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人間の歴史。  作者: TAK
人間ってなあに
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「ダイヤモンドは砕けない」を読んで、そのスタンドを覚えておくとロックンローラーみたいになれます。

原人なのか旧人なのか人類なのかはよく知りませんが、人間っぽい人はたくさんいます。


北京原人とか有名ですね。

80万年前の化石があって、それは私そっくりです。

脳容量900cc

当然、私の中学生時代のあだ名は北京原人です。

私は友人にそのあだ名を言われる度に、「北京原人、死ねば良いのに」と思いましたが、そういえばもう死んでますね。

80万年前にはアフリカを出て北京でぶいぶい言わせてました。


ちなみに私は日本人ですが、日本人が所属するモンゴロイドはインドにいたコーカソイドが7万年前に北京原人と交配したからとかトンデモ説があります。

私の顔を見てそれを思いついたのなら、今度そいつを連れてきてください。



ジャワ原人は170~180万年前

脳容量はたった900グラムですが、直立歩行して多分道具とか使ってました。

インドネシアのフローレス島で発見された奴は1万2000年前まで生息していたと推定されているので、人間と共存していたのでしょうか?

北京原人と同じとか違うとか諸説いっぱい。




ネアンデルタール人は約40万年前。

2万数千年前くらいまで生きていたようです。

完全に人類と被ってます。

脳容量が現代人1500ccより大きく1600ccです。

遺伝子自体は別種の動物と判断出来るほど異なるそうなので、そもそも交配出来ないと言われていますが、ロバと馬が交配出来るくらいですからどうなんですかね。

実際のところはわかりません。


結婚生活はあったらしいです。

アフリカに住んでいる人には出ていない遺伝子がユーラシア大陸の人にはあるとかで、これがネアンデルタール人の遺伝子だとかなんとか。

「北京原人と交配して出来たのがおまえ」といわれるよりは信用があります。


もっともネアンデルタール人は「現代人はすげぇ組合」の人がたくさんいたので、ノイズがたくさんで、標本はたくさんあるのに現実はどうだったか見えにくい人たち。


・何で滅びたかとかも「道具を使わないから」

 →実は使ってました。

 どころか壁画もあったようです。


・繁殖能力が低かった、群れをつくらなかったとか

 →現代人と実は結婚してました。

  子供が産まれるかどうかはわからない。


デマか、先入観か、望みか、誤魔化しか、真実か、ころころ変わっていくのがこちらですね。




クロマニョン人は、これが現代人かそうでないかという問題で旧人とは思われてないようです。

後期旧石器時代にヨーロッパに分布した人類というのが有力説。

農耕してなくて、狩猟採集生活をして、イヌ飼っていて、精巧な石器や骨器を作り、洞窟壁画(ラスコー、アルタミラ、その他多数)や動物・人物の彫刻残しているとか。

ま、こちらは「人類」と勝手に決めます。放っておきましょうか。



さて、人類がいつからいたのかはわかっていません。

ミトコンドリアイブ20万年前くらい?以前にどれくらいいたのかも。

ネアンデルタール人が40万年前にはいたけど、それより前に現代人がいたかどうかもわかりません。


スペック的な違い。

・脳容量がネアンデルタール人の方が多い

・筋肉量がネアンデルタール人の方が多い=肉体的に強い

・狩猟採集民族。農耕もしてた。だけどなぜか現代人の方が先に進んでいそう。

・温暖期にサハラ砂漠を渡ってヨーロッパに多く住み着いている。現代人より先

 (それ以外は余り知らない。でもオーストラリアの壁画とか関係あるかも)

・現代人はコレステロールの処理とか出来ない。ネアンデルタール人はできる。

・だんだんスペインとか、ヨーロッパの端に追い詰められている=現代人に生活圏奪われている




ネアンデルタール人は、結構人類と被って生活しましたが数万年前に滅びました。

滅んだ原因は7万年前のインドネシア、スマトラ島にあるトバ火山が噴火し、人類も含めて9割方死滅。

細々とその後も生きていたらしいのですが絶対数は如何ともしがたい感じで消えていったというのが通説です。

でも、人類は生き残ってますよね?

その前に、その総数が激減していた以外では理屈に合わないような。


素直に現代人に追いやられて滅びたと考える方が自然です。


この原因。


スペックの違い。

....現代人はコレステロールの処理能力が低いとかどうでしょう。


実はコレステロールは麻薬に似た作用があります



そもそも麻薬って何でしょう?


ドーパミンとか、脳内麻薬とか聞いたことあるでしょうか?

衝動とか、感情の過多は内分泌系に大いに関係します。


良い事をやる、つらいことを誤魔化すために脳に快感をもたらす物質のこと。

世間で高額で売っている麻薬はその疑似物資。


一番良質な麻薬を味わいたければマラソンをすれば良いのです。

死にそうなくらいがんばれば脳内麻薬が大量に分泌されて最高の快楽が得られます。

ちなみにマラソン、自転車、陸上競技、こちらの趣味が深くなってやめられなくなった人、生化学的には麻薬患者と同じです。


それが悪い事かどうかはともかく、死ぬまで~する猿と原理は変わらなかったりする。



そして、遺伝子というモノは単なるタンパク質の設計図。

ソフトウェアまで引き継ぎません。

アインシュタインの子供が相対性理論知っているわけありません。

前世の記憶があったとしても、それは遺伝子には存在しません。

ただの殻ですから。


しかも遺伝子はあくまで初期値。

環境によって激変します。

というか中学生以上で一生懸命クラブ活動している方は自覚しているのではないでしょうか。

私の肺活量は7000cc。

常人の倍。

両親が別に肺活量が高いわけではありません。

成長期に水泳ばっかやってたら初期値からステータスが大きく伸びました。


もちろん文化系でも同じですね。

妙に読解力が優れていたり、算盤やってたら暗算が、というか算術しなくても答えがわかったりする人とかも、初期値より成長ステータスだと。



ということで、天才の息子は天才とは限らない、犯罪者の息子が犯罪者とはならないか...

