヒカリに念話 5を付与した。泣きじゃくる輝島ヒカリに念話で「ブロンは生きてるにゃ。その猫は身代わりですにゃ。そっとベッド下を見てにゃ。」輝島ヒカリはビックリした顔で慌ててベッド下を覗き込んだ。その行動を見た残りの3人が慌てて駆け寄る。輝島ヒカリが「ブロンは生きてる。」って3人に伝えた。


ブロン(仮)がベッド下から出て来た。それを見た3人はビックリしていた。ブロン(仮)が輝島ヒカリに念話で「第一王女が私に何かしようとしていたので身代わりを作って訓練場に行かせました。」輝島ヒカリが「何でそんな事が分かるの」それは、ブロン(仮)「貴女達4人が晩餐会に行って私が部屋で寝ていた時にメイドらしい人が私を探していたから、何かあると思って何も言わずにこの様な行動を取った事は謝ります。それと、無断で勝手に輝島ヒカリに念話スキルを付与した事もすみませんでした。」輝島ヒカリ「それでさっき、いきなり頭の中に声が聞こえてビックリしたよ。」東城達も本当に心配してからのビックリで頭の中が整理出来てなかった。輝島ヒカリ「この身代わりってどうするの?これってブロンと違うのよね。」ブロン(仮)「これは私のコピーなので、このままだと不審に思われるので何処かに埋葬するなり何かしておいてもらえると助かりますにゃ。」

輝島ヒカリ「それじゃ、食事の時に相談してみようか」ブロン(仮)「その方が後々安心出来ますにゃ。」他の3人は輝島ヒカリをジッと見つめていたが、輝島ヒカリからブロンの説明を受けてビックリしながらも理解しようとしていた。


昼食の準備が出来ました。とメイドがドアをノックしながら声掛けがありました。ブロン(仮)「私はこのまま隠れているので行って来て下さいにゃ。先程の処分についての相談もお願いしますにゃ。」4人はドアを開けて昼食に行かれた。


昼食に参加したのは勇者グループと王子2人と王女2人の計8人でした。その時に午前中にあった事を王子に話、ブロンの遺体をどうするか相談した所、第一王女が「火魔法で焼いたらどう。」って提案された。その時 他の面々は悲しそうにしていたのに第一王女だけは目が浮かれていた。それを見た東城陽向はこの第一王女が毒を舐めさせて殺したんだと確信した。勇者グループはこの世界での常識を知らなかったので、第一王女が提案した方法が一般的な物と勘違いした。この世界での遺体の処理は埋葬で魔物は火魔法で焼き尽くすのが常識である。他の王子達も何も言わなかったので、火魔法での火葬となった。


午後からの訓練が中止になって、ブロンの火葬を行う事になった。ブロンを火葬するのに集まったのは第一王子と王女2人と勇者グループでブロンを大事そうに抱きかかえ訓練場に集まりブロンを火葬するべき中央に置き手を合わせた、魔法士数人が火魔法を詠唱し放たれ、跡形も無く燃え尽きた。その時、第一王女の顔が嬉しすぎて顔が笑顔になっていた。勇者グループは神妙な顔で部屋に戻って行った。輝島ヒカリの部屋で集まって、ブロンの今後について話あった。でも、何も結論が出なくて、それぞれの部屋で一時考える事となった。


晩餐会の時間になった。メイドが、準備が出来たので迎えに来た。4人は部屋を出て会場に向かった。晩餐会で午前中にあった事を王に報告すると、王様は何事も聞かされてない。と激怒していた。これらは普段なら、そこに居た者から報告がされる事だそうだ。今回なら第一王女と第二王女から報告をしないといけないはずの立場なのに、第一王女はこの事に「悲しみで報告を忘れてすみませんお父様」と発言され、その発言で王様は黙り込んでしまう。少しして王様は「輝島ヒカリ、この事は悲しいと思うがブロンはそなたに会えて幸せだったと思う。ブロンも一緒に陰ながら傍にいる事であろう。共に魔王を討伐してくれ」と晩餐会は重苦しい雰囲気で終わった。


