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 ゔぉほん、とフェデリコさんが大袈裟な咳払いをした。いま互いにこれ以上の()()は罷りならないぞ、と言いたげに。

 フェデリコさんは僕を見て言った。「では、アウレウスくん。いや、私もアルくんとお呼びした方がよろしいのでしょうかね?」

 フェデリコさんの台詞はジョークを主成分としていながら、鋭利な()()の響きも含まれている。その大人な微笑みを象る描線も、太く直線的に感じられる。

「ああ、その、呼びやすい方で呼んでください」

 僕はそれに気圧されて、返答が些かぎこちなくなる。彼女も家中でまず見ることのない父親の()()()に、目をパチクリとさせ硬直してしまう。

 先のフェデリコさんの台詞は、もちろん紙面上にはなかったものだ。それ已前に、僕は彼女との会話に傾斜するあまり、彼女の父親の存在を意識から除外してしまっていた。よい表現をするためには、アンテナは常に張っておかないといけない。

 フェデリコさんは次いで彼女を見やって、また僕を見た。そして、ふふ、と柔らかく笑った。まるで僕と彼女の心の距離感が適度に復したことを認めたみたいに。

「では改めて、アルくん。その指輪のデザインには見覚えがあります。しかし残念ながら、それが何を差し示すものだったのかをすぐに思い出すことができません。そこでなのですが、心当たりのある()()を私が探している間に、どうぞお風呂でくつろいできてください。()()()()()()たち曰く身体を拭いてそのまま服を着せただけらしいので、皮膚や髪に塩分が残っていることでしょう。お湯で流さないと痛めてしまいます。替えの服も用意()()()()()し、上がった頃には夕食の準備もできていることでしょう。その時には、何かしらお話しができるかと思います」

 今度のフェデリコさんの台詞は、僕の呼び名を除いて紙面上と相違なかった。ここで一旦、基ある流れに復帰できたようだ。僕はフェデリコさんの厚意に、素直に甘えることにする。

「ありがとうございます」僕はまず感謝を述べて、1拍置いてから質問する。「それと、サーヴァントとは?」

「うむ」フェデリコさんは扉の方へ振り返る。「()()()()()()くん。入ってきたまえ」

 軍人らしい、豊かな声量と張りのある声だ。すると、若い男性の声で、はい、と扉の向こうから返事があった。そこにいるのは、僕を担架で運んでくれた2人のサーヴァントの1人だ。

 ギィ、と音を立てて扉が開き、ヴィクトリオさんが入室する。

 ヴィクトリオさんは25歳になる青年だ。背は僕(彼)より少し高い、180センチメートルに設定されている。彼女やフェデリコさんと同じ褐色の肌を持ち、パーツのはっきりとした顔立ちをしている。ダークブラウンの短髪と下がり眉、魔女のような鷲鼻と灰色の瞳が印象的で、きれいに整えられた三角型の顎髭を生やしている。黒の燕尾服とクロスタイがとてもよく似合っている。

 直截の描写はなかったけれど、推量るにヴィクトリオさんは、フェデリコさんがこの部屋に入室した時から外で待機していたのだ。それはきっと、体躯のいい男性2人が一遍に入室することのプレッシャーに配慮したためだろう。

 ヴィクトリオさんはフェデリコさんの隣に立って、僕に爽やかな挨拶をくれた。「お元気になられたようでよかったです、アル様。()()、失礼しました。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。改めまして、私はヴィクトリオ・シーカーと申します。私にも、アル様が記憶を取り戻せるためのお手伝いをさせてください」

「――ありがとうございます、ヴィクトリオさん」

 僕もまた、心からの感謝を述べた。無意識の僕を介抱してくれたこと、記憶の探索への助力表明、そして、ニックネームをありのままに受け入れてくれたこと。


 フェデリコさんが言った。「それでは、ヴィクトリオくん。彼のベッドシーツの交換をしてもらいたいんだ。よろしく頼むよ」

「かしこまりました」

 ヴィクトリオさんは指示された作業にとりかかる前に、僕を見てまた人懐っこい笑みを浮かべた。僕もまた、微笑みでそれに応えた。

「サラ、資料探しを手伝って欲しいから、一緒に来てもらっていいかい?」

 フェデリコさんは彼女にも協力を要請する。

 彼女は1拍置いて、あぁ、と素頓狂な声を出す。彼女の硬直は、ここでようやっと解かれた訳だ。彼女は遅れて口許に右手を据えて、仄かに赤面した。

 フェデリコさんが、さっきはごめんよ、と言って、協力の内容を再説しようとする。しかし、彼女は、大丈夫よ、と言いながら、右掌を父親に見せた。内容はきちんと耳に届いてたと示すために。次いで、その右掌を自身の胸に置いた。

