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オタク、ハレノ

「おい、おい、おい、おい。~!」

 「ううん!?」

 「はぁ…?」


ある建物の隅で正体不明の謎の男がペトロの一行を呼び止めた.


 「うん~どうも君たち、この都市に初めてらしいな」 もし泊まるところを探しているなら私について来てもいいよ。」

 「あの…スティーブ…??」

いきなり自分たちを助けようとするような姿を見せる彼の姿に、どうしても警戒心を緩めることができなかったペトロだった。


 「変な奴みたいだけど、そんなに悪い奴じゃないみたいだからついていこうぜ!」

 「はい、え~!?」


.


 ペトロ一行は一応その疑問の男を追って高層ビルの内部に入り始めた。

薄暗いながらも今にも崩れ落ちそうな危なげな建物の内部空間。 入るや否や視界に照らされたのは、やはりほとんどこわれてしまったかのように、乱闘場になってしまった光景だった。 高層に上がるエレベーターは当然故障して使用することができず、壊れたすきまを縫って階段に向かって上がる姿だった。


.


その疑問の存在によって自分のねぐらであるかのような一つの玄関の前に辿り着いた一行…。


 「さあ、もうすぐだよ。ここが私の家だよ。 なのに…」

 「え?!?でも?!」


 「ところで、もしかして君たちが持っているお金はあるか?」 どうも様子を見るとお金がけっこうあるような気がして。 ハハハ;;ここでは500プラくらいなら一泊できるけど、君たちはやっぱりここが初めてみたいだから。 あ!泊まりながら私がいろいろ知りたいこととかたくさんの話を。。。


 「さあ、受けろ…~!!」


スティーブはかなり姿が不自由そうに,その疑問の存在に二千プラを手渡した.


 [ピイッ]、ティリッ! 所属:ミディアルシティ、状態者:スティーブ! 承認された本人口座の2千プラを、所属:「不明」、状態者:「未登録」に支払う。]


 「プラ(お金)ならいくらでも持ってるけど、それよりお前…」 こんな所でよくも暮らしているんだな…?!」

 「おお…!ありがとう~、ありがとう…」 これなら何ヶ月は使い残しそうだな~!!」


.


 「*プラ=当時使用していた貨幣の基準値だった。 貨幣というものの基準も単位もすべて発行する国や場所によって大きく異なることになるが、第三次世界大戦前からすでに貨幣の基準は、全世界を統合するスーパーコンピューターである「ボボス」によって管理、運営されていた。 プラの支払いと方法はそれ以外の従来の金融方法と同じだった.


例えばスティーブは、世界的に熱狂したボクシング競技のファイトマネーとか、執事の祖父とともに廃墟になってしまった都市の構築及び設備施設体系を支援することなどなど。 システム管理体系「ボボス」にその影響力を認められ、既に計り知れないほどの幾何級数的プラ(財産)を持つことになっていた。


また、このプラ体系は、認証されていない電子メールや複数の半導体物体などに自分の名前が入力された(あるいはそうでない)プラを保管、保存しておくことができたのですが、 いかなる経路であれ、認証されていないユーザーがこのプラを公式に支給する方法は皆無だった。』


.


彼の後を付いて入った所は、かつて人々が住んでいたような平凡な家だった。 壊れた玄関のドアだけが外部との遮断を防ぐためだったのか、粗悪な補修作業をした跡が目立った。


 「う~ん9年前まではこの建物は最新式だったし、ここに住んでいた人たちもまた自分の家が見つかるようになって飛び上がってたんだけど。 その喜びもつかの間、すぐに核が爆発したせいで…」


独り言で何度もつぶやいていた彼は、家の中をとても広くて居心地のいい部屋に感じられた。


 「私の名前はハレノだよ、君たちは…??」

 「あ、はい、私はペトロです。 この人はときめくんです。」


 「あ、こんにちは。 私、私はソルリです。」


なんか不慣れな環境のせいだったんだろう…!? 普段とは違って、かなり気後れした様子だった。


そのハレノという者が住んでいる家がどうなのか気になったのか内部を調べ始めるペトロ。リビング側の空間をゆっくり見て回ると、ちゃんと陳列されている各種書籍とマンガが目に入った。 秩序正しく整然と整然とした姿だ。 そして、すぐ横の壁面には、一見しただけでも膨大な量のフィギュアのショーケースが置かれていた。 また、思ったよりインテリアもきれいだった。 最新式のテレビやパソコンなど、必要なものがほとんど揃っていた。


.