勇者グループは部屋に戻って、とりあえずブロン(仮)がいる輝島ヒカリの部屋に集まった。杉崎萌花「ブロン、ご飯を持って来たよ。」ブロン(仮)は美味しそうに食べ始めた。輝島ヒカリ「ブロンの声は輝島ヒカリしか聞こえないの?」とブロン(仮)「そうにゃ。念話ってスキルで会話してるから、持ってる人しか出来ないにゃ。その人の事を思いながら会話すると相手の脳に直接会話する感じで聞こえるにゃ。」その会話は輝島ヒカリがみんなに説明した。朝比奈伊織「僕達にその念話スキルは貰えないのかなぁ。」ブロン(仮)「今の所、必要無いと思うにゃ。どうしても必要な時は輝島ヒカリを通して言うか、私に直接言ってくれたら付与するにゃ。」輝島ヒカリ「分かった。その時が来たらお願いするね。」東城陽向「この世界に来てから思ってたんだけど、ブロンって誰?あの時に引かれそうになってた白猫なのか?」ブロン(仮)「実を言うと、私はあの時に引かれた猫西陸斗なんだにゃ。」輝島ヒカリ「あの時の人なの‼」勇者グループみんなが驚いた。朝比奈伊織「そうだったのか。それでこんないろんな事や行動が出来たのか。納得したよ。」輝島ヒカリ「これから、どうするの?」ブロン(仮)「とりあえず、この城からは出るにゃ。出る方法は今から考えるにゃ。」輝島ヒカリ「そう言えば、この前、召喚された人ね。まだ、この城下町にいるらしいよ。朝の訓練の時に聞いたよ。」ブロン(仮)「名前とかの情報は無いのかにゃ?」輝島ヒカリ「それ以外の情報は無いみたい。」東城陽向「それじゃ、その人の情報を明日聞いて集めようか。」そういって、部屋に戻って行った。


輝島ヒカリが目を覚ますとブロンが見当たらない。慌ててベッド下を見ると香箱座りをして何してるのって顔で見ていた。それを見て輝島ヒカリ「何処かに行ってしまったかと思ったよ。心配させないでね。」ブロン(仮)「ごめんにゃ。ついつい、いつ何時 誰かが入って来るか分からないから警戒してベッド下に居たんだにゃ。」ベッド下から出て来た所をなでなで撫でて来た。輝島ヒカリ「やっぱり、もふもふは癒されるよ。」

部屋の外に人の気配がしたと思ったら、杉崎萌花がドアに耳をつけて会話を聞いていた。ドアをノックもしないでいきなり開けて来て輝島ヒカリは慌ててドアを見ると杉崎萌花が周りを気にしながら「私ももふもふしたいよ。」って言いながら部屋に入って来て、ブロンを抱き上げお腹に顔をあててクンクンと匂いを吸いながら「もふもふ最高。」って堪能していた。そしたら、輝島ヒカリも「吸いたい。」と言いながら近寄って来た。実際に吸われると何が良いんだろって思うにゃ。猫を吸ってると癒されていた時はこれ猫好きには最高のご褒美って思ったにゃ。でも、実際には嫌な物なんだにゃ。とおもうブロン(仮)なのであるにゃ。