「勿論、私にも手伝わせて」

 僕はその父娘のやりとりを、横で微笑ましく且つ誇らしく観ていた。紙面上においては、ええ分かったわ、とだけさっぱり終わった部分を、情緒豊かに引伸したのは、紛れもなく僕自身のアファーマティブなコミュニケーションの賜物だった。



 ヴィクトリオさんがベッドシーツをとり外している間に、僕たちは客室を後にする。フェデリコさんがさっと扉を開けて、僕からの退出を促してくれた。僕はその心配りを素直に受け取った。併せて、また自身の足取りを再確認し、身体上の憂慮は完璧にとり払われていることに再び安堵した。

 扉を抜けると、大きな廊下が出迎えてくれた。幅は大人3人が横並びでゆとりを持って通れるほどで、端から端までバスケットコートくらいあるだろうか。天井から吊るされた球体のガラスの照明(魔法力で発光する)が4つ、白い壁とダークブラウンの床、剥き出しの柱と梁はミントグリーンで塗装されている。そこにアクセントを加えるみたいに、絵画が複数点飾られている(何れも風景画だ)。概ね客室と同然だ。まるで小さな美術館のようだ。廊下は客室を含めて5つの扉と通じている。


 廊下の情景にうっとりとしていると、彼女がすっと僕の左横に立った。「どうされましたか?」

「いえ、改めて素晴しいお屋敷だなと思いまして」と僕は答えた。「特に、壁に飾られている幾つもの絵画がとても気に入りました」

 まぁ、と彼女は大きく笑った。両手を喉の高さで合わせるリアクションを伴って。「これらはすべて私の描いた作品なんです。風景を描くこと()、私のささやかな楽しみの1つなんですよ」

 そうなんですね、と僕は応えた。声のトーンを少しばかり上げて、目と眉の幅を気持ち広めて。「とても素晴しい筆遣いです」

 そう、絵を描くこともまた、先述した彼女が身につけている有益な技能の1つなのだ。夏はどちらかといえば遊泳に性を出し、海開き以外のシーズンは(もっぱ)ら筆を取ることに勤しむ。実に健全なルーチンが、彼女の内で堅固に構築されているのだ。


 ギ ギ ギ

 出抜けに、床の軋みが聞こえた。その音は奥にある降りの階段の底から、断続的に接近している。階下から、もう1人の男性サーヴァントがやって来たのだ。

 姿を見せた男性は背が低く、50代ほど――どう見積ってもフェデリコさんよりは歳上――に見える。白髪混じりのダークブラウンの長髪をポニーテールにして、髭は生やしていない。鷲鼻に灰色の瞳と、ヴィクトリオさんと特徴的共通点が多々見受けられる。それもそのはずだ。ヴィクトリオさんとそのサーヴァントは、まさしく父子の関係にあるのだから。その息子同様、黒の燕尾服とクロスタイをきれいに着こなしている。そして、褐色の肌。また先に解説しておくと、この地域は褐色の肌の人種が集合して暮らしている土地柄なのだ。


()()()さん、ちょうどよかった。先ほどお願いしたお風呂と着替えの準備はできていますね?」

 フェデリコさんは僕の後ろを擦抜(すりぬ)けて、目の前のサーヴァント、もといマリオさんに声を掛けた。

 父の言う先ほどとはきっと、屋敷に帰宅してすぐのことなのだろう、と彼女は推察した。指示の的確さと用意周到さが、フェデリコさんの軍人としての資質を端的に表している。

「はい。整いましたことをお伝えしに参ったところでございます」

「ありがとうございます。それでは、彼を浴室まで案内してくれますか? 私とサラは取り急ぎ調べたいことがありまして」

 かしこまりました、と言ってから、マリオさんは軽く頭を下げた。次いで、顔だけを僕に向けて、少し遅れて身体もこちらに正対させた。「すっかりとご回復されたようで、嬉しい限りでございます。私はマリオ・シーカーと申します。ご用がございましたら、何なりとお申し付けください」

「ありがとうございます。おかげさまで、すっかり元気になりました」僕はまた素直な謝意を述べる。「僕の名前はアウレウス・アングィスです。――アルと呼んでください。よろしくお願いします」



 彼女とフェデリコさんは廊下の最奥の部屋に入って、僕とマリオさんはその手前の階段を降った。

 これから僕は、彼女に直截は語られなかった、謂わば物語の裡面(りめん)へと降りていくのである。


 階段は所謂U字型で、内側には頑丈な手摺が設置されている。途中の踊場には大きな窓があって、陽光をふんだんにとり込んでいる。陽光は未だ夏らしい力強さを誇っているけれど、幾分傾いてきていることが見て取れる。どうやら窓は北を向いているらしく、太陽を直截に捉えることはできないけれど、窓外に広がる世界の影が勢力を増すように延びている。窓の真下にはきれいに咲き誇った色とりどりの庭園があり、その先は健やかに生茂た滋養的な森と大きな山がある。浜風が一定に吹いているようで、数多の色が揺らめき光輝いている。それらも直にオレンジに染まり、紫に移ろいで、黒に落着く。夜の帳が下りるのだ。

