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人間の歴史。  作者: TAK
南北戦争
107/176

奴隷を狩って売ったのはアフリカ人、中国人、日本人、アラブ人だったりする。

18-19世紀となると歴史は混沌とし、ごちゃごちゃ複雑に絡み合い、イベントが重複して流れ、かといってどこかがくしゃみすると他のどこかが風邪をひくといった一体感のある「世界情勢」というほどでもなく、それぞれが別個で動いて世界の流れ、人間の歴史の流れという点ではとっても把握しにくい年代です。

今回も日本の動向、南アメリカのヨーロッパの台頭、ロシア帝国、生活の変遷、インディアンの衰退、どれにしようかとっても迷いました。

あんま書きすぎると木を見て森を見ず状態になり、かといって粗になりすぎるとあまりにいい加減な流れになってしまうし。



ヨーロッパだけなら一筋なんですけどね。

むしろナポレオンの総力戦の大被害のおかげで(自国だけは)戦乱は忌避され、科学の発展や産業革命で宗教の力が削がれ、とにかく海外、とにかく製造、とにかく貿易という感じで一定の流れで動いています。

そしてヨーロッパといっても、東側がまだそれに組み込まれておらず、ドイツ、バルカン半島、ポーランド、ロシアといった世界が徐々にヨーロッパ世界として動く感じになっています。



ここでヨーロッパ世界として考えた場合、アメリカがどういう立ち位置になるかは結構重要な端点ではあります。

具体的には「南北戦争」。


例えばifもの仮想戦記とかではかなり軽く見られがちですが、日本がヨーロッパに対抗してブイブイ言わせるようなifより、よほどここの動向が歴史にドラスティックに変化があったろうと思います。




歴史を逆回しで見て、


合衆国は世界最大の工業国であったこと、

いまでも世界最高の科学振興国であること、

新しいビジネスの発信地であること、


それを考えると工業国として成り立つのは自然の流れだったように見えますがどうでしょう?


エジソンがいるようにそれなり自由で栄達が狙える土地、

当時は世界最大の産油国であったので資源国としても20世紀の工業国としてとってもアドバンテージがあること、

西部開拓という西側に広大な冒険の地があること、


たしかにポテンシャルとしてとっても大きいのは確かです。

しかし逆回しにみて錯覚することを避けるのならば、それ以前の状況を見なければなりません。

とってもネガティブな部分が多いです。



そもそも資金力。


南北戦争前後に膨大な移民を受け入れ、その50年ぐらいで実に3700万人を受け入れ、しかもそれはかっての食い詰めモノの難民同然の移民ではなく、それなりの富裕層が一攫千金を狙ってやってきてます。

