セノコンが対戦者達を喰べ終えたのか音が聞こえなくなった。
胞子も薄れて来て、次第に会場が見えて来た。
リング上にはドミ判ぱんコ実じっさ況きょうん者しゃ,セロ,オレ,マオキノ,セノコンしか居いない。
対たい戦せん者しゃ達たちが着きていたであろう衣い服ふくや武ぶ器きがリング上じょうに散ちらばっている。
セノコン
「 セロさま、セロさまに仇あだなす敵てきは全すべて排はい除じょしましたエリ 」
セノコンはセロに向かってビシッと敬けい礼れいをする。
セロフィート
「 宜よろしい。
良よくやりました。
マオキノ、戦せん利り品ひんの回かい収しゅうを手て伝つだいなさい 」
マオキノ
「 畏かしこまりましたエリ 」
セロに指し示じされたマオキノもセロに向かってビシッと敬けい礼れいをする。
セノコンとマオキノはリング上じょうに散ちらばっている戦せん利り品ひんの回かい収しゅうを始はじめた。
マオ
「 そう言いえば……戦せん利り品ひんを回かい収しゅうするのって今こん回かいが初はじめてだよな?
1試し合あい目めは場じょう外がいにしたし、2試し合あい目めは凍こおらせて粉こな々ごなにしちゃったし、3試し合あい目めはマオキノが全ぜん部ぶ喰たべちゃったしな… 」
セロフィート
「 大たいした価か値ちは無なさそうです 」
マオ
「 あはは…… 」
セノコン
「 セロさま、戦せん利り品ひんの回かい収しゅうが終おわりましたエリ 」
マオキノ
「 何どれも安やす物ものですエリ。
こんなガラクタを身みに付つけてセロさま,マオさまに楯たて突つこうなんて馬バ鹿カの極きわみですエリ 」
マオ
「 辛しん辣らつな事こと、言いうなぁ…… 」
セノコンとマオキノと話はなしている間あいだ、ド審しんミ判ぱんコ実じっさ況きょうん者しゃはリプレイ映えい像ぞうを見みながら試し合あい中ちゅうの状じょう況きょうを解かい説せつしてくれているけど、誰だれも聞きいちゃいない。
皆みんなセノコンの胞ほう子しを吸すい込こんだ所せ為いで全ぜん身しん麻マ痺ヒに襲おそわれているからだ。
とんだと・ば・っ・ち・り・を受うけたもんだ。
マオ
「 セノコン、麻マ痺ヒの効こう果かは、どのぐらいで切きれるんだ? 」
セノコン
「 6時じ間かんは続つづきますエリ 」
マオ
「 6時じ間かんっ!?
そんなに麻マ痺ヒってるのか? 」
セノコン
「 頑がん張ばって沢たく山さん胞ほう子しを飛とばしましたエリ 」
マオキノ
「 6時じ間かんだと確かく実じつに後こう遺い症しょうが残のこりますエリ 」
マオ
「 後こう遺い症しょう…?? 」
セノコン
「 セロさま,マオさまが無ぶ事じなら他ほかがどうなろうと知しった事ことではありませんエリ 」
マオキノ
「 その通とおりですエリ。
マオさまが気きにする事ことはありませんエリ 」
…………やっぱりセノコンとマオキノはセロに似にてるんだな。
まるでセロみたいに非ひ情じょうな事ことを平へい気きで言いうんだから…。
可か愛わいいから余よ計けいに「 その通とおりなんじゃないか 」って気きにもなって来くるから恐おそろしい……。
審判実況者:ドミコ
「 ──4回かい戦せんの勝しょう者しゃはチーム【 サムシング・グレート 】です!!
チーム【 サムシング・グレート 】は準じゅん々じゅん決けっ勝しょう戦せんに出しゅつ場じょう致いたしま~~~す!
準じゅん々じゅん決けっ勝しょう戦せんは3日か後ごの明し明後日あさって、午ご前ぜん10時じからとなります! 」
マオ
「 準じゅん々じゅん決けっ勝しょう戦せんか…。
未まだ3試し合あいもしないといけないなんて長ながいな… 」
審判実況者:ドミコ
「 ──尚なお、準じゅん々じゅん決けっ勝しょう戦せんからは1対たい1の形けい式しきで試し合あいが行おこなわれま~~~す!
勝かった選せん手しゅが次つぎの対たい戦せん者しゃと戦たたかう事ことになります!
チーム全ぜん員いんが戦せん闘とう不ふ能のう、若もしくは戦せん闘とう不ふ可かと見みなされると負まけになりま~~~す!
準じゅん々じゅん決けっ勝しょう戦せんからはルールも1部ぶ変へん更こうされ、殺ころしはN禁きんG止しとなりま~~~す!
対たい戦せん者しゃを殺ころした場ば合あい、失しっ格かくと見みなされますので御ご注ちゅう意いくださ~~~い! 」
ド審しんミ判ぱんコ実じっさ況きょうん者しゃの説せつ明めいを聞きいても誰だれも反はん応たいしない。
全ぜん身しん麻マ痺ヒってるからな……。
声こえすらも上あげられないんだろう。
マオ
「 1対たい1の勝かち抜ぬき戦せんって事ことか…。
ルールが変かわるのは仕し方かた無ないと思おもうけど、武ぶ術じつ大だい会かいらしくなって来きたよな! 」
セロフィート
「 ワタシは最さい後ごにしてください。
殺ころさずは難むずかしいですし 」
マオ
「 オレだって手て加か減げんするの難むずかしいんだぞ!
半はん殺ごろしで止とめれるかな? 」
マオキノ
「 セロさま~~。
ボクを1番ばんにしてくださいエリ 」
セロフィート
「 どちらが先さきに戦たたかうか、セノコンと話はなし合あいなさい 」
マオ
「 マオキノ!
2回かい戦せんみたいに変へん身しんするのは駄ダ目メだからな!
食たべるのも禁きん止しだぞ 」
マオキノ
「 はいですエリ。
至いたって普ふ通つうに屠ほふりますエリ 」
マオ
「 屠ほふったら駄ダ目メだって!
失しっ格かくになっちゃうだろ 」
マオキノ
「 ド審しんミ判ぱんコ実じっさ況きょうん者しゃ、生いきていれば虫むしの息いきでも OKオッケーですエリ? 」
審判実況者:ドミコ
「 虫むしの息いき……ですか?
心しん臓ぞうが動うごいていて、呼こ吸きゅうをしていれば意い識しきがなくてもセーフですよ 」
マオキノ
「 それなら何なんとかなりますエリ。
敗はい者しゃ復ふっ活かつ戦せんに出しゅつ場じょう出で来きないように倒たおせますエリ 」
マオ
「 不ふ安あんしかないんだけどな…… 」
セロフィート
「 この有あり様さまですし、この後あとの試し合あいは中ちゅう止しでしょうね。
残ざん念ねんですね、マオ 」
マオ
「 思おもってもない事こと、言いうなよ…。
セロは他ほかの試し合あいに興きょう味みないじゃんか 」
セロフィート
「 心しん外がいです。
ちゃんと興きょう味みあります 」
マオ
「 じゃあ、試し合あい待まちに読どく書しょすんなよ! 」
セロフィート
「 マオ、酷ひどいです 」
マオ
「 何ど処こがだよ! 」
セロと言いい合あいしながらリング上じょうから降おりる。
試し合あい会かい場じょうに居いても特とくにする事ことがないから宿しゅく泊はく室しつへ戻もどる事ことになった。