騎士団の増援
◆店長の横でミナちゃんが実況を始める。
「えっと…クリスタルマート前で、魔獣に囲まれた王国騎士さんと…
その横を歩くお父さん…です…!」
声が震えているが、
それが逆に“素人感”を出していて味がある。
◆外の状況はさらにカオス
魔獣の一匹がドランクさんに近づく。
だがドランクさんは気づかず、
魔獣の鼻先をむにっと掴んで
「おぉ〜…お前も二日酔いか…?
つらいよなぁ……」
魔獣が固まる。
リオネルは相変わらず必死。
「父さぁぁぁぁぁぁぁん!!
なんで魔獣と会話してるんですかぁぁぁ!!」
ミナちゃんは取りつつも困り顔。
「店長…これ…バズるどころじゃないですよ…引きますよ…」
店長は気にしない。
「いいぞいいそ。若者、酔っ払い、駆けつける騎士団
さて誰がこの事態を収集するのか見ものだな。」
「コーヒーがうまい。」
◆クリスタルマート店内・観戦席
ミナちゃんは魔導フォンを構えたまま、
「店長…なんか…映画みたいになってきましたね…。」
と、半ば呆れ、半ばワクワクしている。
ゴルダさんはコーヒーを一口飲み、
「まあ、誰が収拾つけるかって言われたら…普通は騎士団なんだけどね。」
と、淡々とした声で言う。
その視線は、外で魔獣に追われながら転がり回るリオネルと、
魔獣の鼻先をむにむに触っている酔っ払いのドランクと、
遠くから土煙を上げて突っ込んでくる騎士団の増援を
同時に捉えていた。
店長は店長としての常識的な一言。
「でもまぁこれが収まらないことには商売にならないからなぁ」
まるで“混沌の中心にいるのに一番冷静な人間”のセリフみたいに、
店内の空気をふっと軽くした。
◆クリスタルマート店内・平常運転
ミナちゃんは魔導フォンを構えたまま、複雑な顔をしている。
ゴルダさんはコーヒーをすすり、
「まあ、商売は戦場だからね。魔獣の群れくらいで止まってたら、
この街じゃ店なんて続かないわよ」
と、妙に説得力のあることを言う。
◆そして騎士団の増援が到着。
外の騎士団の一人が、店内の“平和すぎる光景”に気づき、
驚愕の声を上げた。
「な、なぜ店内は…こんなに落ち着いているんだ…!?」
別の騎士
「店長殿…!状況を…状況を把握しておられるのですか…!?」
ミナちゃん
「店長……なんか呼ばれてますよ…」
ゴルダさん
「まあ、そろそろ“店長の出番”かもね」
ありがとうありがとう
変な作品見てくれてありがとう
リオネルは3兄弟の末っ子です