 「でもこれ、思ったより…」

思ったよりも全く違った場所に案内してくれたハレノラン者の反転に、少しは感心したような格好のペトロが流れるように独り言で言い放った言葉である。


 「そしてさっき私たちがここに入る前までね。 私たちを見守る奴らがとても多かったようなのに」

隣で一緒に周囲を見回したスティーブも一役買った。


 「ああ~そうなんだ!ここにはまだ数千人のいろんな人が住んでいるんだ! すぐ前に戦争が起こる直前までここに住んでいた人たちそのままね!~


今は廃墟になって… 外からのアクセスが途絶えている地域の一つですが、それでも東大陸と南大陸をつなぐ外郭地域に位置しているため、 旅行客がよく行く場所の一つで、もちろんあまり知られてはいないけどね。」


.


ハレノの説明を聞いてたくさんのことを知ったようで、何か悟りを覚えたようなペトロが心の中で思い始めた。 ペトロとサリは8年9カ月間、自分たちのユートピアに閉じ込められた。 ニュースやテレビ速報は考えられなかった。 それこそ全世界が滅亡寸前だったからだ。 そんな古い時間から、再建された世の中に向かって出てきたのもまたわずか3日程度しかなかったのでは…!?


 スティーブが住んでいたところは、人口が集結したにぎやかな都市だったので、すべてを早期に再建できたはずだが、そういうところは世界的にもいくつもない。 むしろこんな索漠たる都市の風景がもっと当たり前の姿だったのだ。)


 「そして、知っているかはわからないけど、ここの人たちのほとんどは普通…。 善良で欲がなかった人ばかりだから大きな問題や暴動は起きていない。 皆..ただ悠々自適に暮らしたがる存在たちだけだから... 私も元々ここの人ではなかったが、徐々にそのように同化して変わってしまった。~」


冷蔵庫から取り出したばかりのように、冷たい缶入りの飲み物を渡すハレーノ。 続いてペトロとサリの隣のソファーに座る。


 「いつ発つかは分からないけど、いる間だけでも楽にしてから行けばいいね。 ま、時間があったら私と話をしてくれてもいいし。 あ!そしてあのショーケースの品物は触らないでほしい。」

 「わあ~ ペトロ、オ…ここは本当に不思議なおもちゃがいっぱいあるみたい。~ +_+;,」


ハレノがまるでそんなソルリについて言った言葉のように、いつの間にか陳列棚の前に詰め寄ったソルリが感嘆を禁じえず、魅了されたまま。 飾り棚の内部から目を離せずにいる。 ソルリの目に映ったショーケースはまさに壮観だった。 様々な人形やフィギュアが数え切れないほど多く、片方の大きな壁面をすべて満たしていた。


それこそ世の中に残っている全てのおもちゃを全部ここに移しておいたような気がするほどだった。


.


