ユダヤ人、普通すぎてがっかりだ。ユダヤ人、もっと陰謀頑張れ!!
まだまだヨーロッパの話。
陸でもばんばん戦争をしていますが、ちょっとばかし海の方へと。
海はカソリックの総本山)スペインがアメリカ大陸、フィリピン等を抑え、1580年はアヴィス朝断絶でポルトガルを併合してアメリカ大陸、インド洋どちらも抑えていました。
ヨーロッパに限りですが。
#インド洋自体は無論、アジア諸国
(特に日本)が主で
ヨーロッパは従です。
そこに新参者のオランダ、イギリスが飛び込んでいく構図。
一応表向きはネーデルランドへの介入ですが、前回のフランス王ではないですが覇権争いで理屈があればちょっかい出すというヨーロッパの流れの一つです。
ま、こちらも北欧からの侵入が一段落ついたし、人口の何割かのご先祖様はゲルマン人、ヴァイキング、血湧き肉躍る人たちなので当たり前っちゃ当たり前。
しかも船舶技術も底上げされていますし。
大いに介入したいであろう血の気の多い連中です。
といっても海は今のところ微妙な立場。
地中海の頃と違って広大な大西洋とインド洋。
船舶数は激増。
しかも様々な国、様々な人種、様々な立場の人たちが、西へ東へ南へ北へ、いろいろなところへ行き交っています。
にも関わらず戦闘は結局、接舷斬り込みで勝負をつけるのがメジャーな世界。
地中海で考える制海権と随分と違います。
古代の港とは数の違う広さ、装備。
しかも一カ所ではありません。
一国の全ての港を抑えこんで封鎖とか無茶に等しい。
そもそも近世の国家を封鎖するのにどれほどの期間とコストがかかるものやら。
結局、海軍も海賊まがいの私掠船やって嫌がらせする程度でした。
海賊自体も互いの政府に雇われたりして、微妙な立場になります。
結局は死刑に該当するほどの犯罪者、でも役に立つなら使いこなしたい、いろいろ政府にも葛藤があったようです。
テレビで賑わしている宝探しはこの時代に出来たモノですね。
金銀財宝を積んだスペイン船を、海賊も、イギリス軍も、その中間の私掠船団が沈めまくったモノ。
ということで英西戦争というものは決定打がないままだらだらだらだらと戦争は続いていましたが、いくつか決戦を挑んでいたりします。
1588年のアルマダ海戦が一番有名でしょうか?
この海戦でスペイン海軍は壊滅的な打撃を受け、太陽帝国は落日を迎えたとかなんとか歴史書に書いています。
勝因はイギリスの戦術変更でしょうか。
なんかNHKだかなんだか、あるいはよくある歴史物語で、
スペインは旧型ばかし
船員はやる気なかった
烏合の衆
イギリスの不意打ち
まあ日本の戦国時代とかによく聞く、ありがちな、あるある理屈ですな。
ま、そんなとってつけた理屈が本当であることは滅多になく、今回もありません。
スペインが旧式多かったのは確かですが、別に新式が少なかったわけではありません。
むしろ砲門数はスペインの方が多いです。
そしてモラルハザードはイギリスの方がよほど。
イギリス海軍は、労働条件むかつくと反乱起こしてますね。
そしてスペイン海軍は積極的に打って出て、華麗な操艦でイギリスへの横付けまで巧みでした。
そしてそういう戦いだったので不意打ちにはほど遠く、あるいは不意打ちだったとしてもあまり成功はしていないようです。
という感じで、とってつけた理由でスペイン海軍が負けたという感じではありません。
ただ、
英海軍の新造艦は戦列艦という、何層も甲板並べて3階建て以上にして、そこに大砲を何列も並べる大砲ばっかな船。
そしてスペイン海軍は重い射程距離があって破壊力のある砲弾、イギリス海軍は軽量で射程距離が短いが連射できる、近ければ当たりやすい砲弾。
そしてイギリス海軍は接舷戦闘を徹底的に嫌いました。
スペイン海軍は射程距離の長い大砲でイギリス艦隊に突っ込み、接舷戦闘を試みる間、イギリス海軍は近づいてくる敵を避けながら射程距離が短いが連射の効く大砲をばんばん撃って逃げ回り。
スウェーデンがマスケットでやった奴の海戦版なんですかね?