朝食の準備が出来ました。とメイドがドアをノックしながら迎えに来た。女性2人はルンルンで食堂に歩いている最中に横で男性2人は不思議そうな顔をしていた。朝比奈伊織「何かいい事でもあったの?何があったのか教えてくれる。」女子2人そろって「それは言えないね。私達の秘密。」って言って食堂に入って行った。いつもの様に食堂に王子2人と王女2人が椅子に座って待っていた。勇者グループが席について食事を始めると、第二王女が「昨日はごめんなさい。大事な猫を私達の不注意で死なせてしまって…。」東城陽向「その事は仕方無いと言うとダメだけど、もうその話はしないでほしい。そうじゃないとずっと後悔してしまって先に進めないから」と、その話をしない様にしないと間違えて生きていると言ってしまいそうでドキドキしていた。それからはその話は一切しなくなった。杉崎萌花「そう言えば、この料理の食材は個々にこのお城に届くの?」第一王子「いや、商業ギルドが毎日まとめて届けているよ。肉は魔物や家畜の物だけどね。」杉崎萌花「魔物の肉って食べれるんですか?」第一王子「内臓は食べれないけど肉や卵は食べれる物もあるよ。例えば今食べている肉も魔物の肉だよ。」輝島ヒカリ「これは興味深いですね。料理スキルってあるのかなぁ」第二王女「料理スキルを持っている人が作ると美味しくて、魔物の素材を使うと効果が出る物もあるそうですよ。」朝比奈伊織「それはいい事を聞いたね。」杉崎萌花「商業ギルドの人はいつ頃、納品に来るんですか?もしよければ、どんな物か見てみたいですね。」第一王女「物好きな事で、そんな物を見てどうするんですか。」その言葉を聞いて少し嫌な顔をした第二王女は「いつも、昼前に商業ギルドの人が納品に来ていたと思います。」朝比奈伊織「第二王女様ありがとうございます。それに女性はそういった物にも興味があるんですよ。」と言っているうちに食事が終わって、東城陽向「一度、部屋に持ってから訓練に行きますね。」と王子達に告げて部屋に戻って行った。


輝島ヒカリの部屋に戻り、杉崎萌花「ブロンにいい話を聞いて来たよ。毎日 商業ギルドの人が昼前に来るって言ってたよ。」朝比奈伊織「ブロンは他のスキルも付与出来るの?」ブロン(仮)「どうしたのかにゃ?」輝島ヒカリ「もしよかったら、料理スキルを付与してほしいんだけどいいかな。」ブロン(仮)「別にいいけど、誰に付与したらいいのかにゃ?」輝島ヒカリと杉崎萌花が手を挙げた。ブロン(仮)は2人に料理スキルを付与したけど、スキルレベルが違ってて、何で違うレベルになるんだ?と不思議に思ってた。それと同時に他の3人にも念話スキルを付与していた。輝島ヒカリと杉崎萌花は確認の為にステータスを確認した。輝島ヒカリの料理スキル 2、杉崎萌花の料理スキル 6、ってそれぞれがスキルがある事を確認出来た。杉崎萌花「あれ?私の料理スキル 6って何で?レベルって5までじゃなかった。何で6?」ブロン(仮)「それは私が説明するにゃ。一般的に言われてるのは5までなんだけど、本当は10まであるんだにゃ。この世界の人のレベルは5を超える事が出来ない。ってこの世界の創造神のクレシオン様が言ってたにゃ。それにみんなに私の言葉が理解出来る様に念話スキルを付与してあるからにゃ」杉崎萌花「それじゃ、私の料理スキル 6だと、超おいしくて何かしらの付加が付く料理が出来るの?」ブロン(仮)「食べたらそうなるにゃ。後は、後から付けたスキルは見せない方がいいと思うからこの世界の人には見えない様に隠蔽してあるにゃ。」みんながありがとう。って言って、午前の訓練に行くからと部屋を出て行った。


訓練場に着くと各自 昨日と同じ場所に移動して騎士長が来るのを待っていたが、来る気配が無く周りに他の騎士も来ていなかった。何かあったのかとそこを離れ、みんなの所に戻ると他の3人も同じ状況だった。その場で待っていたら、騎士が勇者グループを見つけて慌てて駆け寄って来た。

騎士「伝令。魔物が近くのシテデュタンに攻めて来たので至急、門前にお越し下さい。」と言って報告し来た道を戻って行った。皆は何かよく分からないが慌てて、その騎士の後を追って行った。門前に行くと、騎士団長が勇者グループを見つけ近くに来て、「訓練もほとんどしていない中でここに来てもらったのは、王都の防衛をお願いしたい。撃ち漏らした魔物がいると平民が危険にさらされるので、ここで防いでもらいたい。申し訳ないがよろしく頼みます。」と深くお辞儀されると早々に騎士を連れて門を出てシテデュタンに向かって行った。勇者グループは騎士団長が出兵するのを見届けていると後ろから王族の教育係のエデュカスが「勇者グループの皆さんには私が最低限の訓練を教えますね。」と言って後について来い。ってみたいな仕草をして歩き出した。