やたらユダヤ人の陰謀とかアメリカはユダヤ人が仕切っているとか何とか言ってますが、それまではそれこそ「セファルディム」と呼ばれる食い詰めモノです。

それが南北戦争を境目に、ドイツやロシアといった東側の迫害を受けた「アシュケナージ」といった富裕層が入り始めています。



べつに私は陰謀論者ではないので「アメリカはユダヤ人の国だ!」とはいいませんし、別にプロテスタントが跳梁跋扈する普通のキリスト教国です。

でもユダヤ人がそうであるように、南北戦争以降の移民のおかげでアメリカはとってもお金持ちに見えますが、それまでは貧乏人の寄り合い所帯であったことを忘れています。


ピグリムファーザーズと呼ばれる、敬虔でつつましい、勤勉な、如何にも貧乏代表なプロテスタントな人達(後にWASPと呼ばれるアメリカ人のお金持ち代表になりますが)、

ジャガイモ飢饉で飢え死にしそうだったアイルランド人、

アヘン戦争に敗れた中国人達、


まあびっくり貧乏人だらけ。

工業に必須な「投資」はなかなかに期待できそうにありません。

お金を呼び込んだのは「南北戦争」。

それまでは潤沢な投資など夢のまた夢。




貧相な軍隊。


実はアメリカが強国であったことは短い歴史でもそうないのですが、南北戦争前は悲しいほど弱小国です。

広大な西側の西部開拓が残っているこの時代、日本と同じで陸軍国です。

日本と同様、いくら広大な海岸線を持っていようと別に利益は陸から取ってます。

そして陸軍の主力は民兵。

ミニットマンと呼ばれる「数分で装備を調えて駆けつける」意味での「ミニット」マンからそれほど進化したわけではありません。

小銃持った、しかも西部劇の嘘のイメージと違ってまだまだ火縄銃ですよ?だけを持ったゲリラ兵です。

海軍はお金がかかるので解体気味です。


いまや60兆円、2位の中国軍の16兆円の4倍近くの軍事費をかける超大国から想像しちゃうでしょうが、南北戦争後でもまだまだ弱小国。

南北戦争前だと植民地レベルです。

いえ、むしろイギリスの洗礼を受けた「インド帝国」ボーア戦争でイギリスを苦しませた「南アフリカ」の方が余程ましかもしれません。

覇権国家にする原動力は全て南北戦争以降...どころかアメリカ合衆国を「超大国」に仕立て上げたのは日本かもしれません。

それまでは、たとえWW1でも二流軍隊に見られてましたから。




そして何よりも産業形態。


イギリスの工業国として紡績業がとっても盛ん、アメリカは農業国として大規模農業でつくった綿花を供給、とっても蜜月な関係でした。

このまま農業国、資源国としてアメリカ人は楽して儲け、今のアラブ人とアメリカの関係のように、イギリス人はその資源で工業製品を共有するという関係でもおかしくなかったんですよね。



独立戦争からこの方、政治的には決して仲良いわけではないんですけどね。

「カナダ」という長大な国境線を持ち、大西洋というイギリスが制海権を持っている海に面して争いが起きないわけがない。


米英戦争が1812年に起こり、アメリカ合衆国の手つかずの領土、制海権を巡り骨肉の戦争が起こりました。

手つかずの土地=インディアンがまだいる土地という意味で、割を喰ったのはインディアンだけですが。

結果は双方で引き上げ、インディアンは戦争で疲弊しいなくなり、その土地にイギリス人とアメリカ人が入り込んで開拓を始めました。

インディアンはほとんどいなくなりました。

もう代理戦争で前面に立たされ、双方に憎まれ消滅寸前。


戦乱で焼け焦げたホワイトハウスがペンキで白く塗られ「ホワイトハウス」と呼ばれるようになりました。


イギリスにむかついたのでアメリカの国旗からイギリスの絵柄が抜かれ、星が13個入るようになりました。

後に「星条旗」と呼ばれます。


ついで、ちょこまかちょこまかと紛争がありましたが、1846年に「オレゴン条約」が結ばれ、カナダと合衆国の国境が真っ直ぐになりました。


まあそんな感じで当時のアメリカとイギリスは犬猿の仲でしたが、何だかんだで産業ではパートナーではあったのです。

それに顧客は英国だけではありません。

当時、イギリスに負けない工業国になろうともがいていたヨーロッパ各国がいましたからね。

時代の趨勢によっては、農業国、資源国としてそのまま生きていけば良かったかもという考え方もあったのです。


米英戦争でちょっと気配はありました。

イギリスと戦争するとイギリス製品の供給が止まるのです。

フランスと言った各国の製品も、イギリスが制海権を持っているおかげで滞りがちになります。


「あれ!?このまま俺たち、ヨーロッパ頼りの資源国になって良いんだっけ?」


ここら辺の疑問が南北戦争へとつながるのです。


それでもそのまま資源国として楽に生きるというシナリオはあったと思います。

独立戦争からこの方ヨーロッパに資源と農産物、原材料を売りつけ、国家としては二流で国力はなくても、それなり裕福な農場主はたくさん居ましたから。

もちろん北部にも。

ここでリンカーン大統領が当選しなければ、南部を中心とした利益をそのまま保全する方向で政策を向ければ、そのまま資源国として生きていくこともあり得たでしょう。

もちろんすでに興っている二流だがそこそこの工業力を保ったまま。


しかし、合衆国は選択しました。

欲しいのは「奴隷」ではなく「労働者」であることを。



なんか今の歴史では黒人奴隷を焦点にあて、「基本的人権」「奴隷制廃止」「俺たち優しい!」的な教え方していますがとんでもない!