10mも離れれば海の上を歩くことが出来ないので大砲を撃つしかない事を考えるともっと効果があったかもしれません。
ここで教科書では、そのままスペインはそのまま弱小国へまっしぐら的なことになっていますが、記録では差にあらず、敗北から10年でスペインは海軍を強化し、その後は新大陸からの貴金属輸送は復活しています。
どころか増えてます。
陸戦でだらだらと戦争が続いていたように、海でもだらだらと続いていきました。
お互い私掠船やめよう、ネーデルランドほっとこうで手打ちです。
制海権という考え方でこの時代の戦争が片がつくと言う時代ではありませんでした。
しかしアメリカからの金銀財宝は激減し、それ以外の商売はなかなかうまくいかず、そのうちしょぼしょぼとなって「太陽帝国」という大風呂敷はいつの間にか消えていきました。
英西戦争の原因であったオランダ (ネーデルランド)の方は?
ポルトガルの東インド会社 (ポルトガル)を奪い、オランダ西インド会社をつくり、インドネシアまで出張り、日本の出島まで出張って頑張りました。
オランダ海上帝国とか大風呂敷を広げてました。
結局、オランダ人の貿易の60%以上はバルト海の売り上げで、アジアはあんなに頑張ってもあんま儲からなかったみたいですが。
1623年、アンボイナ事件でイギリス東インド会社を襲撃してイギリスを撤退させ、さらに北アメリカにちょっかいをかけ、イギリスにむかつかれて英蘭戦争が起こりました。
さんざんやられて疲弊して終わり。
ただイギリス王が途中でネーデルランド人になったときとかあり、壊滅的な打撃にはならなかったようで。
ただ香辛料が金銀財宝だった頃は過ぎ去り、そーっと枯れていった感じです。
ちなみにインドネシアはWW2まで残っていたのですが、日本に占領され、日本は捕虜を現地人の宿舎に収容したのを「捕虜虐待じゃ!」と怒ったら、「おま、ふざけんな、その虐待とやらの施設に俺たち収容してたじゃねえか!」と逆にインドネシア政府に怒られた経緯があります。
ま、彼らの傍若無人がわかるエピソードと言うことで。
ということで、15-17世紀頃の植民地の状況は、英蘭西とそれ以外の国と言うことでアメリカ大陸、インド洋、太平洋諸島を香辛料巡って争ったのですが、だんだんと香辛料も価値が低くなり、普通にヨーロッパ同士で貿易していた方がまだましな状況になっていきます。
ヨーロッパ以外の地域は鎖国政策であまり積極的でもなくなってきましたし。
一応勝者はイギリスですかね?
でもイギリスも、後代は絶大なアガリがもらえたので成功者のように言われますが、この時代は実はぱっとしません。
儲からない北アメリカ。
儲かりそうでもオランダやスペインに邪魔され、香辛料も決して高価なものではなくなって。
皆様のイメージと違って貿易で儲かる時代は終わっていったのです。
残ったモノはいろいろなところへ残した商館。
やらないよりましと言うだけで行っているインド洋の貿易。
そして植民地国家。
植民地について、太平洋のフィリピン(スペインが占領している)、インドネシア(オランダが占領している)についてはWW1-WW2あたりまで占領維持したまま、あまり変化はありません。
オランダの屑っぷりが世間に広められたくらい?
しかし、アメリカ大陸は違います。
天然痘、チフス、インフルエンザ、ジフテリア、はしか、生物兵器「ヨーロッパ人」が来たことにより、実に95~98%の人間が死んじゃった空白の地。
ちなみにヨーロッパ人が銃と馬持ち込んで殺しまくったは微妙なところ。
記録されているだけで、先住民族による残虐行為での死者9,156人、ヨーロッパ人による残虐行為での死者が7,193人。
スペインは残虐だった、ひどい、屑とかイギリス人以上に言われていますが、多分この数字見ても大したことない。
というか普通にたくさん殺されてますし。
後世のイギリス人やオランダ人、フランス人の方がよほどひどかったと思うぞ。
ま、当事者の一方は疫病でほぼ死んじゃっているんで真実はわかりませんが。
何にせよアメリカ大陸は空白地帯。
こちらにだんだんと移住し始めます。
スペインは、まずコロンブスが辿り着いたカリブ海、中南米がメインに植民を開始します。
といっても今までの略奪の延長というところが多いでしょうか?
