黒白黄色
さて、衣食がそろって定住もかなった人類。
どういう影響なのかはとのかく、有名な人種が揃います。
私達がわかりやすいのは白人、黒人、黄色人種でしょうか。
白人:コーカソイド、黄色人:モンゴロイド、黒人:ニグロイド
イメージとしてはこんな感じ?
ちなみに実は肌は人種とあまり関係ありません。
インド人は肌が黒くてコーカソイドで白人に近いし、色が浅黒い南米や北米のインディアンと呼ばれた人達はモンゴロイドだったり。
マイケルジャクソンが白人になろうといろいろ改造しましたが、そもそもそうでない北米に住む黒人も今となっては色素が薄くなって現アフリカ人と並ぶと明らかに違います。
肌の色は、有名すぎて知っているかもしれませんが、それは全てメラニン色素で決定しています。
ユーメラニンという赤い色素とフェオメラニンという茶黒の色との合成色。
紫外線を吸収してメラニン色素をでビタミンDをたくさん作ると肌は黒、
太陽光線が小さくてあんまビタミンDを作れないと白。
わかりやすくしすぎではありますがこんな感じ。
なので日照量という環境に肌の色は大きく左右します。
熱帯地域に住んでいればヒットラー一族でも肌は黒くなります。
というか彼のご先祖様はたぶん黒かったと思います。
(まあインド人をお友達と言っていたようなのでそこはわかっていたようですが)
が、全く遺伝とは関係ない..とは言い切れません。
たとえばモンゴロイドがどんなに熱帯にいようと茶褐色で真っ黒にならない、アポリジニは逆に太陽が少なくても色黒です。
まあイメージとして身長とか体重をイメージしていただければ。
身長も明らかに遺伝が関係しますが、日本人が洋食を口にするようになって顎や腸の長さが変化し、細面の丸顔に近くなったり身長高くなったり。環境に大きく左右されます。しかもたった1-2世代の変化で。
私に身長は50年前はとても高かったはずですが、いまは大して目立ちません。
体重に至っては太りやすい、太りにくい以外は明らかに本人の節制具合で決まります。やっぱり遺伝だけではありません。
あと突然変異でアルビノ(白子)が起きる場合もあり、ニグロイドからも普通に白い肌の子供が産まれたりします。これも当たり前か。
何にせよ人種と遺伝子、肌の色はあまり大きく関係しません。
さて、人種の話に戻りましょうか。
アフリカから氷河期に飛び出た人は何人でしょう?
黒人?
そもそも氷河期なんで肌が黒かったかどうかもわかりませんが、今の学説ではネグロイドではないと言われています。
というかそもそもネグロイドなどという人種はいなく、肌が黒いっぽい人たちの総称でコンゴイド、メラノ・アフリカ、エチオピア、ネグリロ、コイサンと大きく四つにわかれます。
そして人類が飛び出していった時にこれらのどれかという保証もなく、ただ現在アフリカにいるからそうだろうと勝手に予想していたにすぎません。
というか、そもそも長い間に遺伝子を揉まれに揉まれたアフリカ人はもう遺伝子が多様でぐっちゃとなっており、さらになぜかどういう征服戦争が行われたのか、あるいは平和的に吸収したのか、多分アフリカは大帝国か、それに類するイベントがあってコンゴイドであるバントゥー系民族が席巻しており、他の人種を圧倒しています。
奴隷文化を
ヨーロッパ悪い!
スペインが悪い!
アメリカが悪い!
とか言う人がいますが、
「そもそもこいつらが奴隷を輸出したのが悪いんじゃ?」
と思える典型的なアフリカ人が彼ら。
王様がいて、奴隷がいて、...
なのでアフリカを出た人達を出した部族は既に彼らに滅ぼされているかもしれません。
今のところは「カポイド」いわゆる映画のブッシュマンが一番近いんじゃと言われています。
コーラに驚いた土人を映画で我々は楽しみましたが、本当に彼らのお爺さんのお爺さんの...はブッシュマンかもしれませんね。
ちなみに同じく黒人と言われている南太平洋にいるオーストラロイド人は彼らと全然関係ありません。
彼らは白人と黄色人の二つから分化融合した別人種です。
先住オーストラリア人と言われるアポリジニも肌は真っ黒ですが南インド系に属したどちらかというと古代インド人に近くコーカソイドに近い人達。アフリカ人よりよっぽど白人に近いです。
ということで黒人が最初ということからも怪しく、そもそもいまの黒人と呼ばれる人は14-15世紀ごろブイブイ言わせていた人なので白人より先か後も分かりません。暗黒大陸は伊達ではない。
白人は?