訓練場に着くとエデュカス「魔物が王都に来るとしたら、1週間はかかると思われるので、それまで最低限の訓練をします。」と言って、東城陽向には剣術を残りの3人には魔法の知識を教授し始めた。剣術は剣の構えから動きや体感を教え、魔法はそれぞれの魔法適正の呪文を覚えさせながら魔力循環を体感訓練をした。門前から訓練場に戻ってからの2時間余りでレベル自体は上がらないが剣の使い方や魔法が使えるまでになった。エデュカス「明日からは、もっとスムーズに出来る様に頑張って下さい。貴方達は王子や王女より覚えるのが早くて鍛えがいがあります。」とこの事は発言してもいいのか。と朝比奈伊織はエデュカスに言った。杉崎萌花が質問していいですかと「何年か前に私達と同じ様に異世界召喚された人がいると聞いていますが、その方の名前やスキルは何だったのか知っていますか。」エデュカス「その方は田辺征一郎と言っていた様な気がするけど違っていたらすみません。スキルは聞いた事の無い物でたしかスマホと覚えています。スマホとは意味が分からず、何も聞かずに城下町に放り出されていましたね。」東城陽向「スマホってスキルになる物なのか?」と考えていたら、いつの間にか訓練が終わっていたので部屋に戻って行った。


皆が各自の部屋に戻り、一息する間も無い内に輝島ヒカリの部屋に集まった。輝島ヒカリ「ブロン、何処にいるの?」って探していると、急に目の前に現れた。皆がビックリしていた。ブロン(仮)は部屋で暇だったのでスキルを使うとどうなるか検証していた。隠密は気配や姿が分からないレベルまで出来る事が分かった。危険察知スキルは使い勝手がいいスキルで地図マップと連動していて、殺意や害のある者(物)は赤、殺意が無く無害の者(物)は黄、友好で猫好きな者(物)は青、私の知ってる者(物)はその名称で表示もする。超有能なスキルにゃ。これらを使って、城中を探索していたら、勇者グループが部屋に戻る為に歩いていたので途中で合流して部屋に入っていった。私を呼ぶから、目の前で隠密スキルを解除したらビックリしていたにゃ。杉崎萌花「ブロン(仮)、前に異世界召喚された人の情報が手に入ったよ。名前は田辺征一郎らしいけど、スキルが特殊でスマホって言ってたよ。自分らには馴染みのあるスマホだけど、こっちの人にとって意味不明の訳の分からないスキルって言って追放されたらしい。鑑定したら、その人だって分かるスキルだよね。」ブロン(仮)「実際使ってみないと分からないスキルだにゃ。」朝比奈伊織「異世界物の漫画でネットショッピングが出来るのあったから、それに近い事が出来そうなスキルだと思った。」ブロン(仮)「もし、そうだったら面白いにゃ。ここを出たらその人を探すにゃ。」東城陽向「後、数日すると魔物が攻めて来るかも知れないけど、ブロンはいつまでここにいるの?」ブロン(仮)「そういう事なら、少しでも早い方がいいかもしれないので、明日にでもここを出ようかにゃ。」輝島ヒカリ「えっ、もう行っちゃうの…」ブロン(仮)「この城下町にいる間は念話で会話出来るからにゃ。」輝島ヒカリ「それだったら、我慢出来るかな。会話しても無視はしないでね。」ブロン(仮)「分かったにゃ。」各自 部屋に戻って行った。


