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♥ 試合会場にズームイン 2


──*──*──*── リング上


マオ

「 ──うわっ、けっこうデカいしひろいじゃん。

  たいせんってのをするのか~~ 」


セロフィート

あいかいがわかれのようです 」


マオ

「 5たい2ってことだな。

  なんかさ、かけだおしでよわそうだな? 」


セロフィート

「 マオ──、なめくじみたいによわそうだなんて…。

  なめくじさんにしつれいです 」


マオ

ってないだろが! 」


「 あの~~、そろそろしょうかいをしていただきたいのですが… 」


セロフィート

「 はいはい。

  ワタシはセロフィート・シンミンです。

  からてもじんちくがいぎんゆうだいじんです 」


マオ

じんちくがいけいだろ? 」


セロフィート

「 マオ──、きみしょうかいしてください 」


マオ

「 オレのまえはマオ・ユーグナルだよ。

  セロのしゅえいけんをしてる 」


がといます!

  こんかいのスペシャルゲストは、ぎんゆうだいじんのセロフィートせんしゅけんのマオせんしゅふたで~~~す!! 」


マオ

「 スペシャルゲストぉ??

  どゆこと?? 」


たいしましては~~~~ 」


 マイクをってじょうぜつしゃべっているおねえさんがたいせんあいしょうかいをしている。

 インタビューってうらしい??

 かいしゃ…みたいなもんかな?


セロフィート

「{ マオ── }」


マオ

「{ なんだよ? }」


セロフィート

「{ このあいゆうしょうすると “ どんなねがいもかなえてもらえる ” そうです }」


マオ

「{ えっ、どんなねがいも?!

   マジかよ }」


セロフィート

「{ さて…どうでしょう。

   まゆつばものです。

   “ どんなねがいもかなえられる ” なんてゆめものがたりです。

   れて調しらべましょう。

   マオ、ゆうしょうしますよ }」


マオ

「{ ゆうしょう!?

   オレだけにたたかわせたりしないよな?

   セロもたたかうんだからな! }」


セロフィート

「{ つかれることはしたくないです。

   ワタシのぶんがんってください }」


マオ

まってるだろが!! 」


審判実況者

「 マオせんしゅ、どうかされましたか? 」


マオ

「 えっ、いや……なんでも…………あっ…えと……

  じつだいかいなんだよな?

  とかほう使つかってもいの? 」


審判実況者

しんぱいく!

  まったもんだいありませんよ。

  リングじょうないたいせんちゅうのみ使つかってOK(オッケー)です。

  いっぽうのチームがぜんいんせんとうのうになったらけになります 」


マオ

せんとうのうってぜつさせればいの? 」


審判実況者

ころしちゃってOK(オッケー)ですよ。

  ではつかまったりしませんから、こころえんりょなくたいせんあいころしちゃってくださいね★ 」


マオ

「 …………ははは……マジかよ… 」


セロフィート

かったですね、マオ。

 { げんにがですし、せいわないのはたすかります }」


マオ

「{ セロはげんしろ! }」


セロフィート

「{ ワタシに “ ほう(マジック)使つかうな ” といます?

   ひどいです… }」


マオ

「{ リングじょうこわれないほう(マジック)使つかったらいだろ? }」


セロフィート

「{ そんな大人おとなしいほう(マジック)はないです。

   たいせんわせてそっきょうつくるとします }」


マオ

「{ きょうそうさくほう使つかうつもりかよ…。

   なんこわいな… }」


セロフィート

「{ マオ、だいじょうです。

   かりあいかいじょうばしてもマオとワタシはにません }」


マオ

「{ ばさないほう(マジック)にしろよ!! }」


セロフィート

「{ はいはい }」


審判実況者

「 ──それではセロフィートせんしゅとマオせんしゅにもおきいたしま~~す。

  あんこくじつだいかいゆうしょうされますと、ねがだまねがいもかなえてもらえることになっているのですが──、セロフィートせんしゅとマオせんしゅなにねがわれますか? 」


マオ

「 え~~と……オレは…………いまのセロとたびつづけたいから、セロの寿じゅみょうくしてもらいたいかな。

  寿じゅみょうくなれば、〈 (宇宙を)おん(運営する)じつ(偉大なる)じょう(主宰者) 〉につくえられることじんかくわることくなるとおもうんだ 」


審判実況者

「 は…はい?