純粋に産業形態と「お金」の戦争です。

実際,南北戦争で成功し、とてつもないお金が流入して「超大国」になる下地ができたのがメインの話。


「ヨーロッパからの脱却」がサブテーマ。

このまま隷属した方が楽ですけど、そうなるとどうしても戦争ふっかけられたら弱者になってしまいますしね。


奴隷制を否定する北部 vs. 奴隷制を肯定する南部

保護貿易を求める北部 vs. 自由貿易を求める南部


ちなみに「自由貿易」は南部の人が求めていました。

北部はヨーロッパの脱却、ブロック経済で自国だけで生きていくことが望みです。

「モンロー主義」としてその後は閉鎖性が目立つ政策ばかりになります。

ここら辺も現代の「自由貿易の旗手」的な立ち位置とはそぐわないですね。

他国より劣った産業と国力、科学で自国利益の保護、閉鎖性こそ求めていたのです。


そして州兵、民兵、地域に任せていた権力の中央集権化による大国への入り口も。

これはとっても大変な作業でしたね。

州兵よりアメリカ合衆国の兵が強くなるのはまだ先です。

FBIがニューヨーク市警より強くなるのも。

これも南北戦争が最初の入り口ですかね。



人権...人権ねぇ。

インディアンの虐殺はこの頃がピークですね。

米英戦争でインディアンを争わせ(ま、代理戦争は代理にさせられた当人にも責任あるけど)、相手のインディアンをとてつもなく憎み、殺し合い、さらし者にし、インディアンが現代でほぼ絶滅しているのは戦争で殺し合っただけではないです。

それを考えると、インディアンの絶滅全てを彼らに押し付けるのは如何なものかという部分と、何だかんだでなかなか残酷な所業というのも確か。


まあ奴隷を使っている国はどこ?って欧米ではアメリカくらいでしたからね。

別にアメリカのリンカーンに教えてもらうまでもなく、普通に欧米は黒人の人権を大切にしていますよ?

なんか「ブラックパワー」な人達が


南北戦争前はヨーロッパはひどかったんだ!ヨーロッパ人士ね、白人死ね!


など言われる筋合いはないわけです。

大体、彼らを奴隷にしたのはアメリカ人ではないですからね?

アメリカ入国前の奴隷船の中では既に奴隷になっていたし、それを狩っていたのはアメリカ人ではありません。



そしてリンカーンは奴隷解放論者ではありません。

奴隷を可哀想と思っていたのは確かですが。


「奴隷解放宣言」で南部連合支配地域の奴隷が解放されただけであって、奴隷制が認められていた北部領域では奴隷の解放は行われません。

各州が自主的に解放するまで憲法の書き換えは行われませんでした。


そして実際に「奴隷解放」が行われて、とっくの昔に奴隷解放がなされていたヨーロッパ各国から好評を得、国としての地位が上がり、支持を得たのは南北戦争のもう一つの功であったのは確かです。