 「私は.. ここで何の楽しみも希望もなく生きているんだよ. でも、それでもそのまま生きて息をしているんだよ。 一時期、世界的に人類の7、8割が当然「引きこもり」のように生きていることが問題になっていたが、今や「選択ではなく必須」になってしまったからね。 「引きこもり=社会生活に適応できずに家の中だけで生活する引きこもりを指す。』


お前たちも見て分かるが, ここの人たちはもう行く所がない者が大部分だ.. しかも持っているお金もあまりないしね。 それさえも残っているお金でどうして外部から調達してくる食料品や受け取るのにも忙しいが、反面、あまり活動をしていないからそんなに心配する必要がないのも事実だ。


あ、はは。私が久しぶりに人に会ったからか急に口数が多くなったな。ずっとこんなふうに話しても大丈夫かな。~?退屈ではないよね。!?」

 「はい~!どうせ私たちは夜が明けるまですることもないから。」


 「あのうなら、ペトロ!俺はもう入って休みたいんだけど。 こっちに入っても…?」

とスティーブは、しばらく目の前の部屋に入っていった。


 「ご都合のいいように…


?は···戦争が起きたとしても、とにかく「重要なことはあまりない」みたいだ。 今このように何もしないで生きて行くことが何の意味もないという意味ではないからだ。 この前..急迫して精神なしに忙しく社会に押し出されて暮していた 'あの時'よりはそうだ.... 心だけは楽に感じられるね、とてもいいね。


その時と今と果たして何が変わったのか…? いや、実は変わったことは何もないじゃないか…!? この宇宙で'絶対変わらない事実'は'すべては必ず絶対に変わるという事実'だから.. 私たちはあくまでも目の前に見える欲望や偽りの蜃気楼の前で惑わされたまま人生を浪費していかなければならない。」


 「ペトロ、オ…~ときめいた何の話かよく分からない。

 「ううん、ううん…」


実はペトロはハレノの言葉の意味がなんとなくわかるような気がした。 自分もソルリと一緒に10年近く過ごした瞬間があった。 もちろん、自分には本当に信じられる友達であり、愛する存在であるソルリがいた。 もし私一人... そこで一人で耐え忍べと言うということは… そして目標のためだとしても未来がどんなものかも分からない現実の中で.. 世の中と向き合えたかな…?!


考えてみれば、ペトロにはイハレノという人から、自分との同質感をたくさん感じることができた。 人が多いことに露出しなければもっと空想的になるかも知れないという事実とともに..


 「それでハレノさんは… ここから抜け出したい気はないですか?」

 「ペット、そうだね、君のペトロって言ったんだよ。 もし..ここを離れるとしても多分皆 "同じ.乙.巨.也.." ただ, 私の以前への目標と希望が宿っているこの空間で一生を生きて死んでもそれもまた私の生であり人生だろう.... そんな事実を受け入れなければどうする? そしてどうせ戦争によって死んでしまったかもしれないし。」


 「こんな所で死ぬまで一人で生きなければならないなんて。 とても退屈だと思う。~ひいん~;;サリはそんなにできないよ!」

 「そうだね、かわいい子ね。 しかし、それが現実だから仕方がない、私も結婚したい時があったけど、現実的に残っている女性はあまり多くない。


お金と権力で生き残った男たちには個体数がいくらもない女性たちが生きて行く目標であり原動力になる場合が多いから... (当時は不合理な方法で強制的に女性たちを取得したり取り引きされたりする場合が多かった.) 旅行..? そうだね。私は、どこかへ遠く旅行に行きたかった。


でも今はいくつかの場所を除いては全部廃墟になってしまったからね。 もちろん、廃墟じゃないところだとしてもそこが住みやすいところだという意味ではない。 ただ生活するのに'便利になった'だけ... そして自分なりに一人でこうしていても時間が足りないくらいだよ。」


 「というのは…?!」

 「そうだね。情けなく映されるかもしれないけど、私は以前の媒体を直接、間接的に経験しながら人生の辛さを慰めたりするんだ。 映画とかアニメとか… 完全だったあの時その時のドラマのショー番組も全部データ化されて完全に保管されているのだから。 本当におかしいよね~?


以前の文明は他に表現する方法がなかったので、壁画や絵でしか接することができなかった原始時代も確かに存在した。 しかし今は完全に消えてしまったその時代を間接的な媒体を通じて完璧に接することができるという事実が... そんな時空を超越した世の中のすべてを受け入れることができるという事実に私は満足しながら生きている...