 それはつまり…『 セロフィートせんしゅろうにしたい 』ということでしょうか? 」


マオ

「 あ~~~たしかに……。

  そうなるのかな? 」


審判実況者

ぶんよくねがうのではなく、セロフィートせんしゅことねがわれるのですね!

  セロフィートせんしゅかなえてしいねがいはなんでしょうか? 」


セロフィート

「 そうですね…。

  ワタシのあいたいていことぶんかなえれてしまえますし、とくにはないです 」


審判実況者

「 セロフィートせんしゅねがだまにはねがわない──ということでしょうか? 」


セロフィート

いてうならねがだまとやらをかいたいして調しらべたいです 」


審判実況者

「 え゛……ねがだまかいたいして調しらべる……ですか? 」


セロフィート

ねがだまねがいをかなえられるのか ” ──そのみをりたいです。

  なぞかいめいするためかいたいするのはていばんでしょう? 」


審判実況者

「 ………………セロフィートせんしゅは『 ねがだましょゆうしゃになりたい 』ということよろしいですか?

  よろしいですよね!

  がといました~~! 」


マオ

「{ セロ……『 ねがだまかいたいする 』ってほんなんだな… }」


セロフィート

「{ とうぜんです。

   いくらでも〈 (げんしつ)(みなもと) 〉でこうせいますし、もんだいないです }」


マオ

「{ それならゆうしょうするひつようないじゃんか }」


セロフィート

「{ ゆうしょうしてれたねがだまかいたいすることがあります }」


マオ

「 そうかよ…… 」


 セロの「 ねがだまかいたいして調しらべたいです 」はつげんまずかったのか、かんせんきゃくたちからは「 ふざけんなーー! 」とか「 なにかんがえてんだーー! 」とか「 イカれてんじゃねーのかー! 」とか「 びょうねぇーー! 」とかんでる。

 だけならだマシかもれないな。

 なかにはまぎれてゴミをててやがるマナーもモラルもかいかんせんきゃくまでまつわるさだ。

 かいしゃ(?)のおねえさんも「 ゴミをげないでくださーーーい!! 」ってけてるけど、かんせんきゃくたちからのとゴミげはおさまらない。

 いっぽうもんだいはつげんセロはとうと、かんせんきゃくたちがおけてっている。

 それがさらげんそこねたかんせんきゃくたちいかりをあおっていることにセロはいてな────いわけがなかった。

 セロはえてワザかんせんきゃくたちしんけいさかでするようなことがおでしているんだ。

 かんせんきゃくたちもゴミげもセロにとってはさいこうおもしろこうけいなんだろう。


マオ

「 セロ!

  ばしてヤツがおくなよ!

  それにるのもきん

  いかりをあおっておこらせて、どうすんだよ 」


セロフィート

にぎやかになりました♪

  マオもいっしょりましょう 」


マオ

だよ… 」


セロフィート

「 マオはずかしがりさん~~♪ 」


マオ

ちがうからな!

  あとうたうな! 」






審判実況者

「 え~~~、それではチーム【 エクゾネス 】とチーム【 サムシング・グレート 】のたいせんあいはじめたいとおもいます!

  あいけいしきは5たい2の── 」


 かいしゃ(?)のおねえさんがたいせんほうほうせつめいをしてくれている。

 ──っていうか【 サムシング・グレート 】って……かいしゃ(?)のおねえさんにつたえたんだよ?

  セロらしいチームめいだとおもうけどさ。


審判実況者

りょうしゃともあいはじめてください! 」


 せつめいえたかいしゃ(?)のおねえさんがうと、からかあいかいのゴングがひびいた。

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