 階段もよく清掃されている。手摺には流石に小さな傷が幾つか確認できるけれど、塗装(床と同じダークブラウン)等の工夫であまり目立たなくなっている。

 これらの整然は彼女とその父親と、そして、3()()のサーヴァントに依って維持されている。


 階段を降りきると、1階のエントランスホールに出た。雰囲気は客室や廊下とさして変わらないけれど(また随所に彼女の風景画が飾られている)、天井の照明が花弁のような形状になっている。それが正面玄関の磨りガラスを通過し乳白色に染まった陽光を受けて、階上とはまた違った幻想的な情景をつくりだしている。


 紙面上での描写、そして、これまで屋敷の内部を()()()歩き観察して、改めて感じ取れたことがある。どうもその造りが、近代日本建築的なところである。日本史を嗜好しているから分かるのだけれど、明治大正期に建てられた洋館と非常に酷似している。近世ヨーロッパ的世界観に加えて、日本と較べて低湿度な気候(これはいま実感として確実だ)に幾分不釣り合いな気もするけれど、魔法という概念の存在するあくまでファンタジーなのだから、そこに執着するのも逆に不自然なのかもしれない。推量るに、「ハルカ」は実際にヨーロッパを取材及び旅行をしたことはなくとも、日本国内の洋館には幾度と足を運んでいて、その時の生の記憶を基に描写しているのかもしれない。きっと気候の問題についても、建材や見えない箇所の設計で何かしら辻褄を合わせているのだろう。衣服だってそうだ。彼女のワンピースや父親の紳士服、サーヴァントの燕尾服だって進歩的すぎる。しかし、そこを指摘するのは筋違いだ。度々の再説になるけれど、物語は総てのリアルを拾上げることはできない。何かしら選択と抛棄を繰返さないと進めないものなのだ(ただし、抛棄した代わりに埋合わせる代替のフィクションには、自分なりの裏付けを持寄らなければいけない)。その部分は現実と変わらない。それでも、現実と較べれば遥かに優しい。現実で抛棄されるのは、専ら社会的な弱者であるからだ。


 浴室はエントランスホールを右に曲がった廊下の先にあった。物語冒頭に彼女も入浴したところで、この屋敷に来客用の別室はない。そもそも、近世ヨーロッパ時代の屋敷に浴室があるものなのかも僕は知らないし、繰返し述べるようにあくまでファンタジーなのだ。気にしては負けである。


「タオルと着替えは脱衣所の棚に準備しております。お食事の準備ももう暫しお時間を頂きますし、フェデリコ様のお調べ物もお時間が掛かるやもしれません。是非ゆっくりとおくつろぎ下さいませ」

 浴室の前で、マリオさんは丁寧に説明してくれた。

「ありがとうございます」と僕は言った。「あの、1つお伺いしたいのですが」

「はい。お答えのできることでしたら、なんなりと」

「ヴィクトリオさんは、あなたのご子息なのですか?」

「左様でございます。やはり、面影などございましたでしょうか?」

「はい。それに、姓も同じですし」

「ふっふ、それもそうでございますね」マリオさんは控えめに笑った。「アル様、そうかしこまらないでください。マリオとヴィクトリオでよろしいのです」

「いえ、この方が話しやすいもので」

「左様でございますか」とマリオさんは言った。「――アングィス。私の知る限り、同じ姓はこの国とその周辺には存在しておりません。唯一無二の特別なもの、よい名をお決めになられましたね」

「……なぜ、そのことを知っているのですか?」

 そうは言ったものの、僕は凡その見当をつけているのだ。

「先ほど、サラお嬢様からテレパシーで教えて頂きました。記憶を失っていること、とても穏やかで優しい少年であること、ドキドキとしている様子がとても可愛らしかったこと。アル様が窓からお外を眺めているほんの少しの間に」

 そう、この彼女とマリオさんの密かなやりとりは、紙面上に含まれていたのだ。ただ、その行われたタイミングだけが、いまいち掴めていなかった。文字上の時間は、実際と較べてより相対的だから。

