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人間の歴史。  作者: TAK
民主主義万歳!(アメリカ合衆国独立)
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陰謀組織フリーメーソン! 1万年前から存在してきた古代文明の残滓! イルミナティ結社と300人委員会が世界を支配している!

ジョージ・ワシントン。


アメリカ初代大統領、

あるいはアメリカの初代大統領はジョン・ハンソンだとすると初代大陸会議議長。


当然ながら合衆国建国の父、有名ですし、アメリカに行くと彼を知らないひとはいない、劇、逸話、物語にも事欠かず、そして彼のネガティブ側の評は「黒人奴隷をつかった農場経営者」くらい?


あとこれは私の評ですが、彼の参加した戦いを見ると、ちょっと戦争は弱いっぽい。

 ※個人の感想です。



誠に「アメリカ」らしい建国の父です。

ちなみに「アメリカ」といっても、今の馬鹿っぽい「アメリカ・ナンバー1」、筋肉もりもり、ランボーやらスーパーマンやらやっぱり馬鹿っぽい正義を振りかざしているみたいなアメリカではありません。

どちらかというと「ライ麦畑」「「大草原の小さな家」「エイブラハム・リンカーン」「キング牧師」、あるいは「Amazing Grace」を思い浮かべるアメリカです。

だから私的にはワシントンは偉人ではなく、ただのアメリカ人だったと思いたいですね。


「Amazing Grace」

奴隷船の船長をしていたニュートンはいつものようにアフリカで捕まえた黒人達を、船に積んでアメリカ大陸へ運ぶ途中だった。

奴隷は人間ではなく家畜として船底に押しこまれて運ばれていた。

排泄物は垂れ流しのままの船底で病気や飢えで死ぬものが多かった。

ある夜のこと。どこからか


あ~、う~~~、


という声が聞こえる。

その声は、不規則なうめき声ではなく旋律を持った深く響く音だった。

よく耳を澄ますとその声は船底から聞こえてきていた。

劣悪な環境で物のように運ばれすぐ近くで仲間が死んでいく。そんな悲惨な環境にいる黒人たちが自らを鼓舞するためかそれとも死者を弔うためか声を合わせ魂の歌を歌っていた。

それが、アメイジング・グレイスのメロディである。

-----------


ジョージワシントンって奴隷経営者の経営主じゃなかったの?

さーせん、なんとなく彼の軌跡をたどると思い浮かべちゃうのです。

彼は最後まで奴隷農場主だったのは間違いないですし、Amazing Graceと関係ありません。




ジョージワシントンは1732年2月22日、バージニアの中流農場主の息子として生まれました。

生粋のアメリカっ子。

アメリカで生まれ、アメリカで育った人としては比較的初期のメンバですね。


後に成功して金持ちになった、いやいや貧乏だった、いろいろ諸説はありますが、数字だけみるとまさに中流という感じです。

名士とまで行かず、中流。

特記すべき事はあんまなく、測量を学んで地図が趣味くらいかな。

軍人は地理と地図をみる能力は重要ですね。



桜の木については、「そもそもその頃アメリカに桜の木なくね?」ということでフィクションとなっています。

ただ、この話はどこからどう出てきたのかは謎です。

「うそついちゃいけないよ」的な子供向け話に偉人のワシントンを絡めたと考えるのが自然ですが、あれが出典、これが出典とか全部否定されて未だに謎です。

『逸話で綴るワシントンの生涯』という話の第五版当たり、死後百年近くたった後に誰かがサクッと紛れ込ませたとかが有力ですかね?



粛々と農場経営をする中産階級でしたが、1749年に測量士としてはじめて公職につきました。

そしてバージニアの民兵隊長にもなってます。

民兵と言っても、雰囲気的には「消防団長」程度と考えて良いんじゃないですかね。

もちろん物騒なアメリカ、消防以外にも治安維持、民兵として軍事行動もしますがしゃあない。

生きるためには武力が必要です。

誰かが肩代わりしているので暴力はいけないと寝坊けたことをいう日本人多いですが。



そして1752年にフリーメーソンに入会してます。


でた!

陰謀組織フリーメーソン!

1万年前から存在してきた古代文明の残滓!

イルミナティ結社と300人委員会が世界を支配している!

好きなときに大地震が起こせる。

イルミナティカードで世界を予言出来る!

グノーシス、テンプル騎士団、シオン修道会、アサシン教団とつながりがある。

シオン修道会と世界の支配で争い始め、密かに世界大戦は始まっているのだぁ!!