まだ受け入れなければならない映画があまりにも多い。もしかすると、全部見れないまま···。 死ぬんじゃないかと心配だよ。 ハハ~;;;;;;;;;;;;;;;;;;"


そんな照れくさそうに笑いながら言う晴野だったが、その言葉にも一理はあった。 当時の文明化された技術力は、すでに人間の五感のすべてや実際に見たものと同じような実感がわく映像媒体を鑑賞できるということは、非常に画期的で革新的な技術であった。 そういう文化…!? あるいは文明は、世界戦争が起きる前の個人の生活とライフにとって極めて深い、なくてはならない分野であり、そのような媒体に慣れ親しまれた人類にとっては、その瞬間が、むしろ実際の生活から唯一逃避できるオアシスのような分野であったからだ。


そして、その技術力の水準はあまりにも広範囲で、また緻密に発展していたので。 例えば実際に味覚を感じるとか、実際に映像の中の人との接触を通じた感じ。 さらには、様々な設定と技術力で性比を超えた様々な人種、(*実際に有名な格闘技選手になって有名な試合を行ったり、 スーパーレースカーを運転するスリーを直接経験するとか)あるいは人間を超えた別種。 地球以外のいくつかの星で発見された異星の生物も感じることができた.


 『*直·間接映像装置=この技術力は、本来人類の視神経と幹細胞を用いて癌患者であったり…。 不治の病を持つ人々の苦痛を直接、間接的に感じるための… あるいは、様々な障害者や心理的に大きな障害を持っている人々の気持ちや感じがどうなのかについて開発された治療のための目的のメディアであったが、快楽だけを追い求める人間たち。 中、複数のハッカーとプログラマーによって各種麻薬や性的刺激のようなものを感じるための社会で禁止されている装置で、社会的に非常に大きな問題となっていた。(初期のペトロの装置も似ている。)


でも実際には、神経を刺激して接するのだから。 違法薬品をした形跡も全くないという技術力の限界に達した矛盾に陥り、直接的に処罰する方法はなかった。 でもその後… 間接的に神経を刺激することや、その間接的に神経を刺激することも結局、直接的な刺激だったから。 様々な副作用が生じ、


その時期に「ターニー·バーン」というミミズに似た雌雄同体の軟体動物を利用した直·間接的な感じを取り入れたプログラムが最も活気づいたが、そのようなプログラムに接した90%のほとんどの人々が、実際には二つの感覚を失う副作用の事態が大々的に起き、まもなくこの装置は合法的に廃棄処分され始めた。

(これらの媒体を世界的に廃棄していたが、すべて一度に無くすことはできず、そんな中で世界大戦が勃発した。) ハレノの装置はその中に残っていた補給用(健全さ)直·間接映像装置だった。)』


 『*タニー·バーン=火星で何の形もなく遺伝子、あるいは種として存在した物質が地球に入ってから太古に生命が誕生したように成長したいくつかの宇宙物体の一つである幼虫科の生物だ。 特徴といえば、1代目の宿主が生んだ2代目の宿主の全ての感じと感覚を共有することにあった。 同じく2代目宿主は3代目宿主の全ての感じと感覚を… 10代になると、その感じは加重値を超えた倍になるはずだった。』


.

.

.


 「でも、晴野さん… あのね~ ソルリお腹すいた~~」

 「うん、そうだったんだ、あそこのキッチンに行けばインスタント保管庫があるはずだから。 勝手に取り出して食べればいい。」


 「へへ、へへ…」~!!」


ソルリはペトロとハレノとどんな会話をしているのかもよく分からないし、関心もなく退屈だった刹那に、うまくいったかのように、居間の間を駆け巡り始めた。


 [C、ダダダダ!!]~]


