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異世界コンビニ「クリスタルマート」  作者: らいすクリーム


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「X(クロス)」旧「TwinTower(ツインタワー)」

◆コーヒーを半分ほど飲んだところで


店長が立ち上がる。


「あ!あれはドランクさんだ!

何も知らず、また二日酔いポーションかいにきたぞ!」


楽しい休憩時間になりそうだ。


◆“獅子殺し”ドランク来店。


店長の声が店内に響いた瞬間、

ミナちゃんがコーヒーを吹きそうになった。


「えっ!? あの……あのドランクさん!?

 このタイミングで来るんですか!?」


ゴルダさんは、ゆっくりとコーヒーをすすりながら

窓の外をちらりと見た。


◆店の前の光景


魔獣の群れに囲まれて必死に剣を振るう若い騎士リオネル。


その魔獣のすぐ後ろを――


ふらっ……ふらっ……


姿だけで匂う酒臭いオーラをまとった中年男が歩いてくる。


リオネルの父ドランク(あだ名)

クリスタルマートの常連。


二日酔いポーションのヘビーユーザー。

そして、かつて“獅子殺し”と呼ばれた伝説の戦士。


だが今は――


「うぃ〜…ポーション……ポーション…頭いてぇ…」


完全にただの酔っ払い。

魔獣の群れ?

息子が死にかけ?

そんなものは視界に入っていない。


ただ、二日酔いポーションだけを目指して歩いてくる。


◆店内の反応


ミナちゃんは普通の子。


「え、えぇぇぇぇ!?

息子さんが死にかけてるのに……ポーション買いに来るんですか……!?」


ゴルダさんは動じない。


「日課だしねぇ、あの人は昔からああよ。

戦場でも酒瓶片手に突っ込んでいったし。」


店長の魔導タブレットには、

ライブ映像で“息子が魔獣に追われて逃げ回る姿”が映っている。


そしてそのすぐ横を、父がふらふらと通り過ぎていく。


◆外の魔獣たちの反応


魔獣の群れは、酔っ払いのドランクさんに気づき、

一斉に唸り声を上げる。


だが――


ドランクさんは、そのまま近寄り

魔獣の頭をぽんぽん叩きながら言った。


「おぉ〜…でっけぇ犬だなぁ…

 よしよし…どこが痛ぇんだ…あん?」


魔獣たちが一瞬固まる。


「父さん!? 父さん!?!?

 なんでここに今来てるんですかぁぁぁぁ!!」


店長は何かをひらめいたように、ポンと手をたたく。


「よし、これは面白い。録画しとこう!」


と完全に観客モード。


「ミナちゃん魔導フォンで撮っておいた方がいいよ!クロスにあげたらバズるって!」


ミナちゃんは、店長の言葉に


「えっ……えっ!? バ、バズる……?」


と、完全に今の状況と店長のテンションのギャップに置いていかれた顔をした。


だが――


魔導フォンはしっかり手に持っている。

外では、魔獣の群れに囲まれたリオネルが


「ぎゃあああああああああ!!」


と叫びながら走り回り、そのすぐ横を、

二日酔いの父・ドランクさんが


「ポーション……ポーション……」

と呟きながら歩いている。


どう見ても“絵面が強すぎる”。


◆ミナちゃん、撮影開始


「て、店長…こ、これ……本当に撮っていいんですか…?

 なんか…倫理的に…。」


と言いつつ、魔導フォンを縦向きに構え、

しっかり“動画撮影モード”に入っている。


画面には、

・魔獣に追われる若い騎士

・その横を素通りする酔っ払いの父

・遠くから迫る騎士団の増援

という、混沌の三重奏が映り込んでいた。


ゴルダさんはコーヒーをすすりながら、


「まあ、事実を記録するのは大事よ。後で証拠にもなるし」


と、妙に現実的なことを言う。


◆店長の横でミナちゃんが実況を始める…


読んでいただいてるあなたに感謝

ここまでお付き合いくださるとはほんと…


ミナちゃんは独身です

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