──*──*──*── リング上
審判実況者:ドミコ
「 ──両者、揃いました!
それでは只今より、チーム【 サムシング・グレート 】大将のセロフィート選手とチーム【 矢薙 】大将の矢薙選手に依ります、暗黒武術大会決勝戦最終試合を開催致しまーーーす!! 」
ドミ判ぱんコ実じっさ況きょうん者しゃの合あい図ずで試し合あい会かい場じょう内ないにゴングの音おとが響ひびき渡わたる。
決けっ勝しょう戦せん最さい終しゅう試し合あいとあって、観かん戦せん客きゃく達たちから歓かん声せいが沸わき上あがる。
観かん戦せん客きゃく達たちのボルテージやらテンションは、上あがりに上あがっていた。
セロフィート
「 ははぁ……。
君キミは別べつ世せ界かい──いえ、別べつの惑わくほ星せいしから強きょう制せい的てきに召しょう喚かいされた〈 皇コウ 〉ですね。
ワタシのマオと同どう様よう、未まだ大たい陸りくの〈 皇コウ 〉となっていないようですけど? 」
矢薙
「 ふぅん?
別べつの惑わくほ星せいしからねぇ。
見みただけで分わかっちゃうんだ?
それは “ 貴方あなた達たちも ” って事ことかな? 」
セロフィート
「 そのようです。
ワタシの担たん当とうする惑わくほ星せいしには “ 妖よう怪かい ” 等などと呼よばれる生せい物ぶつは存そん在ざいしませんし、貴き族ぞく達たち,妖よう怪かい達たちの発はっしている言げん語ごも先せん代だい達たちが記き録ろくしている記き憶おくにも存そん在ざいしません。
此こ処こは別べつの惑わくほ星せいしに存ある孤こ島とうの何どれかでしょうね 」
矢薙
「 ふぅん……。
召しょう喚かんされた……か。
迷めい惑わくな話はなしだよね!
〈 ゴデおッセ人にんルロド形ぎょうール様さま 〉ならワタシの星ほしにも居いるし、見みた事こともあるよ。
貴方あなたと瓜うり二ふたつだった。
性せい格かくだけは違ちがうみたいだけど? 」
セロフィート
「 そうでしょうね。
担たん当とうする惑わくほ星せいしは違ちがえど、〈 セロ人にんフィート形ぎょう 〉を生うみ出だす〈 久く宇宙を遠おん運営する実じつ偉大なる成じょう主宰者 〉は同おなじです。
その為ため、器うつわである容よう姿し,声こわ色いろに違ちがいはないです。
異ことなる個こ性せいを与あたえられる事ことで、性せい格かくには多た少しょうの難なんは有あります 」
矢薙
「 多た少しょう?
“ 多た少しょう ” なんて言こ葉とばでは済すませれないと思おもうけど?
気き紛まぐれで大たい陸りくを木こっ端ぱ微み塵じんに崩ほう壊かいさせて〈 皇コウ 〉から敵てき視しされている存そん在ざいだし 」
セロフィート
「 それはそれは……。
君キミの惑わくほ星せいしを担たん当とうする〈 セロ人にんフィート形ぎょう 〉は随ずい分ぶんと過か激げきですね。
ワタシは大たい陸りくを木こっ端ぱ微み塵じんにした事ことは未まだないです 」
矢薙
「 貴方あなたは未まだでも先せん代だいの〈 ゴデおッセ人にんルロド形ぎょうール様さま 〉は経けい験けん済ずみじゃないの? 」
セロフィート
「 確たしかに大たい陸りくを海かい底ていへ沈しずめた先せん代だいは居います。
但ただし何どの大たい陸りくにも〈 皇コウ 〉が長ちょう期き出しゅっ張しょうで不ふ在ざい中ちゅうの大たい陸りくばかりです。
流石さすがに〈 皇コウ 〉が在ざい籍せき中ちゅうの大たい陸りくを沈しずめたりはしません 」
矢薙
「 ふぅん?
他ほかの惑わくほ星せいしの〈 ゴデおッセ人にんルロド形ぎょうール様さま 〉は〈 皇コウ 〉を気き遣づかったりするんだ。
意い外がいだね… 」
セロフィート
「 この世せ界かいの何ど処こかに、この惑わくほ星せいしを担たん当とうする〈 セロ人にんフィート形ぎょう 〉は居います。
別べつの惑わくほ星せいしの〈 セロ人にんフィート形ぎょう 〉と別べつの惑わくほ星せいしの〈 皇コウ 〉が2名めいも揃そろっているとなれば、駆かけ付つけて来きてもお・か・し・く・ない筈はずです。
この惑わくほ星せいしの〈 セロ人にんフィート形ぎょう 〉から何なんのアクションも無ないとは些いささか腑ふに落おちません 」
矢薙
「 貴方あなたは態ワザとらしく派は手でにアクションを起おこしまくっていたよね。
それは、この惑わくほ星せいしの〈 ゴデおッセ人にんルロド形ぎょうール様さま 〉を此こリゾー処こト島じまへ誘さそい出だす為ための戯たわむれだったの? 」
セロフィート
「 そんな事ことしません。
ワタシは唯ただ、暇ひま潰つびしにガッポリしたかっただけです。
珍めずらしい実じっモル験けんモ台だいットも捕ほ獲かくしたかったですし 」
矢薙
「 実じっ験けん台だいねぇ?
