転職します。。。
無事、氷河期のおかげでアフリカ大陸を抜け出ました。
この後、アフリカ大陸のご先祖様の情報はあまりなくなります。
「暗黒大陸」と言われるだけあって、最後に歴史教科書をつくったヨーロッパ人とは植民地戦争が始まるまでは結構疎遠。
インド洋側のアラブ人、北アフリカ人(ほとんどの時間はアフリカ人ではなく地中海人)とはかなり密に貿易をやっていたようですが、以下の理由であまり痕跡は残っていません。
・アラブ人の記録はヨーロッパ人に
席巻されてあまり残っていない
・WW2後、遺跡や痕跡が戦乱や教育の不備で
破壊された
そもそもユーラシア大陸の進みが急激過ぎて、アフリカ大陸の年表の隙間が広すぎて地味、とか。
まあいろいろとあります。
もちろん、なんだかんだでアフリカ大陸にもいろいろ動きがあった証拠は昨今、たくさん見つかっていますが。
一方ほんの少数であろうアフリカ大陸を抜け出した数部族の方も、インド洋沿いに海岸地帯をインドネシアあたりまで席巻し、その後暫くは動きがありません。
きっと後世の縄文時代のように貝塚だの釣り針だのが残っていたのかもしれませんが、
・古すぎる
・紅海からインド、インドネシアに
続く場所は、現代では
文化/考古学的なものの
活動に熱心な地域でない
#アフガンとか
ランボーが活躍する
いろいろなことも重なってあまり痕跡はないようです。
まあほんの数部族が産めよ暮らせよを頑張ってもたいして生存圏に負担もかけず、生活様式を急激に変えるほどのことでもなかったのかもしれません。
似たような文化の部族なので切磋琢磨して文明を押し上げるような機会もなかったのかもしれません。
あるいは先行して反映しているはずのネアンデルタール人あたりに遠慮したのかもしれません。
どちらにせよ、10万年前から7万5千年前あたりまでは特筆した何かはありませんでした。
しかし、約7万5千年前に地球に大厄災が起こります。
インドネシア、スマトラ島にあるトバ火山が大噴火、カテゴリー8の最大規模、爆発力は1ギガトン。
地球史上最大の水爆が100メガトンですからそれが10個落ちてきたようなものです。
ちなみにヒロシマ型原爆だと3万3000発分です。
記録に残っている同規模な噴火はもう一度噴火したら世界が滅ぶと言われる100万年前のイエローストーンくらいです。
阿蘇山も、その1万年前にカルデラ湖を作るような大爆発、日本の全土が覆われるような規模、が起こりましたがそれが大したことないと思えるような大規模です。
同時期にアフリカ地域でも飢餓や火山灰の証拠が残っており、遠く離れた北極、南極、グリーンランドでも明確な噴火痕跡が残り、インドやパキスタンでは実に2mの火山灰堆積。
嘘か誠か、
人類(近縁種も含む)は100万人はいたと言われていますがそれが1万人以下に減少し、多くの動物も人類の近縁種も滅び、その後は6000年間も寒冷化になりました。
まさに大厄災。
しかし、この厄災が現人類の70億人をも超える人口にまでになるきっかけになりました。
まず人間も生活スタイルが激変しました。
いままで壁画等で腰みのやら毛皮だのを羽織る衣が、明確に衣料として確立しました。
この時期を境にシラミに「アタマジラミ」「コロモジラミ」という新種が産まれました。
衣服がシラミの新種を作ったのです。
人類が当たり前のように衣服を纏うようになったことでしょう。
そしていままで天国のようだった場所、インド洋沿岸地域が暮らしにくくなったのでしょう。
あるいは衣料のおかげかもしれません。
原人や旧人類の殆どが滅んで遠慮する必要がなくなった
とかいろいろな理由でいままで沿岸沿いだったのが、この時期に一斉にユーラシア大陸全体に散ります。
さらにこの氷河期に乗じて紅海が渡れるようになり、再度アフリカからの移住がおこったことも含めて人類が一気に押し上げられます。