 「わ~!うわ~ペトロ、ここに食べものがいっぱいあるよ! 私たちユートピアほどじゃないけど~~~」

 「ユートピア···??」」

と、ハレノに興味を持つようになった。


 「はい、実は私も晴野さんのようにユートピアという空間で9年間も閉じ込められていました。 あのソルリと一緒に…」

 「そうか…そうだったんだけど、ペトロ…」 君が羨ましい... 私は体温を感じることができる動物でも.. いや、ただ生きているということだけの意味を持つ小さな植物でも残っていれば本当によかったのに、私はどうして… 平和に暮らしていたあの時代には私一人で十分だと。 そんなに一人で自惚れていたんだろうか。 その時に何でもいいから私のそばに生きている生命体を置いていたら... その長い夜明けが狂うほど空虚ではなかったのにね。」


 「それで…あんなにたくさんのフィギュアを…」」

 「そう。もちろん動いたり話したりはできないけど、僕には頼りがいのある友達であることだけは確かだよね!ああいうものさえもない、へぇ~な壁だったと思ってごらん。う~考えただけでもぞっとする。 しかも、その時残しておいた様々なデータ映像が、唯一の希望であり、自分が生きているということを感じさせてくれ、


趣味で集めてたんだけど、今この瞬間にはこの辺の人たちに結構高い金額で取り引きされているんだよね… 私のように映画やアニメにはまっている時に他の人たちは何もしないできょとんとしているだけですからね。 それでここでは私のことをオタクハレノと呼んでる。 前だったら悪口だったかもしれないけど、今はそうじゃない。 ここの人々の感覚を左右しているからだ。」


 「なんか…あのハレノさんの気持ちがわかる気がします」」

 「そう、ありがとう。 実は君たちを呼び入れた理由は君のせいだった。 無言の感じだったかは私もよく分からないけど、ペトロ君ならなんだか···。 私の話を聞いてくれそうで…ありがとう, こんな話にもならない私の話を聞いてくれて..!」


 「いいえ!~ 私も十分理解します。 そして話を聞いていると、なんだかもっとハマってしまうのが、今日は夜通しハレノさんと話してもよさそうです。!」


.


ペトロとハレノはなんだか似ているように見えた。 しかしペトロが一つ逃した事実があった。

まさにそのハレノという人について。。。


.

.

.


翌日未明、夜が明けると、いつの間にか晴天の言葉のように激しい砂嵐は昨日よりかなり静まり、続いて外のベランダの窓側からは明るい太陽の光が照らされてきた。


.


 「そう。ペトロ~本当に君との今度の出会いは多分死ぬまで絶対忘れられないと思う。 すごく楽しかった!」

 「はい…ハレノさん…!~私もです…!!」


 「サリド…!!」


 「ああ、スティーブさん、最初は気がつかなかったけど、本当にあなただったんですね! たとえ内部の映像であっても私はあなたの大ファンです。 2年前、初めてチャンプに上がる時の姿もすでに感覚装置で経験してみましたよね。 」

 「フッ、こんなところにまで私の名声が広がるなんて…。 さあ!プレゼントだ!~」


ハレーノに投げられたのはスティーブ自身が使っていた革手袋の1足だった.


 「はっ!が、ありがとうございます! これは…?!!」

 「いつまた試合に出るかは私もよく分かりませんが、とりあえず…。 こいつらの事情を見てやらなくてはならないからね~」


スティーブがそばにいたペトロとサリを見下ろしてハレノに渡した皮手袋。 あの時代のスティーブは本当にあまりにも有名だったので、ネットオークションで売っても1万プラ以上はもらえる品物だった。 もちろんハレノは売らないだろう。 そんな喜びに満ちた晴乃の表情を見て、自分も一緒に同化して口元に笑みを浮かべているペトロだった。


 「そうだな。じゃあペトロ!お前らのどこかへ向かうのか知らないけど、ぜひそこで望みを叶えることができたらいいな。 本当に、もしかしたら···。 外の世界を歩き回る君たちがすごいと感じる。 あ!そして昨日聞いたことがある

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