この惑わくほ星せいしの星せい人じんを拉ら致ちしようなんて、ちゃっかりしてるね。
この惑わくほ星せいしの〈 ゴデおッセ人にんルロド形ぎょうール様さま 〉が怒おこったりしないのかな? 」
セロフィート
「 それは無ないです。
〈 セロ人にんフィート形ぎょう 〉にと・っ・て・人にん間げんは母ぼ星せいでもある惑わくほ星せいしを自みずから滅ほろぼさんとする唯ゆい一いつ無む二にの生せい物ぶつです。
繁はん栄えいする為ために大だい自し然ぜんと調ちょう和わをする生せい活かつを自みずから捨すて去さり、動どう物ぶつ達たちから住すみ処かを奪うばい、奪うばった自し然ぜんを破は壊かいし、惑わくほ星せいしの寿じゅ命みょうを縮ちぢめる環かん境きょう汚お染せんに躍やっ起きとなり、進しん歩ぽと発はっ展てんを続つづけ繁はん栄えいし続つづけます。
有ゆう害がい極きわまりない害がい虫ちゅう── 害がい獣じゅうと呼よんでも良よいでしょう ──をた・か・だ・か・数すう万まん人にん程てい度どが行ゆく方え知しらずとなったからといって、一いち々いち文もん句く等など言いって来きません 」
矢薙
「 妖よう怪かいは人にん間げんじゃないけどね…。
仮かりに〈 ゴデおッセ人にんルロド形ぎょうール様さま 〉が怒おこらなくても、この惑わくほ星せいしの〈 皇コウ 〉達たちは怒おこるんじゃないの? 」
セロフィート
「 それはあるでしょうね。
だからと言いって〈 皇コウ 〉は〈 セロ人にんフィート形ぎょう 〉に喧ケン嘩カを売うりません。
泣なき寝ね入いりするだけです 」
矢薙
「 泣なき寝ね入いり…… 」
審判実況者:ドミコ
「 あのぉ~~~~、御お話はなし中ちゅうに申もうし訳わけないんですけど…………、試し合あいは始はじまってます… 」
セロフィート
「 そうでしたね。
別べつの惑わくほ星せいしの〈 皇コウ 〉と手て合あわせする事ことになるとは思おもいもしませんでした 」
矢薙
「 ワタシは〈 ゴデおッセ人にんルロド形ぎょうール様さま 〉とは戦たたかいたくないけどね。
物ぶっ体たいのあるものなら何なんでも〈 テ原げん質しつフの源みなもと 〉へ変へん換かんしてしまえるんだよね?
ワタシに勝かち目めが無ないのに戦たたかうなんて馬バ鹿カな真ま似ねはしたくないんだけど… 」
セロフィート
「 物ぶっ体たいのあるもの全すべてを〈 テ原げん質しつフの源みなもと 〉へ変へん換かん出で来きる訳わけではないです。
〈 久く宇宙を遠おん運営する実じつ偉大なる成じょう主宰者 〉に生うみ出だされた〈 セロ人にんフィート形ぎょう 〉を〈 テ原げん質しつフの源みなもと 〉へ変へん換かんする事ことは出で来きません 」
矢薙
「 それはそうでしょう。
そんな事ことが出で来きたら大たい変へんな事ことになりそうだし? 」
セロフィート
「 ふふふ。
そうでしょうね 」
審判実況者:ドミコ
「 あのぉ~~~~、そろそろ試し合あいを…… 」
ド審しんミ判ぱんコ実じっさ況きょうん者しゃは戦たたかいもせず話はなし続つづけているセロフィートと矢や薙なぎの会かい話わの内ない容ようを理り解かい出で来きずに戸と惑まどう事ことしか出で来きないでいた。
セロフィートと矢や薙なぎの間あいだで飛とび交かう難むずかしそうな話はなしは未まだ々まだ続つづきそうだ。
◎ 「 矢薙 」は中学1年の頃に誕生したオリジナルキャラです。
かなり古株なキャラを思い切って登場させてみました。
空想と妄想は「 メーテル 」を初めて見た小学生低学年から始まりましたけど、初めて紙に物語を書いてみたのは高校生になってからでした。
◎ 「 矢薙 」もマオと同じ黒髪なので、今回はマオと同じ〈 皇 〉という設定に変更しました。
「 矢薙 」のみ別の惑星から召喚された召喚者という事にしてみました。
今回はセロフィートとマオも召喚者側になっています。