ユーラシア大陸に散らばるということは、アフリカ大陸に数倍する知識レベルの底上げがなされます。
ユーラシア大陸はアフリカより東西に広い。
それは人類にとても重要な意味合いを持ちます。
同気候帯、同生活スタイルの人口がとても増えるということがポイント。
知識は、教育、学校、文化、シンクタンクといった環境の違いをなくせば人口と比例するのです。
そして知識は(厳密ではありませんが)レベルが上がれば本質的には出来ることが級数的に増大するのです。
なにしろ組み合わせてできることがいくつもありますから。
3つのものを場合分けすると3×2×1=6です。
で、知識の組み合わせは2つに組むことだけではありません。
級数的にできることは増えるのです。
#宗教で知恵を現すのも
木の実であるのは
偶然ではない
知識は枝分かれで
あればあるほど細かく
分かれる
ということで、今後は今までのスピードと段違いに、一気に人類が高みに押し上げられます。
定住、農業、牧畜、国造り、政府、商業、帝国、戦争、etcetc
いままで学校の教科書では4ページくらいだった100万年以上の期間と違い、やっと歴史らしい歴史が始まります。
尚、人類は今後はこんな感じで分散します。
人類は海沿い、川沿いに広まることになります。まずは徒歩で獲物を追ってという感じでしょうか。
第一段階は獲物を追っかけて徒歩
インド洋を抜けて太平洋沿岸でシベリアまで。
バングラディッシュあたりを北上してチベット方面。
インダス川で中央アジア、その後オアシス、
湖を経由してシベリア手前イルクーツク。
ボルガ川をとどってロシア、北ヨーロッパ。
カスピ海あたりを横目に東ヨーロッパ。
再びインド洋を西上して地中海沿岸、北アフリカ、南ヨーロッパ。
第二段階は船
そして丸木舟クラスからカヌー、筏、そして巻き帆といった技術で遠洋航海が出来るようになると島々に移り住みます。
インドネシアで熱帯だと貿易風で太平洋の島々へ。
南に歩くと偏西風でインド洋の島々へ。
そして最後はアメリカ大陸
こちらはとても移住しにくい場所でした。
温暖な時代ではシベリアはとてもマンモス等、大型動物が多い狩猟天国なので、シベリアで多くの狩猟民族がすごしています。
そして小氷河期になるとツンドラ地帯に、ただしそのときはシベリアーアラスカのベーリング海峡がベーリング陸橋となってあるいて渡れるようになります。
そして衣料のおかげで人間も住める。
#イヌイットとかエスキモーとか。
寒いところは大型動物が多いので
狩猟民族にとってはそう悪い
土地でもないのです。)
ただし、カナダはローレンタイド氷床として五大湖あたりまで氷漬け。
とても人間の住める地域ではありません。
#さすがに氷上は住めないですね。
そしてそれが溶けて温暖になるとアメリカ大陸を南下できると。
二段階なので人間が住めるようになるのはとても遅いです。
ちなみに日本
最初は寒い時期にイルクーツクあたりの民族が北方領土を辿って南方へ。
氷河期は陸続きです。
マンモスと一緒に南下してきました。
津軽海峡だけはどんなに寒くても陸にはならないのですが、氷漬けになるので徒歩で渡れます。
そしてちょっとでも温暖になると本州は孤立。
その後暫くはは大陸とかけ離れた文明となります。
そしてポリネシア人が海流に乗ってカヌーで太平洋を北上、太平洋側は海洋民族が混じるようになります。
土佐っぽ、熊襲とか東北とか。
さらにポリネシア人が住んでいた一部がオーストロネシア人となり、また海流を北上してきて数種類の南方系が混じると。
更に船舶技術が発達して中国南方系が落ち延びてきて弥生人。
さらに朝鮮半島との交流が始まり、ちょっと変質した騎馬系
古代日本の歴史が始まるようになります。
さらに戦乱中国で南方中国系が北上して薩摩隼人。
いよいろ材料がそろって歴史っぽいことがはじまります。
すでに人類が産まれて99%すぎちゃってますが。