世界の偉人が入会して、世界を牛耳っているらしいですよ。

ジョージワシントンをはじめ、エイブラハムリンカーン、モーツァルト、ロスチャイルド、福沢諭吉、坂本龍馬もはいっているらしいです。

すごいっすね。


メンバの末席に「孫正義」、「鳩山由紀夫」という名前がある時点で、「あ、こりゃたいしたことないな」というがっかり感満載ですが。


実際のところ、行動はボランティア、友好団体、親睦会、ボーイスカウトしか見たことありません。

入会金3万円、年会費6000円だそうです。

ダヴィンチコードとかで入会数が増え、「なんだ、ただの親交団体じゃん」とがっかりされて辞められちゃうそうです。


ちなみに高須クリニックの院長も入会してて幹部ですね。

ツィッターでは飲んで遊んで宴会している報告しかありません。

世の中そんなもんなんでしょうね。



またまた話が外れました。

ワシントンですね。


そんな平々凡々なワシントン、民兵のときにやらかしちゃいました。


フレンチインディアン戦争、

1754年バージニア市民軍の大佐の時、フランス人撃っちゃって開戦の引き金と言われてます。

彼自身は砦を守っていましたが失陥、オハイオ領土を取り戻すイギリス軍に従軍しましたが、ここでも負けてます。

配下の3頭の馬が銃撃を受け、4発の弾丸がコートを貫通し、すざましい砲火の下で落ち着いて退却した英雄だそうです。

ありがちな偉人伝はたいてい嘘。

イギリス軍が彼と関係ないところで勝ち、彼と関係なく北米全てを奪って、農場主としてのいつもの日常に戻ります。

ちなみにやらかしちゃった以外の悪評もないんで、無能というわけでもなく、無難な指揮ぶりだったんじゃないですかね?

良くもなく悪くもなく。

情報士官として諜報戦、情報戦の管理をしているのも多少のトピックですかね。

なんにせよたかが民兵、それほど重要な役割でもないですが。



ただ、民兵としての活躍ぶりを認められ、かつ裕福な未亡人と結婚して大地主になり、。1775年には奴隷を100人以上所有した大地主になりました。

戦争の英雄として、大土地所有者として尊敬され、地域の役職を務め、1758年からはバージニア植民地議会にも選ばれました。

とうとう名士になれたんですね。

そして本国からの圧力に反対する代表として名声も上がっていきます。


ただ、この頃の時代は独立に向けて先鋭化したような印象の文献が多く見られますが、彼自身は独立派ではありません。

あくまでイギリスからの身勝手 (にみえる)税法の押しつけに反対していただけです。


植民地人自体も元来は親英的です。

アメリカ独立戦争が勃発した後でさえ、独立を支持する愛国派は1/3、忠誠派が1/3、残りは中立派1/3と、ただただ反対していたわけではありません。


しかし、そういう現地の風潮はイギリス政府が全てひっくり返してしまいました。

たまたまイギリス王は、歴代の外様である王と違い、ジョージ三世という生粋のイギリス人が久々に王となったのもあるかもしれません。

プロイセンにならって「強いイギリス」を実現したいという野望もあったかもしれません。

何にせよ、アメリカ植民地については強圧的な態度をつることを決定してしまいます。

1775年4月18日の夜、植民地民兵が保管している弾薬を押収するために700名の部隊を派遣し、それに抵抗する植民地軍と戦端を開いて独立戦争が始まります。



主兵器は双方ともマスケット。

スウェーデン、ドイツの戦いで基本的に槍や弓や弩は全て切り替わりました。


植民地軍の総兵力は25万人。

ただし、基本的に英軍の統治の元、民兵だったので練度は低いです。

また、補給がままならないので全ての稼働は不可能で、最大9万、普段は1万8千も動かせれば良い方でゲリラ戦がメイン。

アメリカ海軍、アメリカ海兵隊、諜報部はこの戦争で出来上がりました。



英軍の方は基本的に正規兵で3万6000人。耕作地で狩り場を奪われたインディアン、黒人奴隷も少数ながら仲間にしています。

あと圧倒的に兵が足りなかったのでドイツ兵3万人を雇ってます。

それでも北アメリカは広いので、焼け石に水という感じですが。



ま、戦いの様相は詳しくは述べません。


イギリス軍は正規兵。

マスケットというとにかく威力はあるが当たらない兵器を持った正規兵が隊列を組んで同じ目標に撃つ。

下手な鉄砲数打ちゃ当たるのとおりに隠れもせず、きれいな隊列で一斉射撃。

もちろん隣が死のうが絶対逃げない。

だって隊列が崩れたとたんに部隊は崩壊するもの。

一発一発ではくその役にもたたない。

太鼓の音でしずしずと隊列組み、進み、撃ち、また進み...

また訓練度は高く、戦慣れしてますがやる気0。

大西洋跨いで家から遠いし、自分たちの数は相手から考えると少ないし、相手もそもそも同胞だし。

どうなんこれは?という気持ちでやる気なしおです。



アメリカ軍は民兵あがり。

お金もないので正規兵と民兵の区別はない。

農民が銃持ってるだけ。

「ミニットマン」は、銃持って外出するだけなんで数分で支度が出来るという意味。

ばらばら。

訓練してないので統一行動とれない。

隊列もあんま組まない。

組んでも訓練不足ですぐにばらける。

実はイギリス軍的には超苦手な軍隊。

だって行進組みながら数千門のマスケットを構えて撃ってもたった数人、しかもすぐ逃げる。

狩猟と同じで狩りと同じように撃ち、二撃目は自殺行為。

でも士気は高いですよー。

もうみんなで話し合って話し合って確認し合って「我は正義!!」

迷いはありません。



ま、こんな軍隊同士なのでどうなるのかは想像つきましょう。

とにかくアメリカ軍は嫌がらせ。

まともに戦えないので撃って逃げるしかない。

ゲリラ戦とか遅滞戦とか、後の軍マニュアルにワシントンの偉業を称えてますが、まあそれしかできんわな。


そしてイギリスは決戦は必ず勝つ。

まともな戦いはほぼイギリス軍の勝ちです。



そんな感じの様相で独立戦争は始まりました。

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