第号外話 じゅげむ
えー皆様、異世界ニュースのお時間です。
今日、某異世界、某国、某街にて『前世で80歳までブラック企業でぼろ雑巾のようにこき使われていた儂。帰り道でへとへとになりながらもなんとか途中のコンビニで夜食を買うと、店を出た途端、雨も降ってないのに落雷にあい、「あ、これ儂死んだな」と思った次の瞬間、目の前には見たことも無い世界と猫耳少女が立っていて、「これが、今流行り異世界転移というやつじゃな！！」と口走った瞬間、悪魔のようにでかい高級馬車に轢かれ、２秒で異世界転移を終える。その後、死後の世界？ で、『映像化不可能』なほどに美しい天使に出会い、「あの馬車を運転してたのは、あたしっす」と告げられる。ブチ切れた儂は、『映像化不可能天使』に掴みかかろうとするが、なぜか距離を詰めることができず、『映像化不可能天使』は、耳垢をほじくり出しながら「なんで、お詫びにあなたにひとつだけチート……じゃなかった、神の力をあたえた上に、年頃の女性に若返らせて、新たなる世界に放置させてあげるっす。感謝するっすよ。……あ、自分のミスを隠すためじゃ無いっすよ。念の為」と言ってきたので、儂は体言止めで「ゴットイーター」と言ってやった。あ、ちなみに儂、女性なんよ。……しかし、『映像化不可能天使』は、態度を変えずに「あたしの力の範囲内で力を授けてあげるっす」と言い直した。そして『映像化不可能天使』は、両手を天にかざすと、儂の言い分も聞かずにチート能力『すべての争いが、平和的に解決する』能力を勝手に授けられ、新たなる世界へと放り込まれた』と語る、女勇者が現れたとのことです。
では、早速現場の方を呼んでみましょう。
中継の、呂毛さーん？
…………
……………………
現場の『呂毛』
「はい！ 中継の呂毛です！！ わたくし、『前世で80歳までブラック企業でぼろ雑巾のようにこき使われていた儂。帰り道でへとへとになりながらもなんとか途中のコンビニで夜食を買うと、店を出た途端、雨も降ってないのに落雷にあい、「あ、これ儂死んだな」と思った次の瞬間、目の前には見たことも無い世界と猫耳少女が立っていて、「これが、今流行り異世界転移というやつじゃな！！」と口走った瞬間、悪魔のようにでかい高級馬車に轢かれ、２秒で異世界転移を終える。その後、死後の世界？ で、『映像化不可能』なほどに美しい天使に出会い、「あの馬車を運転してたのは、あたしっす」と告げられる。ブチ切れた儂は、『映像化不可能天使』に掴みかかろうとするが、なぜか距離を詰めることができず、『映像化不可能天使』は、耳垢をほじくり出しながら「なんで、お詫びにあなたにひとつだけチート……じゃなかった、神の力をあたえた上に、年頃の女性に若返らせて、新たなる世界に放置させてあげるっす。感謝するっすよ。……あ、自分のミスを隠すためじゃ無いっすよ。念の為」と言ってきたので、儂は体言止めで「ゴットイーター」と言ってやった。あ、ちなみに儂、女性なんよ。……しかし、『映像化不可能天使』は、態度を変えずに「あたしの力の範囲内で力を授けてあげるっす」と言い直した。そして『映像化不可能天使』は、両手を天にかざすと、儂の言い分も聞かずにチート能力『すべての争いが、平和的に解決する』能力を勝手に授けられ、新たなる世界へと放り込まれた』と語る、女勇者が現れたと言われる、現場の前に来ております！」
……なるほど、目の前に魔法陣らしきものがありますね？
現場の『呂毛』
「そうなんですよ！ おそらく、女勇者はこの魔法陣から現れたものと推測されます！ ……あ、近くにその女勇者さんがいらっしゃるようなので、早速お話を聞いてみましょう。……すみません、あなたが『前世で80歳までブラック企業でぼろ雑巾のようにこき使われていた儂。帰り道でへとへとになりながらもなんとか途中のコンビニで夜食を買うと、店を出た途端、雨も降ってないのに落雷にあい、「あ、これ儂死んだな」と思った次の瞬間、目の前には見たことも無い世界と猫耳少女が立っていて、「これが、今流行り異世界転移というやつじゃな！！」と口走った瞬間、悪魔のようにでかい高級馬車に轢かれ、２秒で異世界転移を終える。その後、死後の世界？ で、『映像化不可能』なほどに美しい天使に出会い、「あの馬車を運転してたのは、あたしっす」と告げられる。ブチ切れた儂は、『映像化不可能天使』に掴みかかろうとするが、なぜか距離を詰めることができず、『映像化不可能天使』は、耳垢をほじくり出しながら「なんで、お詫びにあなたにひとつだけチート……じゃなかった、神の力をあたえた上に、年頃の女性に若返らせて、新たなる世界に放置させてあげるっす。感謝するっすよ。……あ、自分のミスを隠すためじゃ無いっすよ。念の為」と言ってきたので、儂は体言止めで「ゴットイーター」と言ってやった。あ、ちなみに儂、女性なんよ。……しかし、『映像化不可能天使』は、態度を変えずに「あたしの力の範囲内で力を授けてあげるっす」と言い直した。そして『映像化不可能天使』は、両手を天にかざすと、儂の言い分も聞かずにチート能力『すべての争いが、平和的に解決する』能力を勝手に授けられ、新たなる世界へと放り込まれた』と語る、女勇者さんですか？」
魔法陣の近くにたまたまいた、腹部をさらけ出した鎧を装備した女騎士
「違います」
現場の『呂毛』
「おい！ こいつじゃ無――――」
======――――――
＝＝＝―――＿＿＿＿＿＿ ＝＝＝＝＝_______ ======_____--------
……えーー、インタビュー中に不適切な発言があったことを、謹んでお詫び申しあげます。
大変申し訳ありませんでした。
では、続きましては、人気コーナー。お天気の蛇お姉さん『羅美亜 紅音』による、全異世界の天気予報です。
羅美亜 紅音さーん？
『羅美亜 紅音』
「ふあぁっっ！？」
