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冷たいエジェクター  作者: 雪風PC猫
第零章  とある宇宙の片隅で
3/10

第零章第1.5話 冷たい望遠鏡

今回の話は前回から20年経った2696年程度のお話です

ちょっと設定とか嘘物理学になりそう、、、

あの時の受信、、、エンタープライズからの緊急信号から20年程度が経った。といっても普通に暮らしていれば、そんな事は気にしないだろう。エンタープライズはもう存在しないとされているから。

あの時、JAXAはNASAにエンタープライズという、記録が無い宇宙船について何故記録されていなかったのか、何故天王星外まで行けたのか、、、といったことを問い詰めたが、エンタープライズという船はNASAに存在していないとし、つくばの、何らかの誤作動だろうと考えられた。



そう、あの時までは、





2696年、人類は冥王星を始めとする天王星外の星に進出、また火星といった惑星の居住地化が進められた。

とは言ったものの人口増加により居住地の増幅は至急に進めなければならず、まだ理論上可能と言うだけの

”ワープ航法"を実現し新たな惑星を見つける必要があった。そんな研究者達にとってかなりの朗報、、、というか手掛かりになり得るものが起こる。

しかしそれはとても信じられないものであった。


エンタープライズの"観測"である。


しかも、あの時の状態で、


何故分かったか?

エンタープライズの緊急信号の履歴である。


実はうみたかが電波障害に見舞われた時つくばはエンタープライズからの信号が途絶えたのである。


そしてその信号が、その時宇宙望遠鏡JS-102に受信された。


またJAXA、であるが、これはデータを持っているのがNASAと JAXAだけであったためある意味幸運であっただろう。


そしてこれが何故研究者達の手掛かりなのか?

実を言うとワープ航法を実現仕掛けた船が過去に存在した、と言う情報があり、それが全く変わらない状態で戻ってきたエンタープライズ、つまり他の惑星の重力や高速の影響で時間の進みが遅くなったエンタープライズの特徴と同じだからである。


つまりワープ航法、ワームホームを発生させ、それを潜り抜ける宇宙船が存在したと言うことだ。その重力データやエンジン、機関は大きな手掛かりとなるだろうと言うことだ。



これを受けたJAXAはA-022計画 通称計画"かぐや"

を立案する。ただこれは極秘事項である。

それに参加するパイロット達は自分が選ばれたことを知り得なかった。


「ふぅ急に呼び出して何の用なんだよ上層部さんは」

「なんか、新しい宇宙船に乗れとでも言うんじゃ?」

「この前のガタガタ宇宙船だけはやだね」

「いやアレは中途半端な企業のやつだから仕方ないだろそれにJAXA本部だから信頼できる宇宙船だと思うぞ?」

「そうかー」

ある程度宇宙船の信頼が上がり、事故は滅多に起きていない。

ESは高速な輸送船として今は使用されている。


今会話しているのは、鈴谷新汰、日向嵐の2人で2人は宇宙船「おおつき」の"元"乗組員である。

つまり「選ばれた」パイロットである。

口調こそ大人気ないがその腕は確かである。



「ふむ、これで乗組員全員に連絡が行き渡ったものだ」

「えぇこれでこの計画は開始されますね」

「ふふまだ千里のうちの一ミリようやく進められたレベルだがな」

「さてと、早速任務を伝えにいこうか」


2人の研究者は足を進めた。













後半は午後、、、

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