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魔天  作者: 雨宮 瞬壱
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3/11

【魔天(第3号)】

★連載1〈義経の首塚を追え〉第3回

前回、本誌記者はお稲荷様を発見した。その後調査を重ねる

と、不思議な事がわかった。

どうやら、お稲荷様の祠は一つではないようだ。なんと神代

病院と裏山とを区切る様に点在しているのだ。

これは一体どういう事なのだろうか?裏山の山中に何かよか

らぬモノが隠されているとでも言うのだろうか?

結界……

そんな言葉が、心に過ぎった。

しかし、結界を張るということは、何かを護っているという

ことだろうか?

お稲荷様は裏山の裾から外に向けて向いている。つまり、山

中に悪い気、鬼気を寄せ付けないようにしているのではないだ

ろうか?

だが、本誌記者はここである疑問点に気付いてしまう。

お稲荷様は鬼門に睨みを効かせるよう置かれるのが基本では

なかったのだろうか、と……

どうやら、未だ未だ詳しい調査が必要な様だ。(つづく)

記者:御名神


★連載2〈南極の氷塊にうもれたミイラの謎〉第3回

本分に立ち直った我々は…いや、立ち直ってなどいなかった。

奇妙な高揚感に捕われていた。今にして思えば、そう思う。

現状保存すらしようと思わず、我々は狂った様に氷塊にピッ

ケルを打ちつけ始めた。

何度も、何度も、何度も、何度も、何度も……

そして現れたのだ、彼女が……

氷の柩から開放された彼女は、背中の羽根を氷の壁に残した

まま、背中の皮を破り、起き上がったのだ。

何の事ない、今まで密封されていた遺体が外気に当てられ化

学変化を起こした事で動いたのだろう。

だが、その時はまるで神を見た思いだった。正直な話し、オ

カルト誌の記者でありながら、全て本気に信じてはいなかった

自分だが、この時の高揚感は麻薬に酔ったような感覚があった。

何より彼女は自分に話し掛けてきたのだ。

「我ヲ手ニセヨ、汝ニ光ノ軍団ヲ与エン……」

自分は、彼女を抱き締めて言葉を発していた。

「Yes Maria」

と……

(つづく)

記者:永瀬


★信者募集!

カルトNo002 ライススペース

代表:テリーマンさん

活動地区:Y県Y市

オラ達は米をこよなく愛する青年団、ライススペースだ!

ままけぇ! ままけぇ!

日本人ならパンじゃなくままけぇ!

外国米反対! 国産米ブラボー!

農業一日体験やってるだよ。希望者は神代郵便局私書箱まで

手紙をくれろ!


私も日本のお米大好きです。最近のHITは鳥の胸肉を塩漬け

焼きで食べる事ですね。塩鮭より安くて旨い!

……コホン、失礼しました。これからも美味しいお米をつく

ってくださいね。               記者:藤守




(つづく)

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