名前の通りのコーカサス(黒海とカスピ海の間、ノアの方舟)な人とは違うようです。
白人をヨーロッパ限定と考えたがったようですが(肌の色で人の優劣を決めてたようとした知識しかなかったころですし)、中東、エジプト、どころかアフリカ奥地にちょっと戻ってエチオピア、インド、太平洋の島々(モンゴロイドの分化、オーストロネシア人と分け合っている)、オーストラリアとか結構たくさんいます。
肌の色も明らかに白いより黒い方が多いですね。
インド人は世界人口第二位12億人。
尤も美しい、神様が最初に作った人間の基本形...最初に作ったは近いかもしれません。いわゆる映画に出てきたブッシュマンの分化。
白人が、典型的な白人(ヨーロッパ人)として分化したのは(肌の色とか二重とかも含む)5000年以内...たぶん今までとそう大差ない..けど、
そもそも最初にアフリカから出たのはコーカソイドじゃね?
とか
インドで揉まれに揉まれて出現しました、
とか
アラビアで紅海抜け出たあたりでネアンデルタール人と混血したのがコーカソイドです
とか、諸説こもごもです。
実際にネアンデルタール人は入っていてもおかしくないですけどね。
生存場所が重なっている。
彼らはサハラ砂漠が温暖な時に一気に北アフリカに渡ったと言われているので北アフリカ、地中海沿岸、ヨーロッパに多くいたらしいです。
遺伝子そのものは、下手すりゃニグロイドより古いとかも言われます。
それが美しかったかどうかはともかく、
「神は最初に白人をつくった」
は合ってるかもしれません。
肌は黒かったと思いますが。
特徴的に決定的になっているのは3-4万年前なので、この説を採用している人が多いです。
では黄色人種は?
これは結構明白です。
明白と言っても上二つとの比較系だけですが。
万年単位であやふやですが、衣食住が確立して5万年前に分化、モンゴロイドが出来上がります。
寒さに特化した人種と言われてますね。
南に行って再びコーカソイドと混じりあったのがオーストロネシア人として生きたもの、北に行ってチベット、モンゴル(というよりアルタイ山脈、シベリア)といった寒冷地に適合し始めたもの、更にベーリング海峡を渡ってアメリカ大陸に渡ったもの、大きく3つに分かれます。
ちなみにイースター島まで渡っています。北極海周辺にエスキモーとして住んでます。
モンゴロイドは2-3万年前にも分化し、寒さに適合した新モンゴロイドが産まれたり、アメリカ大陸に1万5千年前あたりに分化したアメリンドとして特徴づけられたり。
特に寒さに耐えられる体に特化しているのが特徴?
ちなみに日本は?
日本は単一民族と信じている方が多いですし、私には
民族ってなあに?
ってのがいまいちあやふやですが遺伝的にはとっても多様です。
考えてみれば当たり前ですね。
地形的にはアフリカから一生懸命抜け出して、北も南もわかれて最後に行きつく先のひとつが日本
(アメリカ大陸はいつでも渡るのは限定的ですから)
とってもごった煮です。今現在典型的な日本人の遺伝子は
1.最初はバイカル湖付近から
川を辿って北方領土経由で
日本へ。
いわゆる縄文人。
ワイルドな感じ?
(旧モンゴロイド・
アメリンド
-アメリカインディアンや
インカ人と
とっても近い)
2.南方から丸木舟やカヌーと
巻き帆でニューギニアあたり
から
オーストロネシア人やメラネシア人
クラスに一人は南方系の
人っていたよね
熊襲はこちら。土佐っぽも?
3.中国から弥生人として
新モンゴロイドが
(いわゆる美少女
美少年はこちら?)
皇族、公家、藤原とか
中国が行き着いた
ところと発祥した
場所は合致してる
とかしないとか
4.中国湖南地方から隼人が
九州は大和人と熊襲人、
隼人で分かれて
3つどもえで
仲悪かったそうな。
もちろん大和が中央政府。
熊襲征伐は大和人が
熊襲を征服した物語を
神話化した。
そして隼人は薩摩剣法、
鬼島津で有名な強力で
蛮勇な人達。
人の命がとっても
軽かったそうな。
今となっては男尊女卑でも
有名?
5.なぜだか江戸時代あたりに
秋田に白人の遺伝子が。
秋田美人。
ちなみに秋田犬が
美人なのもこの影響。
人間と犬は一体となって
ついてくる。
こんな感じで日本はアフリカと同じく遺伝子の坩堝。単一民族とは言い難いような...
今回はこんな感じ。