メイドがドアの前に来てドアをノックして、「夕食の準備が出来ましたので、食堂の方までお越し下さい。」と各部屋に伝え食堂の方に戻られた。少ししてから、皆が部屋から出て食堂の方に向かって歩き出した。夕食が始まると、第二王子が「皆さん、レベルは上がりましたか?」と質問されて、東城陽向「まだ、レベルは上がりません。」と答えた。そうすると第二王子が「レベルは魔物を倒すと経験値が獲得されて経験値が一定数貯まるとレベルが上がると言われています。」と説明があった。朝比奈伊織「そうなんですね。ありがとうございます。でも、魔物はまだ見た事も無いので少し不安です。」と答えた。第二王子が「貴方達なら大丈夫ですよ。レベル1でも大変強いですから」と言っていろんな話をされた。輝島ヒカリ「商業ギルドの人はいつも何処に食材等を納品に来るのですか」と聞くと、第二王女が「この先にある厨房横の倉庫に納品に来るはずですよ。」と話され杉崎萌花「倉庫は大きいんですか?」第二王子「倉庫は2種類あって、肉用と野菜用があって、倉庫用の扉もあるんですよ。」と話され、有意義な食事になって夕食が終わり部屋に戻って行った。


輝島ヒカリの部屋にいつもの様に集まり、ブロン(仮)に夕食時の話の内容を伝えていた。その話を聞いたうえでブロン(仮)「それじゃ、明日の昼頃の商業ギルドが来たらその馬車で城外に出ますね。」とみんなに話した。杉崎萌花「それじゃ、いっぱいもふもふさせてね。」と言ってブロンのお腹に顔を埋めてもふもふしながら吸っていた。数十分後、輝島ヒカリ「今度は私ね。」と言って交代して同じ様にもふもふしながら吸っていた。ブロン(仮)はこれだけされると嫌になるにゃ。まだ、終わらないのかにゃ。満足したのか、杉崎萌花「明日の朝ももふもふさせてね。」と言って部屋に戻って行った。輝島ヒカリ「今夜は何処も行かずに私と寝ようね。」と言ってベッドに行って一緒に休まれる。


朝 起きると何やら体を触られてる感じがすると思ったら、女子2人にもふもふされてたにゃ。ブロン(仮)「こんなに早くからもふもふしてるのびっくりしたにゃ。いつからしてるのかにゃ?」杉崎萌花「1時間前くらいからお腹に顔を埋めて吸ってたよ。」って衝撃な事が判明したにゃ。そんなに吸ってよく飽きないものだにゃ。ブロン(仮)「もしかして、起こすのにもふもふ触ってるのかにゃ?」と聞くと2人ともに頷いていた。ブロン(仮)「にゃ」内緒で2人を鑑定したら、備考で猫好き 100ってなってたにゃ。


メイドがいつもの様に朝食の準備が出来たので、皆に声掛けがあった。食堂に行くと王族の教育係のエデュカスがいて、第二王子と第二王女に何やら強い口調で「もっと勉強しなさい。」みたいな感じの事を言われたみたいで落ち込んでいた。それを見ていた第一王子と第一王女が笑っていた。その中に入って行ってしまって、勇者グループの面々は嫌な顔をしていた。嫌な雰囲気の中、食事が終わり、一旦 部屋に戻った。


輝島ヒカリ「ブロン(仮)、まだ居るの。」って声をかけたので、仕方なくベッド下からベッド上に登っていった。そしたら、速攻で2人からお腹に顔を埋めて吸われてしまった。杉崎萌花「もう、訓練に行かないといけないから、これでお別れだね。でも、まだまだ会えるよね。」と言うから、ブロン(仮)「城下町に来たら会えるよ。」って言ったら、女子2人がその傍から泣いてる。ブロン(仮)が2人の頭をなでなでしながら、「今生のお別れじゃ無いからにゃ。」と言いながら慰めたにゃ。少しして、泣き止んでから、後ろ髪を引かれながら、訓練に向かって行った。


ブロン(仮)は商業ギルドの人に会えないの嫌だから、早めの10時過ぎに倉庫扉の内側に待機していた。11時頃に商業ギルドのサブギルドマスターと受付嬢の2人が倉庫扉を開けて、厨房の人に声を掛けた。その日の納品をして、空の箱を馬車に乗せている時にブロン(仮)が馬車に乗り込んだ。隠蔽してたので、気づかれずに乗り込めた。そのまま、城外に出る事が出来た。


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