【魔天(第3号)】
★連載1〈義経の首塚を追え〉第3回
前回、本誌記者はお稲荷様を発見した。その後調査を重ねる
と、不思議な事がわかった。
どうやら、お稲荷様の祠は一つではないようだ。なんと神代
病院と裏山とを区切る様に点在しているのだ。
これは一体どういう事なのだろうか?裏山の山中に何かよか
らぬモノが隠されているとでも言うのだろうか?
結界……
そんな言葉が、心に過ぎった。
しかし、結界を張るということは、何かを護っているという
ことだろうか?
お稲荷様は裏山の裾から外に向けて向いている。つまり、山
中に悪い気、鬼気を寄せ付けないようにしているのではないだ
ろうか?
だが、本誌記者はここである疑問点に気付いてしまう。
お稲荷様は鬼門に睨みを効かせるよう置かれるのが基本では
なかったのだろうか、と……
どうやら、未だ未だ詳しい調査が必要な様だ。(つづく)
記者:御名神
★連載2〈南極の氷塊にうもれたミイラの謎〉第3回
本分に立ち直った我々は…いや、立ち直ってなどいなかった。
奇妙な高揚感に捕われていた。今にして思えば、そう思う。
現状保存すらしようと思わず、我々は狂った様に氷塊にピッ
ケルを打ちつけ始めた。
何度も、何度も、何度も、何度も、何度も……
そして現れたのだ、彼女が……
氷の柩から開放された彼女は、背中の羽根を氷の壁に残した
まま、背中の皮を破り、起き上がったのだ。
何の事ない、今まで密封されていた遺体が外気に当てられ化
学変化を起こした事で動いたのだろう。
だが、その時はまるで神を見た思いだった。正直な話し、オ
カルト誌の記者でありながら、全て本気に信じてはいなかった
自分だが、この時の高揚感は麻薬に酔ったような感覚があった。
何より彼女は自分に話し掛けてきたのだ。
「我ヲ手ニセヨ、汝ニ光ノ軍団ヲ与エン……」
自分は、彼女を抱き締めて言葉を発していた。
「Yes Maria」
と……
(つづく)
記者:永瀬
★信者募集!
カルトNo002 ライススペース
代表:テリーマンさん
活動地区:Y県Y市
オラ達は米をこよなく愛する青年団、ライススペースだ!
ままけぇ! ままけぇ!
日本人ならパンじゃなくままけぇ!
外国米反対! 国産米ブラボー!
農業一日体験やってるだよ。希望者は神代郵便局私書箱まで
手紙をくれろ!
私も日本のお米大好きです。最近のHITは鳥の胸肉を塩漬け
焼きで食べる事ですね。塩鮭より安くて旨い!
……コホン、失礼しました。これからも美味しいお米をつく
ってくださいね。 記者:藤守
(つづく)