これも超大国への入り口の一つでしょうね。


やはり結果としても「人権」は産業形態の変遷、農業国、資源国、ヨーロッパの従属国からの脱却の手段だったのでしょう。


彼らがいうほど残酷ではないけど、品行方正には程遠いというところ。

こんな感じが南北戦争のはしりです。


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各国の奴隷制度について


<イギリス>

17-18世紀は産業革命前夜、奴隷貿易でとっても儲けました。

マンチェスターは元々何も良いところがない寒村でしたが、奴隷貿易で稼いだ金で工業地帯になったのです。

ビートルズのリヴァプールも奴隷貿易で出来たようなモノ。


でもすぐに奴隷反対になり、1807年には世界に先駆けてアフリカ人奴隷貿易を禁止にしました。

かなりがんばり、戦争中で疲弊してもイギリス海軍の奴隷取り締まりは続けています。

おかげで労働力不足で植民地経営、植民地になったところが奴隷貿易ができなくなったので現地人が不満になり、それがボーア戦争へとつながります。

植民地や世界征服で批判的ですが、インドでもそうでしたがむしろ現地の人権無視の所業を止めている立場でした。

といっても中国人の苦力による悲惨な労働条件は下手すりゃWW2まで続きます。



<フランス>

そもそも、まだ中世なルイ14世の時に奴隷は規制されてます。

フランス革命でも人権問題は積極的。

ナポレオンの頃に一瞬復活しましたが、その反感でハイチを失い、直ちに奴隷制廃止に戻っています。

最も、アルジェリアを皮切りにアフリカの植民地、ベトナム、奴隷に等しい労働条件で鉱山、樹木伐採、ゴムのプランテーションで酷いことします。

残酷な労働をさせられた者に、奴隷か労働者かなど区別ありません。

むしろマイカー並みのお金で買った奴隷の方がよほど大事にされてたかも。



<ドイツ>

そもそも植民地としては後発、アフリカに手を出すのは19世紀も半ばです。

黒人奴隷はいない。

国としても新しいですしね。

ただ農奴制度は、表向きは廃止されましたが実質廃止されたのはいつでしょうね。

ユンカー(ドイツの貴族、元地方領主)が国の中心になり、一応は資本主義的な農地経営でしたが実質は...人格権はありましたし、権利は自由ですが、お金で縛って実質生活は同じとかいう意見もある。


ちなみに東ヨーロッパもロシアも近いですかね。

そもそも自国民が悲惨な農奴に近いかも。



<ロシア>

ドイツと同じく農奴制がいつ終わったとかな感じは同じですが、似て非なるモノです。

というか超残酷な国です。


農奴制は1861年に廃止されましたが、当時のロシア人口6,300万人のうち、4,600万人が農奴。

それが素直に解放されていたら社会が成り立たなくなります。

本当に農奴がなくなったのはロシア革命が終わった後?ソ連の時にも実質は農奴な人がスターリンに命ぜられてシベリアで木を数えてたりして...


そして没落した貴族、盗賊、農奴の落ちぶれモノが「コサック兵」が跳梁跋扈し、イスラムと戦ったり、農奴をいじめ抜いたり、シベリアでは現地住民を殺しまくったり、残虐のシンボルです。

ちなみにWW2の対ドイツ戦では冬の戦争をコサック騎兵に例えられることが多いですが、実はドイツ側で戦ってます。

逃げ遅れたモノは共産党員に虐殺されてます。


そしてこんな悲惨な境遇なんでカルト宗教が蔓延してます。

おかしいね、

キリスト正教は穏健なはずだったのにね。

鞭で打ち続けられることを至上とするキ印な宗教だったり、性は罪とチ○ポ切り落とすことが正義だったり。


そしてその統領の皇帝ツァーリもすごいです。

殺し殺され、欺し欺され、偽物が入り込み、好き放題やってるしやられてるし、けっして幸せそうには見えませんね。

そして、その残酷な世界は今でも続いています。



<イスラム世界>

なんとびっくり、まだ一部は奴隷制は続いてます。

単に法律書き換えてないだけで、供給元がないので購入はISとかなテロリストからしか購入できませんが。


宦官向けにチ○ポ切り落としとかちょっと人権どうなの?的なモノはありましたが、何だかんだでそんな悲惨な境遇ではないのでなあなあになってました。

ムハンマドが所有していた黒人奴隷「ビラール・ビン=ラバーフ」は現代においてもイスラム教の偉人ですね。

いつのまに購入者はいなくなったようです。


最もしたたかなイスラム商人は奴隷狩りは積極的に関与してます。

というか、ヨーロッパ向けの奴隷は誰が作ったの

?の答えの一つはイスラム商人です。



<中国>

こちらも何とびっくり、奴隷制は1910年までありました。

こちらもイスラムと同じく、何だかんだでぬるい立場でしたからなあなあだったのでしょうか。

供給元として、「苦力クーリー」として各地に奴隷同然の労働契約で派遣されてますね。



<インド>

なんとびっくり、カースト制度で最下位が奴隷の立場。

実に現代でも1800万人は奴隷です。

国として、法律としても公式には認められていませんがこれはどう考えるべきでしょうね?