実は内分泌系はタンパク質で体内に化学生成工場を作っているので、脳内麻薬の作りやすさ、出やすさは遺伝します。

ある犯罪者とか天才は、その天才の中身によりますが引き継ぎます。

内容はまちまちですが。


ずーっと同じ事を耐えられる粘り強さ。

集中力。

欲望、衝動。


こちらの脳内麻薬が生ずる衝動が、いい方向に向かうと「天才」と言われる

悪い方向に向かうと犯罪者...


もちろんそれは一部でしかありませんし、個人の才能はいろいろなものに複雑に絡み合うので、そんなもので判断出来るわけありません。

東大生が親だと東大生になれる可能性が高いのは、そもそも才能よりも、親の生き方や育児方針や教育方針、経済です。


しかしマクロで視た確率論だとまた別な観点が。



コレステロールは麻薬です。

ネアンデルタール人の方が頑強で、頭が良く、性能が良くても、ある種の欲望、衝動が現代人にはあって、ネアンデルタール人にはなかったとしたら...

だから最初に何かに駆られてやるのはいつでも現代人で、ネアンデルタール人は真似しているだけだとしたら。


そういえば「最初に殺人を犯した人」という話がありました。


最初に殺人を犯した人は屈強な男ではなく、屈強な男に馬鹿にされて憎くてしょうがないひ弱な男だと。

そして動物は、体の大きさや素早さ、強さだけが生き死にを決めますが、人間はどんなに屈強でもひ弱な奴の槍に刺されたら死んでしまいます。


「人間はかよわい生物、肉食動物におびえて静かに暮らしましたとさ」

とかなイメージとかあるけど、 実は自分のコレステロールでラリって、そこら中の生き物を殺しまくったジャンキーでファンキーな生き物だったからネアンデルタール人に勝ったとかね。。


あくまでも仮説。


でもなんとなく人類は地球上の生物から見れば悪役っぽいですね。

ということで、これから積み重ねていく「人間」の最初は私はこう定義しておきました。




^^^^^^^^^^^^^

(おまけ)


遺伝子って何をするのか?


そもそも遺伝子はアミノ酸の設計図でしかありません。

なので言葉の「遺伝する」ということで、本当に遺伝子がかかわっているのは一部でしかありません。


たとえば顔が似ているは遺伝子が理由に一部当てはまります。

骨細胞はアミノ酸にカルシウムを貯めこんだものなので設計図に組み込まれています。

なので遺伝子はその初期値を保っており、親はこにそれを引き継ぎます。

二宮和也の息子は二宮和也に似るでしょう。


しかし残念。

美男子か醜男、美人か不美人かは骨格だけではないですね。

デブになりやすいとかは遺伝子が関係しますが実際太っているかどうかは別な話です。

食事、生活スタイル、運動量でも姿かたちは変わります。肌の色も。

遺伝子はあくまで初期値なだけです。


昔、「笑っていいとも」という番組で美男子コンテストをやっていましたが、それはどちらかというと出演者を笑いものにするモノでした。

木村拓哉にそっくり、でも醜男とかわかります。

初期値だけで美男子、美人が決まるわけではありません。



ましてソフトウェアは遺伝子なので引き継がれません。

アインシュタインの娘が相対性理論を記憶したまま産まれてくることはありえません。


でもイチローの息子が名野球選手になるかどうか、東大生の息子が東大に入れる確率高いかというと、多分高いと思います。

でも、それは遺伝子とは別なものです。


親を見て子は育つ、親が野球好きなら子供は好きになる可能性は高くなります。

親が本を読めば子供も本を読む機会が増えます。



もちろん、絶対的な遺伝子というものは存在します。

病気を防いだりアレルギーの原因である抗体とか、持久力があって瞬発力もあるACE筋肉とか。


しかしそれ以外は遺伝子ではないが、息子、孫に伝わる何かの方が意外と大きいのです。

社会コードと呼ばれる、遺伝子ではないもので伝わるいろいろなものは、それこそ人類とは何かを語る題材に上る様な重要なことです。


たとえば無人島に赤ちゃんが放り出され、他人と接触しなくてもなんとなく家があって住居施設があれば我々とそっくりな生活スタイルになる可能性が高いです。

だってそうすると便利なように住居は作ってますから。


そしてその生活スタイルは遺伝子を作り変えるかもしれません。

たった数十年で日本人の姿かたちは大きく変わっていますし。


遺伝子以外で子に伝わるモノ、それは教えたこと以外でもいっぱいあるのです。

親の背を見て育つは科学的にも本当のこと。

というか子が習うのは親が伝えたことより、親から学んだモノの方が遙かに多いですよね。


自分たちの子孫に何を伝えられるか..それは大事にしたいモノです。

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