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異世界コンビニ「クリスタルマート」  作者: らいすクリーム


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11/15

獅子殺しが魔獣を圧倒する姿を息子の俺はただ立ち尽くして見ていわけで…

「いらっしゃい、ドランクさん。

いつもの二日酔いポーションでいい?」


地元密着型クリスタルマート

常連の好みは店長がしっかりフォロー。


「おぉ〜店長…助かるわぁ…昨日ちょっと飲みすぎてな…

あ、外なんか騒がしいな……?」


「ドランクさんは”昨日ちょっとが”日課だからなぁ。

外に息子さんいますよ?」


「ん?あれはリオネルか?」


ポケットから雑に小銭を取り出し

ミナちゃんに数えてもらいながら会計しつつ外を見るドランク。


会計を終えると外に置いてあるごみ箱の前にヨタヨタと移動する。

腕組みした店長が名台詞のように言う。


「ドランクさんが外に出て二日酔いポーションを飲む…

するとどうなるかわかるか?ミナちゃん」


ミナちゃんは素直な子。


「どうなるんです?」


「事が片付く。」


ミナちゃんは、店長の言葉の“重さ”と“意味不明さ”の両方に

ぽかんと口を開けたまま固まった。


「事が…片付く…?ど、どういう……?」


ゴルダさんは、品出しの手を止めて


「……あぁ、そういうことね」


と、何かを悟ったように小さく頷く。


◆そして――ドランクさんが動く。


飲み干したポーションをゴミ箱に入れ、

ふらふらと魔道ドアから外へ出ていく。


ゴルダさんがニヤリと笑う。


「来るわよ。 “獅子殺し”の本領が。」


店長もノリノリだ。


「ほら、言ったろ、事が片付くって。今に見てな。」


と、まるで仕事の話でもしているかのような声で言う。


◆外の戦場では――


ドランクさんの身体から、

青白いオーラがふわりと立ち上がる。


酔いが一瞬で抜け、目がギラリと光る。


「…あぁ…効くなぁ…久しぶりに…身体が軽い…。」


魔獣たちの毛が逆立ち、一斉に後ずさる。


リオネルが二度見する。


「と、父さん……!?」


いつまでも魔獣を追い払えない騎士団隊長が

混乱の中ただならぬ気配に気づく


「な、なんだあの気迫は…!?あれがは…もしや伝説の…!」


ドランクさんは、魔獣の群れをゆっくりと見渡し――


「おい。なんだお前ら。」


その声だけで、魔獣たちがビクッと震えた。


◆店内の3人


「て、店長…!ドランクさん…すごいことになってます…!」


「まあ、あの人は“二日酔いじゃなければ”強いのよ。

問題は年中無休で二日酔いってだけで。」


「来るッ!!」


その一歩は、まるで地面が沈むような重さ。


次の瞬間――


ドンッ!!


魔獣の一体が、“何が起きたのか”理解する前に

地面に叩きつけられていた。


騎士団の動きが止まる。


「なっ…!?速すぎて見えなかった…!」


リオネル


「父さんが…シラフに…」


ドランクさんは基本性能が高い。


「普通に殴っただけだリオネル…いつまでも世話を焼かすな。」


普通じゃない。

危険を感じた魔獣が飛びかかる。


だが――


バキッ!

ドゴォッ!

連撃からのとどめの一撃!


ズシャァッ!


一撃で何頭かの魔獣がまとめて吹き飛び、

その周りの魔獣は地面に転がり、逃げ出していく。

そしてついに群れは森へ消えていった。


戦闘時間、わずか 12秒。

ミナちゃんは酔っぱらってるいつもの姿しか知らなかった。


「て、店長…ドランクさん強すぎません…?」


ゴルダさんは昔パーティーを組んでいたこともあった。


「飲まなきゃ強いんだけどねぇ…酔拳使わせたら24時間強いのかしら。」


「ほらな。全てが解決しただろ。」


そして、唖然とする騎士団を背に、

ドランクさんはいつものように

ふらふらと帰っていった。

リオネルは超えられない父の背中を見守り立ち尽くしている。


◆クロスの状況(ミナちゃん報告)


「えっと…再生数がもう…1万超えてます…!

“魔獣の中でCM撮ってる店”ってタグが勝手につけられてて…

コメントもすごいです!」



読んでいただき有難うございます


ミナちゃんはポニテです

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