法律違反ですが最底辺の身分は人身売買が平気で行われているようで。


イギリスへの反乱の原因は、一つがカースト制度の否定、人権問題です。

もちろんイギリス人が否定し、人権を守ろうとし、インド人は領主だけではなく民衆もその横やりにむかついて反乱起こしてます。

なんだかねぇ。

正直、インド人には「植民地になれて良かったね」と思ってしまいます。



<アフリカ諸国>

普通に奴隷売買してましたね。

そもそも供給元として有名なのはその売買が当たり前だから。

非道なのはヨーロッパ人ではなく、まずアフリカ人でしょう。

部族間闘争、負けたら奴隷。

なんか昔NHKの番組で、


アメリカの黒人がアフリカの奴隷売買所に訪れて


「ヨーロッパ人が全て悪い、非道」


とか非難してましたがお門違いです。

そもそもアフリカ奴隷売買所が最初。

というか中世以前はヨーロッパ人がイスラム商人に狩られて世界に売られてました。

ウクライナとか有名。

ベネティアの奴隷商人が黒海やアドリア海でキリスト教徒の村落を襲い、奴隷刈りとか。


アフリカ、ヨーロッパ,日本、各地から供給され、イスラム商人が活躍し、インド、中国、イスラムに売られてました。


あ、現代でも奴隷売買所はあるそうです。



<日本>

日本人は奴隷がとっても多いです。


弥生時代は儀式として


平安時代は貧乏だから。


戦国時代は相手の領地に攻め込んて領民をさらって売ってました。

最も、男性は忠実で戦闘力も高く(そもそも武士は農民の一部)、傭兵として重宝していたのでそれほど悲惨でもないです。


江戸時代も前半は微妙ですね。

穢多えた非人ひにんは有名ですし、人権ないも同然ですが奴隷と言って良いものか。


村のコミュニティで、差別される人が命令され、売られていくのは実質命令でしたから、江戸時代どころか明治時代まで実質の奴隷売買はあったと言えるかもしれません。

労働契約書交わして一代限りの農場奴隷になったりとか。

人買い、商人が奴隷を狩って売ったとして、桃太郎侍がそれを成敗した場合、多分江戸時代の初期までは桃太郎侍が処罰されてたと思います。


人権意識としては微妙ですがね。

豊臣秀吉はポルトガル人に売られた奴隷を買い戻そうとしたり、江戸時代でも幕府は黒人奴隷や中国人奴隷を解放しようとしてたり、、一方では東北の寒村が娘を売るのは戦後になるまでは結構当たり前のことだったり、現代でもマグロ船だの(あれは伝説らしいですが)、売春島だの、ヤクザの人買いだの、嘘か本当かは知りませんが、ある程度それを許容する世界があったりとか想像しちゃいます。



あとムガル帝国に嫌われ、アユタヤが焼き討ちされ、日本の商人がイギリスに取って代わられる時、一時的に日本人奴隷が増えました。

アメリカに売られて黒人奴隷に混じって働いたり。

これは戦争に負けて栄枯盛衰と言えるでしょうか。





こんな感じが奴隷の現実です。



ヨーロッパ人が奴隷制度を作ったとか、ヨーロッパ人が奴隷を狩ったように言うのは言いがかりも良いところで、そもそもヨーロッパ人は奴隷として売られてました。


アメリカはリンカーンが奴隷制度を廃止したのではなく、アメリカは人権問題に関しては後発も良いところです。


そして奴隷は黒人だけではなく、日本人や中国人も多いと。


最後、なんだかんだ奴隷や人権に反対してても、苦力とか現地人搾取とか、WW2終わっても結構悲惨なことやってるのは確かにヨーロッパ人。

品行方正からはほど遠いですね。


今回はこんな感じで。

そういや現在のドイツも微妙なところですね。

自分とこは効率よいんだ、自分達のホワイトカラーは一番生産性高いとか言いながら、他国をあてにしてかなり酷い事してるような。


東欧諸国のアラブ人達は彼らの人権意識の内なのか外なのか。

実質は経済的な奴隷のような気がする。

ま、日本の派遣労働をみると偉そうには言えませんが。


原発反対と言いつつフランスの原発をあてにしている、自然!地球温暖化!とか言いながら自国の車はデータ捏造を許容しているとか、なかなか現代でも酸っぱい国のようです。

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