金銀財宝を探すついでという感じ?
なので開発らしい開発はまず鉱山。
アフリカからの黒人奴隷で金銀を掘り尽くそうという感じ。
本格的なプランテーションとしての入植はかなり後です。
ポルトガルも似たようなモノですかね?
尤も早くから染料となるブラジルボクをターゲットの入植なので、ブラジルに集中してます。
ブラジルがあれだけ広大なのに一国なのはポルトガルのおかげ。
やっぱり黒人奴隷をたくさん仕入れて現地人の代わりにしています。
イギリス、フランス、オランダはそれを避けるように北アメリカのスペインが植民したところの北部です。
具体的にはいまアメリカ合衆国といわれる部分の東海岸とカナダの東海岸。
こちらは結構地に足をついていて、開拓者としての色合いが強いです。
その後すったもんだあってイギリスが勝ち、カナダもアメリカもイギリスのものになりました。
カナダの一部がフランス語なのはそのせい。
ちなみにその100年後にロシアがアラスカを、ノルウェーがグリーンランドに再入植します。(むかし入植して滅びちゃってます)
この地は、ヨーロッパにとって直ちに重要な地となります。
最初は民主主義、その後は銃だのプランテーションだの工業だのの雛形はいっぱい発信されます。
「アメリカには歴史がない」
そんなのあり得ないくらい歴史の発信地になるのが北米でした。
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ちなみにアメリカ合衆国とユダヤ人の因縁。
・コロンブスのスポンサーというか推薦者は改宗ユダヤ人
・アメリカ大陸はカソリックの中心スペインから追い出されたユダヤ人多数
・アメリカ大陸のマンハッタン地区を買い取ったのはユダヤ資本が25%以上の株を占めていた「東インド会社」
・ドイツ系ユダヤ人入植。ロスチャイルド家の代理人だったアウグスト・シェーンベルクといった大物の移民
・「ゴールドマン・サックス社」の創業者、マーカス・ゴールドマンは1848年にフィラデルフィアに移民
・ドイツ系ユダヤ人のリーヴァイ・ストロースが「リーヴァイス社」で成功
・新聞、銀行、テレビ、ユダヤ人いっぱい
「アメリカはユダヤ人の陰謀!!」
「ユダヤは世界を仕切っている!」
「ユダヤ人優秀!」
「ユダヤ人は宇宙人!」
ってな人が多い、裏の歴史やらフリーメーソン大好きっ子が叫びまくりますが、
落合なんちゃらはケネディとユダヤ人が世界で一番すごい人とかなんとか
でも調べてみるとがっかり。
実は16世紀ぐらいはユダヤ人は2000人くらい。
なんか軍事やらマスコミやら仕切っていると思ってたら実は1960年くらいまではあんまうまくいってない。
そもそも初期と現代以外は合衆国のほとんどの時代、ユダヤ人超目立たない。
そもそもドイツ系ユダヤ人、ロシア系ユダヤ人、東欧系ユダヤ人、スペイン系ユダヤ人、結構仲悪い。
そもそもドイツ系のユダヤ人がブルジョワで洗練されていてWASP並の上位層に食い込めたのに、東欧系の食い詰めモノが下品なのでむかつく~とか。
あとユダヤ人、ユダヤ教じゃない人超多い。
というかイスラエルでユダヤ人でユダヤ教じゃない人結構多いらしい。
ユダヤ教ってうるさくてうざいんだってさ。
なんか日本で少しでも鈎十字むかつく、ゆるさん、とかひつこく言ってる割にこんなものでした。
とんこつラーメン好きな人多いしね。
やれやれ。
おいらも陰謀論とか好きなのにがっかりだ。
ユダヤ人、もっと陰謀頑張れ!!