 それにしても、可愛らしい、か。それは彼の外見だからそう思ってくれるに違いないと、どうしてもペシミスティックに捉えてしまう。

「……テレパシー、ですか?」

 僕はテレパシーの意味が分からないといったニュアンスを示す。その方がリアルなはずだ。魔法は分からないのに、テレパシーの概念が理解できるというのもあまりに不可解だ。

「声に出さず直接意識同士をチャネリング、繋げて、思いをやりとりする魔法でございます。頭の中に直接語りかける、と申した方が分かりやすいでしょうか」

「なるほど。なんとなくですけど、理解できた気がします」と僕は言った。「とても便利な力ですね」

「まったくでございます。サラお嬢様が羨ましい限りですよ」

「マリオさんは魔法を使えないのですか?」

「はい。この屋敷で魔法を使えるのはサラお嬢様のみでございます。人間であれば誰もが魔法を使えるというわけではございません。きっと、奥様の血筋なのでしょう」

 この後、彼女から改めて説明があるのだけれど、魔法それ自体も特別な才能を必要とする技能であり、一般の人々は魔道具を使うことしかできない。魔力――その素となる粒子――は大気・大地・水中のありとあらゆるところに滞在し、彼女のような一部の人たちだけが、それを体内にとり込んで自在に使用できるのだ。しかし、いま現在、魔法の才能の有無を示す形質的差違は発見されてない。研究は未だ、道半ばにすら達していないのだ。


「そういえば、サラさんのお母様はどちらにおられるのですか? いまは外出中なのでしょうか?」

 あまり気乗りしないけれど、聞かないといけない気がした。

「…………お察し頂けると幸いです」

「――分かりました。いきなり聞いてしまって、すみません」


 彼女の母親は、彼女が小さい頃に亡くなっている。このことも後に、彼女の口から語られるのだけれど、その時の彼は、もちろん分かっていましたよ、と応えていた。彼も僕と同じようにここで質問して、暗に解答を得ていたのかもしれない。ただ、マリオさんの言った通りに、察していた風にとり繕ったのだ。人の過去をズケズケと詮索するのは、けして誉められたことではない。自然と彼の動きや心を追えているのは、実によい傾向である。


「もう1つ、お聞きしたいことがあるのですが」と僕は言った。

「はい。お答えできることなら、何なりと」

「僕にこの服に着せてくれたのは、マリオさんとヴィクトリオさんでいいんですよね?」

「左様でございます。それがいかがなされましたか?」

「いえ、もし着替えまでサラさんに面倒を見てもらっていたらと思うと、その」

 もちろん先述したように、2人が着替えさせてくれたことはシナリオとして把握しているのだけれど、念には念をと言質も取ることにした。究極的にいって僕の身体ではないとはいえ、恥ずかしさはどうしても拭えないものである。

「ふっふ、ご安心ください。ちゃんと私と倅で務めさせていただきました。たとえサラお嬢様がやると仰っていても、きちんとお断りしておりましたよ」

「それを聞けてよかったです」

 これで万が一にも、お嬢様がされましたよ、なんて言われた日には、この後どうやって彼女と接すればいいのか、まるで分からなくなっていただろう。

「アル様、幾らでも質問をお受けしたいところでございますが、お食事の準備も残っておりますので、1度こちらで失礼させて頂きます。お上がりになりましたら、あそこの扉をお開けください。あちらが食堂になっております」

 マリオさんはエントランスホールから廊下になる手前にあった扉を指差した。僕たちが先ほど通りすぎたところだ。

「分かりました。とても丁寧な説明、痛入ります」僕は軽い会釈をした。

「そんな、滅相もございません」とは言いながらも、マリオさんは微笑んでいた。そして、その表情を大きく崩さずに続けた。「――ご自身の記憶をなくし混乱されているところ申し訳ないのですが、サラお嬢様とはどうか仲良くして頂けると幸いです。サラお嬢様は同年代の男性と触れ合う機会が、どうしても少ないものでして」

 フェデリコさんは彼女のことを、いわゆる政略結婚の駒として消費するつもりはない。むしろそういった話題や会合から、彼女のことを積極的に遠ざけている。(そもそも爵位を持たない騎士の娘に、その価値はないに等しいのだけれど)。くわえて、現代的でシステマティックな教育機関も、この世界には都市部の大学にしかない。故に同世代の男子どころか、女子の友達も少ない方ではある。しかし、友達の数の大小に依ってその人の人格や人生を推し量れるなんて、僕は当然思わない。

「ええ、勿論です」と僕は応える。

「ありがとうございます。それでは、1度失礼いたします」

 マリオさんは深い会釈をしてから翻った。そして、食堂の扉を開けて入っていった。


 僕はこの夢のような世界で、はじめて独りになったことを実感する。この機会に、1度専心の糸を解さねばならない。みかんのアルベドを慎重に毟取っていくみたいに。入浴はそれに打ってつけだ。

 僕は浴室の扉を開いた。

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